デイリーアーカイブ Apr 30, 2025
クロスバイクタイプの電動アシスト自転車「パナソニック ジェッター」がモデルチェンジ E-Bike風デザインに進化
パナソニック サイクルテックは7月20日、電動アシスト自転車スポーツタイプ「ジェッター」をモデルチェンジしたと発表した。2020年8月3日に発売する。
クロスバイクのデザインを採用した電動アシスト自転車として知られている「ジェッター」は、今回のフルモデルチェンジでフォルムを一新。
ケーブル内装方式に、E-Bikeのようにダウンチューブに沿わせた新設計のバッテリーを搭載することで、スポーティなデザインに変わった。
ハンドルに装着されているサイド液晶ディスプレイを採用した手元スイッチは、走行速度や走行距離表示、スポーティーな走りをアシストするケイデンス表示など8項目表示に対応。
オプションで前後キャリアや前カゴも用意されているので、通勤などの需要にも対応している。
車体はアルミフレームに、フロントフォークの組み合わせ。ドライブユニットは、センターユニット(定格出力250W)で、25.2V 12Ah(302wh)バッテリの組み合わせで、最大航続距離85キロを実現した。外装8段変速で、タイヤは700×38C。BAA適合で、3年間盗難補償付帯。価格は15万円(税抜)。
関連リンク
Panasonic
https://www.cyclorider.com/archives/36913
”走り”と”遊び”が楽しめるハードテールE-MTB Corratec E-POWER X VERT CXをインプレッション
オフロードだけでなく舗装路等様々な道を楽しめる電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」。E-MTBの主流は、前後にサスペンションを搭載した高価なフルサスペンション仕様が多い。シクロライダーでも、フルサスペンションタイプのE-MTBを何度かインプレッションを行った事があるが、もっと現実的な価格のE-MTBについて知りたい人は多いだろう。
今回、紹介するE-MTBはCorratec(コラテック) E-POWER X VERT CX。フロントにサスペンションを搭載したハードテールE-MTBで、価格は39万8000円(税抜)と、現実的な価格で購入できるE-MTBだ。
Corratecは、1990年に南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランド。日本には日本市場向けのオリジナルモデルを用意したり、ロードバイク「R.T.CARBON」「DOROMITI」「A-ROAD」は、大阪府堺市にある「株式会社ワコー」で組み立てが行われているモデルが用意されている。
今回紹介するE-POWER X-VERT CXは、日本オリジナルのハードテールE-MTB。日本のプロフェッショナルライダーが設計に参加し、寝かせたヘッドアングル、やや長めのトップチューブ、短めのリアセンターを採用した「トレイルジオメトリ」を採用し、日本のトレイルを快適に走行できるハードテールE-MTBを目指して作られたとのこと。
日本仕様と海外仕様の違いは、日本仕様は前後ホイールは27.5インチ(海外仕様では前輪29インチ、後輪27.5インチホイールを採用)。リアチェーンステーは445ミリと短い(海外仕様はリアチェーンステー455ミリ)。フレーム内蔵ライト「C-LIGHT」の削除(海外仕様には装備)。フレームサイズ39は、一般的なトライアングルフレーム(海外仕様はスタッカードタイプ)にするなど、多くの変更を施しており、日本オリジナルの構成となっている。
E-POWER X VERT CXの車体をチェック
車体デザインは、定番の取り外し可能なインチューブ(内蔵型)バッテリーで、ダウンチューブは曲線も加えて滑らかな形状となっている。リアキャリア装着用のダボ穴も用意されている。ボトルケージ台座はダウンチューブとトップチューブの2箇所に付いている。ドライブユニットはBosch Performance Line CXで定格出力は250W。最大トルクは75Nm。eMTBモードが搭載されている。
フロントサスペンションはSR SUNTOUR XCR34-AIR-Boost LOR DS 27.5 140ミリトラベル。ブレーキはシマノ MT200油圧ディスクブレーキで、ディスクローターはシマノ SM-RT30 180ミリ。
E-MTBでは必需品であるサイドスタンド台座も用意されている。専用スタンドは3000円(税抜)で、コラテック取扱店で購入可能。
車体に装着されている充電口は、ダウンチューブ下部に装備。この部分に付いていると、充電を行う際、自転車を置く場所に左右されにくい利点がある。但し、充電口は泥がかぶりやすいので、頻繁に使う人はライド前に充電口のカバーがしっかり閉まっているかチェックしよう。
タイヤはWTB RANGER 27.5×2.8インチ。フレームのクリアランスは余裕がある。
バッテリーハウジングの蓋は、グラスファイバー補強のハイグレードポリアミド製で、バッテリー一体型。車体同色に塗装されており一体感があるデザインを採用。
バッテリーを外して興味深いと思ったのは、フレーム内部に補強を入れている事。これはフレーム剛性のために行っているとのことで、CorratecのクロスバイクタイプのE-Bike「E-POWER SHAPE PT500」にも採用されており、車体(フレーム)の良さにも担っているようだ。
