デイリーアーカイブ Oct 27, 2024

コインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車一覧

自転車を長時間駐輪すると盗難の危険がある。特に自転車が役立つ都会になればなるほど盗難の危険性が上がる。そのような盗難を防止する方法の1つとして、コンパクトに折りたためる折りたたみ自転車を手に入れて、コインロッカーに入れておく方法がある。折りたたみ自転車をコインロッカーに入れるのは、盗難対策や雨風を凌げ、旅行時に折りたたみ自転車を持ち運びたくない場合に役に立つ。 注意する部分は、コインロッカーといっても様々なサイズがあるということ。コインロッカーには様々なサイズがあり、価格も場所によって違う。JR東日本のサイトを見ると以下のようになっているようだ。 中サイズのロッカー(400円~):H550×W340×D570 大サイズのロッカー(500円~):H840×W340×D570 特大サイズのコインロッカー(800円~):H1030×W340×D570 https://www.jreast.co.jp/estation/stations/img/pdf/info_coinlocker.pdf スーツケースを入れることができるコインロッカーは、基本的には大サイズのコインロッカーだと思えばいい。コインロッカーのサイズは会社によって微妙に違うとのことなので、あくまで参考として見てほしい。 AL-FDB140シリーズ(14インチ):中サイズのコインロッカー コインロッカーに入る折りたたみ自転車の中では貴重な中サイズのコインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車がAL-FDB140シリーズ。14インチシングルスピードの折りたたみ自転車は日本ではAL-FDB140という型番の自転車で知られている。FDB140系統の元祖はDAHON・DOVEという折りたたみ自転車だが、日本ではDAHONが販売する前から自動車ブランドの自転車で有名なGicからFIATブランドで販売しマニアから支持を受け、今はRENAULTなど色々なブランドで売られているRENAULTのLIGHT8やULTRA LIGHT7、DAHONのDOVEが有名だろう。 RENAULT ULTRA LIGHT7は、公式でシートポストを外せば中型サイズのコインロッカーに入るのを売りにしているらしく、NV350キャラバンのキャンピングカー「ボギー」の床下収納に入れる人もいるようだ。 http://ameblo.jp/syunahi/entry-12175011125.html RENAULT AL-FDB140で中型サイズのコインロッカーに入れる場合、シートポストを引き抜き、上下逆さにしてフレームの後ろあたりに向けて差し込むことで、コインロッカーに入れることができるようだ。 http://fdb140.blog74.fc2.com/blog-entry-30.html Panasonic トレンクル(14インチ):中サイズのコインロッカー コインロッカーに入る折りたたみ自転車としては元祖とも言えるのがトレンクル。JR東日本との共同企画で作られたモデルで中型コインロッカーに入る。チタンフレームを採用し価格が高価だったが、多くのユーザーがカスタムを行っていたことでも知られている。チタン材の高騰により登場時の価格の17万円(高級モデル)から27万円と高価になり、容易に購入できなくなったのが欠点。 http://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/96846.html http://www.jreast.co.jp/press/1998_1/19980901/index.html A-Bike(6インチ):中サイズのコインロッカー 新幹線の網棚の上に乗せることができる超小径折りたたみ自転車。中サイズのコインロッカーに余裕で入れることができる。6インチの特殊小径自転車のため購入には注意が必要。 http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/442802/430581/13903236 Brompton(16インチ):大サイズのコインロッカーは余裕。中サイズのコインロッカーはギリギリ 16インチの折りたたみ自転車「Brompton」は、コンパクトに折りたためるのと、大柄な人でも快適に乗車できるポジションを両立した折りたたみ自転車。大サイズのコインロッカーは余裕で入れることができるようだが、中型サイズのコインロッカーに入れるには、ブロンプトンに装着しているキャスターがはみ出て扉が閉まらない場合や、折りたたみ時にサドル位置が高い(BromptonはDAHON等のようにシートポストが容易に抜ける構造ではない)場合があり、コインロッカーを製造している会社の作りの違いによって入らない場合があるので注意。