デイリーアーカイブ Oct 25, 2024

ついに現実となった自転車レース史上初の技術不正 自転車レースで隠しモーターを搭載

UCIシクロクロス世界選手権2016で出場した女性選手の自転車から、隠しモーターが発見された。自転車競技の世界では、ドーピング問題が昔からあったが、今回の事例は史上初のメカニカルドーピングとして注目を集めている。 参考:自転車レースで「隠しモーター」、史上初の技術不正が発覚 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News 既存の競技用自転車でどうやって電動アシスト自転車化が行えるのか。まずは既存の自転車を電動アシスト化が行えるのかをまとめてみた。 ハブモータータイプ 車輪のハブをモータータイプに変更して、電動アシスト化を行う方式。安価なブランドの電動アシスト自転車が採用するハブモーター方式は、電動アシスト自転車化キットでよく見るタイプだ。 殆どのハブモータータイプの電動アシスト自転車は、前輪か後輪かをハブモーター化するのがほとんどだが、BH E-motionのEVO AWDシリーズでは両輪をハブモーター化して2輪駆動仕様となっており、両輪駆動・前輪駆動・後輪駆動での走行が可能となっていて、その気になれば両輪駆動化もできるだろう。 参考:本物の電動両輪駆動の電動アシスト自転車 BH E-motion EVO AWDシリーズ | シクロアシスト 殆どの電動アシスト自転車キットはモーターが大きいため、すぐに電動アシスト自転車化だとわかるのがほとんどだが、最近ではバッテリーをボトル型にしてモーターを小型化したものも有り、簡単にわからないようになっている物もある。 ローラー接触型タイプ http://www.nti-online.net/?q=content/offenes-prinzipから引用 原付きで言うならVeloSolexや、ヨーロッパにあった初期の電動アシスト自転車「CITYBLITZ」(写真)のように、モーターで動くローラーをタイヤに接触させて電動アシスト化を行うタイプ。現在ではこの方式を採用している電動アシスト自転車は見ないが、電動アシスト自転車キットでadd-eというのがこのローラー接触方式を採用している。ただ、この方式はユニットが見えていて分かりやすいため、バレやすいだろう。 クランク駆動方式 車体内にモーターを組み込み、クランクを回すことで電動アシスト自転車化を行う方式。Vivaxというブランドの物が有名で、外から見ると電動アシスト化されているのかがまったくわからないのが特徴となっている。 参考:vivax Assist, Gruber Assist E-Bikes (Fahrradantriebe, Elektrorad ) UCIシクロクロス世界選手権2016で隠しモーターが発見された自転車に搭載されていたのは、恐らくこのタイプだと思われる。 参考:Geheime motor in je wielrenfiets? Simpel! - RTL NIEUWS - YouTube 前から噂であった技術不正 この「技術不正」は前から噂されていて、自転車が転倒して地面に倒れても車輪が回っていたり、あまりに力が強い選手等は技術不正が行われていたのでは?と噂されていたようで、自転車内部を内視鏡で見たり、X線検査を行う事例があったとのこと。ただ、この時は技術不正は見つからなかったので、技術不正が行われた自転車は見つからなかったようだ。しかし、今回の技術不正発覚は噂が現実になったため、あらゆる噂が出るのではないかと思う。 参考:イタリアで進化を続ける電動アシスト自転車 ロードやMTBにも「見えない力」を搭載 - cyclist 電動アシスト自転車化した自転車を日本で走行させるのは合法か このような電動アシスト自転車キットを通常の自転車に装着して、電動アシスト自転車化を行う場合、電動アシスト自転車の要件を満たしていれば合法だ。 日本では電動アシスト自転車は、ペダルを踏んだ状態でしかアシストを作動させないといけない。また、アシスト可能な速度やアシスト比等の要件を満たさないといけなく、これらの要件を満たさない場合は原動機付自転車扱いとなる。 電動アシスト自転車化の最大の障害はモーターではなく、日本の法規に合わせたコントロールシステムだろう。海外の電動アシスト自転車の要件は日本より緩く、日本の法規に合わないのでこれらの電動アシスト自転車化キットを装着して、日本の公道を走行した場合は電動アシスト自転車ではなく原動機付自転車扱いとなるだろう。 参考:電動アシスト自転車の型式認定を受けないのは違法ではないが、型式認定を受けたのを選んだほうが良い理由 | シクロアシスト 国内用と海外用の電動自転車用アシストユニットの違い(ヤマハ・PMシリーズ/PWシリーズ) | シクロアシスト

