デイリーアーカイブ Jan 13, 2025

【自転車漫画】幻のバスラーメンを求めて岩手へ【ぶらり輪行女子】

一般的に旅行と言えば、有名な観光地や絶景スポットに訪れるのが一般的だが、旅慣れた人の場合は一般的な観光地ではなく、その地域にしかない独特な場所や物等に訪れる人もいる。例えば自分の場合は、2018年4月には一般には乗ることができない豊田トライクに乗るためだけに伊豆下田に行ったが、これもその地域にしかない独特な物に興味を持って旅行に行ったともいえると思う。 日本のモビリティを変える3輪電動アシスト自転車 豊田トライクを評価する【E-bikeインプレッション】 | シクロライダー 自転車漫画のWebサイト「#チャリと来た。」の運営を行っており、Twitterで漫画を公開しているさえこ(@rinkosaeco)さんの場合は、旅行の目的の1つとして今では殆ど見ることができないバスラーメンを求めて旅行し、バスラーメンの旅行の内容を漫画にまとめてTwitterで公開している。今回は、漫画「幻のバスラーメンを求めて」を簡単に紹介したい。 最初にバスラーメンとはどういう物かと言うと、一般的には使われなくなったバスをラーメン店の店舗として利用する事。バスラーメンは全国にあるらしいが、地域に偏りがあり関東・西日本や四国の一部の地域で見ることができたとのこと。 (参考サイト)80s岩手県のバス“その頃” 廃車体は生きている そんなバスラーメンも2000年代になると、バスの老朽化により閉店や撤去が行われており姿を消しつつあるらしい。 漫画「幻のバスラーメンを求めて」では、作者が子供の頃に見かけたバスラーメンをふと思い出し、バスラーメンについて調べていくにつれて、とある場所で今でもバスラーメンを行っているのを発見し、バスラーメンを見に行くだけで旅行を行うことに。 バスラーメンがある場所は岩手県釜石市。バスラーメンの中でも廃車を利用した店舗型ではなく、移動販売車として使われている珍しいバスラーメン。旅行出発前日に事前に問い合わせたら予定した日は休業だったなど、ごたごたがありながらも一路釜石へ向かうことに。因みに、作者は釜石市はかつて行ったことがあるらしくぶらり輪行女子 ~折畳み自転車+電車で色んな所へおでかけ♪~内にある三陸鉄道とBRTと自転車でゆく!! さんりく縦断輪行の旅では、2013年の釜石市を見ることができる。 約4年ぶり(2017年)にやってきた岩手県釜石市。釜石にあるバスラーメンとはどういう物なのか?店内はどんな風になっているのか?詳しい内容はTwitterモーメントの幻のバスラーメンを求めてか「#チャリときた」の「幻のバスラーメンを求めて」からどうぞ。 幻のバスラーメンを求めて Twitterモーメント 幻のバスラーメンを求めて(今回一部引用した画像) #チャリときた(作者のWebサイト) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さん | Twitter(作者のTwitter) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんのTwitterモーメント https://www.cyclorider.com/archives/22387

電気を使わないアシストユニット「FREEPOWER」の可能性を探る

自転車はエンジンを使わないで人力で走ることができる利点があるが、一方で脚力が弱い人には速度が出なかったり上り坂が上れない問題もある。そこで自転車の世界では、脚力が弱い人にも楽に乗れるようにするため様々なアイデアが登場した。そのような脚力が弱い人でも乗れるようにするための一番のアイデアはアシスト機構を搭載したことだろう。 自転車にアシスト機構を搭載した事例は主に3つある。1つ目がエンジンでアシストを行う方法だ。既存の自転車にエンジンを装着してアシストを行う方式で、現在の原動機付自転車の始祖ともいえる物だ。日本ではスーパーカブの登場により、原動機付自転車は日本で一番簡単に乗れるオートバイという扱いになったが、ヨーロッパではペダル付き原動機付自転車(いわゆるモペッド)は、ヘルメット無しや無免許で運転できるモデルがあるなど規制が緩かった。2013年には50CCの原動機付自転車で時速45km/hまで出る原動機付自転車(50cc)は免許が必要になり、かつて存在していたペダル付き原動機付自転車(モペッド)は新車販売する会社は少なくなっている。 ソレックスを快適に走らせるためには…。 プラグやマフラーの清掃等々のメンテナンスも必須だが、それよりも、ソレックスと一体化して呼吸を合わせることが重要である。言わば「ソレックス道」。 その道のりは厳しく、心身の鍛練と日々の精進が求められるのだ…😅🇫🇷 #solex #velosolex #solex5000 #cyclomoteur #moped ami_huitさん(@ami_huit)がシェアした投稿 - 2018年 5月月5日午後3時44分PDT 2つ目が自転車にモーターと電池を搭載した電動アシスト自転車。日本では歩道走行の関係から人力100パーセントに対してのアシスト比率が最大200パーセントと弱いが、海外では人力100パーセントに対してのアシスト比率が300パーセントクラスの物があり、高速域でも高アシストがかかる。ヨーロッパでは車体価格30万円以上の電動アシスト自転車が沢山あり、大手企業が覇権を争っているモビリティの1つとなっている。 Did you know May 14-18 is #BikeToWorkWeek? We're getting the CrossRip+ tuned up for a week full of sweat-free commutes. Comment what bike you'll be riding below! #TrekBikes #RideBontrager #BetterWithBikes #ElectricAssit #ElectricBikes #EBikes #GoOutside #BikeToWork #CrossRip Trek Bicycleさん(@trekbikes)がシェアした投稿...

