デイリーアーカイブ Apr 21, 2025

キャノンデールらしさを融合したストリートクロスバイク Cannondale Bad Boy

日本では一般的にクロスバイクと言えば、700cのホイールを採用し、舗装路走行を中心に行うように設計された自転車だが、海外ではマウンテンバイクのようにサスペンションを搭載したモデルなど様々なモデルが存在する。 キャノンデールのクロスバイクにはQuickシリーズとBad Boyシリーズの2種類が存在する。Quickシリーズは、700Cホイールを採用した一般的なクロスバイクなのに対し、Bad Biyシリーズは片持ち式フロントフォークを採用し、マウンテンバイク風味を加えたストリートタイプのクロスバイクとなっている。今回、ワイズロード東大和でBad Boy 4に試乗してきた。 Bad boyの特徴はマウンテンバイクとストリートスタイルをかけ合わせたデザインだ。ややアップライトな車体に片持ち式フロントフォークはマウンテンバイクのデザインを意識している。一方、車体を立てかけて置いても傷つけにくいようにするためにフレームの一部(トップチューブ)にラバーが貼ってあったり、ダークなイメージを連想させるカラーリングはストリート系統の自転車だと物語っている。 フロントフォークはレフティのリジッドフォーク。キャノンデールは片持ち式フロントフォーク「Lefty」をブランドのアイデンティティとしており、Bad BoyシリーズにもLeftyを採用している。Bad BoyのLeftyフォークはサスペンション機構が無い。Bad Boyの上級モデルにはLEDライトが埋め込まれたモデルも存在する。 ブレーキはPromax製機械式ディスクブレーキを採用。タイヤはSchwalbe KOJAK 27.5×1.75と、流行の650B(27.5インチを採用している。) マウンテンバイクスタイルで舗装路を速く走れるBad Boy Cannondale Bad Boyは、GIANT Escape RXなど舗装路をスピードを出すクロスバイクとは違い、やや太めのタイヤで街中の段差を気にしないで走るクロスバイクだろう。 車輪径は700Cよりも小さく、26インチよりも大きい27.5インチを採用している。走りの感覚は26インチの細いスリックタイヤを履いたマウンテンバイクに近い。26インチのマウンテンバイクに細いスリックタイヤを履くと発進は軽いが、車輪径が小さくなり700Cと比較して速度が乗らない感覚がある。 Bad Boy 4の27.5×1.75は、感覚的には発進は700Cと比較してやや軽く、高速で走るには700Cよりはスピードは乗る感覚は少ないが、26インチのスリックタイヤよりはスピードが乗る感覚はある。個人的な意見として街乗りでも27.5インチは有効だと思う。ただ、27.5インチのタイヤやチューブを販売している所は少ない欠点がある。 ProMax製ブレーキはあまりいい印象が無かった。ブレーキレバーを握った感覚が少しグニュとしていて、ダイレクトな感覚が少なくブレーキの制動力自体もVブレーキ以下で、シマノ製のVブレーキ本体のほうが制動力は高いのではと思う。 走りの感覚は、オフロード用のマウンテンバイクというよりは、舗装路用のクロスバイクの感覚に近い。安価なマウンテンバイクにスリックタイヤを装着したモデルよりは車体は軽くスピードが出て、マウンテンバイクではなく舗装路用のクロスバイクだと実感する。 Bad Boyシリーズが合っている人は、マウンテンバイクスタイルで舗装路を快適に走りたい人だろう。マウンテンバイクのデザインはオートバイ的な雰囲気を持っていて、マウンテンバイクのスタイルが気に入って舗装路しか走らないがマウンテンバイクに乗りたい人にピッタリだ。

24インチ折りたたみ自転車 GIANT MR4が2017年モデルで販売終了 後継モデルは?

