デイリーアーカイブ Mar 10, 2025

オランダのEバイクブランド「ヴァンムーフ」 品質悪化で財務上の問題が発生か

オランダ アムステルダムに拠点を置くEバイクブランド「ヴァンムーフ」は、サプライチェーンと品質管理の問題から、財務上の難問に直面していたとTECH EUやバイシクルリテーラー等の複数のメディアが報じています。 VanMoof: The more they sell, the more they lose - Tech.eu Report: VanMoof needed cash bailout to continue operating | Bicycle Retailer and Industry News ヴァンムーフと言えば、スマートなデザインとハイテクを売りにしたEバイクブランド。2021年9月に1億2800万ドル(日本円で約160億円)の資金調達を行い、世界で最も資金調達したEバイク企業であると謳っていました。 オランダの金融メディア「Financieele Dagblad」が算出した2021年の売上高によると、ヴァンムーフの自転車を販売するためのコストは購入価格よりも大きく、粗利益の損失は1190万ユーロ(日本円で約16億8000万円)となり、2020年の670万ユーロ(日本円で約9億4600万円)の損失から拡大したとのことです。 また、ヴァンムーフは品質の悪さが浮き彫りとなっています。同社が2020年4月に発表したEバイク「S3」と「X3」は、配送中に発生した傷やさまざまな損傷、油圧ブレーキの不具合、電気系統の故障など様々なトラブルが発生が発生し、SNS上ではオーナーの怒りの声を見かけます。2021年のヴァンムーフの製品の保証期間中の修理・交換費用は、800万ユーロ(日本円で約11億円)と予測されています。 他にも、ヴァンムーフは低価格で最大3年間の無料メンテナンスと、盗難にあったバイクが2週間以内に回収できなかった場合の代替モデルを用意するプラン「Peace of Mind保証」という手厚いサービスがありますが、このサービスにより同社の経営難に拍車をかけているようです。 複数のメディアによると、ヴァンムーフは2023 年の第1四半期に存続が危うくなると予測した後、株主からの資本投資を求め、受け取る予定とのこと。今後が気になるところです。

海外でEバイクに興味がある人の平均世帯年収は約1140万円 日本人の平均世帯年収の2.6倍を達成

Eバイクで世界的に有名なメディア「E-MOUNTAINBIKE Magazine」は、2022年度の読者調査を発表しています。 E-MOUNTAINBIKE Magazineは、定期的に読者調査を行っていることで有名で、2021年に世界の1万6000人以上のE-MOUNTAINBIKE Magazine読者を対象にした調査を実施しています。このときの調査では、平均世帯年収は7万6000ユーロでした。2022年1月時点での1ユーロ130円換算で970万円となっています。また、読者の大半は男性で平均年齢は50歳、E-MTBを購入するための予算は、平均5500ユーロと、1ユーロ130円の場合、日本円で約71万円。国籍は、ドイツが約49%、オーストリアが8%、スイスが7%。英国が10%。ヨーロッパ以外では、アメリカの読者が最も多く、5%強を占めています。 16,251 readers have spoken – The most important findings of the 2021 E-MOUNTAINBIKE reader survey | E-MOUNTAINBIKE Magazine (ebike-mtb.com) 2022年の読者調査では、読者の平均世帯年収は8万975ユーロとのこと。1ユーロ140円で日本円に換算した場合約1140万円となりました。2022年の日本人の平均世帯年収は中央値で437万円と、日本人の平均世帯年収の2.6倍を達成しました。 Your voice has been heard: the E-MOUNTAINBIKE reader survey 2022 – Insights from 12,338 entries | E-MOUNTAINBIKE Magazine (ebike-mtb.com) https://youtu.be/jR_15ke5s04   海外では、オートバイよりもEバイクを選ぶ風潮があり、ドイツでは単年度で200万台の販売台数を達成し、MVアグスタやポルシェなど高級オートバイ、高級車ブランドがEバイクに参入しています。日本では感覚をつかむことは難しいですが、高級Eバイクは階級社会の新しいアイコンとなっていると言えるでしょう。

グランピングの「アルプスBASE」が冬の星空を楽しむための無料レンタルサービスを開始

写真サービス「パレットプラザ」などを運営するプラザクリエイトは、長野県飯島町にあるグランピング施設「アルプスベース」で、2023年1月27日より星空観察ができる無料レンタルサービスを開始しました。 アルプスベースは、長野県飯島町にあるグランピング施設です。施設は2つのアルプスに囲まれ、空気が澄んでいるため、星空観察に最適なロケーションとなっています。Alps BASEでは、より快適に利用できるように天体観測グッズを無料でレンタルするサービスを開始しました。 レンタルサービスには、天体観測用双眼鏡、星座早見盤、三脚、魚眼・広角・万華鏡フィルター付きスマートフォン用レンズの貸出が可能。また、星空を最大限に楽しむために、施設内では外光を最小限に抑え、焚き火台を設置し、暖を取りながら星空観察ができるようになっています。 アルプスベースは千人塚公園キャンプ場内にあり、東京方面から中央自動車道 駒ヶ根スマートIC(駒ケ岳SA内)より車で約15分。名古屋方面から中央自動車道 松川ICより車で15分。電車では七久保駅から車で約8分でアクセス可能。宿泊料金は、4名1室利用で1名12,980円からです。 関連リンク 【信州 長野】アルプスBASE|【リゾグラ】リゾートグランピングドットコム (glamping-shinshu.com)