デイリーアーカイブ Nov 16, 2024
スペシャライズド ヒルクライムレースとダウンヒルレース同時開催イベント 野沢温泉自転車祭に協賛
スペシャライズドは8月29日、10月1日(土)から2日(日)に開催される野沢温泉自転車祭に協賛すると発表した。
野沢温泉自転車祭は、野沢温泉の自然とスキー場という地形を生かして、ロードバイクを使った「ヒルクライム競技」と、マウンテンバイクを使った一斉スタート形式の「ダウンヒル競技」を開催。同じ大会で双方の競技にエントリーできる唯一無二の参加形態を持った大会となる。
エントリー受付は2022年9月19日(月)まで。開催内容は以下の通り。
開催概要
大会名:第2回 野沢温泉自転車祭
主催 野沢温泉サイクルイベント実行委員会 (事務局:野沢温泉スキークラブ)
開催日時:2022年10月1日(土)-2日(日)
募集締切:2022年9月19日(月)
開催競技:ヒルクライム(主にロードバイク使用)
ダウンヒル(主にマウンテンバイク使用)
参加資格:中学生以上
公式サイト:https://nozawa-cycle.jp/
エントリーサイト:https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/88083
神戸市、須磨と淡路島を結ぶ自転車持ちこみ可能な海上航路の実証実験「スマアワ Ship & Cycle」を発表
神戸市は8月24日、須磨海岸エリアと淡路島を連携する海上航路の実証実験「スマアワ Ship & Cycle」を発表した。
この実験では、相乗効果による両地域の魅力向上や、サイクリングを観光資源として活用するためのサイクリスト向け移動手段としての可能性や、民間事業者による事業化に向けた課題抽出や事業性等の検証を目的に、海上航路の導入に関する実証実験を行う。
運航日は2022年10月8日(土)、9日(日)、15日(土)の3日。運航ダイヤは、往路の須磨から淡路島に関しては、8時15分乗船受付、9時須磨出港、10時淡路入港。復路の淡路島から須磨に関しては、15時15分乗船受付、16時淡路出港、17時須磨入港となる。
募集は自転車持ちこみ、レンタサイクルを利用、自転車を利用しない人の3種類で、自転車持込とレンタサイクルは、予約時に申し込みが必要。募集定員は1便あたり100名で、うち自転車持込30名程度。乗船料は大人1000円、小学生500円、小学生未満無料、自転車持込料300円で、輪行バックでの参加も自転車持込料が必要。予約は、https://sumaawa.jp/へアクセスし、手順に沿って申し込みが必要となる。募集期間は、2022年8月24日(水)から乗船日5日前で、先着順。
関連リンク
スマアワ Ship & Cycle https://sumaawa.jp
街を爽快に走るためのクロスバイクE-Bike「BESV JF1」をレビュー
クロスバイクタイプのE-Bikeには、大容量バッテリーとパワーを重視したミッドモーターを搭載したCorratec E-POWER SHAPE PT500や、小型バッテリーと軽さを重視したミッドモーターを搭載したSpecialized Turbo Vado SLなど、多種多様なモデルが用意されている。
その中でもBESV JF1はスマートなデザインに、車体重量16キロ台とクロスバイクタイプのE-Bikeでは軽く、価格も、カラーチェンジ変更後モデルで27万8000円(税込)と、30万円を切る価格で、お手頃価格で購入できるクロスバイクタイプのE-Bikeとして知られている。今回、BESV JAPANからBESV JF1を借用して様々な場所を走行してBESV JF1を解説する。
BESVらしいスマートなデザインを実現した車体
BESV製E-Bikeの特徴と言えば、デザインに拘っていることだろう。これは、クロスバイクタイプE-Bikeの「JF1」に関しても同じで、252Whの小型バッテリーに後輪に搭載されたインホイールモーターを採用することで、E-Bikeではスマートなデザインを実現した。
カラーリングも、一般的なスポーツ自転車のようにブランドロゴを大きく見せるのとは違い、ブランドロゴは大きく見せておらず、これもすっきりとしたデザインに一役買っているだろう。
ディスプレイはBESVオリジナルのフルカラー液晶タイプ。ディスプレイサイドにはUSB Type-Cコネクタを搭載しており、スマートフォンの充電やオプションのヘッドライトを装着することができる。
モーターはBESVオリジナルのリアインホイールモーターで定格出力250W、最大トルク不明。バッテリーは、容量252Whで脱着可能。脱着方法は鍵を使い、バッテリーを外しても蓋があるため、防犯性能も高い。バッテリーのサイズは500mlペットボトルに近く、BESV JR1やJG1といったJシリーズだけでなく、CF1 LENA、VOTANI H3、Q3にも使われている。バッテリーの価格は4万3780円。