バッテリーは容量500Whの「Bosch PowerTube 500」を採用。さらに容量が大きく、PowerTube 500よりも長い625Wh大容量バッテリー「Bosch PowerTube 625」の装着は想定していない。
一部メーカーでは、フレームをBosch PowerTube 625を搭載するのを前提とした設計にして、Bosch PowerTube 500を装着する場合は、スペーサーを入れている会社もある。E-POWER X-VERT CXに関しては、ハンドリングにこだわるためにBosch PowerTube 625と共用せず、Bosch PowerTube 500専用にしているようだ。
トレイルライドが面白いハードテールE-MTB
借用して、早速トレイルを走って気づいたのが、500Whと大容量バッテリーを搭載したE-MTBクラスでは、カーブの曲がり方が自然で気持ちいい事。バッテリーをフレームに内蔵すると重心が下がっただけでなく、27.5インチホイールを採用しているので、29インチのE-MTBよりも小回りが効くのもあるだろう。
その他にも、良いと思ったのが、他のE-MTBよりもバッテリーの搭載位置が中心に近く、トレイルジオメトリのお陰か、前輪付近の重量感が軽く感じる事。
E-MTBと言えばダウンチューブに重いバッテリーを搭載している関係で、フロントに重りが入っている感覚のモデルが多い。しかし、E-POWER X-VERT CXは大容量バッテリー搭載のE-MTBとしてはフロントが軽く、フロントが上がりやすいタイプに入る。Performance Line CXの瞬時に反応するのを駆使して、丸太や大きい石をヒョイヒョイと乗り越えて走るのは楽しい。
フロントが軽い感覚は下りでも効果があるようだ。木の根がある下りを下った感覚は、バランスが悪くて前輪から落下する嫌な感覚が薄い。
バッテリーの容量は500Whと、ハードなオフロード走行を行うE-MTBクラスでは最低限の容量。しかし、バッテリー大容量化でバランスの良さが崩れるのなら、バッテリーサイズはそのままで良い。予備バッテリーを購入して、バックパックに入れれば1000Wh(500Wh+500Wh)になり、長時間楽しめるからだ。
モーターアシストがあるE-MTBは、シビアな上り坂をクリアする上り性能も重要だ。E-POWER X-VERT CXは、タイヤ幅が2.8インチと太いため走破性が高いが、リアにサスペンションが無いハードテールE-MTBのため、フルサスE-MTBの感覚でペダルを漕いで上ると、後輪が跳ねてしまいスリップしてしまう。
こんな時は、E-POWER X-VERT CXに搭載されているドライブユニットBosch...
BESVのミニベロE-Bike「PSA1」がリニューアル 限定カラーで「ピンク」も用意
E-Bikeブランド「BESV(ベスビー)」を取り扱うBESV JAPANは7月20日、20インチアルミフレームのミニベロE-Bike(E-ミニベロ)「PSA1」のカラーとデザインパターンをリニューアルした。8月22日に発売する。
PSA1はBESVのベストセラーE-Bike。国内外で多くのデザイン賞を受賞するPSシリーズの中で、10万円台で購入できコストパフォーマンスに優れたE-Bikeとして知られている。未来的なマウンテンバイク風のデザインの街乗りE-Bikeで、ハンドル位置が高い見晴らしの良いアップライトポジションに、前後にサスペンションを搭載することで、荒れた道や段差での乗り心地が良く、ママチャリからの乗り換えでも安心できる。また、バッテリーを車体中心部に装着することで軽快なハンドリングを実現している。
ハンドルには、USB給電が可能な小型フルカラー液晶ディスプレイを採用し、スピードや、平均速度/最高速度/アシスト後続可能距離/総走行距離/RPM/パワーメーター/時計表示/カロリー表示など、全9種のパラメーターを選択表示できる。また、スマートフォンとの連携機能も備え、専用アプリのバージョンアップによってさらに多様な楽しめるとのこと。
今回のリニューアルでは、スペックや性能、価格はそのままに、カラーパターンをリニューアルした。レギュラーカラーはホワイト・レッド・イエロー・ブラックの4色で、さらに限定カラーのストライプピンクが用意された5色展開となる。価格は18万5000円(税抜)。
BESV PSA1スペック
フレーム:アルミフレーム(リアサスペンション付き)
フロントフォーク:RST CAPA 20 50mmトラベル
重量:19.6kg
ブレーキ:TEKTRO 機械式 ディスクブレーキ (エレクトリックブレーキ装備)
ギア(前):48T
ギア(後):12-28T 7段変速
フロントホイール:20インチ
リアホイール:20インチ インホイールモーター
タイヤ:CST C1854 20×1.95
ドライブユニット:BESV インホイールモーター(定格出力250W、最大トルク不明)
アシスト方式:リアインホイールモーター
バッテリー:36V 10.5Ah(378wh)
充電時間:約4.5時間
アシストモード:3段階+スマートモード
航続距離:90/74/60km
関連リンク
BESV JAPAN
https://www.cyclorider.com/archives/33451