デイリーアーカイブ Jan 11, 2025
エントリーロードバイクとクロスバイクは何処が違うか GIANT Escape RX/GIANT DEFY・CONTENDを比較する
スポーツサイクル趣味を始めるとき、ロードバイクとクロスバイクのどちらを選べば良いのか迷うのが多いと思う。
初めてスポーツサイクルを始める時、できるだけ汎用性があるモデルを買ったほうがいい。どのような方向に進むかわからないため、下手に競技用自転車を買うと合わなくてすぐ辞めてしまう場合があるからだ。
比較的手頃な価格で買えるエントリー向けの流行のスポーツサイクルといえば、ロードバイクとクロスバイクだろう。比較的安価なエントリーロードバイクとクロスバイクの価格は同じ物が多く、スポーツサイクルを選ぶときはどちらを選ぶか迷うだろう。
そこで、今回はGIANTのエントリーロードバイクのDEFY4、CONTENDとクロスバイクのGIANT ESCAPE RXを比較してみた。DEFY4は静岡のサイクルスポーツセンターの5キロサーキットコースで試乗した。
フレームよりも部品の差が大きいDEFY4とESCAPE RX
DEFY4に乗り、サイクルスポーツセンターの5キロコースを走ったときの感覚は、細いタイヤを履いたEscape RXのように、ロードバイクの軽快な走行感覚があった。レースのように限界まで走るのならまだしも、ESCAPE RX3とDEFY4は、ポジションとタイヤとギア比、ハンドルの差のほうが大きく、フレームの差はあまり関係ないのではないのかと思った。
Escape RXとDEFYのフレームの差
Escape RXとDEFY4の大きな違いはフレームの設計。DEFY4はエンデュランス用という長距離走行を重視した設計で通常の競技用ロードバイクよりも前傾姿勢が緩いが、それでもハンドルよりもサドルが高い前傾姿勢となる。一方Escape RXはハンドル位置が比較的高く、基本的にはサドルとハンドルの位置が水平となり、一般的なロードバイクよりも比較的楽な乗車姿勢となる。
前傾姿勢が強いほど、空気抵抗が減るため高速走行では有利だが、前方視界の不良による事故の危険と、体が疲れやすくなる。
また、DEFY4はドロップハンドル専用の設計のため、GIZAプロムナードハンドルローライズなどのバックスイープがあるハンドルの装着は想定されていない。
DEFY4とEscaoe RXは両方共泥除けと荷台の装着が可能だが、車体のクリアランスがEscape RXのほうが大きい。そのためEscape RXのほうが太いタイヤをはいても泥除けを装着することができるだろう。
タイヤの違い
一般的にはDEFYのようなロードバイクのほうがタイヤが細い。DEFYの25ミリとEscape RXの28ミリでは大きく違う。25ミリはロードバイクみたいな軽快感はあり、28ミリは25ミリと比べると軽快感よりも安定感が高い。自分はEscape RX4にグラベルキング28c、ESCAPE RX3にグラベルキング25cを装着しているが25cのほうが軽快に走ることができるが乗り心地は硬く、25cと28cを使い分けている。
ギア比の違い
DEFY4は前二段、後ろ八段なのに対して、ESCAPE RX2以降は前三段、後ろ八から九段。ここで重要なのはギアの段数ではなくギア比。前のクランクのギアが大きいほど重いギアとなり、後ろのスプロケットが大きいほど軽いギアとなる。
ここで重要となるのはギアの枚数ではなくギア比。Escape RX2,3,4は、前ギアが三枚で小さいギアがあるため、長い上り坂でものんびり走ることができる。DEFYは標準装備のギア比では初心者には市街地のストップアンドゴーやきつい上り坂には向かず、常にスピードを出すためのギア比となっている。
ブレーキレバーの違い
DEFYはキャリパーブレーキを採用し、ESCAPE RXはVブレーキを採用している。キャリパーブレーキはドロップハンドルの自転車に多く採用されており、Vブレーキよりも制動力は低い。Vブレーキはキャリパーブレーキよりも制動力は高いが、ブレーキレバーの種類がフラットハンドル用しかない問題がある。
ハンドルの違い
ロードバイクのDEFYはドロップハンドルを装着しているのに対して、クロスバイクのEscape RXはフラットハンドルを装着している。
クロスバイクで長距離を走る場合一番ネックとなるのがフラットハンドルだ。手首を捻るようなフラットハンドルは長距離を走るのには向かない。某Y氏のESCAPE RXWや自分のEscape RX3や4は手首を捻らないハンドルを採用している。
クロスバイクで厄介なのは、クロスバイクに多く採用されているVブレーキでは一般的なドロップハンドル用のブレーキレバーが使えないこと。ロードバイク用のブレーキレバーが使えると幅広いハンドル選びができるからだ。
https://www.cyclorider.com/archives/13002
ロードバイクのDEFYの場合最初からドロップハンドルが装着されている。ドロップハンドルは、通常のブレーキレバーと比べると、てこの原理の関係上フラットハンドルよりもブレーキが効きにくい。そのため街乗りには向かないブレーキレバーだ。もし、ロードバイクで街乗りするのなら補助ブレーキレバーを装着するのを薦める。
ライバル車の存在の違い
ロードバイクのDEFY4はメリダやブリヂストングリーンレーベルなどの数多くのライバル車がある。ライバル車があるということは、選ぶ楽しみや販売店の縛りが少なくなるということでもある。
一方、ESCAPE RXのようにロードバイクに近いくらいクロスバイクを探すのは少なく、フツーにロードバイクを買ったほうがいい場合もある。
ライバルが少ないのは、ESCAPE RXのようにクロスバイクにスピードを求めるユーザーが少ないのだろう。世界的に見てもEscapeシリーズのようなクロスバイクのほうが少数派でさらにロードバイクのような走りを求める人が少ない。アメリカやヨーロッパ市場には既にEscape RX/Rはなく、台湾も消え、残っているのは中国のみ。ちなみに中国では日本には装着されていないディスクブレーキが付いている。
