デイリーアーカイブ Nov 14, 2024
MTBライダーが欲しがるE-Bike「Specialized Turbo LEVO SL」を解説 忍者トレイルで検証
電動アシストスポーツ自転車”E-Bike”の中でも、様々な所で注目されているのが電動アシストマウンテンバイク”E-MTB”だ。従来の人力マウンテンバイクよりも、舗装路や長距離走行を楽しめるようになった。
一般的なフルサスE-MTBは定格出力250W、推定最大出力500W以上、最大トルク70Nm以上とパワフルなモーターと、500Wh以上の大容量バッテリーを搭載することで、楽々と力強く走行できる一方、重いバッテリーとモーターを車体に搭載したため、車体重量は22キロを超える物が多く、トレイルライドでのコーナリングの走行感が人力MTBよりも重いという欠点があった。
https://youtu.be/KmFYKSFjxcU
そんな中、軽量E-MTBとして登場したのがSpecialized Turbo LEVO SL。定格出力不明、最大出力240W、最大トルク35Nmの軽量モーター「Specialized SL1.1」と、320Whの重量2キロ以下の軽量バッテリーを組み合わせ、一般的なフルサスE-MTBでは驚異的な車体重量20キロ以下を実現。一番低価格モデルのアルミフレームモデル「Turbo LEVO SL COMP」が19.5キロ。最軽量モデルのカーボンフレームモデルの「S-Works Turbo LEVO SL」は17.3キロと軽量だ。発売時から多くの人に注目され、特にMTBを本格的に行っているライダーから高い評価を得ている。
Turbo LEVO SLをインプレするには専用MTBコースで走るのが一番だと考えていた中、小田原にあるフォレストバイク 忍者トレイルで、スペシャライズドのMTB展示試乗会「Trail Days 2020」が開催されるのをキャッチしたため、取材を実施した。
Trail Days 2020では、試乗会の他に、2021年モデルのSpecialized製マウンテンバイクの展示や、で廃タイヤを活用した輪投げやボトルをマッドガードに再利用するワークショップを実施していた。
試乗車の受け渡しを行う林間運動広場では、E-Bikeを含むSpecialized製MTBが試乗可能。エントリーモデルのロックホッパーからダウンヒルMTB「DEMO」や、トレイルタイプのMTB「StumpJumper」が用意されていた。
当然、E-Bike「Turbo LEVO SL」シリーズも用意されていた。今回、メインで試乗したのがTurbo LEVO SL Expert Carbon。
Turbo LEVO SL Expert Carbonは、LEVO SLのミドルグレード。カーボンフレームの車体にはフロントフォークはFOX Performance 34 FLOAT 29、リアショックはFOX FLOAT DPS Performanceを搭載し、SRAM GXコンポーネントを採用している。価格は86万9000円(税込)。
今回、Turbo LEVO SL Expert Carbonで走行したのはフォレストバイクの忍者トレイルだ。
https://youtu.be/knPYoqKvax4
忍者トレイルは、いこいの森の中にある800メートルほどのMTBコース。バームとパンプがある曲がりくねったコースを気持ちよく走ることができる。
今回、LEVO SLで忍者トレイルを走行して驚いたのがハンドリング。MTBライダーが普通と言わしめるこのハンドリングだが、なぜ普通が凄いのかと言うと、その普通と言うのが人力MTBを基準にした場合、同じハンドリングということだ。
E-MTBのハンドリングは、一般的には人力MTBよりも悪いと言われている。昔の外付バッテリータイプのハードテールE-MTBは、ツーリングレベルの筆者でさえ疑問に思うほど忍者トレイルなら人力MTBに交換して走るか、家に帰りたいと思うほどのハンドリングだった。
その後、BESV TRS2 AMやCorratec E-POWER X VERT CX、TREK Rail...
サイクルトレイン「B.B.BASE」が3周年 内房コースに初めて岩井駅に停車やガイドツアーやスタンプラリーなどを実施
JR東日本千葉支社は10月28日、サイクルトレイン「B.B.BASE」の、2020年12月から2021年2月までの運行カレンダーや、ガイドツアーやスタンプラリーに関して発表した。
B.B.BASEは、JR東日本千葉支社が運行するサイクルトレイン。自転車を解体せず、そのまま車内のサイクルラックへ搭載でき、ビンディングシューズでも滑りにくいゴム床など、サイクリストのための列車として知られている。2021年1月には運行開始3周年を迎える。
B.B.BASEは往復利用コースに加え、自由にサイクリングプランを立てられるように片道のみ(往路または復路)を用意。また、往復コースのみ GoTo トラベル事業支援対象で、現地で使える1000円分のフリークーポンのほか、1,000 円の地域共通クーポンが付いてくる。
今回、12月より内房線岩井駅に B.B.BASEが停車する。これに合わせ、岩井駅でオリジナルサコッシュを渡し、直接道の駅のスタンプを押す、少し変わったスタンプラリーを開催。3か所以上のスタンプを集めると、”渚の駅”たてやまにて B.B.BASEオリジナルグッズが貰える。
ガイドツアー「初心者向け Deep な南房総ツアー」開催
自転車がなくても参加できる、岩井駅を出発の里山の中を走り抜け、ディープスポットや定番スポットを巡るツアーを開催する。
日 程:12 月 12 日(土)、1月 16 日(土)
コ ー ス:岩井駅~沢山不動堂~道の駅三芳村鄙の里~道の駅とみうら枇杷倶楽部~原岡海岸~渚 の駅 たてやま~館山駅
所要時間:6 時間(途中休憩時間も含む)約 40 キロ、獲得標高 500m 程度
集合場所:岩井駅(9:40 集合)
定 員:10 名(E-Bike5名、クロスバイク 5 名)最少催行人員 3 名 身長 155cm 以上の方
料 金:5,000 円(ガイド・レンタルサイクル・旅行傷害保険付き)
※食事は各自お召し上がりください。(12 月 12 日は枇杷倶楽部、1月 16 日は鄙の里を予定)
お問い合わせ:南房総市いいとこどりサイト内専用申込ページまたはお電話でお申込みください
11 月 10...
「ビワイチ」(琵琶湖1週)がナショナルサイクルルート指定1周年を記念して式典を実施
びわこ放送は10月31日、「ナショナルサイクルルート」にビワイチ(琵琶湖1週)指定が1年を迎えることを記念したイベントが開かれた事を報じた。
世界に誇れる自転車ルート・「ナショナルサイクルルート」にびわ湖を1周する「ビワイチ」が指定されて1年...
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ナショナルサイクルルートは2019年に制定された、「日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート」を認定する制度。茨城のつくば霞ヶ浦りんりんロード、ビワイチ(琵琶湖1週)、しまなみ海道サイクリングロードが選ばれた。
ビワイチは滋賀県にある日本最大の貯水湖「琵琶湖」を自転車で1週するサイクリングコース。1週は最大200キロと、一日で走行するにはハードなコースだが、サイクルトレイン、ショートカットクルーズなど公共交通機関との両立、E-Bikeを含むレンタサイクルがある。琵琶湖西側など、一部場所では道路の幅が狭く自転車の走行が危険な場所があるため、インフラ整備に期待したい。
関連リンク
びわ湖1週サイクリング