デイリーアーカイブ Nov 19, 2024

FANTIC サイクルモード東京2022でフルサスE-MTB「XXF2.0」公開 オーリンズ製フォークを搭載したダウンヒル用E-MTB

2022年4月2日、3日に行われたサイクルモード東京2022のFANTICブースでは、フルサスE-MTB「XXF2.0」が展示されていた。 FANTICはイタリアのオートバイ、E-Bikeメーカー。Brose Sシリーズドライブユニット(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載している欧州仕様のE-MTBシリーズと、BAFANG M500ドライブユニットを搭載している公道走行可能な「ISSIMO」シリーズの2シリーズを展開している。 FANTIC E-MTBシリーズには、トレイルライド用のXTFシリーズ、オールマウンテンのXMFシリーズ、エンデューロのXEFシリーズ、ダウンヒルのXXFシリーズ、ファットバイクのFAT SPORT、ハードテールモデルのXF2を展開している。 XXF2.0は、アグレッシブなダウンヒル用に設計され、オートバイさながらのデュアルクラウンのフロントフォークに、200ミリのサスペンショントラベルを採用。 ドライブユニットはBrose S MAG(定格出力250W、最大トルク90Nm)で720Whバッテリーの組み合わせ。 展示されているXXF2.0 FACTORYは、スイングアームの一部にカーボン製を採用し、フロントサスペンションにオーリンズ製フロントフォークを搭載している。価格は144万6500円(税込)。 関連リンク モータリスト https://motorists.jp/

BRUNO サイクルモード東京2022で新型E-Bike公開 ミニベロタイプのE-Bike

2022年4月2日、3日に行われたサイクルモード東京2022のBRUNOブースでは、ミニベロE-Bikeが展示されていた。 BRUNOは、旅を重視した小径自転車(ミニベロ)を取り扱っている自転車ブランド。BRUNOのE-Bikeと言えば、カーゴバイクタイプのE-Bike「e-tool」が有名だ。 詳細なスペックは公開されていなかったが、e-toolをベースにしており、e-toolの車体後端部を縮小し、通常の自転車に仕立て上げたと思うのが良いだろう。詳細なスペックは公開されていないが、20インチホイール、BMXを意識したアップライズのハンドルなどを採用している。バッテリーやモーターの形状からして、シマノ・STEPSシリーズだと思われる。 価格に関しては不明だが、e-toolの価格と同価格帯に収まるという噂がある。因みに、e-toolの価格は27万9950円(税込)。 関連記事 BRUNO初のE-Bike「e-tool」登場 子供乗せも装着できるカーゴバイクタイプのE-Bike 関連リンク BRUNO https://brunobike.jp/