栂池高原スキー場内のゲレンデをファットバイクで走れる OTARIファットバイク雪上試乗会

雪や砂地等のあらゆる場所を走ることが出来るファットバイク。一部ではスキー場でもファットバイクでの走行を行えるかテストを行ったり、レースを行う所もあったりする。 長野にある栂池高原スキー場では、場内のゲレンデの一部を使用して「OTARIファットバイク雪上試乗会」を行うようだ。ファットバイクの試乗の他に、マイファットバイクを持ってきた人限定で、スキー場の一部コースを走行することができるとのこと。今回は「OTARIファットバイク雪上試乗会」についてまとめてみた。 SURLY・SALSA・SE Bikes・Mongooseのファットバイクに試乗することができる。 OTARIファットバイク雪上試乗会では、モトクロスインターナショナルが取り扱っているブランドのファットバイクに乗ることが可能。今回試乗できる予定のファットバイクは以下のとおり。 ・SURLY WEDNESDAY PUGSLEY OPS ICE CREAM TRUCK ICE CREAM TRUCK OPS MOONLANDER ・SALSA MUKLUK SUS GX1 MUKLUK X7 ・MONGOOSE ARGUS EXPERT ARGUS COMP ARGUS KIDS(20インチ) ・SE BIKES F@E RIPPER FAT 26 通常のファットバイクから、サスペンション付きのモデル、RIPPER FAT 26のようにBMXをファットバイクにしたようなモデル(動画のモデル)本格的な子供用ファットバイクまで試乗を行うことができるようだ。 Introducing the Fat Ripper - Radness Defined from SE Bikes on Vimeo. マイファットバイクを持ち込む人のみ、栂池高原スキー場内のゲレンデの一部が走行可能(有料) 今回のファットバイクイベントでは、マイファットバイクを持ち込み参加する人限定で、栂池高原スキー場内のゲレンデの一部が走行可能になるようだ。走行可能な場所は鐘の鳴る丘スカイライナーⅢ横。スノーモービルで特製ソリをけん引するファットバイク運搬ソリに、ファットバイクを積み、ライダーは手ぶらでリフトに乗車。リフトを降りた所でファットバイクに乗り、下ることができるようだ。 このファットバイク搬送サービスは、各日、試乗会参加登録(無料)をした後にリフト1日券と搬送サービス料金で2500円をスタッフに支払う必要があるとのこと。 OTARIファットバイク雪上試乗会は、1月から3月まで計3回行う予定とのこと OTARIファットバイク雪上試乗会は1月から3月まで計3回行うようだ。開催予定日は、2016年1月30日(土)、31日(日)・2016年2月13日(土)、14日(日)(小谷ファットバイクミーティング同時開催)2016年3月26日(土)、27日(日)となっている。雪の中でファットバイクに乗れる貴重な試乗会だ。 参考: 2016年ファットバイク雪上試乗会スケジュールが決まりました! | Blog | モトクロスインターナショナル 【OTARIファットバイク雪上試乗会】第1回の詳細が決まりました! | Blog | モトクロスインターナショナル

雪道用自転車ブリヂストン・オスロとステップクルーズの違い

雪道を走る自転車と言えば、普通ならファットバイクやマウンテンバイクが普通だが、80年代にブリヂストンはオスロというシティサイクルタイプの雪道用自転車を売っていた。ステップクルーズのヒストリーのページでは、オスロのデザインを元にしてステップクルーズが出来たと書いてある。 参考:HISTORY | ブリヂストンの電動アシスト自転車(ステップクルーズのヒストリー) そこで、ブリヂストンの雪道用自転車、オスロはどういうものだったのかまとめてみた。 ブリヂストン・オスロのカタログ 参考:気分ジープ感覚……ブリヂストン・オスロ - 札幌自転車日記 Webで、ブリヂストン・オスロのカタログを公開している所を発見。詳しい内容が書いてあるが、雪道を走る自転車として様々な部分をこだわっているのがわかる。 画像は気分ジープ感覚……ブリヂストン・オスロ - 札幌自転車日記から引用。 ブリヂストン・オスロの特徴 一番分かりやすいのは、抑えが効くフラットハンドルや、タイヤと泥除けのクリアランスの大きさだろう。後ろ泥除けは短く、その代わり長いゴム製のフラップを装備し泥除けの性能を維持しているように見える。雪が詰まっても掻き分けやすい効果もあるだろう。 前ブレーキは雪で詰まりにくいドラムタイプと、通常のシティサイクルで見られるキャリパーブレーキではない。ペダルもマウンテンバイクに使われそうな金属製ペダルを採用し滑りにくくしている。鍵もリング錠タイプではなく、チェーンステーに装着してあるタイプで手がかじかんでも、鍵かかかりやすいのを特徴としている。 スノータイヤを標準装備してあるが、オプションでチェーンもある。それ以外に風防もあり、雪道で走るのを追求しているのがわかる。 オスロとステップクルーズの違い オスロが本格的に雪道走行を追求している自転車なのに対して、ステップクルーズはオスロのカッコだけを真似した自転車だ。 ハンドルはゆったり乗れるが、抑えが効かないプロムナードハンドル。タイヤと泥除けの隙間は狭くて長いため、泥除けは雪が詰まりやすいだろう。前ブレーキはキャリパータイプで雪が詰まるとブレーキは効きにくくなる。 オスロがジムニーなら、ステップクルーズは二輪駆動のハスラーのようなものだろう。オスロと比べるとステップクルーズは雪道用自転車としてはカッコだけだ。恐らく、ユーロ風デザインの自転車を作るとき、宣伝でオスロの名前を使ったようなものだと思う。 オスロと比べると雪道自転車として負けるが、従来のシティサイクルと比べるとステップクルーズは雪道は強いと思う。通常タイプのステップクルーズはマウンテンバイク用タイヤを装着できるので、スパイクタイヤが装着可能。シティサイクルでスパイクタイヤが履ける貴重なモデルだったりするのだ。ステップクルーズのタイヤは26×1.75インチで、このサイズなら、シュワルベのマラソンウィンターやウィンター等のスパイクタイヤを装備できる可能性はある。 「2015モデル」ブリヂス。トンステップクルーズ点灯虫モデル(STEPCRUZ) 26インチ 3段シフト プチトリオ点灯虫 SC63T5 シティサイクル BRIDGESTONE(ブリヂストン・ブリジストン) posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる ヤフオク!で調べる