デイリーアーカイブ Jan 18, 2025

Carstay、HW ELECTROと共同で日本初の本格EVキャンピングカーを発表

2023年8月9日、Carstay株式会社とHW ELECTRO株式会社は、日本初となる電気自動車(EV)キャンピングカー「T-01」の先行予約を開始しました。 このキャンピングカーは、HW ELECTROの中型EVバン「ELEMO-L」を基に、Carstayがリビングスペースに各種大型家電やベッドを装備しています。そして、走行に使う主バッテリーに加えて、ソーラーパネルや外部電源からも充電可能なサブバッテリーを搭載しています。 T-01は、生活用の電化製品から車両の走行に至るまで、多様な用途で使えることが特徴です。特に注目すべきは、43.5kWhの主バッテリーと370Wの大型ソーラーパネルから充電可能な200Aのサブバッテリー。これにより、電子レンジや冷蔵庫、エアコン、IH調理器といった家庭用電化製品を使うことが可能です。 T-01は、今後1年で20台の販売を目指しており、価格は1,150万円からとなっています。Carstayは、この新製品で移動手段だけでなく、滞在手段としても使えるバンライフを提案しています。乗車定員は2人で、一回の充電で約270キロも走行可能。車高も2045mmなので、立体駐車場でも停められる設計になっています。 T-01はCarstayの持続可能な未来へのビジョンを具現化したもので、温室効果ガスの排出量を削減し、さまざまなライフスタイルに適応可能な「moonn.」ブランドの一環です。この名前は、「MObility Of New Normal」の頭文字と、「月(Moon)」の語感を掛け合わせたもので、未来の新しい移動手段としての位置づけがされています。 関連リンク Mobi Lab. | すべてのバンライフ・キャンピングカーが好きな人のための場所 (carstay.jp)

HAROブランドの欧州仕様Eバイクが日本で発売 シマノEP800搭載フルサスE-MTBも用意

マングース、サルサ、サーリー等の輸入代理店で知られているモトクロスインターナショナル。同社の取り扱いブランドの1つである「HARO」では電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)も展開している。 ハイエンドモデルのHARO SHIFT i/o 7は160mmのトラベルを持つ4-Barリンケージフレームが特長のフルサスE-MTB。バッテリーは、ダウンチューブ内部に630Whの大容量バッテリーが内蔵されており、モーターは新型シマノEP800モーター(定格出力250W、最大トルク85Nm)を搭載している。ホイールサイズは、29インチのフロントホイールと27.5インチのリアホイールで、流行の前後異径ホイールとなっている。 HARO SHIFT i/o 7に搭載されているモーター「シマノ・EP800」は、2023年8月26日時点では、日本仕様が無い。SHIFT i/o 7に搭載されているモーターは、アシスト速度時速25キロ、アシスト比率制限なしの欧州仕様となる。日本国内で公道走行は不可。 他にも、DOUBLE PEAK i/Oというハードテイル電動マウンテンバイクも用意されている。こちらのモーターはシマノ E6100を搭載。定格出力は250W、最大トルク60Nm。こちらも、アシスト速度時速25キロ、アシスト比率制限なしの欧州仕様で、日本国内で公道走行は不可。 欧州仕様のE-Bikeと言えばファンティックが有名だが、シマノモーター搭載の欧州仕様Eバイクを正規輸入車で購入できるのは珍しい。 価格は、HARO SHIFT i/o 7が93万5000円(税込、以下同)で、DOUBLE PEAK i/Oは49万5000円。 関連リンク HARO DOUBLE PEAK i/o E-BIKE - モトクロスインターナショナル (ride2rock.jp) HARO SHIFT i/o 7 E-BIKE - モトクロスインターナショナル (ride2rock.jp)

破産したオランダのハイテクEバイクメーカー「ヴァンムーフ」227億円の負債を抱えていたことが判明

オランダのメディア「FD.nl」によると、破産した自転車会社「ヴァンムーフ」が、約1億4400万ユーロ(日本円で約227億円)の負債を抱えていたことが最近のニューヨーク裁判所の書類から明らかになりました。 VanMoof had bij faillissement een schuld van bijna €144 mln (fd.nl) ヴァンムーフは常に会社の資金繰りの問題があり、様々な投資会社から支援を受けていましたが、様々な対策を行うも失敗し、2年連続で約8000万ユーロ(約12億6000万円)の赤字を計上していたとのことです。 スマートなデザインとハイテクで知られるEバイク企業のヴァンムーフは、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上を伸ばす勢いを見せました。2021年9月には1億2800万ドル(日本円で約160億円)の資金調達に成功し、世界で最も資金調達したEバイク企業として名を馳せていました。 しかし、2022年からは経営危機の噂が囁かれるようになりました。この背景には、2020年4月に発表されたEバイク「S3」と「X3」の配送中の傷や故障などのトラブルが発生し、保証期間中の修理・交換費用や無料メンテナンスプラン、盗難にあったバイクの代替モデルを用意する「Peace of Mind保証」サービスのコストが、同社の経営難に拍車をかけたようです。 そして7月12日、企業の倒産を回避するために債権者から一時的な保護を求める支払停止が行われました。しかし、早期に支払停止が撤回され、破産しました。 ヴァンムーフは様々な企業が買収に名乗りを上げましたが、8月25日時点で買収を行う企業は依然として不明です。ヴァンムーフは専用部品が装備されているため、ヴァンムーフが消滅した場合、修理ができなくなるという問題があります。ヴァンムーフオーナーからは買収されて復活を求める声が聞かれますが、現時点での状況からすると非常に不安と言えるでしょう。 関連リンク Ride the future with our Electric Bikes | VanMoof