デイリーアーカイブ Nov 19, 2024
2022年のE-BikeはBAFANG M800ユニット搭載の電動アシストロードバイクに注目!?
サイクルモード東京2022で登場した電動アシスト自転車やE-Bikeの中で、一番注目したいのが電動アシストロードバイクだ。
E-Bikeの中でもロードバイクタイプは車体が軽い必要があるため、参入している企業が少ないのが実情だ。今回のサイクルモード東京2022ではBAFANG M800ドライブユニットを搭載した電動アシストロードバイク「S1NEO 599E」「BLULANS S8」が展示されていたので紹介しよう。
BAFANG M800とは?
中国の電動アシスト自転車用ドライブユニットをメインに製造する「BAFANG(バーファン)」。BAFANGは、様々なドライブユニットを製造しているが、その中でもM800はE-ロードバイクや、E-グラベルロード向けのドライブユニットとなっている。スペックは定格出力200W、最大トルク55Nm。モーター重量は2.3キロ。一般的なE-Bike用ドライブユニットと比較して、パワーやトルクは少ない軽量型となる。
軽量型E-Bike用ドライブユニットは、FAZUA Evationシリーズ、Maxon BikeDrive Air(記事)、Specialized SL1.1が有名。このような軽量型ドライブユニットは市場規模が小さいためマイナーな存在だ。
今回、BAFANG M800の電動アシストロードバイクに試乗しており、筆者は、Specialized SL1.1ドライブユニット(定格出力240W、最大出力240W、最大トルク35Nm)を搭載したSpecialized Turbo Vado SLを所有(記事)しているが、パワーやトルクはBAFANG M800が上で、モーターノイズもSpecialized SL1.1はそれなりにあるのに対し、BAFANG M800はほぼ無音クラスと非常に静かで、技術力が高いと感じた。
S1NEO 599E
S1NEOはフランスの自転車ブランド。日本国内では現役競輪選手の岡田浩太氏が代表の「株式会社S1NEO JAPAN」が取り扱いを行っており、ロードバイクやトラックレーサー、シクロクロスのラインナップとなっている。海外市場ではロードバイク、トラックレーサー、グラベルロード、シクロクロス、E-Bikeを展開。
E-Bikeに関してはE-ロードバイクの599Eのみの展開。フレームはカーボン製で、取り外し可能な内蔵200Whバッテリーを搭載している。重量は噂によると13キロ台。日本仕様の具体的なパーツの選定は不明だが、日本国内での販売価格は60万円から80万円を予定している。型式認定は取得予定。
https://youtu.be/6NfyL26P2SE
BLULANS S8
BLULANSは中国の自転車ブランドでWebサイトを見るとE-Bikeのみのラインナップとなっている。日本国内では「BLULANS JAPAN」(潤天株式会社)が取り扱う。エアロ形状のカーボンフレームには脱着可能な460Whのバッテリーを搭載。ホイールもカーボンホイールでE-Bike専用となっている。コンポーネントはシマノ・アルテグラで油圧ディスクブレーキを搭載。重量は公式サイトによると14.6キロ。価格は80万円台を予定している。
また、BLULANSはE-ロードバイクだけでなく、ハードテールE-MTB「S6」や、ミニベロE-Bike「X2」も展開予定。価格はハードテールE-MTB「S6」は30万円中盤から後半、ミニベロE-Bike「X2」は30万円台を予定しているという噂がある。型式認定は取得予定。
「S1NEO 599E」「BLULANS S8」の両方とも、電動アシストロードバイクの中でも人気車である「Specialized Turbo Creo SL」の強敵になるだろう。
文:松本健多朗
関連リンク
S1NEO JAPAN https://s1neo.regional-net.com/
S1NEO https://www.s1neo.com/
BLULANS https://www.blulans.com/
潤天株式会社 http://junten.com/
買取最大15%アップ バイチャリ春の新生活応援キャンペーンを実施
自転車買取専門店バイチャリは4月1日、4月30日(土)まで、買取最大15パーセントアップ!バイチャリ春の新生活応援キャンペーン!」を開催すると発表した。
春の新生活応援キャンペーンでは、自転車本体だけでなくパーツや用品も買取りする。買取金額10パーセントUP条件は、店頭買取・出張買取ご利用で査定金額合計が10万円以上の場合。買取金額15パーセントUP条件:店頭買取・出張買取ご利用で査定金額合計が10万円未満の場合となる。対象買取方法は店頭買取・出張買取。
関連リンク
バイチャリ春の新生活応援キャンペーン 注意事項 https://kaitori.buychari.com/campaign/
クラファンで一躍有名な「HONBIKE」チェーンレス電動アシスト自転車の実力は?【レビュー】
クラウドファンディングサービスのMakuake(マクアケ)で、史上最高額の6億円超えを達成したことで知られているのが電動アシスト自転車「HONBIKE」だ。
HONBIKEは世界初の前後輪ワンアームチェーンレスを売りにした電動アシスト自転車。特徴的なデザインはグッドデザイン賞2020でベスト100に選ばれていることで知られている。また、PRも大々的に力を入れており、第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021で初披露し、テレビCMではデヴィ夫人を起用。2022年4月2日、3日に行われたサイクルモード2022ではサイクルイベント初となる「HONBIKEと水着モデルによるランウェイショー」が行われた。
様々なPRで有名だが、HONBIKEの実際の性能を聞くことは少ない。今回はサイクルモード2022でHONBIKEに試乗することができたので紹介しよう。
デザインやハイテク機能は世界的に見ると平凡
HONBIKEの特徴で先進的と言えるのがデザインだろう。流線型のハンドルや片持ち式のフロントフォークやスイングアーム、オートバイを連想させるキャストホイールを見ると先進的に見える。ただ、全体的な造形は一般的な折りたたみ自転車で平凡だ。デザインのためのデザインを見事に昇華させた「ビアンキ E-SUV」や、世界トップのモーター企業で有名な日本電産のモーターを搭載した「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE」などを知っていると、先進的には感じにくい。
With a 720Wh battery and integrated lights, the disruptive Bianchi e-SUV embodies a new concept of hyper e-MTB.
Combining superb design, integration and functionality, this full carbon model provides the ultimate e-bike, a new standard.#Bianchi #RideBianchi #BianchiLifE pic.twitter.com/wCoGslIjJv
— Bianchi (@BianchiOfficial) March 4, 2021
また、HONBIKEは採用されている部品の殆どが専用部品を採用している。これによりまとまったデザインを実現したが、部品交換が非常に難しくなっている。
ハイテク機能に関しては、盗難防止ロック機能、MAP走行ログシステム、所要時間・走行距離・最高速度・平均速度などの走行分析システムを搭載している。一般ユーザーから見るとハイテクに見えるが、これも世界的に見ると平凡だ。
筆者がハイテクだと言えるシステムは、T-Mobile社製の統合eSIMカードを使用しアプリと接続を行い、フロントとリアには1080p...