デイリーアーカイブ Nov 19, 2024
スマートなスタイルが特徴の折りたたみE-Bike「evol mini F207」 バッテリーをシートポストに内蔵
サイクルモード東京2022BAFANGブースでは、BAFANG製ユニットを搭載した電動アシスト自転車やE-Bikeを展示、試乗することができた。今回は、アサヒサイクルのEvolエリアに展示されていたmini F207を紹介する。
evol mini F207は、20インチ折りたたみタイプの電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)。BAFANG製リアインホイールモーターを採用しバッテリーをシートポストに内蔵しているのが特徴だ。また、シートポスト内蔵バッテリーは、盗難防止として鍵付きクイックレバーを標準装備している。
E-Bikeながら、スッキリとしたデザインを実現しているのは、モーターを後輪に装着したインホイールモーターであることに加え、バッテリーをフレームに入れておらず、シートポストに搭載しているため。
シートポスト内蔵タイプのバッテリーと言えば、クラウドファンディングでよく見るタイプだが、evol miniの場合、バッテリーと車体を接続する接続端子を上部に装着しており、充電の簡単さや漕いでいる時に配線の接触を抑えており、クラウドファンディング系でよく見る接続端子を下部に装着し、漕いでいる時に接触する不安があるのと比較して安心感が高い。バッテリー容量は36V 6.5Ah 234Wh。
evol mini F207を試乗した感想は、モーターのパワーはevol C277(記事)と比較して、パワフルなイメージは感じないが、アシストの反応が良く、後輪インホイールモーターのため、前輪に重さを感じにくいのもあるだろう。BAFANG M200等の1軸タイプのミッドドライブのような直結感があるフィーリングは無いが、15万1800円(税込、以下同)なのを考えると良くできている。
注意点は、バッテリー容量が36V 6.5Ah 234Whと、容量が多くないこと。最大航続距離は65キロだが、長い坂道を走るのは不向きだろう。また、evol mini F207はシートポスト内蔵バッテリーのため、バッテリーをもう一個持ち、交換しながら走るのも難しい。重量は18.3キロのため、公共交通機関での移動で使うのではなく車載移動などのカーサイクリング向け。evol mini F207は、街乗りやポタリングで使う人に向いている折りたたみE-Bikeだろう。
evol mini F207のスペック
フレーム:アルミ
フロントフォーク:スチール
重量:18.3キロ
ブレーキ:PROMAX 機械式ディスクブレーキ
ギア(前):42T
ギア(後):7S 14-28T
フロントホイール:20インチ
リアホイール:20インチ
タイヤ:20×1.75
ドライブユニット:BAFANG(定格出力250W、最大トルク不明)
アシスト方式:リアインホイールモーター
バッテリー:36V 6.5Ah 234Wh
充電時間:3.5時間
アシストモード:3段階(エコ/標準/パワー)
航続距離:(65/49/37km)
文:松本健多朗
関連リンク
Evol https://evol-bikes.com/
電動アシスト自転車サブスク「NORUDE」 修理無料・解約自由のデリバリー配達員用コースを追加
サイクループは4月15日、同社が運営する電動アシスト自転車のサブスクリプション事業「NORUDE」で、修理無料、解約フリー、初期費用無料で、誰でも気軽に安心してデリバリー配達を始められる「デリバリーフリーパス」を開始した。
NORUDEは傷害保険や自転車防犯登録など、電動アシスト自転車利用にかかる諸経費がセットになった月額定額の電動自転車のサブスクリプションサービス。Panasonic、YAMAHAの最新国産ブランドの電動アシスト自転車を20車種以上ラインナップし、ウェブサイトから簡単に申込みから契約までできる。
デリバリーフリーパスコースでは、契約から1ヶ月経過後は自由に解約が可能。解約金は不要で、継続してご利用の場合は1ヶ月単位の自動更新契約となっており、フレキシブルに電動アシスト自転車を使用することができる。
また、部品や消耗品の修理費用は基本無料で、賠償責任保険や傷害保険付帯、車体損壊時の賠責なし(免責ゼロ)の補償内容で、電動アシスト自転車でのデリバリー業務に使用することができるとのこと。
デリバリーフリープラスプランの価格は月額6272円(税込)から。
関連リンク
サイクループ https://cycloop.jp/
通勤・通学クロスバイク系電アシ「evol C277」 TB1eがライバルの街乗り系電動アシスト自転車
サイクルモード東京2022BAFANGブースでは、BAFANG製ユニットを搭載した電動アシスト自転車やE-Bikeを展示、試乗することができた。今回は、アサヒサイクルのEvolエリアに展示されていたC277を紹介する。
C277は通勤・通学向けのクロスバイクタイプの電動アシスト自転車。バッテリーは脱着が行いやすいシートポスト周辺に装着した縦置きタイプ。盗難防止のリング錠&バッテリー錠や泥除け、フロントライト、前キャリアを装備しており、普段遣いを重視しているのが特徴だ。
ドライブユニットはBAFANG H400 フロントインホイールモーター。バッテリーは36V 12.0Ah 432Wh。3年間盗難補償付きで価格は13万7500円(税込、以下同)。
evol C277に試乗した感想としては、フロントインホイールモーターはこの価格帯ではパワー重視で、インホイールモーターの中ではぐいっと進む。ただ、比較的パワフルなモーターを搭載しているのか、前輪が重く、ヘアピンコーナーやカーブの切り返しが重い。これは、evol C277のライバルであるブリヂストンサイクル TB1eも似た感覚だ。本格的なスポーツサイクリングが楽しめるE-Bikeというよりは、通勤・通学などの街乗りに向いている電動アシスト自転車だ。
ブリヂストンサイクル TB1eとの違いは、TB1eの利点は回生充電機能を売りにしており(C277には無い)、最大航続距離は200キロを売りにしている事(C277は最大航続距離112キロ)。一方で、evol C277の利点は36V 12.0Ah 432Whの大容量バッテリーを搭載しており(TB1eは36.5V 9.9Ah 361Wh)、長い上り坂を走行する際は電池容量に余裕があり、フロントキャリアが標準装備(TB1eはオプション)されているので簡単にカゴが装着でき、価格が13万7500円(TB1eは15万2000円)と安いという事だろう。
13万7500円で400Wh超えの大容量バッテリー、3年間盗難補償を付いており、通勤・通学・街乗り向け電動アシスト自転車と見れば悪くない選択肢だろう。
evol C277のスペック
フレーム:アルミ
フロントフォーク:スチール、ストレートフォーク
重量:21.5キロ
ブレーキ:前Vブレーキ、後ろフィン付きローラブレーキ
ギア(前):38T / アルミクランク
ギア(後):7S
フロントホイール:27インチ
リアホイール:27インチ
タイヤ:27×1-3/8
ドライブユニット:BAFANG H400(定格出力250W、最大トルク不明)
アシスト方式:フロントインホイールモーター
バッテリー:36V 12.0Ah 432Wh
充電時間:不明
アシストモード:3段階(エコ/標準/パワー)
航続距離:(112/73/61km)
文:松本健多朗
関連リンク
evol C277 https://evol-bikes.com/bikes/evol-c277/