GIANTのベストセラー折りたたみ自転車「MR4」シリーズは、24インチという通常の小径車よりも大きい車輪を採用している。ドロップハンドルモデルのMR4 Rもラインナップされており、折りたたみロードバイクとして知られている自転車だ。そんなMR4だが2017年モデルで終了するとのことだ。 http://ameblo.jp/fortunebike/entry-12265681642.html 専用冶具、モールドの老朽化により2017年モデルでMR4シリーズの販売が終了するらしい。また、機能を維持するための補修用性能部品は5年間保有を行うとのことだ。 GIANT MR4の後継車は存在するか? GIANTのスポーツタイプの小径車と言えばIDIOMがあるが、IDIOMは20インチで折りたたみ部分はハンドルステムしかなく、折りたたみ自転車ではない。 もし、GIANT MR4の後継車と言えるモデルがあるとするのなら、シルクのパーフェクトクイックとサイクルベースあさひのオフィスプレス・モバブルだと思う。 https://www.cyclorider.com/archives/17720 オフイスプレス・モバブルの折りたたみ方はMR4に似ているが、これは、MR4の設計者と同じ人が設計しているのもある。オフィスプレスモバブルとMR4の折りたたみ機構は、細かい部分が違っており、MR4では折り畳みを行う場合、奥行き方向にハンドルが出っ張るため、分割式ハンドルを採用しないと折り畳みサイズが大きくなる問題がある。 オフィスプレス・モバブルは折り畳みを行う時、ハンドルを横にすることで折り畳み時の出っ張りを少なくし、ハンドルの選択肢を増やすことに成功した。 また、MR4は折り畳み機構にマウンテンバイクみたいなサスペンションユニットが装着されているが、オフィスプレス・モバブルは折り畳み機構にエストラマーサスペンションを装着しシンプルにしている。 車輪径が700Cと大径車輪なのを除けば、オフィスプレス・モバブルはMR4の後継車と言えるだろう。因みに折り畳みサイズは、MR4は全長900mm・高さ940mmなのに対してオフィスプレスモバブルは全長1050mm・高さ950mmとのこと。車輪径を考えたら予想以上にオフィスプレス・モバブルが小さく折り畳めるように感じる。 オフィスプレスモバブル-H 700c 折りたたみ自転車 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

オンロードとダートロードを両立したアップライトツーリングバイク Rivendell Joe Appaloosa

世界でもあまり見ない量産アップライトツーリングバイクを販売しているRivendell。Rivendellのアップライトツーリングバイクは、跨ぎやすいChevoitと、マウンテンバイクのような太いタイヤを装着するのが似合っているClem Smith Jrがある。 https://www.cyclorider.com/archives/16307 https://www.cyclorider.com/archives/13979 Rivendellの代理店であるBlue Lugのサイトを見ると、新たにJoe Appaloosaというアップライトツーリングバイクが登場したようだ。 https://bluelug.com/contents/rivendell/joe-appaloosa.php Joe Appaloosaの紹介を見ると、ドロップハンドルが装着できるロードツーリングモデルのSam Hillborne、タフなイメージがあるHunqapillarの要素をそれぞれ受け継ぎ、その間を埋めるアップライトなロードツーリングバイクとのこと。Sam HillborneやHunqapillarよりもアップハンドルに適正化したフレームとなっているようだ。 Joe Appaloosaがロードツーリングバイクを売りにしているが、実は太いタイヤを履くことができる。50mm幅(約2インチ)のタイヤを装着しても泥除けが装着できる。因みに泥除けなしだと最大55mmまで対応しているようだ。Joe Appaloosaの紹介サイトでは 全体を見渡した時の印象、フレーム後ろ半分が長く伸びた姿はClem(Clem Smith Jr)の様なゆったりとした乗り味、安定感を連想させますが実際にはかなりSam(Sam Hillborne)寄り。ロードバイク程ではありませんが純粋に「スピードの出せるバイク」だと感じます。 と書いてあるため、Rivendellの他のアップライトツーリングバイクとは違うようだ。どんな走りなのか気になる所だ。