デイリーアーカイブ Apr 19, 2025

BLULANS S6 最大トルク120Nmを叩き出す日本発売予定のカーボンハードテールE-MTB

中国のE-Bikeブランドの中でも、「BLULANS」は2018年に登場したE-Bikeブランド。2020年に中国のドライブユニットメーカー「BAFANG」と提携し、本格的なE-Bikeを製造している。日本国内では「BLULANS JAPAN」が取り扱いを行う。 BLULANS JAPANが取り扱うE-BikeはロードバイクタイプのS8、MTBタイプのS6、ミニベロタイプのX2の3モデルを展開する予定だ。その中でも、今回はMTBタイプのS6を紹介する。   S6は、ハードテールタイプのE-MTB。フレームの素材にはカーボン製を採用しており、フロントフォークはBLULANSブランドのサスペンションフォークを採用。トラベル量は140ミリでエアスプリングを採用している。 モーターはBAFANG M600。定格出力500W、最大トルク120Nmを発揮する。アシストは日本国内法規に適合した仕様にするとのこと。 因みに日本国内法では定格出力制限は無く、時速24キロまでのアシストでアシスト比率制限がある。欧州市場では定格出力250Wまでで、アシスト比率制限はなく、時速25キロまでのアシストと法律で定められている。ただし、定格出力は最大出力を表しているわけではなく、定格出力の数倍の最大出力を出しているのも少なくない。例えば、FANTIC ISSIMO EU仕様に搭載されているBAFANG M500は、定格出力250Wだが、最大アシストで思いっきり漕いでダートの上り坂を上った時、定格出力の3倍以上の最大出力780Wを叩き出している(記事)。バッテリーは36V 16Ah 576Whと、大容量のバッテリーを搭載。   コンポーネントはSRAM NX 11速。ブレーキはシマノMT200油圧ディスクブレーキ。シートポストはエアーサスペンション付きのドロッパーシートポストを採用した。タイヤサイズは27.5×2.6インチ。 センタースタンドや、エアーサスペンション付きドロッパーシートポストなど、交換できる部品は街乗りやコストを重視した構成となっている一方で、カーボン製フレームや定格出力500W、最大トルク120Nmを発揮するBAFANG M600モーターを搭載するなど、交換できない部分はコストをかけているようだ。価格は現時点では不明。 関連リンク BLULANS JAPAN http://blulans.jp/

街乗りE-Bike「VOTANI H3・Q3」カスタムまとめ お洒落と実用性を両立したカスタムを紹介

VOTANIは日本市場では台湾のE-Bikeブランド「BESV」のサブブランドとして登場。BESVのE-Bikeよりも安価で街乗り向けの20インチ電動アシスト自転車。 VOTANI H3、Q3は街乗り向け電動アシスト自転車というコンセプトは共通で、内装3段変速機、ホイール、モーター、バッテリー、フロントライト、チェーンケースなどは共通の部品を採用している。前荷台、後ろ荷台はオプションで両方とも装着可能。VOTANI H3は男性向けで直線的なスポーティなデザインのアルミフレームを採用し、VOTANI Q3は、H3のようなセンターバスケットは無いが、女性でもまたぎやすい形状を採用したアルミフレームを採用しているのが特徴だ。 電動アシスト自転車としては比較的低価格ながらお洒落なデザインが特徴なので、購入する人が少なくなく、様々なカスタムの提案を行っている店舗もある。今回はVOTANIのカスタムをまとめてみた。   この投稿をInstagramで見る   CycleStudio Hakusen(@hakusen_cycle)がシェアした投稿 サイクルスタヂオハクセンのInstagramから。H3に社外品のアルミバスケットを装着したカスタマイズだが、純正品と見間違いするスタイルなのが特徴だ。   この投稿をInstagramで見る   CycleStudio Hakusen(@hakusen_cycle)がシェアした投稿 こちらのH3は、やや大きめのビッグウッドバスケットと、アイボリーサイドのタイヤを装備。タイヤはBMX風の太めのタイヤで、泥除けを外しているのもあり少しワイルドな雰囲気となっている。     この投稿をInstagramで見る   CycleStudio Hakusen(@hakusen_cycle)がシェアした投稿 こちらのQ3は、ブラウンカラーのタイヤ、サドル、グリップを装備し、前かごにラタンバスケットを装備することで、よりお洒落なデザインを採用したネオレトロスタイル。     この投稿をInstagramで見る   CycleStudio Hakusen(@hakusen_cycle)がシェアした投稿 H3に、社外品のアルミ前カゴ、泥除け外し、ブラウンサドル、ブラウンサイドを採用した太めのタイヤに加え、BMX風ハンドルを装備したワイルドな街乗り仕様となっている。     この投稿をInstagramで見る   CycleStudio Hakusen(@hakusen_cycle)がシェアした投稿 Q3にアルミパイプバスケットと、純正リアキャリアとコンテナを装備し、実用性を重視しつつお洒落なカスタムを実現した。   この投稿をInstagramで見る   kitaruIto(@tokyo_maruso)がシェアした投稿 こちらの個人カスタムのH3は、特徴的なセンターバスケットを外してボトルケージなどを装備し、リアキャリアにはカゴを装備した街乗り・デイキャンプ仕様となっている。H3の特徴であるセンターバスケットを取り外した珍しいカスタム。 VOTANI H3・Q3は、国産電動アシスト自転車よりも比較的洒落たデザインを採用しているので、実用性とお洒落なデザインを両立したカスタムが多いようだ。 VOTANI H3のスペック   フレーム:アルミフレーム(センターバスケット搭載) フロントフォーク:50mmトラベル 重量:19.7kg ブレーキ:機械式ディスクブレーキ ギア(前):- ギア(後):内装3段変速 フロントホイール:20インチ インホイールモーター リアホイール:20インチ タイヤ:20×1.95 ドライブユニット:インホイールモーター アシスト方式:フロントインホイールモーター バッテリー:36V 7Ah 252Wh 充電時間:約3.5時間 アシストモード:最大3段階+オートアシストモード 航続距離:80/60/45km 標準パーツ:前後フェンダー、フロントライト、センターバスケット、キックスタンド VOTANI Q3のスペック フレーム:アルミフレーム フロントフォーク:サスペンションフォーク 重量:20.4kg ブレーキ:前Vブレーキ/後ろローラーブレーキ ギア(前):- ギア(後):内装3段変速 フロントホイール:20インチ インホイールモーター リアホイール:20インチ タイヤ:20インチ ドライブユニット:VOTANI インホイールモーター アシスト方式:フロントインホイールモーター バッテリー:36V 7Ah(252wh) 充電時間:約3.5時間 アシストモード:3段階+スマートモード 航続距離:80/60/45km 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/49089 関連リンク ...

