デイリーアーカイブ Dec 24, 2024
坂道は歩くようにのんびりと走れば楽に走ることが出来る
世の中では、坂道を速く走るのが注目されている一方で、坂道を楽に走ることは注目されていない。長時間走行で障壁にもなる坂道だが、坂道は速く走ることを放棄して、歩くように走ればある程度楽に登れることができる。
歩くように坂道を登るという方法は、自転車で東京~山口で行く経験を持ち、海外の有名な冬山も登っている冬山登山屋の某S氏の意見で、自分達ではS氏の苗字をとってS氏走法(S氏の部分は、実際には苗字が入る)と読んでいる。この走法ができると、初心者でも坂道が登れ、車が走らない林道を走ることが楽しくなる。
この走行方法で必要なのは、まずギア比が軽いことで、前ギア・後ろギアのギア比が最低でも1以下が必要となる。一番良い自転車は前ギアが3枚あるMTBやクロスバイクで、このぐらい軽いギアがあると歩くように坂道を走ることが出来る。一番むずかしいのは前ギアが2枚あるモデルで、特にロードバイクは全体的にギア比が高すぎる問題がある。ギア比が高過ぎると、低速で坂道を走るのは難しいため、このような場合は押したほうが良い場合もある。因みに某S氏が乗っているブリヂストン・ユーラシアは、明らかに改造したと思われる前3枚ギア(推定ギア52・42以上・22T)が装着されていた。
この場合、運転する人も飛ばさないでのんびり走るという割り切りが必要だ。この走法に慣れていないと、いつまでたっても頂上に到着しない気分になるため、飛ばしてしまうかもしれないけど、体力を大幅に消耗してしまい、途中でへたりこんでしまう場合もある。スピードは遅くても走れば最終的には頂上に付く。また、歩くように走ると言っても、よほどの急坂でないかぎり歩くよりも速く、平地や下り坂では徒歩よりも自転車のほうが速い。
坂道を歩くように走るテクニックを覚えると、坂道を見てもも尻込みしないし、坂道が長くても走り続けることができるので、自転車で長距離を走るのなら覚えておきたいライディングテクニックだ。
米軍も採用する折りたたみMTB Montague Paratrooper PRO
折りたたみ自転車でも数少ないのが大径車輪の折りたたみ自転車。折りたたみ自転車というとたたむとコンパクトになる小径車が多く、大径車輪は折りたたんでも小さくなりにくく、他の大径車輪の自転車と比較されるので、数が少ないかもしれない。
数少ない大径車輪の折りたたみ自転車の中で有名なブランドではMontagueがある。大径車輪の折りたたみ自転車をウリにしている自転車ブランドで、フラットバーロードバイクのFIT、内装8段変速のBOSTON 8、荷台、泥除け付きのNAVIGATORがあるが、一番有名なのが米軍でも採用されているMTBのPARATROOPERだと思う。今回試乗したのはPARATROOPER PROという最上級モデル。
フレームは折りたたみ可能なアルミフレーム。フレームに分割構造が無いため、形から見ても頑丈そうに見える。また折りたたみ自転車としては珍しくフレームサイズがあるため、長距離走行するためのポジション出しもし易いだろう。公式サイトの写真ではトヨタ・アクアの荷室や、ダイハツのオープンカー、コペンのトランク内に折りたたんだParatrooperが入っている写真がある。このようなことは通常の大径車輪では不可能だろう。
https://www.youtube.com/watch?v=fmivwS4e4HA
フロントフォークはSR SUNTOUR XCM HLO。HLOとは油圧式ロックアウト(Hydraulic LockOut)の略。6万円台のMTBに装着されているサスペンションで、林道走行は大丈夫だと思う。また、舗装路ではサスペンション機構を固定するロックアウトを採用している。
ブレーキはPROMAXの機械式ディスクブレーキ。試乗コースでは特に不満はなかった。ブレーキも5~6万円のMTBクラスだろう。ギア比は前42/32/22の3段、後ろは不明だが、写真を見る限りMTB用の大型スプロケットを採用して、推定9段のMTB用ギアを採用している。軽いギアが多いので峠越えも大丈夫だろう。タイヤ経は26×1.95となっている。
試乗した限りでは、走りは普通のMTB。ラダーコースではサスペンションは十分に動き、舗装路はMTBのためタイヤが細いクロスバイクと比べるとはスピードは伸びないが、走りはスポーツ自転車の基準では合格なので、購入しても損はない。
Montague Paratrooper Proは11万円以上するが部品スペックは6万円クラスのMTBだ。高価な価格はオフロード走行可能な折りたたみフレームが理由だろう。Paratrooperには、通常モデルのParatrooperとParatrooper Proの2種類があるが、Paratrooperは後ろギアは8段で、サスペンションは油圧式ロックアウト等の機構が無いモデルとなっている。個人的にはお金があったらparatrooper proの方がいいと思う。折りたたみMTBというジャンルはParatrooperが唯一の存在なので、高価な理由も納得できる。折りたたみ機能が欲しいのなら悪くないMTBだろう。
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折りたたみ自転車の全長をまとめてみた
DAHONの折りたたみ自転車は、車種によって車体サイズが違うを書いたついでに、色々なブランドの折りたたみ自転車の全長をまとめてみた。各車輪別にわけて全長を調べてみたが、車体ごとに全長は大きく違う。車体設計にもよるので、一概には言えないと思うが全長が長い自転車ほど、ハンドル~サドル間が長いのが多いと思っていいと思う。
14インチ
Panasonic トレンクル:1158mm
16インチ
DAHON EEZZ D3(2015):121cm
Bridgestone スニーカーライト16インチ:1310mm
Bridgestone スニーカーシティ16インチ:1390mm
DAHON Curve D7(2015):140cm
Brompton S2L:1480mm
18インチ
Bridgestone スニーカーライト18インチ(6段変速):1410mm
Bridgestone スニーカーライト18インチ(7段変速):1380mm
20インチ
DAHON Mu Elite(2015):145cm
Doppelganger 202:1480mm
DAHON Mu SLX・Mu P9・Visc.P20・Horize(2015):149cm
DAHON Boardwalk D7・Dash P8(2015):150cm
DAHON Route(2015):151cm
Panasonic ビーンズハウス:1,518mm
DAHON Dash Altena(2015):152cm
DAHON Speed Falco(2015):154cm
bridgestone スニーカーシティ:1545mm
DAHON QIX(2015):155cm
DAHON Impluse D6(2015):156cm
DAHON Clinch(2015):159cm
26インチ
DAHON Contento(2015):170cm