デイリーアーカイブ Nov 18, 2024
ホテルクリスタルパレス 茨城をサイクリングで楽しむプラン「サイクリスト・リチャージプラン」を販売開始
長寿荘は5月30日、茨城県で同社が運営している「ホテルクリスタルパレス」が、「サイクリストにやさしい宿」の認定を受け、利用者の要望に応えた1泊2食付プランを販売すると発表した。
ホテルクリスタルパレスは、茨城県がサイクリストにとって快適な環境を提供できる宿泊施設を認定する「サイクリストにやさしい宿」の認定書を受け、自転車の保管・工具の貸し出し・洗車場などサイクリストに嬉しいサービスをセットにした「サイクリスト・リチャージプラン」を販売する。
ホテルクリスタルパレスは県が定める4つのサイクリングルートの中で、小美玉市にある茨城空港から茨城町、水戸市、ひたちなか市、大洗町、東海村を経て日立市に向かう約95キロのルート「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」の認定施設。
サイクリスト・リチャージプランは、出発時にミネラルウォーターと補給食のプレゼント、部屋への自転車持込OK、大浴場の延長開放(15時から25時)、駐輪場及び空気入れ、メンテナンス用工具箱完備、洗車スペース及びブラシ完備、県産品を使った専用ヘルシーメニューの夕食を用意している。
夕食には県産グリーンリーフ&押し麦と季節野菜のヘルシーサラダ 粒マスタードハニードレッシング、和風だし仕立て県産ゴボウのスープ、白身魚のクリスピー焼き 特製タルタルソース、つくば鶏のカプレーゼ風、県産焼き芋と干し芋の特製デザートなどを用意(仕入れ状況で内容が変更になる場合もある)。
関連リンク
ホテルクリスタルパレス https://www.hotel-crystal.co.jp/
モータリストファクトリーで高速E-Bike「FANTIC ISSIMO 45」やオリジナル電動オートバイなどをチェック
FANTIC製E-Bikeや、FANTIC、Lambretta、SYMなどのオートバイを取り扱っているモータリスト。同社は東京都大田区に本社事務所兼ショールームである「モータリストファクトリー」があり、ここでは、同社取り扱いのE-Bikeやオートバイ、アクセサリーなどを見ることができる。今回は、モータリストファクトリーで気になったモビリティなどを紹介する。
ACERBIS DOUBLEP
オートバイ用品で有名なアチェルビス(ACERBIS)は、自転車用ヘルメットやE-MTB用パーツなども展開している。ACERBIS DOUBLEPはMTB用のヘルメット。自転車用ヘルメットでは珍しくオプションでチンガードを用意していること。チンガード付きのMTBヘルメットは存在するが、オプションでチンガードを装着できるタイプは珍しい。EN1078:2012+A1:2012認可で、価格はヘルメットが1万1800円(税込、以下同)。チンガードが4730円。
FANTIC ISSIMO 45
FANTICの街乗りE-Bike「ISSIMO」の高速電動アシスト自転車バージョン(Speed Pedelec)がISSIMO 45。欧州では、時速25キロまでアシストを行う電動アシスト自転車(一般的に言われているE-Bike)は、免許が不要で自転車道を走行することができるのに対し、高速電動アシスト自転車(Speed Pedelec)は、時速45キロまでアシストする一方、運転免許証が必要、サイドミラーやナンバープレートを装着する必要がある。
ハンドル周辺部は、サイドミラーと親指を使うスロットルを装備している。通常のアシストだけでなく自走も可能とのこと。変速は自転車用内装ハブタイプの無段変速を搭載している。ヘッドライトはROXIM製でハンドル中心部にマウント。ISSIMOではトレロックVeo 50を車体にマウントしていたが、別のヘッドライトを装着したのはSpeed Pedelec規格に対応するためだと思われる。
ドライブユニットはBAFANG M600。形状はISSIMOに装着されているBAFANG M500と比較すると、大きな違いは無いように見えるが、よく見るとモーターの出っ張りがBAFANG M500よりも大きくなっている。
BAFANG M600のスペックはBAFANG公式サイト(URL)によると定格出力500W、最大トルク120Nm。因みにFANTIC ISSIMOに搭載されているBAFANG M500は定格出力250W、最大トルク80Nmとなる。
ISSIMO 45の日本国内での走行に関しては、ナンバー灯が無い、ターンシグナルランプが装備されていないため、このままの状態では公道走行不可のため、販売代理店で公道走行用に改修を行う必要があるとのこと。仮に発売された場合の予想価格は50万円台。
電動オートバイにも力を入れるモータリスト
E-BikeではFANTICが有名なモータリストだが、同社のメインの取り扱いはオートバイで、FANTICやLambretta、SYM、Royal Alloyなどのオートバイを取り扱っている。近年、欧州を中心に注目されている電動モビリティに関しても、取り扱いを行っているので紹介しよう。
一番左のスーパーカブC125風デザインの電動オートバイは「MOTRON CUBERTINO(キューベルティーノ)」。MOTRONはオーストリアのKSRグループというディストリビューターが取り扱っている。KSRは、CF MOTO、ロイヤルエンフィールド、NIU、イタルジェットの代理店を行っているだけでなく、KSR、Brixton、Malaguti、Lambretta(イノチェンティとの協業)のブランドを展開している。
