デイリーアーカイブ Oct 27, 2024

ウルトラライトの電動アシスト自転車版 TRANSMOBILLY ULTRALIGHT E-Bike

ルノーウルトラライトシリーズで有名なGicから、14インチ折りたたみ自転車のウルトラライトシリーズの電動アシスト自転車が登場した。TRANS MOBILLYというブランド名で登場した14インチ電動アシスト自転車「ULTRA LIGHT E-BIKE」が、通常の電動アシスト折りたたみ自転車と違うのは、車輪径が小さい14インチを採用し、折りたたみ時のコンパクト性能を重視したことだろう。 アシストユニットは中国製とのこと。かつてGicはFIATブランドでサンスター技研製アシストユニットを搭載した、14インチ折りたたみ自転車を販売していた時があった。中国製アシストユニットを搭載した理由は、軽量化と折りたたみ時のコンパクトさを重視したためと語っていた。 バッテリーは、ハンドル上部に装着するという珍しいタイプだ。バッテリー重量は僅か480gと軽いため、ハンドリングの影響は自分が試乗した限りでは非常に少ないと思った。 埼玉サイクルフェスタで試乗した限りでは、アシストユニットに関しては、踏み心地やアシストの違和感や遅れは特に問題になる部分は無いと思った。アシストレベルは1種類しかなく、アシストの感覚はマイルドと言ったところだ。アシストユニットのおかげで、従来版のウルトラライトではかったるい坂道も上れるのでアシストユニットを装着する効果はあるだろう。 バッテリー容量は2.8Ahと、一般的な電動アシスト自転車よりも容量が少なく、走行距離は約10~12kmと短い距離しか走れない。ただTRANSMOBILLY ULTRALIGHT E-Bikeは歩きよりも早く移動できる「ルノー・ウルトラライトシリーズ」の電動アシスト自転車バージョンのため、航続距離アップのために大容量バッテリーを積み重量アップさせるのなら予備バッテリーを持ち、車体重量を軽くしたほうがいいと判断したのかもしれない。(予備バッテリーの価格は税抜き15,000円) 個人的に気になるのが。バッテリー周辺部の高級感が全くないということ。ハンドルに質感が低いプラスチックケースが乗っていて、脱落防止のベルトで締まっているのを見ると、10万円の自転車とは思えないガッカリ感がある。デイトナ・ポタリングバイクのようにバッテリーを鞄のように見せるなど工夫が必要だろう。 コンパクトに折りたためることができ、重量11.9kgと電動アシスト自転車としては非常に軽いため持ち運びも容易だ。もっともニッチ商品のため購入する場合は、実車をよく見て購入したほうがいいだろう。 ULTRA LIGHT E-BIKE Collection|GIC BIKE COLLECTION / ジック株式会社

グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることはできるのか?ストック状態での性能を確かめる

流行のグラベルロードの一番の特徴と言えば、ロードバイクながら砂利道も走れる所だろう。今回、自分がSpecialized Diverge E5を選んだのも、舗装路も砂利道もオールマイティに走れる自転車を作りたいと思ったのもある。 ここで疑問に思うのは、グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることができるのかということだ。 タイヤを交換すれば長野にある富士見パノラマリゾートの初級ダウンヒルコース(Cコース)は走れると語っていた人もいる。ただ、一般的には富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースは、難易度が低い初級コースでも、前後サスペンションを装着したダウンヒル競技専用のダウンヒルマウンテンバイクや、前後サスペンションを装着しダウンヒルバイクよりは自走ができるフリーライドバイクが推奨されている。 下り重視のダウンヒルコースの走行に不向きなクロスカントリーマウンテンバイクで、ダウンヒルコースを走るのはチャレンジャーと言われるらしく、砂利道走行がメインのグラベルロードでダウンヒルを行うのは無謀ギリギリに近いと思う。ただ、グラベルロードやシクロクロスで富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースを下った人はいるらしいので、やれないというわけではないようだ。 今回は、国営アルプスあづみの公園(大川・松前地区)にあるマウンテンバイクパークで、安心して走ることができるグラベルロードを作るのを目標にしたい。そんなわけで取り敢えず、ストック状態のグラベルロード(Specialized Diverge E5)をマウンテンバイクパークを走行した場合、問題になると思われる部分は以下の通りだ。 舗装路重視のスリックタイヤは要交換 Diverge E5に標準装備されているスリックタイヤ(700×30C)は舗装路走行を重視していて、多少の砂利道はおまけで走れるレベルのタイヤだ。舗装路がほとんどの一般公道を走るのならこのようなタイヤで大丈夫だが、砂利道をメインで走るのならノブがある太いグラベル用のタイヤに交換するのがベストだろう。 ブレーキがかけにくいハンドル・乗車ポジション ブレーキの効きに関しては、従来のロードバイクと比較すると急ブレーキでタイヤがロックするぐらい良く効く。ただ、ドロップハンドルのブレーキレバーは抑えが効きにくく、強力な制動力を求めるには、ドロップハンドルの下部分を握らないといけないため、砂利道の下りでは不安定な走りしかできない問題がある。 MTBコースも楽しめるグラベルロードを作るには、どういうチューンナップを行えばいいか MTBコースを楽しむグラベルロードを作るには、現状の課題は 太めのグラベル用タイヤ アップライトな姿勢でも下ハンドルを握ることが可能なドロップハンドル が必要だ。上記の問題を解決するための部品を注文したので、オフロードも楽しめるグラベルロードを作る予定だ。

ファットタイヤのロードバイクという新発想のロードプラスバイク Surly Midnight Special

非競技用のスポーツサイクルやフレーム、自転車部品を長年製造しているSURLY。2018年2月に新車種として登場したMidnight Specialは、650B×47Cという太いタイヤを装着したロードプラスバイクとして、自転車ファンから注目を集めた。 出典:http://ride2rock.jp/products/103086/ Surly Midnight Specialで一番面白いのは、Midnight Specialは、嘗て存在したSURLYのロードバイク「Pacer」の後継モデルということだろう。 Surly Pacer. #surlybikes #surlypacer #bluelug_kamiuma #builtbybluelug BLUE LUG Kamiuma Bike Shopさん(@bluelug_kamiuma)がシェアした投稿 - 7月 16, 2016 at 6:01午後 PDT Surly Pacerは、近年のロードバイクではあまり見ない泥除け、小型の前荷台を装着できる非競技用ロードバイクとして知られていた。装着できるタイヤ幅は32ミリまでと、競技用ロードバイクよりも幅が広いタイヤを装着することができた。 Pacerの後継車であるMidnight Specialは、650Bホイール、700Cホイールの両方のホイールの装着が可能。650Bの場合は60mm、700Cの場合は42mm幅のタイヤが装着出来るとのことだ。 一般的にロードバイクと言えば、成人男性の親指よりも細いタイヤを装着しているのが普通だ。しかし、クロスバイク並、もしくはそれよりも太いタイヤが装着できるMidnight Specialをロードバイク「Pacer」の後継車とは思えないのが普通の考えだが、Surlyはこのように考えているらしい。 「荒れた舗装の上をまるでピザカッターのように細いタイヤを履いたバイクに乗って走るなんていやだよね。ロードバイクだってタイヤをちょっと太くすれば、ダメージを受けた舗装路だって気持ちよく走れるようになるし、トラクションが増して登り坂も楽になる。だからロードプラスっていう選択をしたんだ。もちろん、十分なタイヤクリアランスを確保しておけば、細いタイヤに交換するのは自由。でも逆はできないからね。ロードバイクであっても、日がな一日、楽しく乗りたいじゃん。それがSURLYらしさなのかもね」 SURLY MIDNIGHT SPECIALという選択 | BLOG | モトクロスインターナショナルから引用 流行のグラベルロードでは無く、あえてロードプラスバイクと名乗るSurly Midnight Specialは、完成車(税込み¥278,640)とフレーム・フォークセット(税込み¥118,800)で発売中だ。 MIDNIGHT SPECIAL | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル MIDNIGHT SPECIAL | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル