デイリーアーカイブ Apr 19, 2025

BAFANGから軽量E-Bike用ユニット「M820」を発表 最大トルク75Nmを発揮するトルクフルな小型E-Bike用ドライブユニット

中国のE-Bike用ドライブユニットを製造するBAFANGから、軽量E-Bike用ユニット「M820」が登場した。 BAFANGは、2003年から電気自動車用のコンポーネントとシステムを開発し、eモビリティコンポーネントと、eドライブシステムの主要メーカーの1つ。同社は上海証券取引所に上場し、個人向けE-Bike、Eスクーター、公共自転車共有システムなど、多様なグローバルe-モビリティ・トレンドに焦点を当てている。 近年、E-Bike用モーターで注目されているのが、所謂軽量系モーターだ。従来のE-Bike用モーターは、パワーを出すために、重くて大きいモーターを装着する必要があったが、従来のE-Bike用モーターよりもパワーを落とすことでコンパクトなモーターが登場するようになった。 有名なのがSpecialized Turbo SLシリーズに搭載されている「Specialized SL1.1」モーターだが、今では、FAZUA、Maxonなど様々なブランドが参入している。 BAFANGは軽量モーターに関しては、すでにM800という小型モーターを展開していた。M820は名前からしてM800の後継モデルといえるだろう。 注目すべき部分はスペック。M800のスペックは定格出力200W、最大トルク55Nmと、軽量モーター系では平均的なスペックだったが、M820のスペックは定格出力250W、最大トルク75Nmとこのクラスは非常に力強いのが特徴だ。このスペックは一般的なE-Bike用モーターと同等のトルクを実現している。モーター重量は2.3キロ。 車体設計に関係するバッテリーに関しても、多種多様なのを揃えており、360Whクラスで2.2キロのバッテリーを用意しており、モーターとバッテリー重量を合計すると4.5キロとなる。また、Specialized SL1.1モーターは定格出力240W、最大出力240W、最大トルク35Nm、重量1.95キロ。内蔵バッテリーのSL1.1 320Whバッテリーが1.8キロで合計で3.75キロとなる。 BAFANG M820に関しては、アンドラのE-Bikeブランド「Forestal」が、BAFANGと共同開発した「Eon Drive」と類似している。但し、Eon Driveのほうが重量1.95キロと軽量で、Forestal独自のディスプレイシステムを搭載しているので、全てが同じではないようだ。 軽量系E-Bike用モーターの中でもトップクラスの最大トルク75Nmを実現しているBAFANG M820は、軽量系E-Bike用モーターの中でも、非常に強力なライバルになるだろう。 関連リンク BAFANG M820 https://bafang-e.com/jp/%E8%A3%BD%E5%93%81/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/m820/

自転車芸人 安田大サーカス 団長安田が佐渡島1周でクロスバイクの極限に挑戦

総合自転車メーカーのホダカは7月4日、同社が運営する「サイクリングで人生を変える」スポーツバイクブランド「KhodaaBloom (コーダーブルーム)」から、「クロスバイク RAIL(レイル)で1日にどこまで走れるか」そのポテンシャルにチャレンジしたスペシャルムービーを公開した。 今回の企画にチャレンジしたのは芸能界きっての自転車芸人で有名な安田大サーカス 団長安田さんで、日本4大ロングトライアスロン制覇を目指してトレーニングに励むアスリートでも知られている。 今回のプランは新潟県佐渡島を走るロングライドイベント「スポニチ佐渡ロングライド 210」にエント リーして佐渡島の外周 210km を厳しい制限時間と激しいアップダウンの中で完走を目指すというもの。 団長安田さんはクロスバイク「RAIL」で走ると聞いて最初は驚くが、クロスバイク「RAIL」のポテンシャルに挑むこの企画を通じて、スポーツ自転車をこれから始める方に向けてクロスバイクの魅力を広く伝えたいという思いのもと快諾。また、団長安田さんが挑む日本 4 大ロングトライアスロンのひとつ「佐渡国際トライアスロン大会」制覇にむけた足がかりとしてもこのチャレンジは設定された。 スペシャルムービーは前後編の二部構成で、前編をサイクルメディアFRAME(フレイム)が運営する FRAME 公式 YouTube チャンネルで、後編を KhodaaBloom公式YouTube チャンネルで閲覧することができる。 https://youtu.be/G5tA_I6lmeA https://youtu.be/2o_jsHDp0Kg 今回のチャレンジに使用したクロスバイクは「RAIL DISC EX」。KhodaaBloom が展開する軽量クロスバイク「RAIL(レイル)」は、あなたの日常を豊かにする相棒として、サイクリングを楽しむための軽量性と、笑顔で「ただいま」といえる安全性と快適性を追求したと謳うクロスバイク。 生産時の揮発性有機化合物排出量を削減する環境配慮型塗料「ミライカラー」を使用し、RAIL を通じてサステナブルな社会の実現を目指している。今回チャレンジに使用した「RAIL DISC EX」はワンランク上のパーツを搭載したプレミアムモデルで、当日は210kmを走る団長安田さんのためにスペシャルカスタムを施した。価格は10万5600円(税込)。 関連リンク KhodaaBloom https://khodaa-bloom.com/

BLULANS S8 カーボンフレームを採用した本格電動アシストロードバイク(E-Bike)

中国のE-Bikeブランド「BLULANS」には、MTBタイプのS6、ミニベロタイプのX2があるが、特徴的なのは、唯一のロードバイクタイプと言えるS8だろう。 BLULANS S8は、世界的に珍しい電動アシストロードバイク(E-ロードバイク)。フレームはカーボン製でエアロ形状を採用している。 電動アシストロードバイクの多くは、軽量化のためバッテリーの取り外しができないモデルが多いが、BLULANS S8はバッテリーの取り外しが可能。バッテリーは36V 12.8Ah 460Whとなっている。 モーターはBAFANG M800。通常のE-Bike用モーターと比較してコンパクトで軽量なのが特徴で、重量は2.3キロ、定格出力は200Wh、最大トルクは55Nmを発揮する。 コンポーネントはシマノ アルテグラR8000を搭載。クランクは44Tのシングルで、リアスプロケットは11-32T。ブレーキはR8000油圧ディスクブレーキを搭載している。 ホイールはカーボン製でハイトが高いエアロホイールを採用。それも通常のロードバイク用ではなく、E-ロードバイク用の専用カーボンホイールとなっている。重量は14.8キロ。鍵付きで脱着可能な大容量バッテリーなどを採用しているのを考えると、このぐらいの重量は妥当だろう。 BLULANSは新興E-Bikeメーカーだが、パーツチョイスやデザインには破綻がなく、合理的でまとまっていると感じる。取り扱いはBLULANS JAPANで日本仕様で発売予定。価格は現時点では不明。 関連リンク BLULANS JAPAN http://blulans.jp/