長野県北アルプス乗鞍岳にある「冷泉小屋」リニューアル 登山、サイクリングなどに対応した山遊びのベースキャンプ

REISENは7月1日、長野と岐阜の県境、中部山岳国立公園にそびえる3026mの名峰・乗鞍岳の中腹2100mに「冷泉小屋」を新装オープンすると発表した。 冷泉小屋は1931年創業の山小屋。2006年以降閉鎖していたが、今回「登る人も登らない人も楽しめる場所」をコンセプトに、登山客・サイクリスト・レジャー客に乗鞍岳を楽しめる拠点として生まれ変わった。 冷泉小屋が位置する乗鞍岳は、日本百名山に数えられ、高山植物や360度のパノラマが楽しめる3000m級峰として多くの登山客を惹きつけている名峰。 乗鞍岳頂上付近までは路線バスを利用して簡単にアクセスでき、登山初心者やファミリーも気軽に大自然を楽しめるネイチャースポットで知られている。また、毎年ロードバイクの大会「乗鞍ヒルクライム」が開催されるなど、数多くのサイクリストが訪れるスポーツバイクの聖地として有名だ。 一般路線バス「乗鞍エコーライン」の始点と終点である乗鞍観光センターと乗鞍山頂(畳平)を結ぶシャトルバスのほぼ中央の標高2100mに「冷泉小屋」のバス停があるので、バスに乗るだけで小屋前に到着しますので、登山無しの観光目的でも気軽に小屋に訪れることができる。 改装にあたり、古い小屋の良さを生かしながらアップデート。冷泉小屋では天井を取り除き建築当初の梁を表に出すことで空間を確保。そして、冷泉小屋の最大の魅力ともいえる眺望が楽しめるために、改修時に窓を大きくした。そのため、食卓に座ったまま、ご来光、朝焼け、麓を見下ろす日中のパノラマ、夕焼け、星空を楽しめる。特に秋の行楽シーズンは紅葉がみどころ。登山をする人もしない人も小屋からの木々の彩りを楽しむことが可能だ。 宿泊に関しては、個室が中心で一部でドミトリータイプを用意。また、「山小屋の夜をゆっくり楽しんでほしい」という思いから、消灯時間はない。食事やお酒を楽しんだり、夜更かしをして星空を眺めたり、早く寝て朝焼けを楽しむなど、それぞれのスタイルで山小屋を楽しむことができると謳っている。 そして風呂には、小屋の目の前に湧いている自然の硫黄泉「冷泉」を活かしたお風呂もオープンする。 そして、乗鞍岳に多く訪れるサイクリストの急なトラブルに対応できるよう、リペアに対応した機材を準備。自転車用のラックも設置している。 営業期間は2022年7月1日から10月末の週末を予定。カフェ営業時間は8時から11時(テラス席のみ使用可) 11時から16時(室内飲食可)。宿泊受付は2022年7月22日から。 関連リンク 冷泉小屋 https://reisenhutte.mystrikingly.com