デイリーアーカイブ Nov 17, 2024

サイクリングで E-Bikeに拘る理由とは?人力自転車や電動アシスト自転車にはない利点を解説

E-Bikeを所有すると、従来の人力自転車は殆ど乗らなくなり、E-Bikeしか乗らなくなる傾向にあるが、E-Bikeを所有していない人にとっては、なぜ、人力自転車や電動アシスト自転車ではなく、高価なE-Bikeを選ぶのかが気になるだろう。そこで、今回は、サイクリングで人力自転車や電動アシスト自転車ではなく、E-Bikeを選ぶ理由を解説する。 人力自転車は制約の多さとコース自由度の低さが問題 筆者はE-Bikeを購入する前はロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど、さまざまな人力自転車に乗っており、今迄、人力自転車で1日300キロを走行するチャレンジを行っていたこともあった。 ただ、E-Bikeを購入してからは、人力自転車でロングライドを行うことは全く行わなくなった。これは、筆者が普通のサイクリングを重視しており、E-Bikeがその使い方に合っていたのだろう。 所謂、普通のサイクリングというのは、距離は長くても150キロ程度で舗装路や未舗装路を一般的な速度(一番速い速度は精々時速26キロぐらい出せれば良い)で走行でき、途中で気兼ねなく停車したり、上り坂を気軽に走ることができることだ。 このような一般的なサイクリングで重要なのは、一発のスピードではなく、どんな道でも、荷物の積載の有無や体調でも安定してストレスなく走行できること。 一般的な人力スポーツ自転車で、舗装路のスピードを重視すると、前傾姿勢の強要や、パンクに弱い細いタイヤを装着する必要があるため、重い荷物を積むことができない、グラベルを走るのが難しいといった問題がある。 また、上り坂でのスピードは人力自転車は非常に遅いという問題がある。サイクリングでは一瞬の高速走行よりも一定の速度で走行した方が、目的地までのたどり着く時間の計算が容易だ。E-Bikeの場合、ロードバイクと比較すると時速30キロの走行などはできないため遅く感じるかもしれないが、向かい風や坂道での様々な要因によるタイムロスが少ないため、時間計算が簡単なので精神的な安心感が高い。 一方で、人力自転車の場合、高速走行できるロードバイクでも、向かい風や坂道でのタイムロスがあるため、目的地までの時間計算が難しく精神的な安心感は少ない。 サイクリング用自転車は、単一機能を上げるだけでは、非常に不便で、総合的に機能を上げるにはE-Bikeの選択しかないのが実情だ。 電動アシスト自転車はパワーと車体性能が問題になる サイクリング用自転車を選ぶ際、高価なE-Bikeではなく電動アシスト自転車を選べば良いと思う人もいるだろう。E-Bikeは富裕層が多い欧州市場を念頭に置いて製造されている物が多いため、大手ブランドのモデルは30万円、40万円以上のモデルが最低価格帯になりつつある。一方、日本国内で販売されている通常の電動アシスト自転車は、原付の代替品としての意味合いもあるため、10万円台で購入できるのが多い。 様々なE-Bikeを試乗している筆者も、電動アシスト自転車に乗っているが、サイクリング用で一般的な電動アシスト自転車を選ばなかったのは、あちらはあくまでも短距離走行用だからだ。例えば、スポーツタイプの電動アシスト自転車で人気のTB1eは前輪にモーターを装着しているので、カーブを曲がる際にハンドリングが重くて運転しにくい、一般的な電動アシスト自転車は脚を低回転で回すのを重視しており、高回転で漕ぐような高速域ではモーターのアシストパワーがかかりにくい、E-Bike用のモーターと比較すると、パワフルではなく踏んだ時のレスポンスが悪いアシストが多く、長時間走行での快感性能が低い、車体にコストをかけることが難しいのでE-Bikeと比較すると弱いアシストで航続距離を重視する走行を行うのが難しいため、航続距離を伸ばす技が使えないなどの問題がある。 そのような欠点は、一般ユーザーがDIYで簡単に解決できる物ではなく、どのようなことを行っても、最終的には車体を変更するしかないのが実情だ。 実際、E-Bike購入前に短距離走行用である電動アシスト自転車も少し興味はあったが、このような細かい欠点が積み重なっており、長距離走行だと快感性能が低いので除外した。 E-Bikeでサイクリングを楽しむ際に欠点と言えるのが、車体重量が重いので電池が切れた際の走行感覚が重い、輪行が難しいという問題がある。 しかし、電池が切れた時の走行感覚の重さに関しては、電池容量を増大させて電池切れを抑える、車体重量を軽くするといった方法があり、海外ではすでに様々なモデルが販売されている。また、輪行が難しいという問題に関しては、車体が軽い軽量 E-Bikeを使用する、折りたたみE-Bikeとキャリーカートを組み合わせる、ヤマト便のらくらく家財宅急便を活用する方法がある。 一度、E-Bikeを所有すると、人力自転車はコースどりや荷物積載量などの様々な限界があるため楽しく走る自由度が少ない問題にぶつかり、電動アシスト自転車はE-Bikeよりも低コストで作られているためパワーやレスポンス不足、車体コストがかけられないため快感性能の不足が問題になる。筆者ならE-Bikeが壊れても再度E-Bikeを所有するだろう。 文:松本健多朗