セレブや芸能人が乗ることで有名なE-Bike「SUPER73」 実際の走りはどうなのか?【インプレ】

E-Bikeと言えば従来のスポーツサイクルのデザインをベースにしたモデルが多いが、ここ近年注目されているのが、オートバイ風デザインを採用したE-Bikeだ。特に有名なのがアメリカ・カリフォルニアで創業したSUPER73。オートバイ風デザインだけでなく、ジャスティン・ビーバーなどのセレブや、ネイマールやムバッペが所属するPSGとコラボレーションしている。また、日本では芸能人の手越祐也が乗っていることで有名になった。 今回のサイクルモード東京2022ではSUPER73 SG1(以下、SUPER73)に試乗することができた。 ライバルを知っていると迫力が無くチープなスタイリング 最初にSUPER73を見た感想は「安っぽい」。SUPER73の価格は38万5000円(税込、以下同)だが、38万5000円の価値は無いと感じた。筆者はROCKA FLAME FUMA・HAYATE(24万2000円)やFANTIC ISSIMO(44万円)を知っており、さらにこの時、BRONX BUGGY(20万6800円)をメーカーから借りていたのもある。 これら3車種のほうが塗装が綺麗で、サドルやハンドルグリップなどの細かい部品の質感が高い。比較対象を見た後、SUPER73は取ってつけたようなバッテリー、3車と比較すると細部のデザインのこだわりが無いフレームデザイン、細くて見掛け倒しのフロントリジッドフォークはがっかり要素だ。 SUPER73が38万5000円で販売するのなら、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEは50万円、FANTIC ISSIMOは90万円のプライスタグをつけてもバチは当たらない。恐らく、値段当てゲームをしたらSUPER73を一番安値を付けるだろう。 迫力に関してはSUPER73よりも、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEが上だ。特にBRONX BUGGYは125スクーターに近い大きさで「本当に、これが”サイクルベースあさひ”で普通に購入できる電動アシスト自転車なのか?」と思うほど、自転車を逸脱したやり過ぎなデザインで、SUPER73が子供のおもちゃに見える。FANTIC ISSIMOは、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEと比較すると普通だが、同社にある100万円台のオートバイ「キャバレロ」に負けないデザインにすることで、お金がある人の街乗りE-Bikeという立ち位置を実現している。 ペダルがスロットルのような感覚で走行する、E-Bikeとして破綻した走行感覚 サイクルモード2022ではSUPER73 SG1に試乗できた。筆者は、Bosch Performance Line CX(記事)、YAMAHA PW-X2(記事)、欧州仕様Brose「Drive S」(記事)、欧州仕様BAFANG「M500」(記事)、日本未発売Motinova「Volans」(記事)、世界未発売の日本電産「Nidec 41R」(記事)と、様々なE-Bikeを知っているが、SUPER73の乗り味はE-Bikeとして破綻していると感じた。 筆者の身長は180cmで、SUPER73だと脚が曲がる状態でペダルを漕いで走行することになるが、この状態でもアシストがグングンかかり加速していく。輸入代理店は日本仕様だと回答していたが、BRONX BUGGY、ROCKA FLAME FUMA・HAYATE、FANTIC ISSIMO(日本仕様)は、こんなブッ飛んだ走行感覚は無く、脚が曲がる状態で走行すると時速18キロぐらいで限界だ。この件に関して他社の営業と話をしたら同じく疑問視していた。 モーターはリアインホイールモーターで250W。アシストはペダルがスロットルのような感覚で走行する非常に変な乗り味だ。FANTIC ISSIMO(EU仕様、URL)だって、あんな走りはしない。一言で言うと走行感覚はE-Bikeとして破綻している。タイトなUターンを走ると、踏んでトルクをかけようとしてもなかなか前に出ず、アシストの作りは上手くないと感じた。 SUPER73のようなデザインのE-Bikeは、オフロード走行も楽しめそうに思えるが、筆者の経験からすると車体設計からして難しく重量が30キロと重すぎるので無理。雪道に関しては、ペダルがスロットルのような感覚で走るため、FANTIC ISSIMO EU仕様(日本国内での公道走行不可)のように、トルクで車体を立て直して雪上テールスライドを楽しむのは難しいと思われる。(関連記事) セレブが乗るE-Bikeには感じないSUPER73 SUPER73はセレブや芸能人が乗ってブームになったと言われているが、乗った限りだと同ジャンルのE-Bikeと比較すると価格の割に貧相で、カタチに迫力が足りないので魅力を感じない。セレブや芸能人が乗るようなイメージは無い。 このようなE-Bikeはカッコが重要なので、筆者なら迫力があり販売店が多く、型式認定を取得しているROCKA FLAME FUMA・HAYATEや、BRONX BUGGYを選ぶ。また、40万円以上出すのなら素直にFANTIC ISSIMOを買う。セレブや芸能人なら44万円のFANTIC ISSIMOが最低ランクで、新車価格100万円オーバーのBianchi E-SUV(執筆時点では日本未発売)や、新車価格約170万円のSpecialized S-WORKS TURBO LEVO SLや、新車価格約180万円のFANTIC XTF CARBON FACTORY(EU仕様で日本国内での公道走行不可)ぐらいは乗ってほしい所だ。 integrated lights, the disruptive Bianchi e-SUV embodies a...