デイリーアーカイブ Oct 26, 2024

長距離も走れるスポーツ自転車用アップハンドルVeno メトロポイントハンドルバー

スポーツ自転車用のアップハンドルという貴重なハンドルの1つにVeno メトロポイントハンドルバーがある。このハンドルは実際のインプレッションがほとんど無いため、実際に購入してEscape RX3に装着して使用してみた。 https://www.cyclorider.com/archives/17253 Veno メトロポイントハンドルバーの特徴は従来のアップハンドルとは違い、握る位置がハンドルとステムを装着する位置と同じとなっている。この設計のおかげで、スポーツ自転車にアップハンドルを装着する問題の数々が解決する。 スポーツ自転車に通常のアップハンドルを装着すると、ハンドル位置が手前に来てしまいまい、マトモなポジションを取ることができない、低速時にハンドルを大きく切るとハンドルが足にぶつかる問題がある。しかしメトロポイントハンドルは、ハンドルを握る位置が基本的に通常のスポーツ自転車と同じ位置になるため、マトモなポジションを取ることができハンドルを切っても足にぶつからない。 ハンドルの握る位置は通常のフラットハンドルの場合と同じのためか、ハンドリングは非常に安定している。普通のスポーツ自転車にアップハンドルを入れるだけだとハンドリングが神経質になりやすくなる。恐らくスポーツ自転車の設計は、ステムよりも手前にハンドル位置が決まる設計になっていないからだと思う。 一方、メトロポイントハンドルバーの場合は、ハンドルを握る位置がフラットハンドルとほぼ同じ位置にあるため、フラットハンドルに近いぐらい安定したハンドリングを実現している。但しフラットハンドルは横握りのため素早いハンドル動作を容易に行えるのに対して、メトロポイントハンドルバーは縦握りのため素早いハンドル操作はそれほど上手くは行えない。 ハンドリングが安定しているので、グラベルキング26Cを装着したEscape RX3で写真のようなドロップハンドルでは躊躇する荒れた砂利道を走っても、ドロップハンドルよりも安定して走ることができる。 メトロポイントハンドルバーはハンドル手前のポジションは増えるが前方に伸ばすのは難しい。ぱっと見たところハンドル前方に握る部分は、日東RB-003のようなブルホーンバーよりも短いため、前傾姿勢とアップライトな姿勢の両立は難しい。また、設計的の関係で握る位置はアップライトになっていなくハンドルを交換しただけではアップライトな姿勢になる訳ではない。 https://www.cyclorider.com/archives/17337 唯一のオンロードスポーツ自転車用アップハンドル Veno メトロポイントハンドルバー SOMA、NITTO、Velo Orange、Beamなど様々な会社が、アップハンドルをラインナップしているが、自分の知る限りだとスポーツ自転車用のアップハンドルといえるのはVeno メトロポイントハンドルバーだけで、他のアップハンドルは握る位置が手前にある旧来型のタイプが殆ど。 メトロポイントハンドルバーは、常に横握りの状態で走ることが出来るので手首にストレスがかからず、ポジションが手前に増えるため、走り始めや街乗りなど、ハンドル手前を握って楽に走ることができる。 Venoメトロポイントハンドルバーが合っている車種は、ロードバイク、クロスバイクなどのオンロード用スポーツ自転車。合っていないのはマウンテンバイクだろう。マウンテンバイクはトップチューブ長が長いためメトロポイントハンドルバーを入れてもアップライトなポジションにはならないため。マウンテンバイクには幅が比較的広いアップハンドルがそれなりにあるため、それらのハンドルを入れたほうが良いと思う。 VENO(ヴェノ) メトロポイント ハンドルバー25.4 MTSL ハンドル posted with カエレバ VENO(ヴェノ) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる

保管するのに折りたたみ機構が役に立つ折りたたみ自転車

自転車の保管は意外と面倒なのが多い。殆どの住宅では自転車は屋外に保管するのが一般的で、マンションやアパートなどの集合住宅では、離れた駐輪場で保管する場合が多いため、盗難の危険性がある。 できるだけ自転車は屋内で保管したいがスペースの関係で屋外で保管しないと行けない場合が殆どだろう。 折りたたみ自転車の場合、保管時に折りたたみを行うことで、コンパクトに保管することができる。 家の中で保管するのには勿論役に立つが、屋外で保管する場合でも折り畳みを使えば、少ないスペースに自転車を置くことができる。 屋外で保管をする場合、自転車カバーをかける必要がある。折りたたんだ状態では、フレームなどの各部に水などが入りやすいため、自転車がむき出しにならないようにするなど厳重にカバーをする必要がある。 折り畳み機構の良し悪しで、折り畳みした状態での保管が変わる。 折り畳み自転車で保管を行う場合、折り畳んで保管しない人もいる。自分もBD-1に乗っていた時は、保管時は折り畳んでいなかった。 保管するとき折り畳み機構を使わない理由の一つに、折り畳み機構の作りが原因の一つにあるだろう。 Link N8はIGUSベアリングを折り畳みヒンジ部に採用し、折り畳みレバーOCL FRAMEジョイントのお陰で、軽い力で開くことができるので気軽に折り畳むことができる。 これがLink C8だとOCLフレームジョイントよりも小さいFBLジョイントを採用している。Link C8のジョイントを開けたことがあるけど、Link N8よりもジョイントが硬くて力が必要だ。DAHONの安価なモデルも同じレベルの機構を採用している。 Dahonの安価なモデルなら力が必要なだけだが、ホームセンタークラスの折り畳み自転車は、ヒンジの作りが悪い。 https://youtube.com/watch?v=bA0_O-GBjJU 上記動画の格安折り畳み自転車は、折り畳みを行うとき膝を使って折畳むのを薦めているが、Link N8はそんなことをしなくても軽い力で折り畳める。折り畳み自転車を買う場合、安価な折り畳み自転車は出来の悪い物は折り畳みにくいため、折り畳み機構を使わなくなる可能性が高い。頻繁に折り畳みを行うのなら、安すぎる折り畳み自転車は折りたたみ機構をよく選んだほうが良いだろう。

税抜き8万円で買える本物のファットバイク KHS ATB-300

激安ファットバイク(殆どはファットバイクルック車)は、部品の価格や需要の問題か、値段は5~7万円ぐらいするモデルが殆どだ。一方、本物のファットバイクのエントリーモデルは10万円ぐらいが多く価格差はそれなりにある。 2017年のKHSのファットバイクのラインナップで注目するモデルが2台あるが、その内の1台がATB-300。税抜き価格80,000円と大手ブランドのファットバイクで10万円を切ったモデルとなっている。 ブレーキはBENGAL製機械式ディスクブレーキ、ハンドルはスチール製、シフトレバーはMicroshift TS-382、CST26x4.0 スキンサイドといった有名ブランドの部品はついていない。しかしフレームサイズは3種類存在し、タイヤも安物ファットバイクによくあるINNOVA製蜘蛛パターンタイヤではなく、オフロードを走ることができそうなブロックタイヤが装備され、細かいスペックも書いてある。 回転部分の耐久性やBENGAL製ディスクブレーキの効きが気になるが、安価に本物のファットバイクが欲しいのなら1番の候補になるだろう。激安ファットバイクのとの価格差が僅か1~2万円程度なら、ATB-300を買うのを薦める。 http://www.khsjapan.com/products/atb-300/