デイリーアーカイブ Apr 21, 2025
殆どのロードバイクやクロスバイクはギア比が重いという問題
世の中で売られている殆どのロードバイク・クロスバイクのギア比は普通の人が使うには重いギア比がほとんどだ。例えば一般的なロードバイクに採用されているコンパクトクランクの重いギア(50T)は、競技をしない人が使う場面はブレーキをかける場面が殆ど無いような道を高速で走るような場所だろう。このような場所では約に立つと思うが、実際にはシチュエーションはあまり無い。逆に発進やアップダウンがある場面ではギア比が重すぎてしんどい場面が多いこともある。
世の中にある一般的なロードバイクの殆どは競技用のギア比を採用しているが。ロードバイクに乗る多くのユーザーは競技を行わなく、強力なパワーもあるわけではなく、走る道は発進加速を頻繁に行わないといけなく、アップダウンも多い。荷物も積む可能性があるなど不確定要素が多い。このような状況で競技用のギアをそのまま使うのは良いとは思えない。
自分は、前2枚のクランクは競技用で自分の使い方には合わないと思い、メインマシンは今まで前2枚の自転車は所有したことがない。某Y氏はProgressive RRX-110の時は、クランクは前2枚だったが、軽いギアが無かったため四角軸BBをニコイチ化して組み合わせてまで前3枚化を行っている。個人的な感覚としては自転車ツーリングを行う人の多くは、いかにしてギア比を下げて扱いやすくしようと考えている人が多いように見える。
http://doronumakamenosuke.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
前ギアが3枚でも、それだけでは飽き足らずギアの組み換えを行う例もある。自分が所有しているEscape RX4は標準装備されていたギア比は48-38-28T。この状態だと38Tでアップダウンがある場面では28Tに落とさないといけないためギアの組み換えを行い、写真のように48-32-22Tに変更した時がある。因みにこの状態では1段ずつ変速する通常の変速機ではうまく変速できないため、アナログなフリクションタイプのシフトレバーを入れている。
Escape RX3は50-39-26Tを採用し、一番軽いギアはエマージェンシー用としている。また、嘗てブリヂストン・ユーラシアスポルティーフに乗っていた某S氏も、ロードバイクのトリプルクランクを装着し(52-46-26Tだったと思う)一番軽いギアは普通では見ないような軽いギアを採用していた。
クロスバイクにロードバイクのギアを入れている問題とは
一部のクロスバイクにはロードバイクのような重いギアを入れているモデルもある。例えばGIANT Escape RXではRX1はロードバイクのコンパクトクランク(50-34T)を入れている。
個人的にはクロスバイクにロードバイクのクランクを入れたモデルは感心しない。ロードバイクはタイヤが細くて荷物が積めなく、泥除けが装着できず、空気抵抗を削減する前傾姿勢を取り、様々な物を犠牲にしスピードを出すための自転車だ。一方クロスバイクはロードバイクようにスピードを追求するために犠牲にした部分が少なく、ロードバイクと比較するとロードバイクよりもスピードが出るわけではない。それなのにロードバイクのギアだけを入れるのは変だと自分は思っている。
折りたたみ自転車 Tern Link N8のタイヤを太くした。タイヤを太くした効果はあるか?