Bromptonの利点は、内装変速機なので変速機の出っ張りがなくコインロッカーに無理やり入れてぶつけて変速機やディレイラーハンガーを壊す問題が無いということだろう。 http://www.gcs-yokohama.com/entry/32746/ http://ameblo.jp/igaclassic/entry-10301767520.html http://haradr.com/brompton/brompton_16.html DAHON EEZZ(16インチ):工夫すれば中サイズのコインロッカーに入ることができる。 DAHONの16インチ折りたたみ自転車「EEZZ」は外装3段変速を採用した折りたたみ自転車DAHONには16インチの折りたたみ自転車「Curve」が存在するが、Curveは通常の横折れ式折りたたみ方法(DFS=Dahon Folding System) のため、大型サイズのコインロッカーしか入らない。 EEZZは縦折れ式の折りたたみと、コンパクトな車体のためかうまくすれば中型コインロッカーに入れることができるようだ。カルマックスタジマのブログでは、どのように工夫すれば中サイズのコインロッカーに入れることができるのかユーザーレポートで解説している。気になるのは外装3段変速のため、出し入れのときに乱暴にすると変速機にぶつけてダメージができる可能性があるということだろう。 http://calmax.exblog.jp/25032222/ Pacific Cycles Carry-me(8インチ):大サイズのコインロッカー 縦型折りたたみ自転車のPacific Carry-meは、小径タイヤと縦折れ機構を採用しているおかげで、折りたたみ時の床面積が小さいが、縦方向が長いため中型サイズのコインロッカーに入れることはできず、スーツケースが入ることができる大型コインロッカー以上のサイズが必要だ。 http://www.gcs-yokohama.com/entry/32571/ https://www.cyclorider.com/archives/16548 Dahon Curve D7(16インチ):大サイズのコインロッカー 16インチの折りたたみ自転車のCurveは、横折れ式折りたたみ自転車のためか折りたたみサイズがあまり小さくないため、Bromptonのように小さく折りたたむことは難しいようだ。 http://dahondego.com/2015/06/30/dahon-curve-d7-can-be-stored-in-a-locker/ Tech1 Caracle-S(20インチ/406規格):大サイズのコインロッカー Bromptonよりもコンパクトに折りたためるのを売りにしているが、縦方向の折りたたみサイズがBromptonよりも大きいため、中型コインロッカーには入らず、大型コインロッカーに入れることになる。折りたたみ時に変速機部分が折りたたみ内側になるように設計されているため、乱暴に入れたとしても変速機部分のダメージが少ないのは良いと思う。 http://www.caracle.co.jp/products/cs2017 Patto Bike 451シリーズ(20インチ/451規格):コインロッカーのサイズ不明 恐らくコインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車の中では、最大サイズの車輪・多段変速を装備し、ドロップハンドルを標準装備したグレードが存在する折りたたみ自転車。折りたたみサイズはH720×W580×D290のため、特大サイズのコインロッカーか?ただ、DAHON ROUTEが大サイズのコインロッカーにいれることができたらしいので、大サイズのコインロッカーのサイズの可能性あり。メーカーはもう一度きちんとコインロッカーに入れて、コインロッカーのサイズを確認すべきだろう。 https://www.facebook.com/pattobike/posts/1585757735041675 DAHON Route(20インチ/406規格):大サイズのコインロッカー 一般的な横折れ式折りたたみ方法を採用したDAHON Route。このような折りたたみ自転車では比較的サイズが大きいため、コインロッカーに入れることはできないと思っていたが、コインロッカーに入れる人を発見。Dahon Routeを折り畳み、シートポストを外したら大サイズのコインロッカーに入ったようだ。 https://blogs.yahoo.co.jp/hecc55/52221322.html    