「自転車 NAVITIME」アプリ、サイクリングコースの GPX ファイル出力機能を追加

ナビタイムジャパンは、2022年7月28日、自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車 NAVITIME」で、GPXファイルのエクスポート機能を追加したと発表した。 今回の対応で「自転車 NAVITIME」アプリで作成したサイクリングコースの情報を、GPXファイルで外部出力できるようになった。出力したファイルを、そのままサイクルコンピューター連携のアプ リに共有して、サイクルコンピューター上で表示できるため、走行中にルート変更があった場合もアプリでルートを再検索し、GPX 出力してサイクルコンピューターへ転送する使い方も可能だ。 出力した GPX ファイルは、サイクルコンピューターと連携するデバイスやロガーアプリなどに表示で きるため、それぞれのサービスの中で「自転車 NAVITIME」で作成したサイクリングコースが利用可能。出力対象は、ルート検索結果と My サイクリングコースで作成・お気に入り登録したコース で、この機能は「自転車 NAVITIME」アプリのプレミアムプラス会員の登録で利用できる。 これまで、GPXファイルの出力はパソコンで行うことが一般的なことから、PC版「自転車NAVITIME」で先行して当機能を提供していたが、ユーザーから「出先でパソコンがなくてもGPX出力してサイクルコンピューターと連携したい」などの声があり、さらにサイクリングやロングライドで、スマートフォンの発熱やバッテリー切れを防ぐためにサイクルコンピューターを利用する人が多いこともあり、当機能が登場した。プレミアムプラス会員の料金は一ヶ月600円(Android、iOS)、660円(Web版)から利用可能。 関連リンク 自転車NAVITIME https://products.navitime.co.jp/service/bicycle/android_sp.html