モバイルツーリングバイク タルタルーガ Type Sportを解説する

他社とは違う独自のデザインを採用した折り畳み自転車を製造しているTartaruga。そんなTartarugaの中でも評価が高いのがType-S。前後サスペンションに20インチの高圧オンロードタイヤを装着した折り畳み自転車で、走行性能の高さで定評を受けている折り畳み自転車だ。そんなTartaruga Type-Sについてまとめてみた。 Tartaruga Type Sportのインプレッション タルタルーガType Sportの一番の特徴は設計だろう。写真は身長183cmの自分が乗車した時の場合のハンドル・サドル位置。折りたたみ自転車特有の無理のある設計ではなく自然な乗車姿勢で乗ることが出来る。サドル位置は限界線ギリギリだが、ハンドルはアジャスタブルステムでもう少し上げれそうだ。 フレームには前後にタルタルーガ専用の荷台を取り付ける穴がある。面白いと思ったのはフロントの荷台取り付け用の穴にボトルケージを装着できるアダプターがあり、ボトルケージを装着できることだろう。 フレームにはサスペンションが搭載されている。このサスペンションはマウンテンバイクのように悪路走行するためのサスペンションではなく、舗装路での乗り心地や荒れた道を快適に走るためのサスペンションとなっている。 設計的に折りたたみ自転車のように、折りたたみ性能を求めているわけでないため、色々な部分は走行性能重視となっている。シートポストは通常の自転車と同じで、Kalloy SP-369のゼロスタックタイプ。シートポストのサイズは30.4と少し特殊でシートポスト長は不明。 ハンドルはZOOM AL-155。幅560ミリと狭く、通常のマウンテンバイク用のハンドルよりもアップ気味となっている。似たようなハンドルに、Beam XOBライザーバーがあるが、XOBはZOOM AL-155よりも握る位置が手前にベントしていて、シフトレバーとブレーキレバーの装着に難儀していたのでおそらく違うハンドルだろう。このハンドルのお陰で身長が高い人でもラクな乗車姿勢を求めることが出来る。 ステム位置は上下調整可能で、さらに角度調節が可能なアジャスタブルタイプのためハンドル位置の調整に自由があり、標準仕様で自分の理想のポジションを追い求めやすい自転車となっている。ステムやハンドルの位置を変えることで身長が低い人でも乗りやすい位置を求めることはできそうだ。 ブレーキはキャリパーブレーキを採用している。タイヤサイズは20×11/8(約28ミリ)話した人によると(恐らくタルタルーガのデザイナー)20×13/8を採用していた事もあったらしい。キャリパーブレーキのサイズは、タルタルーガType Sport全車ロングアーチキャリパーブレーキを採用している。 試乗したコースは山下公園を中心に走った。実際の公道のためサイクルモードのようなコースよりもリアルに走らせることができた。 試乗した限りでは感動するほど普通だということ。小径折りたたみ自転車は設計的に何かしらの特徴が持っていることが多い。BD-1スタンダートフレームは、コーナーでの不安定さと、サスペンションの稼働で騙される安定感があり、DahonOEMは20インチ・タイヤ幅1.5インチと太くてもロードバイクよりもゴツゴツとした不快な乗り心地などの問題がある。 Tarutarga Type Sportの走りは700Cのロードバイク並に安定して走らせることが出来る。あれだけタイヤが細い小径車なのに大径車輪の自転車みたいに安定して走れる。但し、タイヤは細く小径のため、実際の段差通過等には注意は必要だ。タルタルーガ・Type Sportは大径車のように乗りやすいので限界まで飛ばしてみたいと思わせた初めての小径折りたたみ自転車だ。 タルタルーガ Type Sportには前後にサスペンションが搭載されている。このサスペンションは乗り心地重視で稼働量が多くて柔らかいのを期待すると肩透かしをくらう。タルタルーガ・Type Sportのサスペンションは必要最低限しか動かなく、オンロード用スポーツ自転車に相応しい。小径車特有の角があり硬い感触の振動を少なくするための機構となっている。前後とも僅かにしか動かなく、角を取るためのサスペンションだと分かる。乗り心地はタイヤが細い700Cの自転車のような感覚。段差の通過や石畳の道では振動はあるがタイヤが細い小径車みたいな不快に感じる強烈なガタガタ感は非常に少ない。 Tartaruga Type Sportのグレードの違い Tartaruga Type-SにはSD・GT・DXの2つのグレードが存在する。安価なベーシックグレードのSDと、フラグシップモデルのDXの2モデルがある。グリーンサイクルステーションの試乗で、SDとDXに乗ったがどのくらい違うのかまとめてみた。 フロントギアの段数の違い 安価なモデルであるSDはフロントはシングルギアなのに対して、フラグシップモデルのDXはフロントギアは2枚となっている。