デイリーアーカイブ Apr 4, 2025
新型電動三輪アシスト自転車「noslisu」登場 カワサキ、日常の移動を一新へ
カワサキモータースジャパンは2月17日、電動三輪アシスト自転車「noslisu(ノスリス)」を3月15日に発売すると発表した。独自の技術を取り入れた三輪構造と、パナソニック サイクルテック社製の電動アシストユニットを組み合わせたことで、「快適で気軽な移動体験」を実現するという。
noslisuは、川崎重工業の社内ベンチャープロジェクトから誕生したモデル。最大の特徴は、特許取得済みの「二輪ステア機構」を前輪に採用した点にある。路面に合わせて左右の前輪がそれぞれ独立して傾くため、二輪自転車のような爽快な走行感と安定性を両立させた。さらに荷台をフレームに直結することで、大きな荷物を積載した場合でもハンドル操作がブレにくい設計となっている。
加えて、カワサキのモーターサイクル設計技術が生んだ細身の「トラスフレーム」を採用。20インチタイヤを前後含め三輪すべてに装着することで、段差や路面変化にもしっかりと対応する安定性が魅力だ。電動アシストユニットは車体中央にモーターを配置するセンターモーター式を採用し、パワフルな加速ときめ細かいコントロールを実現する。
充電1回あたりの走行距離は、ロングモードで103.1km、オートモード58.3km、パワーモード54.6km。4.5時間でフル充電が可能なリチウムイオンバッテリーを搭載し、オートスリープ機能も備えている。シート高は745mmから905mmまで調整できるため、小柄な人でも乗車しやすい。また、明るさに応じて自動点灯するオートライトや、後輪にサークル錠も標準装備され、安全面や利便性にも配慮されている。
カラーは「グリーニッシュカーキ」「ウララブルー」「パールブライトイエロー」「ソリッドペイルアイボリー」の4色展開。メーカー希望小売価格にはバッテリや充電器が含まれており、取り扱い店は限定されるという。カワサキは「乗ってみたいと思った瞬間を応援する新時代の電動アシスト自転車」として、幅広い世代の利用を見込んでいる。価格は39万8200円(税込)で、発売日は3月15日で、1台ずつ丁寧に組み立てているため、納車までに時間を要する場合があるとのことだ。
バイクメーカーとして培った技術力をもとに、安定感と爽快感を兼ね備えたnoslisu。カワサキは「自由なライフスタイルをサポートする乗り物として、日常の移動をもっと楽しくしたい」としており、新しい三輪アシスト自転車市場への本格参入に期待が高まっている。
Kawasaki noslisu | 3輪電動ビークル| 快適で気軽な移動体験をすべての人へ
前を向きながら後ろも見える!? イギリス発サングラス“HINDSIGHT”が日本上陸
前方を向いたまま後方の状況を“見る”ことができる画期的なサングラスブランド「HINDSIGHT(ハインドサイト)」が、2025年3月に日本国内で販売を開始する。イギリス発の同ブランドは、サイクリストや都市生活者の安全確保を目指した独自機能を搭載しており、交通状況をいち早く把握できるのが特徴だ。
HINDSIGHTのサングラスは、特殊なミラーをレンズ端部に組み込むことで、前方と後方の視界を同時に確保。前を向いたままでも自動車の接近や後方の動きを把握しやすくなる設計となっている。紫外線カットについては米国空軍グレードの光学テストをクリアし、耐久性に優れた高級アセテート素材を採用するなど、サングラスとしての機能性や装用感も追求されている。
モデルはウェリントン型の「アルテミス」(フレームはブラックもしくはクリア)と、ラウンド型の「モーフィアス」(トータスフレーム)の全3種を展開。価格は28,000円(税込30,800円)で、全国の自転車販売店で取り扱われる。ファッション性を重視したトラッドモダンなデザインで、街中やアウトドアなど幅広いシーンでの活用を想定している。
https://youtu.be/W9DFc7GA3p8
開発には、自転車競技の世界的アスリートであるカラム・スキナー氏が協力。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」での成功を機に誕生したサングラスは、後方確認が容易になることからサイクリストを中心に世界中で注目を集めている。今回の日本上陸を機に、安全性とデザイン性を兼ね備えた“リアビューサングラス”の国内での普及が期待される。
HINDSIGHT 公式サイト | ハインドサイト – ライトウェイ – パーツ&アクセサリー
ファットバイクに独自の法整備は不要と結論 オランダ政府委託調査
オランダ運輸・水管理省の委託を受けたコンサルタント会社DTVはこのほど、いわゆる「ファットバイク(Fat Bike)」に対して新たな車両区分を設けることは効果的でなく、実現性も低いとする調査結果を発表した。DTVは、ファットバイクの特性や安全面、既存の法規制との兼ね合いを総合的に検討した結果、別枠の法整備を行っても実質的な意味をもたないと結論づけている。
この調査報告書「Fatbikes as a Separate Vehicle Category」は、1月15日にバリー・マドレナー運輸・水管理相から下院に提出された。同報告書は、昨年9月11日に可決された「ファットバイク利用者に最低年齢制限およびヘルメット着用義務を課す」趣旨の動議を受けて作成されたものだ。
DTVは調査にあたり、自転車業界団体BOVAGやRAI Vereniging、自転車利用者団体Fietsersbond(サイクリスト連盟)、環境・運輸監査局、RDW(オランダ車両公団)、SWOV(交通安全研究所)、TNO(応用科学研究機構)、警察、さらにファットバイクメーカーで「Safe Fatbikes Covenant(安全ファットバイク協約)」に参加しているBrekrおよびPhatfourなど主要関係者へのヒアリングを行った。
ファットバイク固有の特徴としては通常の電動自転車よりも幅広のタイヤが挙げられるが、タイヤの幅がわずか1ミリ単位で変更できるため、法規制の根拠とするには容易に抜け道が生じると指摘。しかも、幅広タイヤ自体は安定性や安全性向上に寄与することが確認されており、厳格な規制をかけるのは合理的でないという。
「ファットバイクのほぼすべての特徴について、交通安全上の厳格化を裏付ける明確な理由が見いだせないか、あるいはファットバイク以外の自転車にも同様に影響を与えてしまう。または規制があっても簡単に回避できる」とDTVの自転車・安全専門家で調査責任者のハンス・ゴデフロイ氏は述べている。
さらに同調査では、ファットバイクそのものが事故や危険の原因になっているかどうかについて疑問を呈した。ゴデフロイ氏によると、多くの自転車関連の事故は「ファットバイクによる問題」として扱われがちだが、実際にはファットバイク特有の課題ではなく、より広範な交通安全上の問題であることが少なくないという。「どのような問題を解決したいのか、関係者間で明確に合意することが先決です。そうすることで、最も効果的な対策を検討できるようになるのです」とゴデフロイ氏は強調する。
報告書では、新たにファットバイク向けの規制を設けるよりも、すでに違法とされている電動自転車のチューニング行為など現行の法令を徹底して取り締まる方が効果的だと指摘。事故データをさらに収集・分析し、自転車の種類や利用者層ごとのリスクの違いを把握した上で、必要に応じた規制のあり方を検討することが望ましいとしている。
同調査結果は、今後のオランダにおけるマイクロモビリティ規制の議論に反映される見通しだ。政府としては、持続可能な都市交通を推進しつつ、安全面にも配慮した施策を検討する考えだという。
Research study questions the need for separate legislation on fat bikes LEVA-EU