デイリーアーカイブ Apr 22, 2025
前2輪自転車の豊田TRIKEが運送業界からコンビニまで注目している理由とは?
介護用から宅配用まで幅広い使い方ができる前2輪電動アシスト自転車の豊田トライク。自転車の新たな可能性を切り開く1台としてシクロライダーは注目しており、定期的に豊田トライクの情報をチェックしている。
TOYODA TRIKE - シクロライダー
埼玉サイクルエキスポ2018では、最新型の豊田トライクが展示されていたため、細かい所をチェックしてみた。前回見た試作バージョンから大きく変わった所は、サドルの背もたれは一体式からサドルを交換しても安心の分離式に変更、荷台が装着され積載性が向上、スタンドがセンタースタンドから通常のサイドスタンドに変更など改良を加えている。車体価格に関しては定価で35万円ほどになるとのことだ。
豊田トライクが運送業界からコンビニまで注目している理由とは?
定価35万円と高価な電動アシスト自転車の豊田トライクを見ると、日本市場ではどの位売れるのか気になるだろう。販売台数について訪ねた所、2018年度の販売は4,000台以上を見込んでいるとのことだ。125CCのスポーツタイプのオートバイやスズキ・ジグザー等の150CCのオートバイよりも高い電動アシスト自転車が、これだけ注目されているのだろうか。
その理由は、コンビニやファストフード店の宅配用や宅配業者などの様々な法人が、走行時の安定性と120kgの荷物を積むことができる積載性能に注目しているようだ。
近年のコンビニやファストフード店では宅配サービスを行っている所が多い。このような宅配サービスでは、原動機付自転車を使うのが一般的だが、免許の問題等があるため電動アシスト自転車に切り替えたいと考えている会社が多いと語っていた。
宅配業者が豊田トライクに注目しているのは、従来型の宅配用自転車よりも運転がしやすいこと。多くの宅配業者は、通常のビジネス用電動アシスト自転車にリアカーを装着して宅配業務を行っている所が多いが、リアカーを装着した自転車の運転には慣れが必要で、運転ミスによるトラブルも多いとのこと。そのような問題を解決するために豊田トライクが注目されているようだ。
豊田トライクは一般ユーザーに販売されるか?屋根付きオプションは登場するか?海外展開するのか?
様々な業者が注目している豊田トライクだが、個人向けにも販売は行うようだ。元々、豊田トライクは法人向けの自転車として企画していたが、独自機構が個人ユーザーにも注目され、個人ユーザーにも販売するとのことだ。基本的には写真の仕様になるようだ。
屋根付きオプションに関しては現時点では無い。ユーザーからの要望が多く寄せられればオプションで登場させると語っていた。海外輸出については、オファーがあるが、現在の生産能力では対応できないとのことだ。また、公式サイトでは登場していないが、前1輪、後ろ2輪仕様も販売するとのことだ。
https://www.cyclorider.com/archives/24167
豊田TRIKE
自動車に載せるために作られたスポーツバイク車載用バッグ DoppelGanger セダンモ車載
カーサイクリングを行う時、車内に自転車を積む場合、殆どの人は車輪を外して自転車を車内に入れるのがほとんどだろう。この時問題になえいやすいのがクルマの内装に傷がつくことだ。
一般的な乗用車の荷室部分は見栄えや防音・断熱を良くするために、ボディの鉄板を見せないフルトリム仕様になっている。そのため自転車を車内に載せる時や車外に出す時に、内装に傷がつく問題が発生する。
このような問題の対策は、傷がついても気にしない、軽トラックや商用バンなど内装に傷がつかない・傷がつきにくいクルマに変更する、輪行袋を使用する等の解決方法がある。
一番簡単なのが輪行袋を使用する方法。ただ、ここで問題になるのが輪行袋に自転車を入れるのは意外と手間がかかるということだろう。自転車を分解して袋に入れて、公共交通機関を利用する時に使う輪行袋は、自転車の入れやすさや自動車に車載した場合の安定性は考慮されていない。
DoppelGangerのセダンモ車載は、自動車の車載だけに特化したスポーツバイク車載用バッグだ。フルオープン仕様の袋でホイールを入れる袋がついている設計のため、通常の輪行袋と比較すると自転車を袋に入れるのは簡単だろう。
一方で、DoppelGangerセダンモ車載は輪行袋として使うのは想定されていないだろう。公式サイトの画像では袋に入れた自転車の部品が見えているため、公共交通機関の使用はできず、袋の重さも900gと重いので自転車旅行時の持ち運びは想定されていない。
車載に特化したセダンモ車載は、よく考えたニッチ商品だと思う。個人が使うだけでなくレンタカー業者がレンタカーのオプションとして提供を行うのも面白いだろう。
自転車関連商材総合ブランド DOPPELGANGER® セダンモ車載 DCB443-DP
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) セダンモ車載 スポーツバイク車載用バッグ 【車内の傷や汚れを防止】 ヘッドレスト固定 ホイール専用ポケット付き DCB443-DP
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上位モデルのフレームと同じ6万円クラスのロードバイク NESTO FALAD-K
ホダカのスポーツサイクルブランド「NESTO」には、自転車専門店で販売されるプレミアムモデルと、量販店など幅広い店舗で販売されるスタンダードモデルの2種類がある。NESTOブランドのロードバイクにはALTERNA・ALTERNA FLAT・FALADの3車種が存在するが、ALTERNAとALTERNA FLATは自転車専門店向けのプレミアムモデルで一部の店舗でしか販売されない。一方、スタンダードモデルのFALADは量販店向けのモデルのため多くの店で見ることができると思う。
http://nestobikes.com/products/falad-k/
今回、紹介するNESTO FALADは量販店向けのスタンダードモデルに分類されるロードバイク。一般的に量販店向けのロードバイクは、自転車専門店向けのロードバイクよりもフレームや部品の作りが悪いのが一般的だが、FALADはフレーム・フロントフォークをALTERNA FLATと同じ物を採用している。
https://www.cyclorider.com/archives/19940
アルミフレーム・アルミフォークを採用したFALADは、泥除けを装着するためのダボ穴が装備されている。フレームの溶接は滑らかなスムーズウェルディング加工がされていて、高価格帯のロードバイクで主流となっている上下異径ヘッドパーツを採用するなど、只の低価格ロードバイクとは違うのが見てとれる。
タイヤはMAXXIS DETONATOR。DETONATORの中でも、タイヤを折りたためるようにケブラービードを採用したフォルダブル仕様を採用している。定価では1本4,000円ほどと高価で、6万円クラスのロードバイクでは普通は採用されないタイヤだ。タイヤは乗り心地や操縦性を決める重要な部品だが、一般的な自転車はコスト削減で乗り心地が悪い低価格のタイヤを装着するのが普通だ。車体重量は9.7kgと6万円台のロードバイクとして見ると非常に軽い。
上位モデルと同じフレームを採用し、高価なタイヤを装着することで、他の低価格ロードバイクよりもポテンシャルの高さが期待できるFALAD。欠点はコンポーネント関連だろう。
ギアは、前はShimano Tourney(50-34T)。後ろはShimano CS-HG41 7段(11-28T)。ロードバイク用コンポーネントとしては一番安いTourneyを採用している。変速とブレーキを兼ねたSTIレバーは大ぶりで、スプロケット(後輪に装着されているギア)の選択肢が少ないため、ギア比の変更が難しい欠点がある。
NESTO FALADは初心者向けにふさわしいか
量販店向けロードバイクのFALADは、初心者向けの部品が装備されている。駐輪時に必要なスタンドや、ハンドルのフラット部分でもブレーキを握ることができる補助ブレーキレバーを装備しており、街乗りにも対応している。また、ALTERNA FLATと同じ車体設計のためロードバイクとしては太めの28ミリ幅タイヤの装着ができる。街乗り用にするときもタイヤを太くして、ある程度の段差に対応が可能だろう。
6万円台ロードバイクのFALADの一番の利点は、フレームが高価格モデルのALTERNAと同じことだろう。既に実績があるALTERNAとフレームが同じなら、コツコツとチューンナップしてやればALTERNAに非常に近いレベルまで高めることができる。世の中に沢山ある低価格ロードバイクの中でも、フレームが上位モデルと同じ低価格ロードバイクはFALADぐらいだ。6万円クラスロードバイクを選ぶ時、FALADは候補に挙げるべきロードバイクだと思う。
FALAD-K (2018NEW)|NESTO - ネスト