デイリーアーカイブ Apr 21, 2025
クロスバイクの山越えツーリング仕様のカスタムを紹介「GIANT Escape RXW」編
某Y氏が中古で購入したEscape RXW。最初は普通のクロスバイクだったが、購入後すぐにカスタマイズを行い、現在はこのような状態になっている。
原型はほとんど無く、独特の考えで作られたツーリング仕様となっている。主な改造は以下の通り。
・前輪はハブダイナモ仕様。ライトは前後とも点灯し、さらに自作のUSB充電仕様を搭載している。通常ではスポーツサイクル用ハブダイナモでは装着できないマグボーイを改造し、リアはシマノのハブダイナモ用テールライトを採用。フロントホイールはワールドサイクル製のオリジナルハブダイナモホイール。ハブダイナモはシマノ・DH-3N80、リムはMAVIC・オープンスポーツ。
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・ハンドルにはGPS「Garmin eTrex20」を搭載。英語版だが日本語化を行っている。GPSマウントは、純正品ではなくRAMマウントを採用。今まで走行中に落下した覚えはない。
https://www.cyclorider.com/archives/14831
https://www.cyclorider.com/archives/13025
・タイヤは標準装備のGIANT製から、パナレーサー・グラベルキング23C→25Cに変更。タイヤサイドの強さと乗り心地の良さの2つを両立するオンロードスポーツサイクル用のタイヤで、近年は、700Cの自転車にはこのタイヤしか買っていない。
・フロントクランクは48-36-26Tから42-32-22Tと低ギア化を行っている。
・GIZAのダブルレッグセンタースタンドを新たに装着。フロントディレイラーの隙間はギリギリでネジの長さが足りない場合があるため、装着には加工が必要な場合もある。
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・ハンドルはエビホーン化を行っている。ドロップハンドルは扱いにくいのでずっとブルホーンバーを愛用し、Escape RXWではエビホーンとなった。ちなみにハンドルはこの写真の後に変更している。
某Y氏の今までの自転車に対する考えをまとめたEscape RXW ツーリング仕様。主に舗装路重視の山越えスペシャルで、最終的には泥除けとキャリアを装着するとのこと。最終目標は山越え重視の日本縦断仕様のツーリングバイクに仕上げるようだ。
公道を走る時に感じる細いタイヤの欠点を挙げてみる
細いタイヤを装着したロードバイクや、Escape RXのようなスピードクロスがスポーツサイクルの世界で主流になっていて、細いタイヤがベストのような風潮となっている。自分のメインマシンのEscape RX4は28ミリタイヤを装着して乗り心地と安定性を重視。メインセカンドマシンのEscape RX3は26ミリタイヤを装着し舗装路のスピードを重視していた。因みにタイヤはEscape RX3/Escape RX4共にパナレーサー・グラベルキングを採用している。
https://www.cyclorider.com/archives/12946
しかし、今はEscape RX3/Escape RX4の2台とも28ミリタイヤに変更している。これは、2017年のGWに九州のやまなみハイウェイや佐多岬、桜島一周などを行った時の経験からの判断だ。Escape RX3で佐多岬に行く時、強い雨が降り雨具を着て走ったが、雨で不安定感が高まるハンドリングに、雨の視界不良で転倒の恐怖を感じ、26ミリタイヤから28ミリタイヤに交換しようと思ったためだ。
公道を走るのなら太いタイヤを装着できるモデルにも目をむけるのも1つ
ロードバイクやスピードクロスだと23ミリや25ミリ相当の細いタイヤを装着するのが殆どだが、スピードを出さない公道でのサイクリングなら太いタイヤに注目するのも1つだろう。
太いタイヤの欠点はスピードを出すのに向かないことだが、段差に強い、乗り心地が良くなる、接地面積が大きいのでグリップしやすい等の利点がある。そのため、サイクリング用のスポーツサイクルを買う場合は、ある程度太いタイヤが履けるモデルを買ったほうが良い。細いタイヤしか履けないロードバイクだと、方向性を変えることができなくにっちもさっちもいかなくなるので、別途太いタイヤを装着できるクロスバイク等、汎用性がある自転車を持っておくのがベスト。
ロードバイクに関しては現在のモデルでは、ブレーキ本体やフレームの形状を工夫して28ミリまで履けるロードバイクが増えているが要確認。また、無名ブランドの安価なロードバイクは、太いタイヤを装着しないという発想で作られている物もある。普通の人は安価なロードバイクは初心者向けと思う人が多いが、なんにも考えないでレースモデルの形を真似した只の安いロードバイクというのも多いため注意が必要だ。
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ルノーウルトラライト7に外装3段変速モデルが登場するようだ
14インチの超小径折りたたみ自転車のルノーウルトラライト7の欠点といえば、ギアが一枚しかないこと。ルノーウルトラライト7は平地重視のギア比の設定となっていて、上り坂では多段変速が欲しいと思うときがある。
ウルトラライト7の原型のDAHON DOVE、所謂BYA412は中国市場でヒットしており、BYA412専用の部品が数多く存在する。多段化用のキットもあり、個人輸入してウルトラライト7を多段化を行う人もいる。
http://rimatai.blog.fc2.com/blog-entry-610.html
メーカーも本腰を上げてウルトラライト7の多段仕様が欲しい人向けに、ウルトラライト7 Limited EditionがAmazonで登場した。
Gicのサイトでは2017/07/21現在、詳しい情報はない。
ウルトラライト7リミテッドエディションは、外装3段仕様でスプロケは11/13/15tとのこと。リアディレーラーはフレームにある台座に装着されているのからわかるように、外装3段変速を最初から想定したフレームになっている。
車体重量は7.8Kg。多段化しても車体重量を軽くするためか、14✕1.35タイヤと細く、ホイールのスポーク数も少ない。
ウルトラライト7 リミテッドエディションは人によっては待ちに待った一台だと思う。ただ、部品のスペックなど詳しい情報がないため、買うのなら正式な情報を待ってから買ったほうが良いだろう。