デイリーアーカイブ Dec 25, 2024
後ろのギアを大きくすることで、ロードバイクのギア比を簡単に軽くする方法(シマノ編)
ロードバイクの重いギア比を簡単に軽くする方法で、リアスプロケットが大きいギアを装着する方法がある。この方法の利点は、安価にギア比を軽くできること。
例えばギア比を下げる方法で、トリプルクランク(前3速化)にする方法があるが、この方法では、クランク・フロントディレイラー・リアディレイラー・ボトムブラケット・チェーンを交換するため、何万円もかかるという問題がある。一方、スプロケットを大型化する方法ではリアスプロケット・リアディレイラー・チェーンで済むのでトリプルクランクよりも安価で可能だ。
一般的なコンパクトクランク(50-34T)でリアスプロケット大径化の場合だと、一番軽いギアはクランク:34T、スプロケット:32Tで、1対1に近いくらい軽くすることが可能だ。今回はリアスプロケットが大きいギアを装着して、ロードバイクのギア比を軽くする方法をまとめてみた。
7速以下の場合
7速以下スプロケットの場合、ボスフリータイプとカセットスプロケット(7速のみ)がある。両タイプとも、大型のスプロケットが売られている。
7速カセットスプロケット車のギア比を軽くする方法 | シクロライダー
今でも買えるハイエンド・ボスフリースプロケット IRD ディファイアント フリーホイールの一覧 | シクロライダー
7段変速用ボスフリー一覧表 | シクロライダー
問題はリアディレイラーで、シマノ公式の7速ロードバイク用リアディレイラー「Tourney A070 RD-A070」では、最大ロースプロケットは28Tなので、大型リアスプロケットの最大ロースプロケット32Tには対応していない。この場合はMTB用リアディレイラーや、シマノ・クラリスのリアディレイラーを使用したほうがいいだろう。
8速の場合
シマノ・クラリスで一番軽いスプロケットは、CS-HG50-8 11-32T
シマノ(SHIMANO) CS-HG50-8SPL カセットスプロケット(8S) 11-32T(AW) ECSHG508132P
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リアディレイラーはRD-2400-GS
SHIMANO(シマノ) RD-2400 GS RD-2400
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9段の場合
シマノ・ソラで一番軽いスプロケットは、CS-HG50-9 11-32T
SHIMANO(シマノ) CS-HG50 9S 11-32T 124681482 ICSHG509132R
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リアディレイラーはRD-3500-GS
SHIMANO(シマノ) RD-3500 GS RD-3500
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10段の場合
シマノ・ティアグラで一番軽いスプロケットはTIAGRA CS-4600 12-30T
SHIMANO(シマノ) CS-4600 10S 12-30T 2345791470 CS-4600
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シマノ ティアグラ RD-4601-GS リアディレイラー
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11段の場合
シマノ・105で一番軽いスプロケットは、105...
私服に合う自転車用ヘルメット ヘルメットレビュー OGK FM-8
ロードバイクなどの競技用自転車のヘルメットといえば、ど派手な色をしたヘルメットが殆どだが、この手のヘルメットは普通の服には合わないのが殆ど。
自分も今まではOGK W3Rという比較的スポーツ自転車用のヘルメットに近いのを装着していたが、かなりヘタってきたので、新しいヘルメットにすることにした。そこで、私服にも合うヘルメットを探していたら、OGK FM-8を見つけたので購入した。
FM-8はマウンテンバイク、クロスバイク用のヘルメットとのこと。前方にはバイザーが装着されていて、前傾姿勢で走る場合、バイザーが邪魔になる可能性があるけど、バイザーは取り外しすることができる。バイザーを取り外した場合、比較的丸い形状をしたヘルメットでBMXタイプみたいな形状になっている。実際にMTBでの本格的なオフロードライドに使用するユーザーもいるようだ。ただ、BMXタイプとは違い、後頭部は少し角ばっている。また、横から見たラインもスポーツ自転車用のヘルメットみたいに後ろ上がりになっていて、BMXタイプのヘルメットよりはロードバイク等のオンロード用スポーツ自転車にも似合うようになっている。