ホンダは2015年の東京モーターショーで「EVカブコンセプト」を公開したが、2022年5月29日現在、EVカブコンセプトに類似する電動オートバイは登場しておらず、海外メーカーのMOTRONが先行する形となった。定格出力は1Kwで最大トルク14.6Nmのボッシュ製インホイールモーターを搭載。バッテリーは1872Whのリチウムイオンバッテリーで取り外し可能でき、重量は10キロ。重量はバッテリー込で78キロ。参考航続距離は56キロ。原付2種扱いで、価格は39万6000円。
MOTRONの電動オートバイは、CUBERTINOだけでなく、ミニバイクタイプの「VISION」も用意している。スペック上はモーターやバッテリーは同じだが、CUBERTINOではインホイールモーターだったのが、VISIONではスイングアームにモーターを装着し、ベルトでリアホイールを駆動する。定格出力は1Kwで最大トルク14.6Nmのボッシュ製インホイールモーターを搭載。バッテリーは1872Whのリチウムイオンバッテリーで取り外し可能でき、重量は10キロ。重量はバッテリー込で84キロ。参考航続距離は79キロ。原付2種扱いで、価格は44万円。
また、モータリストは独自開発を行い、海外企業で製造を行うODMモデルも展開している。オフロード電動オートバイのVMXシリーズは、「VMX03」と「VMX12」の特徴が違う2モデルを展開している。
VMX03はヘッドライトなどを装備していないクローズドコース専用モデル。コンパクトで誰でも遊べる電動オートバイとなっている。
モーターの最大出力は2.5Kwで、重量は36キロと、本格的な電動オートバイと比較すると軽量なため、細部を見ると自転車のパーツが採用されているのがわかる。
ホイール径は26インチのマウンテンバイクタイプ、ブレーキは機械式でハブの構成を見ると、スポーツ自転車のパーツを流用しているのがわかる。
VMX03を見ると、E-Bikeにペダルを外しただけのように見えるが、フレームワークはE-Bikeよりも強度を重視しており、モーターやコントローラーなどの部品が大きく、車体重量が36キロと、一般的なフルサスペンションE-MTB(約22キロから24キロ)よりも重いという特徴がある。VMX03を見るとFANTIC XTF1.5のようなE-MTBは自転車の延長線上にあると感じた。VMX03の価格は33万円。
VMXシリーズの中でも、VMX12は本格的なオフロード電動オートバイとなる。72w40Ah 2880WhのLG製リチウムイオンバッテリーに、12kwの高出力モーターを組み合わせている。電動オートバイでありながらクラッチ付きのトランスミッションを装備。”他社の一部電動オフロードオートバイには、高出力モーターを搭載しながら自転車用パーツを装備しているため、一部部品の故障が多発するモデルがあるが、VMX12は完全にオートバイとして設計している。”と謳っている。価格は66万円で、ホモロゲーションキット別売予定。
モータリストオリジナル電動オートバイは、VMXシリーズだけでなくネオクラシックスタイルのオンロードモデル「VMS6」も用意。最大出力6kwのモーターに、自動遠心クラッチ式のトップニュートラル・4速トランスミッションを搭載している。原付2種クラスで価格は49万5000円。
モータリストファクトリーでは、様々なモータリスト取り扱い車種やアクセサリーなどを一同に見ることができる。普段見ることが難しいモデルも細かい所までチェックできるので、気になる人は一度は訪れていいだろう。モータリストファクトリーの住所は東京都大田区仲六郷2-41-8で、定休日は水曜日・木曜日。営業時間は10時から18時まで。また、モータリストファクトリーではカフェ(11時から18時)、バー(18時からの要予約制)も行っている。
関連リンク
モータリスト https://motorists.jp/
カフェ&バー モータリストファクトリーオープンのお知らせ https://motorists.jp/news/21123/
JR西日本「きのくに線サイクルトレイン」が国土交通省 令和4年度自転車活用推進功績者表彰を受賞
JR西日本は5月27日、JR西日本和歌山支社の「きのくに線サイクルトレイン」の取り組みが、自転車の活用推進に貢献したと評価され、令和4年度自転車活用推進功績者表彰を受賞した。
きのくに線サイクルトレインは2021年9月に、紀伊田辺~新宮駅間の普通電車で「予約不要・追加料金不要・自転車そのまま」で利用できる実証実験を開始。2021年12月には、「きのくに線サイクルトレイン2022」として通年実施を開始した。また、2022年2月に利便性向上のため、新宮駅階段スロープ・無人駅の足元乗車位置・サイクルラック・フォトスタンドを整備し、同年4月には御坊~紀伊田辺駅間を区間延伸(全長146.1km)を実施。利用実績は2021年9月1日から2022年5月22日の264日間で約3600人となっている。
自転車活用推進功績者表彰は、自転車活用推進法第15条に基づき、自転車の活用の推進に関し特に顕著な功績があると認められる個人又は団体を表彰し、もって自転車の活用の推進に寄与することを目的とする表彰。本表彰は、平成29年5月に施行された自転車活用推進法に基づくものであり、今回で5回目の表彰となる。
受賞内容は、”きのくに線沿線約150kmで予約不要・追加料金不要のサイクルトレインを全曜日で本格実施。駅設備の改良、モデルコースの設定等誘客強化で区間乗客数増を達成”が理由となっている。
今回の受賞を受けて、JR西日本和歌山支社は「栄誉ある賞をいただき大変嬉しく思います。この受賞は和歌山県をはじめとする多くの関係者とご利用の皆様が支えてくださった結果であり感謝申し上げます。ローカル線を取り巻く状況は大変厳しいですが、これからもこのサイクルトレインを魅力あるものに育てていき、地域の活性化に貢献できるよう努めていきます」と語っている。
関連リンク
JR西日本 https://www.westjr.co.jp/index.html