長距離走行を行うのならDXのほうが後々を考えると良いだろう。 ホイールの違い エントリーモデルのSDはFormula製の通常のハブを採用したホイールとなっている。一方、DXはシールドベアリング仕様となっている。シールドベアリング仕様のハブは実際にSDと乗って比較するとよく分かる。 シールドベアリング仕様のDXは、普通の大径車輪の自転車みたいに気持よく走ってしまう。DXに乗ってしまうと、SDは加速が悪くて走りが重く感じ、買うのなら高くてもDXを選んでしまう感覚に陥る。 また、Tartaruga Type-Sの中にはGTはドロップハンドルを搭載したツーリングモデルがあるが、これはベーシックグレードのSDにドロップハンドルとフロントダブルギアを装備したモデルだ。 ベーシックグレードのSDで良いが、DXに装備されているシールドベアリング仕様のホイールが欲しいのなら、TYPE SPORTS K.K GCSを選ぶのも1つ。グリーンサイクルステーション限定モデルで、DXに装備されているホイールと同じ物が装備されている。 Tartaruga Type Sportを買う時、DXとSDの2車種に乗って走りの違いを体験したほうがいい。ホイールの違いで走りの違いが大きすぎるためだ。価格を選ぶか走りで選ぶかで後で後悔しないためにも購入前の試乗を薦める。 Pacific Reachとの違い https://www.cyclorider.com/archives/16027 Pacific Cycles社からはTartaruga Type Sportに似たモデル「Reach」が売られている。現行モデルはReachはよりロードバイクらしさを追求しており、ツーリングモデルのTartaruga Type Sportとはコンセプトが違う。購入する際はコンセプトの違いを確認して買うのがベストだ。 Tartaruga Type Sportの開発秘話 タルタルーガ・エンターテイメントワークス 代表兼、デザイナー 吉松尚孝のブログ(https://tartaruga.xsrv.jp/blog/)では、Tartarugaの話題を中心に様々なエントリが読める。 こちらのブログではTartaruga TYPE Sportの制作秘話も載っている。これによると製造元のPacific Cyclesと良好な関係を築いたことにより、折りたたみロードバイクを開発するプロジェクトに参加したことによって生まれたとのこと。モバイルロードバイクのREACHと差別化を行うため、前後専用キャリアを装備を行うなど、汎用性も持たせたモバイルツーリングバイクとなったようだ。 https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_1/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_2/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_3/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_4/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_5/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_6/ https://tartaruga.xsrv.jp/blog/type_s_7/ Tartaruga Type Sportの総評 タルタルーガType Sportは折りたたみ自転車扱いだが、走行性能重視のため簡単に折りたためるわけではない。しかし折りたたんだ状態では通常のミニベロよりも遥かに小さくなる。 Tartaruga Type Sportの最大の欠点は価格。エントリーモデルのSDで16万を超える価格だが、高性能な車輪を搭載しているフラグシップモデルのDXと乗り比べると、走りが悪いと感じてしまうので23万のモデルを購入したくなる。またタルタルーガは専用のオプションがあり、DXを元に荷台や泥除けなど専用部品を購入しツーリング仕様にすると30万円になってしまう場合もある。因みに価格は税別なので別途消費税がプラスされる。 個人的に本気で金をかける折りたたみ自転車を選ぶのなら、Tarutaruga Type Sportは、その中の1台に入るだろう。小径折りたたみ自転車の中では、平均的な日本人の身長に合うことができ、フレームサイズが1つしかないながら、幅広い調整ができるので、走りを追い求めることが出来る。走行性能は大径車輪の自転車に迫るほどでブルベで使う人もいるのを納得するほどの性能を持つ。色々な所で評判が高いTartaruga Type Sportだが、高価な自転車なのでエントリーモデルのSDとフラグシップモデルのDXを比較したり、実際の走行性能は体感したほうが良くできれば試乗したほうがいいだろう。 公式サイト:Tartaruga Type SPORT...