デイリーアーカイブ Oct 26, 2024
Patto Bikeが2017年春に進化する部分をまとめてみた
ハンドメイドサイクル展2017年でPATTO BIKEの折りたたみ自転車が展示されていた。展示車種はドロップハンドルバージョンとフラットハンドルバージョンの2種類だが、フラットハンドルバージョンを見ると、細かい所が変更されている。
1つ目は折りたたみ式フロントフォーク。写真で見るとわかると思うがフロントフォークに新たにクランプが追加されている。
2つ目はハンドルポスト固定システムの変更。従来型ではハンドルステムのを緩める必要性があるためステム上部にクイックレバーがあったが、新型ではヘッドパーツ近くにクイックレバーが装着されている。
また細かい所ではブレーキシューが変更されている。従来型のPATTO BIKEはブレーキシューが安価な一体型でブレーキの効きが悪かったが、新しいPATTO BIKEはブレーキシューが簡単に交換できるタイプとなっている。ブレーキの効きが悪かったらブレーキシューのみDURA-ACEなどの他製品のシューに安価に変更できるだろう。
今回の展示車種ではフラットハンドルモデルのSC451のみ新型車となっている。ドロップハンドルのRC451・RO451についてはわからないので気になる人は問い合わせたほうがいいだろう。
https://www.cyclorider.com/archives/13933
縦折れ式折りたたみ自転車「シルク パーフェクトクイック」と量産版の「CBA オフィスプレス MOVABLE」の違い
ハンドメイドサイクル展2017年の絹自転車製作所に展示されていた「シルク・パーフェクトクイック」
一番の特徴は折りたたみが可能ということ。前輪を外して縦折れすれば折りたたむことができる折りたたみ自転車だ。
「シルク・パーフェクトクイック」の折りたたみ機構を見ると、サイクルベースあさひのオフィスプレス・MOVABLEに似ているので、そのことについて訪ねたら「オフィスプレス・MOVABLE」を設計したとのこと。因みに24インチ折りたたみ自転車「GIANT MR-4」も同じ設計者でもある。
http://www.cb-asahi.co.jp/officepress/movable/
http://www.silkcycle.com/company/profile.html
シルク・パーフェクトクイックとオフィスプレスMOVABLEの違いは、シルク・パーフェクトクイックはクロモリを採用しているのに対して、オフィスプレスMOVABLEはアルミ素材を採用していて材質が違う。フレーム形状が違いパーフェクトクイックのほうが複雑となっている。オフィスプレスMOVABLEはVブレーキなのに対してシルク・パーフェクトクイックはキャリパーブレーキを採用している。オフィスプレスMOVABLEはリアサスペンションはエラストマーなのに対して、パーフェクトクイックは油圧サスペンションを装備しているなど様々な違いがあるが一番の違いは車体価格。シルク・パーフェクトクイックはフレーム価格30万円なのに対し、オフィスプレス・MOVABLEは完成車が税込み69,980円と安価で買えることだろう。
「あさひ」オフィスプレスモバブル-H 700c 外装7段変速 折りたたみ自転車「CBA-1」
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自然な感覚で乗れるアップライト・ツーリングバイク Rivendell ClemSmith Jr
話題の非競技向け自転車本「ジャスト・ライド」の著者「グランド・ピーターセン」は自転車ブランド「Rivendell」の創業者としても知られている。
https://www.cyclorider.com/archives/16289
Rivendellには様々な自転車があるが、ClemSmith JrはMTBタイプのアップライトツーリング車だ。
https://www.cyclorider.com/archives/16307
ハンドメイドサイクル展に寄った後、Blue Lug上馬店に寄りClemSmith Jrを試乗したり、部品を購入をした。
Rivendell Clem Smith Jrに試乗した感想
Rivedell Clemsmith Jrはアップハンドルのツーリングバイクという、通常のスポーツ自転車とは違うコンセプトの自転車だ。ハンドル位置がサドルよりも高く、通常のスポーツ自転車よりもアップライトな乗車姿勢で乗ることが出来る。通常のスポーツ自転車と比べて腕の出し方や手首の位置が自然でリラックスした乗車姿勢で乗ることができる。
乗車姿勢がアップライトなため空気抵抗が問題になる30km/h以上のスピードを出すための自転車ではない。もっともアップライトな乗車姿勢による視野の大幅な向上や、フレームやタイヤによる柔らかな乗り心地などの多くの恩恵を受けることができる。
乗車姿勢がアップライトなため通常のスポーツ自転車よりも目線が高く視野が広がるのがわかる。特に上下方向の視野が広がる。これはロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク等のスポーツ自転車では体感できないし、トレッキングハンドルを装着したEscape RX4やVenoメトロポイントハンドルバーを装着したEscape RX3でも体感できない。
乗車姿勢がアップライトだがアップハンドル専用フレームのため、スポーツ自転車を無理やりアップハンドルにした時に起こる極端な後輪荷重は無い。そのため前輪が浮いているような不安感や極端な後輪荷重による抵抗の増大は感じなかった。
ハンドルはNitto B602 Bosco Bar。ハンドル幅が広くこれは好みが分かれる所。個人的には細い路地ではハンドル幅が広すぎて少し使いにくいと思ったが、未舗装路向けにハンドル幅を広くしているのかもしれない。
パット見だとママチャリに見えるが、車体は軽く体感的に長距離を気軽に走れるレベルで、自分なら長距離ツーリング用で買っても良いレベル。少なくとも車体価格約20万円を出す価値はあるだろう。