デイリーアーカイブ Oct 26, 2024

三年間盗難保証が付き、ますますお買い得になったBridgestone CYLVAシリーズ

ブリヂストンのクロスバイク、CYLVA Fシリーズと言えばお買い得に乗れるクロスバイク/ロードバイクとして知られている。今までのCYLVAシリーズは、ストリート系のグラフィックを採用していたが、2017年モデルからはストリート系のグラフィックは廃止し、BRIDGESTONE GREEN LABELロゴをフレームに貼り、落ち着いたスタイリングとなった。 今回のCYLVA Fシリーズで一番注目する部分は、三年間盗難補償がついたことだろう。 三年間盗難保証は、条件を満たした場合で自転車が盗難された場合、僅かなお金で自転車を手に入れることができる制度。今までのブリヂストンの自転車では電動アシスト自転車全車と、一部のシティサイクルとOrdina S5Bしか採用されていなかったが、普通のクロスバイクであるCYLVA F24に採用されたことに衝撃を受けた。 参考:各種補償制度、防犯登録 | お客様サポート | ブリヂストンサイクル株式会社 今迄のCYLVAは一年間の盗難補償しかついていなかった。それでも盗難保証自体が存在しないスポーツ自転車が殆どの中、一年間盗難保証付きの自転車は貴重だったが、その盗難補償が3年間と延長された。 この3年間盗難補償はお買上げと同一車種(生産中止又は価格変動等が発生した場合は最近似の自転車・盗難補償は1回のみ有効)を自転車は3,000円(税抜き)、電動アシスト自転車は標準現金価格の30%で代替車として購入できると、非常にお買い得な制度だ。ちなみに従来の1年間盗難補償の場合、お買い上げ車と同じ新車(生産中止、または価格変動の場合は最近似の自転車)を標準現金販売価格の60%に消費税と組立手数料(大人車2,500円(税抜き)、幼児・子供車2,000円(税抜き))を加えた価格で代替車として購入できるとなっているため、以下にお買い得な制度なのかがわかるだろう。 今回の3年間盗難補償を採用したCYLVAは、ドロップハンドルのロードバイクのDシリーズ、フラットバーロードバイクのFRシリーズ、クロスバイクのFシリーズに採用された。折りたたみ自転車のF6F/F8Fには3年間盗難補償は採用されていない。 出典:CYLVA F24|CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL   CYLVA F24 究極の初心者向けクロスバイクとなったBridgestone CYLVA Fシリーズ とにかくクロスバイクに乗りたいが、初心者にも乗りやすくてお買い得なクロスバイクが欲しいと聞かれたら、自分はCYLVA F24を薦めるだろう。CYLVA F24は5万円台のクロスバイクなので、スポーツ自転車の走りを持っているのは当然で、プラスして街乗りでも安心の装備を搭載している。 タイヤ幅は32ミリとママチャリよりも少し細いだけのタイヤ幅は、歩道の段差の通過にも安心感があり、タイヤもパンクリスクを軽減するプロテクターをタイヤに搭載している。フレームサイズは4種類と比較的幅広い身長に合わせることができる。普通のクロスバイクでは標準装備されないスタンド、ライトが標準装備されているため、後から購入しなくてもいい。 マウンテンバイク並に軽いギアがあるギア比は、きつい峠越えも苦にならず、裾が痛みにくい簡易ガードは装備されている(但し裾バンドは持っていたほうが良い)。泥除けや荷台の純正オプションがあるので快適街乗り仕様に変更が可能となっている。 部品構成も5万円台のクロスバイクには採用されにくい、シマノ製Vブレーキやボトムブラケットを採用し、3年間盗難補償で万が一の盗難にも対応可能と至れり尽くせりすぎるクロスバイクとなっている。非常にお買い得な一台でケチを付ける部分が無いほどだ。あえて言うのならスポーク数が少し少ないホイールだけだろう。 参考:CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL

ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門が2016年10月24日発売になる

非競技者のための自転車本「ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門」が、ついにAmazonで表紙が出た状態で予約できるようになった。 ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門 posted with カエレバ グラント・ピーターセン Pヴァイン 2016-10-24 Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す 7netで探す 前回、非競技者のための自転車本「JUST RIDE ラディカルで実践的な自転車入門」ついに日本語版が発売 | シクロライダーも紹介したが、日本でも一部の人がKindleや英語版ペーパーバックを読んでいて、「自転車雑誌を3年購読するより自転車とその楽しみ方に近付く事が出来る」や、「自転車の雑誌や専門書・エッセイ等を40~50冊も読みあさったが、世間の常識に惑わされずに、自分が本当に望んでいる自転車ライフを実現したいのであれば、この本をおいて他には考えられない。」など、非常に評価が高いことで知られている。   自転車界の常識にメスを入れる 海外で話題を呼び、自転車文化に一石を投じた問題の書がついに翻訳刊行される! この10年、スポーツバイクは人気の趣味/人気のスポーツとして定着している。オランダ、ドイツ、北欧、イギリスのように、自転車が安心して走れる都市の道路の再整備は、いまでは先進国のトレードマークでもある。日本も安いママチャリの時代から脱し、最近では、少々値は張るが性能的に優れたスポーツバイクに乗る人たちの姿が日常的に見られている。気合いを入れて、ぴっちりしたレーサージャケットに、もっこりしたレーサーパンツ(通称レーパン)を履いて、ロードバイクを漕いでいる人たちの姿は珍しくない。しかし、それって本当に正しい乗り方なのか? ロング・ライドはどこまで健康に良いのか? ダイエットに良いって本当なのか? ベンディングペダルにすれば引き足も使えるなんていうのは幻想だって? そもそも自転車を楽しむのに、なんで服からアクセサリー、細かいパーツまでプロの真似をしなければならないのか? 自動車を楽しむ人たち、スキーが好きな人たち、みんなプロの真似をしていないのに、なんで自転車乗り(バイクライダー)だけが何でもかんでもプロの真似をしているのか。それってどこかおかしくないかい? 長年自転車業界で仕事をしている著者=グラント・ピーターセンがサイクリング文化の間違いを説く。自転車を乗る上でのすべての常識をひとつひとつ検証し、読者に新たな考えを巡らせる。そして、自転車生活の魅力をあらたに提唱する。 サイクリスト必読の書、ついに翻訳刊行! Amazonから引用。出版社はPヴァイン。恐らくレコード会社・出版社のPヴァインだと思われる。従来の自転車関連の出版社では無く、自転車と関係が無い出版社から出るが、自転車と関係が無い出版社だからこそ刊行できるのだろう。勿論購入してレビューするつもりだ。

ヤマハ発動機、50cc二輪はホンダと提携でOEM――電動アシスト自転車にトドメを刺されたヤマハの原付

ヤマハ発動機とホンダは50CC2輪車について提携を行うと発表した。今後、ヤマハ発動機から出る原動機付自転車(50CC)は、ホンダのOEMや共同開発を行うとのことだ。 参考:ホンダとヤマハ発、国内向け小型スクーターで提携検討 18年めど  | ロイター ヤマハの原動機付自転車が、ホンダのOEMになる原因は数々あるが、実はヤマハ発動機内にも原因がある。 それは電動アシスト自転車。世界的に競争が激しい電動アシスト自転車だが、ヤマハ発動機が世界で初めて発売した。 参考:駆動方法の主流を決めた世界初の電動アシスト自転車「ヤマハ・PAS」(シクロアシスト) 電動アシスト自転車は世界的に普及し、実質的に原動機付自転車を衰退させるほどにまで成長した。ヤマハの原動機付自転車のOEMはヤマハ内部にも一端はあるだろう。 オートバイ界の底辺の位置にあるため衰退した原動機付自転車 オートバイ業界の中でもトップクラスのヤマハが切り捨てるほど落ちぶれた原動機付自転車。世界的に50CCの原動機付自転車は売れていない。よく50CCは日本独自の規格と言っているが、ヨーロッパ圏でも50CCは存在し、原動機付自転車の免許(AM免許)は存在する。しかし、ヨーロッパでも各社の50CCは力を入れて無い。フランスMBK・BOOSTERは古いヤマハの原付(初代BWS 50)で、ホンダUKの50CCはVision 50と1種類しかない。 ここまで落ちぶれたのは、電動アシスト自転車により、道具としての価値が衰退したことと、オートバイ界の底辺の位置にあるため、お金を出し渋る層が多く高付加価値の商品を生み出すことができない、必要十分の性能は技術的に達成しているため、多くのユーザーが満足しているのがあるだろう。 ヤマハとホンダが提携することで、原動機付自転車は復活するのかと聞かれたら自分は無いと答える。 道具として電動アシスト自転車がぶつかり、趣味的な高付加価値の商品も、オートバイ界の底辺である原動機付自転車よりも、自転車界の上位に位置する電動アシスト自転車のほうが、多くのお金を出すユーザーが多いだろう。実際、ヨーロッパの電動アシスト自転車では、フルサスペンション電動アシストMTBに、ナビゲーションシステムを装備したモデルが、下手な125CCよりも遥かに高価な価格で売られている。 参考:GPSナビ等BOSCHのコンピュータがついた電動アシスト自転車 KTM MACINA EGNITION GPS ヤマハは原動機付自転車はホンダのOEMを行う一方、電動アシスト自転車はアシストユニットの開発を行い、激化する電動アシスト自転車の競争で主導権を握ろうとしている。 ヤマハ発動機は原動機付自転車よりも電動アシスト自転車を重視しているのがわかる。今後の流れを見る限り、原動機付自転車よりも電動アシスト自転車に力を入れるのは当然だろう。