折りたたみ自転車「Tern Link N8」に標準装備されているタイヤはSchwalbe KOJAK 20×1.35というタイヤ。やや細めのタイヤで車体デザインも相まってシャープな雰囲気のデザインになり、舗装路では走りが軽くて乗り心地も良かった。
しかし、タイヤが細いため段差の通過では乗り心地が硬く、荒れた道では安定性が低い問題もあった。自分が折りたたみ自転車にもとめているのは速度よりも道を選ばなく歩きよりも速く走れることなので、今回タイヤを太くしてみた。今回装着したタイヤはTIOGA FASTR X 20×1.85だ。
タイヤを太くすることでデザインが一気に変わる
FASTR Xに交換したことにより、今までのオンロードスポーツ的な雰囲気から、骨太なマウンテンバイク風味のデザインに変わった。個人的にSchwalbe Kojakを装着した状態のLink N8のほうが気に入ってた。
荒れた道も気にしないで走っていけるほどの安定感
タイヤ幅を1.35インチから1.85インチに太くしたため、荒れた道も安定して走ることができるようになった。写真のような砂利道は1.35インチのタイヤを装着していた時は走るのに躊躇していたが、1.85インチにタイヤを太くすると安定して走ることができる。乗り心地も良くなり荒れた道では逆に速く走ることができるようになった。
タイヤ外径が大きくなり走りも変化
タイヤが太くなると外径も変化する。Schwalbe KOJAK 20×1.35の場合タイヤ外径は約476ミリ。Tioga FASTR X 20×1.85の場合の直径は約500ミリとのこと。20インチの車輪は直径が大きく細いタイヤが多い451規格と直径が小さく太いタイヤが多い406規格の2種類ある。Tern Link N8は406規格を採用している。
http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-etrto.html
451規格のほうが車輪径が大きく舗装路でスピードを出すには向いていると言われている。どの位違うかというと、DAHONの試乗会でLink N8よりも車輪径が大きいSpeed Falcoに試乗しスピードの維持が違うのに驚き、Link N8を買ったのを少し後悔したほどだ。
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SPEED FALCOに装着されているタイヤはKenda Kwest 20×1-1/8。タイヤ外径は約507ミリとなっている。FASTR X 20×1.85インチは20×1-1/8に近いほど外径が大きくなっている。これだけ外径が大きくなると、スピードの維持が1.35インチよりしやすく、速度の落ち方が1.35インチよりも遅いのが明らかにわかる。
コミューターや旅行用途ならタイヤを太くするのは利点が多い
折りたたみ自転車に何を求めるか様々だと思うが、スピード追求ではなく旅のツールとして使ったり、コミューター的な使い方をするのならタイヤは太いほうが良いだろう。小径車でタイヤを太くと、乗り心地が良くなったり荒れた道でも安定性が上がったり利点が多い。逆にスピードを求めるのなら車輪径を大きくし細いタイヤを履いたほうがいいだろう。
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小径折りたたみ自転車は通常のミニベロよりも走りが劣る理由
世の中では、よく折りたたみ機構がついた折りたたみ自転車と、折りたたみ機構がない小径車と走行性能を同じに考えて論じる人がいるが、折りたたみ自転車と小径車の走行性能はまったく違う。
自分は買い物用小径車のAsama Betaを持っている。20インチ7段変速で、フレームデザインはルイガノMV1風で4万円クラスの小径車だ。
自分はAsama Betaで、伊勢神宮、焼津、静岡を走ったことがあり、1日80-100キロを走ったことがあるがギア比が低いのと乗り心地が硬いぐらいで、特に不満はなかった。
一方、折りたたみ自転車のLunk N8は、幕張からサイクリングロードを経由して銚子に行く約100キロのコースを走り、次の日に霞ヶ浦を走る計画を立てたことがある。
この時、ゴール地点の銚子まで残り30キロほどで走るのが嫌になり、霞ヶ浦を走る気が起きず電車で浜松町まで戻り、伊豆大島を走ることにした。
4万円クラスの小径車は7万円クラスの小径折りたたみ自転車より走りが良いという事例だが、なぜこのようなことが起こったのか。
折りたたみ自転車のLink N8の場合、元気がある時は走りが良いと思ったのに対して、元気がない時はペダルを踏んでも走らなく感じ力が逃げているようにも思えた。恐らくフレームの設計なのではないかと思う。
https://www.cyclorider.com/archives/17965
いくら、今の折りたたみ自転車が良いと言われていても、折りたたみ機構をつけないといけない折りたたみ自転車は、折りたたみ機構で重量が増したり、剛性が下がる恐れを考えたら、走りを重視するのならできるだけ試乗したり、折りたたみ自転車を買うのはやめたほうがいい。
ただ、折りたたみ自転車は折りたたみ機構があるおかげで、行動範囲が広がる。折りたたみ自転車は車載や輪行がしやすいため、よくできた折りたたみ自転車は日常生活や旅行などで役に立つ。これがあるから自分は折りたたみ自転車を持っているのだ。