デイリーアーカイブ Jan 10, 2025
エアロに拘る競技用ロードバイク TREK Madone9のブレーキシステム
https://www.youtube.com/watch?v=NOl7tytbOnc
競技用の乗り物は、競技の分野に極限まで特化している物が殆どだ。レーシングカーの多くは普段での使用は不便で、長期間の使用は適さない物となっていると言われている。
自転車の世界も、レーシング用モデルは素人から見ても極限まで競技用に特化している。一番良い例がTrek Madone9。Madone9は多くの部分をエアロ化している。特に面白いのはワイヤーが殆ど見えず、フロントフォークに装着されたブレーキが、フロントフォークと一体化しているように見えるほどだ。
気になるのはステアリング構造で、中に入っているワイヤーやブレーキはどのようにして干渉しないで曲がることができるのかで、実際はこのような感じとなっている。
TREK MADONE9 ブレーキシステム pic.twitter.com/d6IlWHBMoC
— 丸山 拓己@FFWD注文待ち (@mtgtr860821) 2016年5月28日
ステアリングは、フレームにからくり的な仕掛けを備えることでワイヤーが干渉しないようになっている。公道用として見ると、このようなからくり機構は整備が大変そうなので、メカニックサポートがある競技者が乗るのが一番なのではないかと思う。
トゥクリップをハーフクリップ化して楽に走らせる
自分にあった部品がない場合、部品を加工して自分に合わせたほうが良い。今回は通常のトゥクリップを加工してハーフクリップ化を行った話をまとめてみた。
ハーフクリップ風トゥクリップにした理由
トゥクリップはベルトを使う通常のトゥクリップと、ベルトが要らないハーフクリップの2つがある。ベルトが要らないハーフクリップは、つま先を出しやすい利点があるが、ハーフクリップにも欠点はある。
ハーフクリップの多くはトゥクリップよりも小さいため靴を選ぶ問題がある。比較的大きめのトレッキングシューズだと、小さいハーフクリップは入りにくい。
また、ハーフクリップはペダルを踏む位置の前後長が短く、ペダルの踏む位置が合わない問題がある。ペダルの踏む位置は多少前後するだけで、足の使う筋肉が変わる。ハーフクリップの多くは、通常のトゥクリップと比べると、拇指球の位置が変わってしまい、トゥクリップのほうが踏み位置が比較的広く、自然に使える。
そこで、トゥクリップをハーフクリップ風に使うが、上下逆にしてペダルを踏む場合、トゥクリップが地面にあたる欠点がある。トゥクリップを使用したくない場合もあり、このような場面では、非常に不快とのこと。
そこで、トゥクリップの上部を切り、ハーフクリップ風にしたところ、欠点が消えて乗りやすくなったようだ。
良い自転車が欲しいのなら、最終的には自分で考えるしかない。楽に走ることを考えるには常識としている例だけでなく、経験や効果を想定し、時には常識から外れて自分にあったものを作り上げる必要がある。このハーフクリップ風トゥクリップが良い例だろう。
只のカゴ付きクロスバイクに変化した、サイクルベースあさひ・プレジショントレッキングH
近年の値上げのお陰で、今まで安く買えた自転車が高価になり、値段を維持するため質を下げるモデルが登場した。それはサイクルベースあさひのプレシジョントレッキングHで、色々な部分の質が落ち、只のカゴ付きクロスバイクとなった。
フレーム素材はアルミフレームからスチールフレームに変わったが、車体重量は17キログラム以下となっている。ただ、後で述べるが細かい部分が悪い意味で変化している。
ブレーキはキャリパーブレーキ。今までは前後ともVブレーキだったのが、デュアルピボットタイプのキャリパーブレーキに変化。Vブレーキと比べてブレーキはロックしにくく、Vブレーキ特有の片効きが少ないため調整が少なくてすむ一方、制動力はVブレーキと比べて低く、アップグレードは非常にしにくく、部品も高価だ。
ギアは前シングルで後ろは7段変速。街乗り用のギア比。車輪径は700Cでタイヤ幅は32C。シティサイクルよりも少し細い。カゴ付きクロスバイクのため、前カゴ、LEDダイナモライト、スタンドが装備されている。
プレシジョントレッキングHは色々な部分が退化して、ある意味では史上最低のプレシジョントレッキングだろう。例えば変速機の取り付けが、スポーツ自転車の世界では一般的なフレームにある取り付け台座に直接装着する方式から、変速機に装着した爪を車輪のナットを介して装着する方式となっている。そのため、リヤディレイラーの取り付け台座は消え、安物にありがちな方式を採用している。これは、アルミフレーム前のスチールフレーム時代のモデルでも、スポーツ車用変速機をそのままポン付けできたため、退化している。
参考:リアディレイラー交換。アルタス RD-M310 | 走るんですか?
プレシジョントレッキングが色々な部品の取り付け部分が、本格的なスポーツ自転車に採用されている規格から、ルック車などに採用されている規格に変わったのは、精度を落としても機能するからでは?と自分は考えている。
Vブレーキやフレーム直付リヤディレーラーだと、取り付け位置や精度がでてないと、部品の装着位置がずれてしまい適切に機能しないと思われる。キャリパーブレーキは真ん中の穴の精度を出せばよく、爪付きのMTBルック車タイプのディレイラーは、リアディレイラーを直接フレームに装着しなくて良いため、リアディレイラーをフレームに取り付ける場合よりも精度は低くても良いだろう。
要らない部品をくっつけて遊べる貴重なカゴ付きクロスバイクの1つだったプレシジョントレッキングは、今は只のカゴ付きクロスバイクとなった。フレームサイズは3種類あるので乗る必然性はあるが、塗装の質感も低いため、買うのなら在庫で残っているアルミフレームモデルを購入したほうが良いだろう。走行性能を上げる目的の改造欲を満たしたいのなら、ウィークエンドバイクスのほうが、見返りが多いだろう。
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