デイリーアーカイブ Dec 29, 2024

シクロライダー特集 ヤマハYPJ-Rから見る電動アシスト自転車の可能性

ヤマハ・YPJ-Rの衝撃 日本で電動アシスト自転車と言えば、買い物用の自転車が殆どで、趣味用の電動アシスト自転車も街乗りや軽いサイクリングにしか使用できない物が殆どだった。その一方自転車に大金を投入できるユーザーが多いヨーロッパ圏では、マウンテンバイクやトレッキングバイク、クロスバイクの電動アシスト自転車が登場している。電動アシスト自転車用ユニットも、Yamaha、Panasonic、Shimano、Impulse、TransX、Bafang、Continental、Boschなどが参入している状況で加熱している。特に気になるのはBoschで、ナビゲーションシステムや時速45キロ出すことができる「S-Pedelec」用のアシストユニットをラインナップするなど、ヨーロッパ圏では多くの会社が装着しているようだ。 電動アシスト自転車に調べているうちに、電動アシスト自転車は乗物世界のルールを変えると確信し、日本では殆ど見ないと言ってもいい(ヨーロッパ圏では既にそれなりにサイトが多くある)電動アシスト自転車専門ブログ(Cycloassist.com)まで立ち上げた。 今回登場したヤマハYPJ-Rに試乗した限りでは、現在日本で購入できる電動アシストスポーツ自転車としてみた限りではトップだろう。自分は電動アシスト自転車は所有していないが、海外の電動アシスト自転車事情を調べたり、色々な自転車イベントやレンタサイクルで電動アシスト自転車を乗ってみているが、殆どの日本の電動アシスト自転車は不満があるものが多かった。脚力とアシストが合わせられない前輪駆動のため実際のアシストパワーは少ないBSデュアルドライブを採用し、アシスタDXを超えられないアルベルトe。アシストの有無のメリハリが強くアシスト無しでは長距離走行は辛いヤマハ・PASシリーズ(Pas Brace XL)やパナソニック(ハリヤ)などの日本型のセンターユニットタイプ。ワンテンポ遅れてアシストがかかり重量配分が悪く日本の道路条件には不向きな雰囲気があるBESV LX1。バネを踏んづけたような踏み心地で時代遅れとなっているサンスター技研の電動アシストユニットを採用したヒルチーター等、電動アシスト自転車は街乗り限定だが、ヤマハ・YPJ-Rは電動アシスト自転車は街乗りだけではない新たな可能性を作ると感じた。 電動アシスト自転車の新たな可能性とYPJ-Rの問題点 ヤマハ・YPJ-Rの登場は、電動アシスト自転車の新たな可能性を増やすことになった。電動アシスト自転車から見たら高い基本性能とわずか500gちょっとのバッテリー重量は、もう1つバッテリーを購入して持っていけば長距離を走れる可能性ができた。荷台にバッグをつけ充電器と予備バッテリーを入れれば長距離ツーリングの提案もできる。ヨーロッパ圏ではYPJ-Rに装着されているアシストユニットは、既にヨーロッパ圏ではマウンテンバイクに装備されているモデルが多い。これを上手く使えば普通の人でも楽しめる林道サイクリングツアーができたり、河川敷にあるようなオフロードオートバイコースで電動アシストMTBを走らせるようにして集客できるなど、新たな発想が生まれるだろう。 高性能な電動アシスト自転車は乗ることを諦めている人や不安な人、抵抗している人たちが自転車に乗るきっかけを作ることができ、新たな世界を作ることもできるが、一番の大きな問題はYPJ-Rがロードバイクのコンセプトで作ってしまったことだろう。グラベルロードのように多少の実用性を加味すれば、荷台にバッグをつけ充電器と予備バッテリーを入れれば長距離ツーリングの提案ができるなど、電動アシスト自転車に新たな付加価値を作ることができたが、実用性が無いロードバイクのコンセプトで作られたYPJ-Rは、従来の感覚で他の自転車と比べられてしまうことになってしまったのが最大の問題点だ。ただ、YPJ-Rの年間販売台数は1,000台と少なく、購入できるコンセプトバイクのような物で、今後マウンテンバイクやクロスバイクが登場する可能性があると思えば、YPJ-Rはこれでありなのかもしれない。個人的にはYPJのフルサスMTBを期待していて、もし登場したら購入したいと思っている。 https://www.youtube.com/watch?v=OVuhpfz8-vw 【先行予約受付中】YAMAHA(ヤマハ) YPJ-R (ワイピージェイアール)posted with カエレバ楽天市場で探すAmazonで探すYahooショッピングで探すヤフオク!で探す シクロライダー・シクロアシストの関連エントリー (電動アシスト自転車インプレッション)ヤマハ YPJ-Rに乗ってみた | シクロアシスト ヤマハ・YPJ-R特集 | シクロアシスト 原付並みに速く走れるヨーロッパの電動アシスト自転車規格「S-Pedelec」とは何か | シクロアシスト 海外で採用されている電動アシストユニットをまとめてみた(センターユニット編) | シクロアシスト 実際のアシスト力はどうなのか? アルベルトeに試乗した 10年以内に原付はさらに売れなくなり、電動アシスト自転車がモビリティの中心になる

