デイリーアーカイブ Nov 16, 2024
ヤマハ発動機 新型E-Bike用モーター「PWserise S2」登場 PW-X3並のコンパクトなモーター
ヤマハモーターヨーロッパは9月1日、新型E-Bike用モーター「PWserise S2」を発表した。
ヤマハは、2023年モデルでは、スポーツ・トレイルカテゴリーにいくつかの新機能と改良を加えた新シリーズPW S2を導入し、さらなる拡充を図っていく。
「less is more」をモットーに設計されたPW S2は、2018年に発売されたPW STシリーズのドライブユニットよりも大幅に軽量化、高性能化を実現。欧州のE-Bikeメーカーのニーズに応えるべく開発された、自然で快適な乗り心地を提供する新しいE-Bikeシステムだと謳っている。
PW S2は、旧モデルの「PWseries ST」と比較して最大トルク75Nmを7%以上向上させ、重量は従来比16パーセント減らした2.85キロとクラストップレベルの軽量化を実現。同社は「高出力化と軽量化、体積の20%削減を両立させることで、マルチロールセグメントでトップクラスのトルクウェイトレシオを実現し、力強く、即座に、使い勝手の良い性能を発揮することができます」と語っている。
モーターの外観はPW-X3と同等の小型化を行うことで、バイクメーカーは、テクニカルな路面での性能を向上させるために地上高を増やすなど、新世代のフレーム設計の自由度をさらに高めることができる。
また、従来よりも20パーセントコンパクトになったことで、チェーンステーを短くすることでフレーム剛性を高め、操縦性と後輪トラクションを向上させるなど、理想的なフレームデザインの開発を可能にする。
PW S2は、PWseries STより22.8mm短い128mmの細軸ボトムブラケットを採用した狭いQファクターや、ペダリングに応じて自動的にアシストモードが変化するオートマチックサポートモードと組み合わせることで、より快適なライディングを実現する。
出力は定格出力250W、最大トルク75Nm、重量は2.85キロ。日本での展開は不明だ。
関連リンク
PWseries S2 - e-Bike Systems | Yamaha Motor Co., Ltd. (yamaha-motor.com)
ヤマハ発動機 E-Bike用モーターの生産を日本からフランスに移転
ヤマハモーターヨーロッパは9月1日、E-Bike用モーターの生産を日本から欧州に移転すると発表した。
同社は2050年までにカーボンニュートラルを目指すため、ドライブトレインはフランスのMBK Industrie社で製造する。
生産を行っているE-Bike用モーター「PWシリーズ」のドライブユニットの生産を日本から西欧に移すことは、カーボンニュートラルに貢献するだけでなく、新型コロナウイルス感染症で問題となっている物流プロセスの改善にも繋がる。
また、自転車メーカーにとっても、リードタイムの大幅な短縮、配送の柔軟性向上、港の混雑など外部サプライチェーンの混乱の解消、EU内陸物流の最適化包装、廃棄物の削減など、多くのメリットがあると語っている。
MBK Industrieのサン・カンタン工場では現在、年間8万台以上のヤマハのモーターサイクル、スクーター、レクリエーショナルビークルを生産。MBK Industrieは、環境保護のためのISO 14001と品質向上のためのISO 9001の認証を取得している。
関連リンク
Yamaha Motor (yamaha-motor.eu)
MBK
神奈川県海老名市でシェアサイクル実証実験を開始
江ノ島電鉄と国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreetは、2022年8月17日(水)に神奈川県海老名市と「海老名市シェアサイクル実証実験事業に関する協定」を締結し、2022年9月2日より電動アシスト自転車シェアサイクル事業の実証実験を開始した。
本実証実験では、OpenStreetが提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活⽤したシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」の運営を通じ、市内のにぎわい振興や地域の活性化、公共交通機能の補完に資する新たな都市交通システムとしてのシェアサイクルの有効性及び課題を検証することを目的としている。
2022年9月2日(金)より、市役所や海老名市民活動センタービナレッジ・ビナスポ、海老名中央公園、海老名運動公園、海老名市温故館、中央図書館等20か所にシェアサイクルの貸し出し・返却拠点のステーションを設置し、シェアサイクルの実証実験を開始します。その後も順次ステーションを拡大する。
海老名市は、本実証実験において、本事業全体への総括を行い、にぎわい振興につながるよう取り組みを行う。
また、江ノ島電鉄は、本実証実験において、シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」の運営及び、地域民間企業と連携したステーションの設置、シェアサイクル事業の実施に係る関係事業者との調整といった役割を担う。
OpenStreetは、本実証実験においてシェアサイクル運営に係る全体の管理、シェアサイクルプラットフォームとなるアプリケーション及びシステム、付随する機器類の提供や各種データの収集を行う。シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」は、「HELLO CYCLING」のアプリに表示されているステーションなら、全国どこでも電動アシスト自転車の貸し出し・返却が可能なシェアサイクルサービス。海老名市近隣の藤沢市や茅ヶ崎市、寒川町では既に合計125か所(2022年8月末日時点)のステーションが設置され、地域を超えた広域的な利用が見込まれている。
実証実験期間 2022年9月2日(金)から2024年8月31日(土)。実証実験状況に応じて、1年間の期間延長あり。海老名市のステーション開設予定地は以下の通り。
関連リンク
江ノ島電鉄 https://www.enoden.co.jp
Openstreet https://www.openstreet.co.jp