デイリーアーカイブ Nov 6, 2024
THIRDBIKESからお手頃価格の街乗り自転車「SOON」が登場
総合自転車メーカー「ホダカ」 のスポーツバイクブランド「THIRDBIKES (サードバイクス)」は6月12日、ミキストフレームの街乗り自転車「SOON (スーン)」を発売した。
街乗り向け自転車のSOONは、実用用途を重視して開発し、ちょっとした荷物の積載、駐輪、夜間走行など日々の利便性を損なわずにお買い物用シティサイクルから乗り換えも想定している。
また、シティサイクルと同じく、LEDオートライトやフェンダー、ウッド調底板バスケット、リング錠、スタンドがあり、実用部品も搭載している。
車体は、乗り降りしやすいミキストフレームに26インチホイールを採用することで、小学校高学年から大人まで幅広く対応。適応身長は150cm からと小柄な人が無理なく乗れる設計となっている。また、自転車業界の自主基準であるBAA (一般社団法人自転車協会認証) を取得し、BAA に定められた強度試験基準と同等、もしくはそれより厳しい自社基準を設け、強度試験を行っている。
車体はフレーム,フォーク共にスチール。変速機は外装7段変速で、車体重量は18.9キロ。カラーはマットスレートブルー、コーラルピンク、ベージュの3色。価格は3万2900円(税抜)。
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THIRDBIKES
E-Bikeのアシストモードの使い方を解説!「Bosch Performance Line CX(eMTBモード)」編【E-Bikeライディングテクニック】
多くのE-Bikeには、3~4種類ほどのアシストモードが設定されている。この、アシストモードはドライブユニットのメーカーや搭載されている車種により、アシストの出方や特性が異なっている。アシストモードの特性を理解しておくと、E-Bikeがより楽しめるだろう。
今回紹介するのは、Bosch Performance Line CX。Performance Line CXはオンロードタイプのE-Bikeに「SPORT」モードを、E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)には「eMTB」モードを搭載している。今回は、「eMTB」モードを搭載したE-Bikeのアシストの使い方を解説。解説をベースに自分にあったアシストの使い方を見つけてほしい。
Bosch Performance Line CX(eMTBモード搭載車)のアシスト一覧
Boschのハイエンド向けE-Bikeユニット「Performance Line CX」には、SPORTモードが搭載されているモデルとeMTBモードが搭載されているモデルの2種類がある。今回紹介するのはeMTBモード搭載モデルだ。
eMTBモード搭載モデルのアシストは「ECO/TOUR/EMTB/TURBO」モードの4種類を用意している。ECOモードは、走行距離をできるだけ伸ばしたい人向けのモード。アシスト力は一番少ないため、平地でアシストを抑えて航続距離を伸ばしたい人向けのモード。TOURモードは、ECOモードよりもパワフルなアシストで多少起伏がある道でもアシストの恩恵を受けることができ、航続距離も両立したバランス重視のモードだ。
eMTBモードは、ペダリングの強弱に合わせてTOURモードからTURBOモードまでライダーの踏力の強弱に応じ、最適なアシスト力を自動で提供するモード。TURBOモードは、パワフルなアシストの恩恵を受けてスピーディに楽しみたい人向けのモードだ。
シチュエーション別に見るお薦めのアシストの使い方
街乗りはeMTBモードがメイン
人が多い街中やスピードが出せない住宅街では「eMTBモード」が基本だ。なぜ、オフロードコースではない住宅街でeMTBモードを使用するのか。それは、ライダーの踏力の強弱に応じた最適なアシスト力を活用するためだ。
発進が多い街中でTURBOモードに入れると勢いよく発進してしまうので使いにくい。TOURモードの場合、TURBOモードよりも発進時のアシストは抑えられているが、坂道に入る等もっと強いアシストが欲しい時がある。人が多く入り組んだ道で、自分の意のままのアシストを求めるために、一々アシストの強弱を変えるよりは、最初からeMTBモードに入れたほうが、力強いアシストが意のままに得ることができ、安全で走りやすいためeMTBモードを使うのがお薦めだ。
ECOモードやTOURモードは、アシスト力を意図的に落としてゆっくり走る、舗装路の平地で余分なアシストを使わせず航続距離を上げる等で使うのが良いだろう。
サイクリングロードや峠ではeMTBモードかTURBOモード
サイクリングロードや峠を走る場合、eMTBモードかTURBOモードを使うのがお薦めだ。
ここでもeMTBモードを使うのには理由がある。人がいる場所等で安全に走る場合、TURBOモードだとアシスト力が強すぎる場面があるため。これはアシストの味付けがシマノ・STEPS E8080のHIGHモードにはない、ウワッとした加速感がある演出が入っているのもある。
実際、超低速で一定の漕ぎ方でゆっくり走ると、STEPS E8080のHIGHモードは人力とシンクロし、高いアシストで楽に走行できる一方、Performance Line CXのTURBOモードは、一瞬だが加速感がある演出が入り、漕がせようとする。そのため脚力に追従するeMTBモードのほうが安心感が高いだろう。
また、eMTBモードでも力が欲しいと思った場合、一気に踏み込めばTURBOモード並のハイパワーアシストが出るため、メインはeMTBモードでもいいくらいだ。TURBOモードは、一気に加速して巡航状態で走行したい場面や、坂道等でパワフルに走りたい場面で使うのが良いだろう。
