デイリーアーカイブ Oct 25, 2024

2016年モデル Escape RXシリーズは、GIANTらしさが出ているクロスバイクとなった

今の時代、プライベートブランドのスポーツ自転車等比較的安価で最低限のスポーツ自転車の性能を持った自転車は多く存在する。その為か有名なスポーツ自転車ブランドは安くても他の安価なスポーツ自転車の違いをアピールしているモデルが多い。SpecializedのクロスバイクはSpecializedブランドのグリップやタイヤを装備し、TREKのクロスバイクはボンドレガーブランドの部品を装備したり、サイクルコンピューターを簡単に装着機構を売りにしている。 2016年モデルでGIANTはEscape RXシリーズのモデルチェンジをしたとのこと。自動車並みに動画でティーザー広告するなど相当気合いが入っている。 参考サイト:定番クロスバイクがフルモデルチェンジでよりスポーティーに ジャイアント ESCAPE RX | cyclowired https://www.youtube.com/watch?v=8wDQzjHSz4I 新型Escape RXの大きな特徴はフレームとなっている。フレームは弓なりの形状を採用したり、ワイヤー処理の内臓化を行っている。一番の大きな特徴はD-Fuseシートピラー。GIANTのハイエンドモデルに採用されているD型形状を採用したシートピラーで、通常のシートピラーよりもしなりやすいのが特徴とのこと。 参考サイト:GIANT DEFY2のD-FUSEシートピラーはどれ位しなるのか!|Y'sRoad PORTAL デメリットは破損した場合は専用のシートピラーの交換が必要ということ。スペック上ではD-FUSE Composite Seat Pillarと書いてある(他サイトのカタログ情報ではRX3のみアルミ製シートピラー?)ので、恐らくカーボン製シートピラー。カーボン製部品は装着時に強く締めすぎると破損する可能性が高いため取扱に細心の注意が必要と言われている。因みにGIANTのアクセサリーカタログではD-FUSEカーボンシートピラーは税抜き6,000円する。 嘗てGIANTの自転車を購入する理由は他社よりもお買い得だからなのが理由だったが、今のGIANTの自転車は、お買い得さよりもGIANTの自転車のキャラクター性に惹かれて購入する物だと思う。今回のEscape RXシリーズは世界的にも見ないスピードクロスというジャンルに、D-FuseシートピラーなどのGIANT独自のキャラクター性が強く出ている。他社にはない独自部品を採用したキャラクター性は一方で独自部品を採用することによって汎用部品が消えて、カスタマイズが非常にやりにくい、部品の価格が高価な欠点も出てくる。D-Fuseカーボンシートピラーを採用したため、シートピラー交換によるサドル後退量の変更ができない、アルミ製シートピラーに変更して耐久性を上げるのが難しい、キャラダイス・SQRの装着ができない等の問題が出てくる。 専用部品を採用した新型GIANT Escape RXは、普通の人に誰でも気安く進めるクロスバイクでは無いと思うのが自分の感想。購入する場合はEscape RXの特性を理解するのが必要で、Specialized SirrusやLouis Garneau Chasse、Momentum I Need Z-5等、もっと汎用性のあるクロスバイクの購入を考えることも1つだろう。

木目のグリップが欲しい人に Bazooka ライトコルクグリップ

グリップは自転車カスタムの中では安価で比較的効果があるカスタムだ。このようなグリップは定番のカラーグリップが多いが、写真のような木目調の物もある。 Bazooka(バズーカ) ライトコルクグリップは、名前から見てコルクで作られているらしいが、見た目は明るい木目調となっている。木目調のグリップというのは少なく、むしろ本物の木を採用したグリップのほうが多かったりする。なので、このような安価な木目調グリップは価格もネット通販で600~700円クラスで貴重だ。 グリップ力は、Beamの1000円クラスのゴム製のエルゴノミクスグリップ(六角レンチで装着するタイプ)と比べると落ちる。水にぬれると良いグリップと比べるとグリップ力は落ちるので街乗り用と考えたほうが良いと思う。 Bazooka(バズーカ) ライトコルクグリップ posted with カエレバ Bazooka(バズーカ) Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ヤフオク!で探す

日本未発売のファットバイク Momentum iRide Rocker 1に少しだけ乗ってみた

Momentumのファットバイクと言えば、タンブラーラックが標準装備されているMomentum iJump Rocker3-Hだが、日本国内で購入できないモデルでMomentum iRide Rocker 1がある。今回のファットバイクイベントで、日本未発売のMomentum iRide Rocker 1に乗っている人がいたので、スタッフの人に聞いたら乗ることができたのでほんの少しだけ乗ることができた。 Momentum iJump Rocker3-Hとの大きな違いは、タンブラーラックが無いフレーム、フロントサスペンション、前多段変速がある。 フロントサスペンションは見た限りでは、プリロードアジャスト、サスペンションの可動をON・OFFできるロックアウト機構があり、フロントフォークのダストシールの形状から見て、SRサンツアーXCT LO相当(もしくはそれ以上)のレクリエーションMTBレベルはあるような気がするが、ブランドがわからないので詳しくはわからない。ファットバイクといえば、タイヤが太いのでサスペンション機構はいらないと思うが、砂のうねりを通過する場合も動くのがわかるので、ファットバイクでもサスペンション機構は有効のようだ。サスペンションの動きは安物街乗り用でよくある、バネだけの荒い動作でなくSR SUNTOUR XCM HLOのような滑らかな動きをしていたので、少しは期待できそうだ。 ブレーキは油圧ブレーキを採用しているためか、機械式ディスクブレーキを採用していたMomentum iJump Rocker3-Hよりもよく効く。また、前多段変速を装備しているため、前ギアを一番軽くすれば砂浜の走行を比較的楽に走ることができる。走りはルック車ではなくてスポーツ自転車でカッコで買っても後悔はしないと思う。 Momentum iRide Rocker 1は、現時点では日本では売らないようだがスタッフに、もし売るとしたらどの位の価格になる?と聞いたら、8万円ぐらいとの答えた。税込みか税抜きかにもよるけど、もし税込み価格8万円台前半で購入できるのなら、個人的には魅力的な1台だと思う。