デイリーアーカイブ Jan 3, 2025
セミファットバイクの走りはどういう物なのかまとめてみた
通常のマウンテンバイクは2インチ(約50mm)のタイヤ幅で、ファットバイクは4インチ(100mm)のタイヤを装備している。しかし世の中には、マウンテンバイクとファットバイクの中間のタイヤ幅を持ったセミファットバイクが登場している。
Charge COOKER Midi 2016 Movie from RPJ on Vimeo.
セミファットバイクが採用しているタイヤ幅は3インチで、だいたい76mmクラスといったところだ。マウンテンバイクよりも太いタイヤ幅を採用しているファットバイクは浮遊感と砂浜や雪道などを走行することが出来る自由さが評価されている。
それなら、マウンテンバイクとファットバイクの中間でもあるファットバイクはどのような走りなのだろうか、今回はセミファットバイクの走行感についてまとめてみた。
charge COOKER MIDI 1:27.5×2.8インチ
ChargeのセミファットバイクCOOKER MIDIは、27.5インチの車輪に2.8インチのタイヤを装備したセミファットバイク。27.5インチでもタイヤが太いため車輪径が大きくなり、29インチと同じくらいの車輪径となっている。26インチMTBの機敏性と、29インチの走破性の両方を受け継いだのを売りにしているようだ。
参考:2016 charge (チャージ) COOKER MIDI 1(クッカー ミディ1)|マウンテンバイク|SALE/入荷情報|自転車専門店カネコイングス【埼玉県】
セミファットバイク風改造自転車を雪道で走った場合
参考:セミファットにしてみましたが、、、 : 南風そよぐ、、、
Dahon(車種不明)にXtraCycleのロングテールキットを装備した自転車に、60ミリ相当のタイヤ幅のタイヤを装備し雪道を走行した記事。タイヤ幅はあるがホイル径が大きくならないので浮遊感の再現はできるが、ファットバイクのような走りは難しいとのことだ。
ただ、セミファットバイクは従来のマウンテンバイクとファットバイクを比較すると、ファットバイク寄りの走りができ、雪道走行は普通のマウンテンバイクより大分良いとのことだ。
セミファットバイクは、タイヤの太さや形的に見てファットバイクよりもマウンテンバイクよりの自転車に見える。しかし普通のマウンテンバイクみたいなのに、ファットバイクみたいな浮遊感があるという気になる自転車だ。ただ、セミファットバイクはファットバイク以上に情報が少ないため、もっと情報が欲しい所だ。
公道仕様ロードバイクが広がるかはイメージの問題だろう
@27matuken 日本人ってミーハー気質だから公道仕様ロードバイクは中々受け入れにくいと思います。 こんなのロードバイクじゃないと。
— 旧プレスポ乗り@年越し糞リプ大会中 (@old_prespo) 2016, 1月 8
公道仕様ロードバイクは受け入れ難いという意見があるけど、これは最終的にはイメージの問題だと自分は思っている。自動車やオートバイの世界ではかつてはドン臭い自動車やダサイオートバイだと思われていた物が、カッコ良い自動車やオートバイとして思われる事例がある。今回はダサイ自動車やオートバイのジャンルがどのように変わっていったのかまとめてみた。
250ccバイクブーム
70年代前半の第1次バイクブームの高校生は、400ccまでの普通自動二輪免許という縛りが無かったため、750ccや650cc・500ccに乗れたため大型オートバイに乗り、場所によっては650ccや500ccは学校公認の高校生の通学用オートバイとして使用されていた所もあった。
80年代バイクブームより遥かに過激な1970年代の第1次バイクブームまとめ – シクロライダー
ホンダのCB90というオートバイについて質問です。 - 当方20代... - Yahoo!知恵袋
(750が沢山走っていたのは東京や横浜、大阪等の大都会で日本の大半の田舎ではまず見なかった意見もある)
写真の高校生が乗っているオートバイは新車価格21~33万円クラスで排気量は350~500cc。大卒初任給は5~6万円台の時代で全部現役時代のオートバイだ。
