デイリーアーカイブ Nov 2, 2024

トレッキングバイクタイプのE-Bikeは日本で流行するか? 実用性と趣味性を両立したE-Bikeの可能性

https://www.youtube.com/watch?v=iFBXgeG2v3A ドイツを中心に多くの支持を得ているトレッキングバイク。これは、タイヤが太いクロスバイクに、泥除けや荷台、スタンドを装着した自転車で 日常利用からサイクリングまで多用途に使える自転車だ。日本では地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい問題があるため普及していない。 海外では、様々な自転車ブランドからE-トレッキングバイクがラインナップされており、日本もMERIDA等の自転車ブランドからトレッキングバイクタイプのE-Bike「E-トレッキングバイク」が登場している。今回は海外のE-トレッキングバイク等を紹介しつつ、日本でE-トレッキングバイクが流行するか考えてみたい。 マウンテンバイク化しつつあるE-トレッキングバイク 海外のE-トレッキングバイクは、E-クロスバイクに荷台や泥除け、スタンド等を装着したモデルだけでなく、マウンテンバイク用の太いタイヤを装備したモデルが登場している。 一例を挙げるとするならば「MERIDA eSPRESSO CC 900 EQ」(海外モデル)。またぎやすいフレームに荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイクだが、フロントフォークはSR SUNTOUR製のエアサスペンションフォーク「MOBIE」に、グラベルにも対応したタイヤやサドル高を簡単に調整できるドロッパーシートポストを装備。ドライブユニットはE-MTB向けユニット「Shimano STEPS E8000」を搭載。街乗りやサイクリングだけでなく、グラベルも安心して走行できるE-トレッキングバイクとなっている。 E-MTBに荷台やスタンドを装着してE-トレッキングバイク化 MERIDA eSPRESSO CC 900 EQのように、MTB風味を加えたE-トレッキングバイクが登場している。それとは逆に、E-MTBに泥除けや荷台、スタンドを装着し「E-トレッキングバイク化」したE-MTBも登場している。 「SCOTT AXIS eRIDE EVO」(日本未発売)は、フルサスE-MTBをベースに、荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイク。人力自転車でのフルサストレッキングバイクは、重い車体重量にサスペンションロスの欠点がある。しかし、E-Bike化により、それらの問題を無視する事ができるようになった。 E-トレッキングバイクは日本で普及するか https://www.youtube.com/watch?v=EKPUFTC7Zps 地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい人力タイプのトレッキングバイクは日本で普及しなかった。しかし、E-トレッキングバイクは日本市場で流行する可能性が残っている。まずE-Bikeの殆どは車体重量が重くて輪行が難しいため、トレッキングバイクの欠点である輪行が難しいので問題になりにくい。 https://www.cyclorider.com/archives/30289 そして、人力自転車で問題になる車体重量はモーターの力により楽に漕ぐことができる。大抵のE-Bikeなら上り坂でも18km/hぐらいの速度が出てしまうので、競技用自転車みたいに、日常性能を犠牲にした設計よりも日常的に使える汎用性が高い設計のほうが支持されるだろう。 筆者としては、E-トレッキングバイクよりも、E-トレッキングバイク化が可能なE-MTBが売れると予想する。普段は荷台と泥除け、スタンドを装着して「E-トレッキングバイク」で使い、本格的なオフロード走行では、スタンドや荷台を外して「E-MTB」で楽しめるからだ。日本ではBESV TRS2 XCが、オプションで泥除け、荷台、スタンドを用意しており「E-MTB」と「E-トレッキングバイク」の両方を楽しむことができる。 https://www.youtube.com/watch?v=MVDon13fUD0 https://www.youtube.com/watch?v=ZjwZiq4xijc 競技用自転車が持て囃されている日本で、このような公道用の中途半端なE-Bikeが売れるか疑問に思うかもしれない。しかし、エンジン付きの乗り物では、中途半端なジャンルの乗り物が人気になっている。それは、アドベンチャータイプのオートバイやSUVだ。これらのジャンルは、競技用モデルのような本格的なオフロード走行は難しく、舗装路用車両と比べると安定感は劣る中途半端なジャンルだ。しかし、現実世界の公道は、綺麗な舗装路だけの道や、道無き道だけを走るような事は殆どない。舗装路が荒れていたり、偶に砂利道が登場したり、荷物を運ぶことだってよくあり、全てが中途半端な世界なのだ。 全てが中途半端な世界ではアドベンチャーオートバイやSUVといった、「中途半端」なジャンルが支持を集めるのは当然と言える。モーターの力で、トレッキングバイクの欠点を潰したE-トレッキングバイクは成功する可能性はあるだろう。    