トレイルは基本的にeMTBモードで状況に応じてTOURやECOモードを使用
E-MTBの醍醐味でもあるトレイルライドに関しては、eMTBモードが基本だ。ライダーの踏力の強弱に応じた最適なアシスト力を自動で提供するeMTBモードは、従来のE-MTBが苦手とする、滑る斜面や狭いスペースでのターンなどテクニカルな場面で有効だ。eMTBモードのアシストは人工筋肉といえるほど絶妙で、針の穴を通すように思い通りのアシストを行ってくれる。
しかし、eMTBモードでもうまく行かないような非常に滑りやすい道も存在する。この場合、一定量のアシストがかかるTOURやECOモードに変えて、慎重にペダリングを行えば走行できる場合もあるので覚えておこう。
街乗り、サイクリングロード、トレイルまで、殆どの場面でeMTBモードを使う理由
Bosch Performance Line CX搭載E-MTB「TREK Rail9.7」を、街からサイクリングロード、峠、トレイルと380キロほど試乗したが、殆どの場面でeMTBモードを使っていた。eMTBモードはトレイル等オフロード走行向けのアシストモードだが、なぜ様々な場所で使っていたのか。
人が多い所や狭い住宅街など走りにくい場面が多い公道では、瞬時に強力なアシストが必要な場面は少なく、ファジーなアシストが求められる事が多い。市街地を例に上げると、従来型の一定のアシストを行う場合、ハイパワーなTURBOモードではアシスト力が強すぎて使いにくいためTOURモードを使う。しかし、人が少ない所で少しスピードが出せる道や坂道では少しカッタルイのでTURBOモードに入れて楽に走りたくなる等、場面によって一々アシストを変える必要がある。
しかし、eMTBモードならライダーの踏力の強弱に応じ、最適なアシスト力を自動で提供する。先程のような場面でも、eMTBモードを入れれば、あとは煩わしいモード切り替えを行わなく、漕ぐことに集中できる。坂道が出ても、一気に踏み込めばTURBOモード並のハイパワーを瞬時に発揮してくれるため、アシスト力は特に不満が無いのだ。
むしろ、TURBOモードにある意図的な加速感が無いため、eMTBモードで踏み込んでTURBOモード並の力を出したほうが良いこともある。公道というファジーな道を走る場合、TURBOやTOURモード等、一定のアシスト力を提供するアシストよりも、eMTBモードのような可変式アシストが有効なのだ。
オフロードライドだけでなく、あらゆる道で発揮するBosch Performance Line CXのeMTBモードは残念な事にE-MTB(電動アシストマウンテンバイク)にしか搭載されていない。eMTBモードに似た機構では、日本未発売のヤマハ・PW-X2やPW-ST、PW-TEのオートマチックサポートモードがあり、こちらはE-MTBだけでなく、幅広いE-Bikeに搭載できるようだ。BoschのeMTBモードもE-MTBだけでなく、Boschユニット搭載全E-Bikeに搭載してほしい。
関連リンク
Bosch E-Bike System
Yamaha E-Bike System
文:松本健多朗
重量8キロを切る軽さ 外装3段変速折りたたみ自転車「ルノー・ウルトラライト7 トライ」が登場
ジックは6月11日、「RENAULT LIGHT SERIES(ルノーライトシリーズ)」に軽さを追求した14インチ・外装3段変速折りたたみ自転車「RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY143(ルノー ウルトラライト7 トライ143)」と、「走り」を追求した16インチ・外装3段変速折りたたみ自転車「RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163(ルノー ウルトラライト7 トライ163)」を発売した。
ルノー・ライトシリーズは、手頃な価格で軽さを追求したカーブランド自転車。両モデルは、アルミバテッドフレームの車体に、CNCアルミ削り出しチェーンリングやCNC軽量アルミVブレーキ、鍛造フォーク、鍛造式高さ調整付きアルミハンドルステムなど軽量パーツを装備。これにより、車体重量は外装3段変速付きながら、14インチモデル「RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY143」では約7.3kg、16インチモデル「RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163」は約7.9kgを実現した。
ギアに関しては14インチモデルは47Tのチェーンホイールを、16インチモデルは52Tのチェーンホイールを採用。フリーホイールは9-13-17Tで外装3段変速を搭載し、ポタリングにも対応できる。
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY143(ウルトラライト7 トライ143)の重量は約7.3kg(ペダル・スタンドを除く)。タイヤサイズは14×1.35インチで、折りたたみサイズは650mm×560mm×360mm。コンポーネントはLTWOO 3段変速。カラーリングはGlass Black、Metallic Redの2色。価格は8万3000円(税抜、以下同)。
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163(ウルトラライト7 トライ163)の重量は約7.9kg(ペダル・スタンドを除く)。タイヤサイズは16×1.5インチで、折りたたみサイズは700mm×570mm×370mm。コンポーネントはLTWOO 3段変速で、カラー はGlass Black, Metallic Redの2色。価格は9万3000円。
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Gic