デイリーアーカイブ Apr 21, 2025
2018年の自転車業界は電動アシストスポーツサイクル元年になるか
2018年の自転車業界で一番注目すべき所は、ロードバイクでもマウンテンバイクでもなく、電動アシスト自転車だと思う。
パナソニックの電動アシストマウンテンバイク「XM1」がいきなり登場し、TREKも日本市場に電動アシストスポーツサイクルを投入する予定があるようだ。
TREK2018ラインナップにeバイクの表記!( ´∀`) pic.twitter.com/Zhu5o6Z90i
— タカハシサイクル (@takahashicycle) 2017年8月3日
また、前2輪の多目的電動アシスト自転車「TOYODA TRIKE」も2017年内に動きがあり、ヤマハからもYPJのMTBが出る噂がある。
https://www.cyclorider.com/archives/18990
電動アシストスポーツサイクルの世界が本格的に動きそうだが、ここで注意すべき部分は電動アシスト自転車は、車種ごとに特性が違う場合がある。2輪車でもオートバイは基本的に後輪駆動しかないが、電動アシスト自転車はフレームにアシストユニットを搭載し、アシストと脚力を合力してチェーンに伝えるセンターユニット(海外ではミッドドライブとも呼ばれる)方式、前輪にインホイールモーターを装着した前輪駆動方式、後輪にインホイールモーターを搭載した後輪駆動方式があり、様々な会社のアシストユニットが存在する。日本だけでも、ヤマハ(PAS・YPJ)パナソニック(センターユニット・前輪インホイールモーター・スポーツドライブユニット)BAFANG、TONGSHENG、サンスター技研、明電エコドライブ、日本電産コパルなど様々な会社のアシストユニットがある。
将来的に電動アシストスポーツサイクルを投入するのを見越して、様々な電動アシスト自転車を試乗やレンタルしていて思ったのが、アシストユニットは当たりハズレがあること。実績がある有名ブランドのヤマハやパナソニックと比べると、無名ブランドのアシストユニットはアシストがかかりが悪かったり、ペダルの踏み心地が悪いモデルもある。
因みに現時点で電動アシストスポーツサイクルでベストと言えるのはパナソニック・XM1。新型アシストユニットを搭載しているが、このアシストユニットはスポーツサイクルの用に高ケイデンスで脚を回してもアシストするのが特徴で、試乗した所、ヤマハ・YPJですら体感したことが無いパワー感を体験できる。YPJができるだけ自転車に近いフィーリングなのに対して、XM1はモーターを強調したアシストの味付けに近いと思ったほどだ。
国土交通省の大規模自転車が閲覧不可能になった
自転車道を調べる時、役に立つのが国土交通省の大規模自転車道についてのページ。日本国内の自転車道が全部載っているわけではないが、主要な自転車道の一覧が載っているので参考になったが、見れなくなっている。
http://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/road/index.html
将来的に日本にあるサイクリングロードを全部走ってみる予定なので、大規模自転車道のサイトが見れなくなったのは残念。もっともInternet Archiveでは閲覧できるので、今のところは大丈夫だ。
http://web.archive.org/web/20160430002900/http://www.mlit.go.jp:80/road/road/bicycle/road/
行ってみたい大規模自転車道
大規模自転車道には様々な自転車道があるが、他人に薦めるのなら瀬戸内海横断自転車道線(しまなみ海道)。島と島を自転車で渡れる貴重な道で島ごとに特色もあるので、走ってて飽きない。浜松御前崎自転車道/静岡御前崎自転車道。所謂太平洋岸自転車道の1つで合計約120kmの自転車道と長く、所々はあまり整備されていないが景色のバリエーションは豊富で、個人的にはお薦めだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E5%B2%B8%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E9%81%93
逆に、人には薦められないが自分は行ってみたいと思ったのが青森十和田湖自転車道線。青森十和田湖自転車道線を走った人のレポートを見ると悪い意味で凄い。ここでは詳しく書かないので下記のサイトを見て凄さを見て欲しい。
http://yamaiga.com/road/aotowa/main.html
前2輪セミリカンベント TOYODA TRIKEの動画から注目すべき部分とは
前2輪セミリカンベント「トヨダトライク」は、2016年中に発売する予定がずれこんでいるらしく、2017年7月30日現在、2017年秋季に発信予定と書いてあり、トヨダトライクのプロモーションビデオを見ることができる。
プロモーションビデオで注目すべき部分は拡張性。通常形式は個人用だが、ゴルフ用・人乗せ用・運搬用と拡張性の高さを紹介している。トヨダトライクはフロント部を交換することができ、多種多様な自転車にすることができるようだ。
ゴルフ用は前後輪にファットタイヤを装着し砂利道も安定して走ることができるように見える。オフロード用と書かないのはマウンテンバイクのようにアクロバティックな走りをする自転車ではないと示すためでは無いかと思う。
https://www.cyclorider.com/archives/18274
人乗せ用は、前に座席を装着して人が乗ることができるようになっている。日本の法律では3輪車なら大人2人が乗車して良い法律となっていてベロタクシーがいい例だろう。興味深いのは前座席はそのへんの車椅子のようなチャチなものではなく、座り心地が良さそうな椅子だということ。
運搬用は前後に荷台を装着して重い荷物を乗せることができるようになっている。動画では120kgの荷物を積むことができるのを示唆しているが、もし本当に120kgの荷物を積むことができるのなら、BULLITTカーゴバイク(積載重量100kg)を越える荷物を積むことができる。
https://www.eurobike.net/bullitt
個人用から業務用まで幅広い使い方を提案できる前2輪セミリカンベントのトヨダトライク。試乗できる機会があればぜひ試乗したい。
http://toyoda-trike.co.jp/
https://www.cyclorider.com/archives/16490