NESTOのクロスバイク「LIMIT2」に2020年モデルが登場

総合自転車会社のホダカは2月14日、スポーツサイクルブランド「NESTO (ネスト)」は、クロスバイク「LIMIT 2 (リミット 2)」の2020モデルを発売した。 LIMIT2は、フレームサイズ480mmで10kg下回るクラス最軽量(※国内販売中の5万5000円未満クロスバイクにおいて/2020年2月現在 ホダカ調べ)のクロスバイク。この価格帯ではワンランク上のMAXXIS DETONATOR ケブラービードタイヤにSHIMANO製ブレーキの採用により軽快な走りと安全性を実現している。また、NESTOサポートアスリートの安田大サーカス団長安田氏がLIMIT2で1日で200km走った動画を公開している。 https://www.cyclorider.com/archives/23007 2020モデルでは基本的な構成はそのままに、ライトを高輝度LEDタイプに変更することで夜間走る人の安全に配慮。さらに好評を得ていたカモフラージュ柄の新色を追加した。新色のカモベージュはオレンジと深緑のカモフラージュ柄が入った「ワイルド」「タフ」「ファン」を表現する遊び心あるカラーとなっている。 ◆製品情報 希望小売価格       50,000円(税抜) 適応身長              400mm(150-165cm)、440mm(160-175cm)、480mm(170-185cm) カラー                  カモベージュ、トーンブルー、ホワイト、マットブラック、カモホワイト 重量                     9.9kg (480mm) 付属品                  高輝度ライト、ベル、リフレクター、スタンド、バルブアダプター 取扱店舗              全国のNESTOプレミアムディーラー 製品情報URL      http://nestobikes.com/products/limit_2-b/ https://www.cyclorider.com/archives/21827

しまなみ海道に宿泊・サイクリングサポートなどを行う総合施設「WAKKA」がオープン

わっかは2月13日、しまなみ海道に宿泊、カフェ、ツアー&アクティビティ、サイクリスト専用タクシー&ボート、シャワー&ランドリー、BBQ、自転車セルフ修理ピット、無料休憩スペースなどを含むサイクリング総合施設のWAKKA(ワッカ)を3月13日(木)から試験営業、3月26日(木)に正式オープンすると発表した。 「WAKKA」は、しまなみ海道の中間地点である大三島で、旅行を総合的にサポートする総合施設。増加するしまなみ海道の観光客数に対して、総合的なサービスを提供する施設が少ない、全長70kmあるサイクリングロードにおいて適切な休憩地点やサポートサービス、インバウンドの受け入れ体制が足りていないなどの問題を解決すべく、しまなみ海道の真ん中である大三島に総合施設をオープンすることになった。オーナーから建築士までサイクリストの専門家が集まり、サイクリストフレンドリーかつ一般の観光客様が存分に楽しめる施設となっている。特にアクティビティ、ツアー面に力を入れ、外国人にも日本人にも、当店だけではないしまなみ海道の魅力的な体験や宿泊施設等をアピールし、しまなみ海道全体の魅力を日本/世界中に届けるとのこと。 ホテルはコテージ・テント・ドミトリーを用意し定員34名で自転車持込が可能。また宿泊関連以外では、60席あるカフェも自席まで自転車持ち込みでき、旅行代理店(アクティビティ・パッケージツアーの販売・紹介)も用意している。 サイクリストに関するサービスはサイクリスト専用タクシー(最大7名+自転車7台、乗客のみ9名積載可能)や、サイクリスト専用ボート(最大5名+自転車5台、乗客のみ9名積載可能 施設内に乗船所あり)を用意している。 3月13日~3月25日はプレオープン+内覧期間で、プレオープン期間中は、メニュー限定のカフェの試験営業のみとなる。また、3月26日のグランドオープンから宿泊を含めた、カフェ以外のサービスを開始する。 【店舗概要】 店名:サイクリスト総合施設 WAKKA 所在地:愛媛県今治市上浦町井口6691-1(井口港バス停より徒歩3分) TEL:0897-72-9305 営業時間(予定): 9:30 ~ 18:00 (CAFÉ 10:00 ~ 17:00) 定休日: 火曜日(宿泊を除く) URL: https://wakka.site