http://www.giant.com.cn/front/getbikemodel?productId=158
http://www.giant.com.cn/front/getbikemodel?productId=127
スポーツサイクル初心者が買うなら汎用性が高い物を選ぶのが良い理由
GIANT DEFY4かGIANT ESCAPE RXを選ぶしかないのなら、公道走行のみなら自分はESCAPE RXを選び、レースなどをやりたいのならDEFY4を選ぶだろう。
ツーリングなどの公道走行を行う場合、Escape RXを選ぶのはEscape RXのほうが汎用性が高いからだ。Escape RXのほうがギア比は低めで泥除けや荷台がつき、乗車姿勢も比較的アップライトなど、スピードよりも日常やツーリングでの快適性を重視していて、セカンドバイクになっても比較的潰しがきく。
ロードバイクは割り切った使い方をするのならベストだが、割り切らない使い方をする公道走行やツーリングでは不向きな部分が多い。ロードバイクを買う場合は潰しが効かないのを考えて買ったほうがいいだろう。
GIANT CONTENDとEscape RXの違い
2017年のGIANTのエントリーロードバイクはDEFYからCONTENDに名前が変わった。大きな変更はDEFYよりも前傾姿勢になり、良くも悪くもロードバイクのキャラクターを打ち出したことだろう。そのためEscape Rxに乗るかContendに乗るかの自転車の選び方が明確になった。基本的にGIANT Contendはロードバイクに乗る明確な理由がある人が選ぶ自転車であり、汎用性を求めたりする人はESCAPE RXを選んだほうがいいだろう。
簡単に色付きスポークにすることができるアクセサリー「スポークスキン/スポークラップ」
自転車を横から見た時、目につく部品の1つと言えばホイールだろう。自転車をカスタマイズする時、ホイールをドレスアップにする方法があり、一般的にはカラフルなリムやスポークにするのが多いが、問題はお金がかかることだろう。
http://blog.cb-asahi.jp/121/2009/04/post-428.html
オートバイでは、安価にホイールをドレスアップする方法の1つにスポークスキン/スポークラップという物を装着する方法があるようだ。簡単に言うと切れ目が入ったパイプをスポークにかぶせるという簡単な方法だ。
http://ameblo.jp/ore-wr/entry-11824855976.html
このスポークスキン、オートバイ用品で売られていて自転車で使う人はあまりいないようだ。自転車に似たような物で見つけたのは、ホンダの2サイクルモペッド「ピープル」にスポークスキンを採用している写真ぐらいだった。
出典:【スポーク】送料無料【Aebsエービス】 スポークラップ【パープル】スポークスキン カラースポーク【SR400 DS400 セロー250 WR250X XT250X トリッカーYZ250 TW FTR CRF250 CB223S グラストラッカー RM-Z DR-Z Dトラッカー KLX250 W600 エストレア】あす楽
写真のピープルでは、白とピンクのスポークラップを使ってポップに仕上げているらしいが、車輪が大きいため目立ちすぎている印象がある。センスよく仕上げるには、頭を使わないといけないが、簡単にホイールをカラフルにしたい人にはお薦めだと思う。
スポークスキン スポークラップ レッド 赤 前後76本セット
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サイクルベースあさひ限定モデルのTern Link B7の特徴を比較・解説する
サイクルベースあさひは、自社ブランドのプライベートブランド自転車以外に、サイクルベースあさひ限定のモデルを販売している事がある。
Ternで一番安い折りたたみ自転車のLink B7は多くの店舗で売られている通常版とサイクルベースあさひ限定のあさひ限定版の二種類がある。今回は通常版とあさひ限定版のTern link B7の違いを解説したい。
カラーリングの違い
通常版のLink B7はブラック、ガンメタリック、レッド、ブルーの四色となっている。サイクルベースあさひ限定のLink B7はマットブラックとマットグレーの二色となっている。
泥除けの有無
通常版のLink B7では泥除けが標準で装備されているのに対して、サイクルベースあさひ限定のTern Link B7は泥除けが装備されていない。泥除けは後から購入すると物にもよるが4000円以上する。泥除けを外すのは簡単なコスト削減の一つだが、人間や自転車に汚れが付き、自転車の部品の摩耗が早くなる欠点がある。Link B7のような日常利用をメインに行う折りたたみ自転車で輪行を行う時に部品の脱着を行わない折りたたみ自転車なら、泥除けはあったほうが便利だろう。
https://www.cyclorider.com/archives/18055
通常版のLink B7とサイクルベースあさひ限定のLink B7なら、価格と泥除け、カラーリングの違いだけのように見えるため、好きな物を選べば良いと思う。
因みにLinkシリーズの違いについてはコチラで解説しています。
https://www.cyclorider.com/archives/16633
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Link B7 (リンク) 20型 あさひ限定 折りたたみ自転車
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