BESV JF1は、街中やサイクリングロードを爽快に楽しく走行できるのが特徴
今回、BESV JF1を街中やサイクリングロード、峠の上り坂など様々な道を走行した。E-Bikeは、モーターや部品構成などの関係で、上り坂を走行するのが楽しいモデルや、平地を走るのが楽しいモデルなどがある。BESV JF1に関していえば、街中やサイクリングロードを走るのが楽しいクロスバイクタイプのE-Bikeだろう。
BESV JF1が街中やサイクリングロードを走るのが楽しい理由は、車体重量とモーターのアシストチューニングのおかげだろう。BESV JF1の車体重量は、車体サイズが一番小さいXSサイズで16.1キロ。一番大きいLサイズで16.5キロと軽い。車体が軽いと、アシスト比率が少なくなる時速18キロ以上の高速域で走行しても、アシストの力を感じやすい。
モーターのアシストチューニングに関しては、モーターのパワー自体は一般的だが、アシストの味付けが面白いためだ。
BESV JF1のモーターは定格出力250W、最大出力、最大トルクは不明。筆者が試乗した限りでは、Bosch Active Line Plus(定格出力250W、最大出力は非公式情報で400W中盤、最大トルク50Nm)に近い。マウンテンバイクタイプのE-Bikeに使われているShimano STEPS E8080(定格出力250W、最大トルク70Nm)や、Bosch Performance Line CX 日本仕様(定格出力250W、最大出力非公式情報500Wオーバー、最大トルク85Nm)と比較するとパワフルではないが、舗装路を走行するには必要十分の性能を持っている。
インホイールモーターの欠点は、アシスト時の”直結感”が感じるのが難しいこと。Shimano STEPSシリーズやBoschなどが採用しているミッドモーターが漕いでいる足に直接アシストがかかり、直結感を感じる一方、インホイールモーターは漕いでいる足にアシストがかからず、車輪を動かすためアシストの直結感が感じにくい。
BESV JF1のアシストは後ろからスーッと進むモーターの気持ちよさを活かしたアシストチューニングだ。イメージとしては、最大アシスト比率まで曲線的にモーターの力を働かせて静かにアシストすることで、ふわっとしつつ力強いアシストを実現した。アシスト時の直結感が感じるのが難しいというインホイールモーターの欠点を逆手に取り、インホイールモーターならではの乗り味で完成度は高いだろう。
アシストモードに関しては、航続距離重視のECO、漕いだ力でアシスト力を可変するSMART、一番パワフルなPOWERの3種類を用意している。一充電あたりの航続距離に関しては、40キロから105キロとなっている。航続距離重視のECOモードでは100キロほど走行できると書いてあるが、ECOモードは航続距離を重視したため、アシスト力が少ないため、実質的にSMARTモードか、POWERモードを多用することになるだろう。
SMARTモードの航続距離は公開されていないが、筆者が乗車した限りでは、一般的なアップダウンがある道では50キロから60キロ程度だと想定している。これはSMARTモードのアシストパワーがPOWERモードに近いほどのパワーを出しているため。体感ではSMARTモードのアシストパワーは発進時の場合、POWERモードと比較して弱いアシストパワーを出している場合でも、体感で6割以上のアシストパワーを出力して発進していることもあった。個人的にはSMARTモードのアシストは、スマートフォンで出力調整を行ったほうが良いと感じた。
上り坂は、前ギアが44T、後ギアが11-34Tと、上り坂では比較的重めのギア比構成を採用しているため、坂道ではモーターのパワーに頼って上る必要がある。バッテリー容量が252whと少ないため、長い峠道では電池切れになりやすいので、バッテリー2個持ちで運用するのを想定しよう。
ちなみに、BESVは、BESVオリジナルインホイールモーターを搭載したモデルは、車種ごとにアシストチューニングを変えている事があるため、JF1のアシストチューニングが、JR1やJG1に採用されているわけではないため注意しよう。
軽量E-Bike「Specialized Turbo Vado SL」と比較する
軽量系クロスバイクタイプE-BikeのBESV JF1を購入するとき、気になるのが、同じく軽量系クロスバイクタイプE-BikeのSpecialized Turbo Vado SLだろう。Specialized Turbo Vado SLは、重量15キロでバッテリー容量320WhとBESV JF1よりも軽量でバッテリー容量は多いが、バッテリーの取り外しは基本的に不可能、搭載されているモーター「Specialized SL1.1」は、定格出力240W、最大出力240W、最大トルク35Nmと、BESV JF1よりもパワー、トルクが少ない。Specialized Turbo Vado SLの価格は、39万6000円から。
Specialized Turbo...