動画で見る鍵破壊バトル ABUS Granit X-Plus 540編

サイクルモード2015でABUSのブースを見たらこんなものがあった。 左は安物ケーブルロックに使われているケーブルが切れるようになっていて、右はABUS Granit X-Plus 540があり比較できるようになっている。左のケーブルロックは簡単に切ることができるのに対して、右のABUS Granit X-Plus 540はびくともしない。 ABUS Granit X-Plus 540はABUSのロックの中では盗難防止に非常に強いセキュリティレベル15となっている。切断テストでは、14トンの負荷をかけてようやく切断できるレベルらしく、盗難防止を謳っている。その辺のボルトクリッパーでは切断できないようなABUS Granit X-Plus 540だが、Youtubeを見ると破壊を試している動画があった。 Granit X-Plus 540 VS 弓のこ ボルトクリッパーで破壊できないのなら、弓のこで切断すればいいという考えもある。この動画では弓のこで切断しようとしているが、全く歯が立たない。 Granit X-Plus 540 VS ディスクグラインダー 切断ではさらに強力なディスクグラインダーで行った場合は、さすがにABUSはダメなようで切断できたようだ。ただ、屋外でディスクグラインダーを使用すると非常に目立つので、この事例で盗むのはあまりないのでは?と思う。 ABUS(アブス) Granit X-Plus 540 / 540/160HB230 posted with カエレバ ABUS(アブス) 2014-07-15 Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ヤフオク!で探す

6輪生活番外編 4輪生活 BMW R1200GS-Aに自転車を積載する

自動車に自転車を積載する6輪生活は普通によくあるが、世の中にはオートバイに4輪生活を行っている人がいる。今回見つけた4輪生活は、BMW R1200 GS-Aに自転車を積載した話だ。 https://www.youtube.com/watch?v=GvaCoCHE6Q4 4輪で有名なBMWはオートバイも作っていて、R1200 GSはダカールラリー等を意識した舗装路・未舗装路を走るアドベンチャータイプのツーリング用オートバイで、比較的見るオートバイだと思う。ナナハン(ホンダ・ドリームCB750Four)よりも扱いやすくて軽量な「ホンダ・ドリームCB500Four」や細身の4サイクルマッハ「ヤマハ・TX500」を愛用していた某氏やオートバイの免許を取る気もしない自分から見ても非常に大きいオートバイだ。 「ていじん」のジムニーとGSと自転車で遊ぼう 積載量の向上(過積載対応) 上記のブログでは、BMW R1200 GSにロードバイクを積載している。積載場所は両サイドのバニアケースを装着した状態で前後輪を外してひっくり返した状態で積載を行っている。詳しい内容はブログを参照してほしいが、面白いほど綺麗に収まっている。 積載の大きさ・方法、重量の制限についてはブログを書いている人は道路交通法に違反していない合法とのこと。ただ、オートバイは転倒のリスクがあるので転倒したら自転車はダメになるだろう。また使用しているオートバイは大きいオートバイのため、通常のサイズのオートバイで同じように自転車を積んで4輪生活を行うのは難しいのではないかと思う。