大排気量車が簡単に乗れたため車検がない250ccは、500cc(ドリームCB500Four・SS500マッハ3)や650cc(W1スペシャル・XS650)、750cc(ドリームCB750Four)等のオートバイと比べたらパワーが無くナンバープレートに緑の縁取りが無くダサイオートバイとして見られ、金が無い高校生でも250ccを選ばず、250ccの上位版の350ccクラス(CB350・RX350・SS350マッハ2等)を選ぶのが多かった。
その後400cc以下の中免限定免許の登場により、大型オートバイが簡単に乗れない時代になる。そんな中70年代後半からは、400ccと250ccと同一だったオートバイが250cc専用設計(スズキ・RG250、カワサキ・Z250FT、ホンダ・VT250、ヤマハ・RZ250)となりパワー競争でハイパワーを手に入れて第2次バイクブームを引っ張るようになる。
ホンダ・VT - Wikipedia
RVブーム(ミニバン・SUV等)
ステーションワゴンやミニバンの元となる乗用ワンボックスカーは、RVブーム前はドン臭い車として見られていたが、80年代のアメリカのキャンピングカーブームでRVの名前が日本に入った。RVの名前は日本ではワンボックスカーやSUV等を意味する名前となり徐々にイメージを変えていき90年代にブームは本格化。実用性が高いミニバンは高級車から大衆車まであったセダン系統の車を衰退させ、SUVが高級車となり、乗用車を元にし本格的な悪路道は走れないがカッコ良い車として売るモデル(トヨタ・RAV4、ホンダ・CR-V等)も登場した。乗用車を元にしたSUVは、世界的に流行となり、この手のモデルは色々な会社から多く登場している。
レクリエーショナル・ビークル - Wikipedia
History of RV in USA アメリカ キャンピングカーの歴史 ( その他乗り物 ) - ポルシェ旅行記 - Yahoo!ブログ
公道仕様ロードバイクは結局の所はイメージの問題
公道仕様ロードバイクが受け入れるのかはイメージの問題だろう。パワーがなくてダサイナンバープレートが付く250ccはカッコ良いオートバイとなり、RVブームはセダンやハードトップ、クーペと従来存在した車体ジャンル等を崩壊させた。SUVに関してはBMWがSUVとクーペと高級車のイメージを組み合わせたX6というよく分からないものまで存在する。
BMW・X6 - Wikipedia
公道仕様ロードバイクは広がる可能性があると思っている。自転車世界では従来のロードバイクよりも砂利道を走ることができるグラベルロードが登場し、大手の自転車ブランドから登場している。グラベルロードは従来のロードバイクよりも実用性があり公道も走りやすく、個人的にはグラベルロードが一番公道仕様ロードバイクらしいと思う。
今はロードバイクがブームとなっているが、ブームという夢から現実に戻る時、自動車だろうがオートバイだろうが自転車だろうが最後は実用性が高い物が生き残る。公道での実用性は低いロードバイクは、今のままでは現実に戻った時、実用性の低さで消えていく可能性が高い。それはオートバイのレーサーレプリカや自動車のスポーツカーが証明している。
競技仕様よりも難しい公道仕様の自転車の条件とは? – シクロライダー
公道仕様 GIANT Escape R3 完成
某Y氏のGIANT Escape R3が完成した。Progressive RRX-110と同じポジションやギアの構成となっている。タイヤはパナレーサーパセラLX26Cに変更し、前クランクはシマノ・ACERA M3000に変更となった。
注目点はバーエンドバーを使用したブルホーンバー化。RRX-110はロードバイクのため簡単にブルホーンバー化を行うことができたが、Escape R3はフラットハンドルでMTB用Vブレーキのため、安価にブルホーンバーを行うことができない。考えた結果がフラットハンドルに細いバーエンドバーを装着し、バーエンドバーにブレーキレバーを装着した。バーエンドバーはシマノプロの長いタイプで現在は廃盤?GPSやライトは取り外し可能な状態となっている。
この特徴的なハンドルの一番の特徴はブルホーン部分と左右フラット部分の両方でブレーキをかけることができるということ。端部分のフラット部分でもブレーキをかけることができるため、ブルホーンバーとフラットバーのイイトコどりとなっている。ただ、ブレーキ取り付け部のバーエンドバーは六角で固定されているため、乗車する場合は毎回確認が必要だ。Escaoe R3は取り敢えず完成したため、今度は走らせて細かい部分を詰めるようだ。