ハリークインからクロモリフレームの14インチ折りたたみ自転車が登場か?

フェラーリ、ルノーなどの自動車ブランドの自転車をメインに製造しているGicだが、自転車ブランドの自転車も製造や輸入を行っている。その中でハリークインはかつて存在したイギリスの自転車ブランドで、現在はブランド権利はGicが保有しているようだ。 Gicは14インチ折りたたみ自転車に力を入れていて、14インチ折りたたみ自転車ブーム前には本家DAHONよりも前にDAHON OEMの14インチ車「FIAT AL-FDB140」を販売し、今は低価格車のRENAULT LIGHT8、アルミフレームの軽量版のRENAULT ULTRA LIGHT7、マグネシウムフレームのRENAULT MAGNESIUM 6、チタンフレームのHarry Quinn Premium6と様々な14インチ折りたたみ自転車をラインナップしている。 ヨコハマ・サイクルスタイルでGicのブースを見て発見したのが、クロモリフレーム版の14インチ折りたたみ自転車。振動吸収製が高い、走行性能がしなやか、美しい仕上がりを売りにしているようだ。カラーリングはクロームポリッシュのような感じで、チタンフレームとは違う意味で高級感が出ていた。価格や重量に関しては特に記述が無く、気になる人は今後の情報に注目した方がいいだろう。

車体重量6.97kgの14インチ折りたたみ自転車 Dahon Dove Plus

14インチ折りたたみ自転車で元祖と言えるモデルはBYA412と呼ばれるDAHONの折りたたみ自転車だと思う。BYA412は中国市場向けとして設計されたモデルと言われており、14インチのシングルスピードの横折れ式折りたたみ自転車だ。日本では最近までDAHONブランドで販売されていなく、OEMモデルのFIAT AL-FDB140が一部のユーザーに愛用されていた。 現在は、GICから登場したRenault ULTRA LIGHTがヒットし、DAHON(アキボウ取扱)も元祖と言えるDOVEを登場させた。 https://www.cyclorider.com/archives/16991 2018年モデルではDOVEの軽量モデルと言えるDOVE PLUSを登場させるとのこと。2017年のヨコハマ・サイクルスタイルで実車を見ることができたので DOVE PLUSはDOVEに存在したステムの上下調整機構を削除し、シートポスト、クランク、薄いサドルに交換している。また、DOVE PLUSとDOVEをよく見るとフレーム自体が違うため、すべての部品が違うように見える。 DOVE PLUSの折りたたみサイズはW62xH56xD30cm。DOVEはW63×H55×D30と、DOVEとほぼ同じ。実際に試乗した限りではDOVEと同じようにハンドル~サドル長がコンパクトに感じた。価格は税別で78,000円とのことで現実的な価格だ。 http://enjoytheride.blog17.fc2.com/blog-entry-1330.html 超小径車潰しの一台の可能性を持つDOVE PLUS 重量7kgを切ったDove Plusを触って思ったのが、DOVE系統の14インチ折りたたみ自転車は超小径車を潰してしまう可能性があるのではないかということ。 https://www.cyclorider.com/archives/18301 10インチ以下の超小径車は折りたたみサイズを重視しているため、特殊な部品を採用したり乗り心地などの走行性能が悪い物や構造的に華奢な物が多い。DOVE系統の折りたたみ自転車はタイヤサイズが14インチと超小径車と比較すると大きく、フレーム剛性もあり、小径車の特徴である不安定さに気をつけて乗れば普通の自転車として見ることができる。14インチ折りたたみ自転車は車体重量も軽く、最軽量クラスのDOVE PLUSの6.97kgはCarry-meよりも軽量だ。低価格で購入できるRENAULT LIGHT8でも8.3kgと軽量だ。 14インチ折りたたみ自転車が超小径車と比較して不利なのが折りたたみサイズ。DOVE系統の14インチ折りたたみ自転車は、折りたたみサイズは20インチと比較すると小さいが、超小径車は14インチ折りたたみ自転車よりも小さいサイズで折りたためる物が殆ど。14インチ折りたたみ自転車よりも小さく折りたためないといけないのなら、Carry-meのような超小径車がいいだろう。