FM-8の良いところは、OGK W3Rのフリーサイズと比べて、頭のフィット感が非常に高い。OGK W3Rはフリーサイズを売りにしていた自転車用ヘルメットで、頭が相当大きい人でも使えた一方、自分にとってはフィット感が悪くて、妙な違和感を持っていた。FM-8はM/Lの1サイズのみで、フリーサイズではないためかフィット感が高い。ただ、フィット感は個人によっても違うので注意が必要。
FM-8のデザインは耳の後ろあたりの後頭部までヘルメットが守ってくれる形状になっている。このヘルメットになれると、今までの後頭部を守らないヘルメットに違和感を感じることも出てくる。サイクルモードで自転車に試乗した時、ヘルメットを持って行かなかったので各ブースのヘルメットの貸出を利用して、自転車に試乗していたけど、FM-8になれたおかげで、通常のヘルメットを被ると後頭部が守られていないので少し怖く感じたことがあった。
XF-4アジャスターは上下2段階に調整できるのが利点の他に、耳に当たりやすい部分は赤いゴムになっていて、接触しても比較的柔らかい感触で違和感をできるだけ少なくしている。また、アジャスターもできるだけ上下の長さや厚みを薄くして、フィット感を高くしようと努力している部分を見ることが出来る。
気になる所は、ベンチレーションが本格的なスポーツ自転車用ヘルメットと比べて少ないので、真夏時はどうなるかは不明(秋に購入したため)また、マットブラックの塗装は非常に剥げやすく、少し何かに当たっただけで塗装が剥がれる。また、日本自転車競技連盟推奨で、公式競技の使用はできない。
個人的に、耳に当たりやすい部分の違和感が低いこと、後頭部を守るため安心感が高いこと、フィット感が高いことで、このヘルメットは気に入っている。比較的私服に合うデザインのため、最近ではちょっとした街乗りでもできるだけヘルメットを装着することが多くなった。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) FM-8 マットブラック フリーライド系ヘルメット
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写真のヘルメットは標準仕様のバイザーを外し、KOOFU BIT VISOR装着。ステッカーは後頭部のOGK FM-8のみ純正。
内装3段、内装5段、内装8段の違い(シマノ・ネクサスシリーズ編)
シマノの街乗り用内装変速機、Nexusシリーズは内装3段、内装5段、内装7段、内装8段とわかれている。ネクサスインター8を装着したBE-ALL BT20-8に乗ることができたので、ここで、内装3段、内装5段、内装8段の違いについて書いていこうと思う。
・内装3段(Shimano NEXUS Inter 3)
安価なシティサイクルに装着されているのが多い内装3段変速のネクサスインター3。内装3段変速は、ギア比の間が開いているため、通常の外装変速機みたいに、少しスピードを出してシフトアップしようとすると、一気に重いギアになり普通の人なら失速する。一番重いギアは、平地無風状態でしか使えないのでは?と思うほど重い。また、一番軽いギアも比較的重いため、坂道では人によってはキツイ場面もあると思う。内装3段変速は平地中心の街乗り限定で使うものだと思えばいい。
・内装5段(Shimano NEXUS Inter 5)
内装3段のギアの間にギアをつけたような物が内装5段のネクサスインター5。内装5段は内装3段と比べると少しは細かくギアを変速できる。しかし、1-2段目のギア比はほぼ同じだったり、5段目のギア比は3段目よりも重い等、比較的平地用や街乗り用の変速機となっている。内装5段変速はスポーツ自転車にも搭載されているモデルがあるが、内装5段のスポーツ自転車は街乗りスペシャルと思えばいいと思う。
・内装8段変速(Shimano NEXUS Inter 8)
ネクサスシリーズの最上級モデル、ネクサスインター8は内装8段となっている。内装8段変速は内装3段や内装5段と比べて軽いギアがあり、ギア比の間が3段や5段と比べて細かくなっているため、通常の外装変速機みたいに、少しスピードを出してシフトアップするなど、スポーツ自転車みたいな走りは比較的しやすい。
すぐわかる内装変速機のギア比(Shimano NEXUSシリーズ編)
内装変速機で走りや長距離を求めるのなら、最低でもネクサスインター7・8等、多段モデルを選んだほうがいい。自分が試乗した限りだと、内装変速機は外装変速機みたいにギア(スプロケット)を交換してギア比を大きく変化させることができないため、内装変速機の性能に依存するしかない。内装変速機は車軸部分の交換となるため高価になるので、最初から良い内装変速機を買ったほうがいいと思う。