デイリーアーカイブ Apr 19, 2025
フラットハンドルにパームレストを装着して持つ位置を増やす
通常の角度が無いフラットハンドルでは、長距離を走るのにバーエンドバーを装着するのが一般的だ。ただ、角度がついたハンドルの場合は普通にバーエンドバーを装着しても、上手く使うことが出来ない。
角度がついたハンドルにバーエンドのような物をつけるには2つの方法がある。1つはTOGSを使用する方法。2つ目はDIA-COMPEのDC138 ハンドレストを装着する方法がある。今回はハンドレストを装着してみた。
本来ハンドレストはギトネットレバーとドロップハンドルに合わせて使用するのが一般的だが、フラットハンドルにハンドレストを使用している人もいるようだ。
参考:ツーリングハンドルの系譜
自分もGIZAプロムナードハンドルにハンドレストを装着してみた。TOGSは指を引っ掛けるように使うらしいが、ハンドレストの場合は短いバーエンドバーのように、包み込むように握って使用する感じが合っている。バーエンドバーの場合クランプ部分が厚いのが多く、シフトレバー部分が干渉するのが多い一方、ハンドレストの場合はクランプ部分が薄いのでシフトレバーの干渉が無いので幅広い所に装着できる。
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ロードバイクのブレーキの効きの悪さはやはり構造的な問題
ロードバイクのブレーキの効きは悪い。特に安いモデルは無名ブランドのブレーキを採用して効きが悪く、ブレーキ交換は普通の認識となっている。それなら、高価なブレーキを装着したロードバイクなら良いのだろうか。
ワイズロード東大和でFarna700-105とFarna SL-ULTEGRAに試乗したことがある。どちらも105やULTEGRAを採用した高価なブレーキを装着している。
ブレーキをかけた感覚としては、確かにブレーキはよく効くが、ブレーキをかけるまでにコンマ秒ほどフラットハンドルのブレーキより遅いという違いがあり、総合的にはフラットハンドル車と比べるとブレーキの効きは悪い。
これは、ドロップハンドルの構造的な問題だったりする。ドロップハンドルでは、通常は上のブラケット部分からブレーキをかけるが、この状態だと、てこの原理的に支点が近すぎ、ブレーキをかけるタイミングが明らかに遅くなる。遅くなる時間は、恐らくコンマ秒クラスだが、このコンマ秒で、リスクが回避できるかできないかの違いがある。
参考:ドロップハンドルよりも公道向けのブルホーンハンドルの利点 – シクロライダー
ロードバイクによく採用されているドロップハンドルは、ブレーキがかかりにくい、ブラケット部を握った場合、フラットハンドルよりも手に力が必要、デュアルコントロールレバーは手が小さいと使いにくいなどといった欠点がある。このような欠点を理解してドロップハンドルを扱ったほうが良いだろう。
参考:手が小さいとデュアルコントロールレバーは使いづらい – シクロライダー
重量5キロ台のロードバイクの世界
自転車趣味の1つに、できるだけ軽量化を行うタイプが存在する。ロードバイク競技ではUCIの規定で重量は6.8kgを切るロードバイクは禁止されているが、今ではフラグシップモデルでは6.8kg以下のモデルは多く存在する。6.8kgでも十分だと思うが、今では改造をしたりして重量5kg台を達成するモデルも存在する。そこで重量5kg台のロードバイクはどのようなモデルなのかまとめてみた。
自転車専科 スリーナイン号(改):重量5kg
参考:www.h7.dion.ne.jp/~blue26/jitennsya.html
古いロードバイクでも、その気になれば重量5kg台に達成できるのが分かる一台。シフトレバーなどのパーツを肉抜きし、チタンやアルミボルトの使用し、元パーツがわからなくなる程いじっているのが特徴のようだ。フロントギアはシングルでヒルクライム専用とのこと。
フレームは
ANCHOR RL8(改):重量5.5kg
参考:ハルヒル第2回 vol.5 ~ 5.5Kgの超軽量ヒルクラ仕様を”たかさき自転車まつり”で拝見!~ - はじめの一歩から。
フレームはカーボンのAnchor RL8を採用し、KCNC製のキャリパーブレーキやレーコン製スプロケット、カーボンホイールなど軽さに拘ったモデル。ヒルクライム専用のため、フロントギアはシングルに割り切り、電動デュラエースの電動シフターをドロップハンドルのフラット部分に装着し、ヒルクライム時でも変速できるようにしているとのこと。
TREK Emonda SLR 10:重量 4.88 kg
世界最軽量ロードバイクで有名なのがTREK Emonda SLR 10。重量5kgを切るロードバイクで上記二台とは違うのは、改造車ではなくマスプロダクションモデルで誰でも買えるということ。カーボンチューブラーホイールなど、高価な部品を採用しているため、車体価格は160万円オーバー。上記二台はヒルクライム専用なのに対し、Emonda SLR10はフロントギアは2枚あるため、ヒルクライムだけでなく、通常のロードバイクのように走れることだ。