相模原市が東京2020オリンピック大会1周年を記念して、新たな大型横断幕の設置やサイクルイベントを実施を発表

相模原市は7月27日、東京2020オリンピック自転車ロードレース競技開催1周年を記念して新たなデザインの大型横断幕の設置やサイクルイベントを開催すると発表した。 以下、リリースから。 大型横断幕について 東京2020オリンピック自転車ロードレース競技のコースの一部となった相模原市では、大会時にピクトグラムを使用した大型横断幕を掲出し、出場選手を歓迎しました。 大会1周年を迎えるこのタイミングで、オリンピックレガシーの継承やサイクルツーリズムの推進を目的に、新しいデザインの大型横断幕を掲出しました。 設置日:令和4年7月25日(月) 設置場所:小倉橋西側道路擁壁(緑区小倉) 内容:大型横断幕(縦9m×横 約20m) 1枚   【7月30日開催】さがみはらサイクルフェスティバル2022について 大会の感動を思い返すとともに、体験などを通じて自転車競技の魅力に触れてもらうことを目的に「さがみはらサイクルフェスティバル2022」を開催します。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/sports/1025680.html また、同日に東京2020大会自転車競技ロードレースコースをベースとした約110km(そのうち約30kmが相模原市区間)を、自転車ロードレース経験者が交通法規に従って走行する「東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念  自転車ロードレース  レガシーサイクリング」が開催されます。走者の休憩場所「エイドステーション」が青山神社内に設置され、地域のみなさまによる軽食提供などのおもてなしや走者との交流を予定しています。 日程:令和4年7月30日(土) 主催:ジャパンサイクルリーグ(JCL) 参加者:片山右京さん(JCL)、増田成幸さん(東京2020オリンピック自転車ロードレース競技日本代表) ほか ◇トークショー マウンテンバイクやBMXの第1線で活躍されているお二人によるトークショーを開催します。 時間:9時40分〜 会場:串川地域センター  多目的ホール(緑区青山1012) 定員:先着120名  ※申込不要・当日直接会場へ 費用:無料 出演者: 設置日:令和4年7月25日(月) 設置場所:小倉橋西側道路擁壁(緑区小倉) 内容:大型横断幕(縦9m×横 約20m) 1枚   【7月30日開催】さがみはらサイクルフェスティバル2022について 大会の感動を思い返すとともに、体験などを通じて自転車競技の魅力に触れてもらうことを目的に「さがみはらサイクルフェスティバル2022」を開催します。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/sports/1025680.html また、同日に東京2020大会自転車競技ロードレースコースをベースとした約110km(そのうち約30kmが相模原市区間)を、自転車ロードレース経験者が交通法規に従って走行する「東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念  自転車ロードレース  レガシーサイクリング」が開催されます。走者の休憩場所「エイドステーション」が青山神社内に設置され、地域のみなさまによる軽食提供などのおもてなしや走者との交流を予定しています。 日程:令和4年7月30日(土) 主催:ジャパンサイクルリーグ(JCL) 参加者:片山右京さん(JCL)、増田成幸さん(東京2020オリンピック自転車ロードレース競技日本代表) ほか ◇トークショー マウンテンバイクやBMXの第1線で活躍されているお二人によるトークショーを開催します。 時間:9時40分〜 会場:串川地域センター  多目的ホール(緑区青山1012) 定員:先着120名  ※申込不要・当日直接会場へ 費用:無料 出演者: 小田島 梨絵さん(写真左) 競技:マウンテンバイク 実績:北京・ロンドンオリンピック日本代表(2008/2012)、アジア選手権優勝(2008/2012)ほか 大池 水杜さん(写真右) 競技:BMXフリースタイル・パーク 実績:東京2020オリンピック7位入賞 ほか ◇マウンテンバイク競技体験会 マウンテンバイクの魅力を体験してもらうため、初めて乗る人でも楽しめる凸凹道などの模擬コースを青山神社内に設置します。 ※当日順番にご案内しますが、会場が混雑した場合は入場規制する可能性があります。 時間:9時〜12時 会場:青山神社(緑区青山1013) 費用:無料 ◇レガシーサイクリング走者の紹介 会場を訪れたレガシーサイクリング走者を、人気ラジオDJのサッシャさんと元プロロードレーサーの栗村修さんが紹介します。 時間:10時55分頃~ 会場:串川地域センター 多目的ホール(緑区緑区青山1012) 定員:先着120名  ※申込不要・当日直接会場へ 費用:無料 その他の自転車競技に関する取組について (1)銘板の設置 東京2020大会の感動や記憶を後世に引き継ぎ、シビックプライド(市への愛着)の推進に繋げることを目的に、令和4年3月に自転車ロードレース競技のコース上の8箇所にその場所付近の出来事や写真等を掲載した銘板を設置しました。 関連リンク 相模原市 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/index.html