デイリーアーカイブ Apr 22, 2025
普通の自転車をカーゴバイク化するフロントフォーク CRUST BIKE Clydesdale Cargo Fork
通常の自転車よりも沢山の荷物を積むことができるカーゴバイク。一般的にカーゴバイクに乗るには、カーゴバイク用の専用車両を購入するのが普通だが、既存の自転車にキットを装着してカーゴバイク化を行う方法も存在する。
有名なのがXtracycleのロングテールキット。このキットを装着することで、マウンテンバイク等の多くの自転車をロングテール化することができる。ロングテールバイクの利点は下手な乗用車よりも荷物が積むことができる一方、ビッグスクーター並に全長が長くなるため、日本の道路事情では扱いにくい欠点がある。
@ordoinfo the new champion of Clydesdale builds. #moreinstockin2months
Crust Bikesさん(@crustbikes)がシェアした投稿 - 11月 22, 2017 at 4:42午前 PST
CRUST BIKE Clydesdale Cargo Forkは、荷台と一体になったフロントフォークで、このフロントフォークを装着するとカーゴバイクにすることができる。ロングテールキットは車体後方が長くなってしまうが、CRUST BIKE Clydesdale Cargo Forkは、フロントフォークを交換するため、車体全長が大きく変わらないため、ロングテールバイクよりも日常生活では扱いやすいと思う。
CRUST BIKE Clydesdale Cargo Forkは、荷物を積んだ時の安定性を上げるためか、20インチの前輪を容易する必要がある(公式サイト参照)。日本ではCRUST BIKE正規販売店のCrumWorksが販売するようだ。
公式サイト:https://www.crumbworks.jp/
【グラベルロード】Specialized DIVERGE E5を導入しました
舗装路だけではなく砂利道も走ることが出来るグラベルロード。従来のクロスバイクよりも太いタイヤを装着でき、ロードバイクよりも汎用性が高いため、日頃から注目していたが、遂にグラベルロードを導入することとなった。
今回導入したグラベルロードはSpecialized Diverge E5。グラベルロードというと、砂利道を走るのを売りにしたモデルが多いため、砂利道重視のブロックタイヤを装着したモデルが多いが、Diverge E5は700×30Cのスリックタイヤを装着しているので、どちらかというと舗装路をメインにしたグラベルロードに見える。しかし、700Cサイズのホイールなら42Cまでのタイヤ幅が装着でき、650Bサイズのホイールなら47Cのタイヤが装着できるとのことだ。
Diverge E5の定価は118,800円。エントリークラスのグラベルロードだが、内装ケーブルや前後12ミリスルーアクスル等を採用しており、エントリーモデルによくある安っぽさが無い。ギア比やタイヤ・チューブなど細かい部品の選択が拘っており、弄る部分が殆どないのも特徴。
Specialized Diverge E5の走りを一言で表すとタイヤが太いロードバイク。ギア比が低く、30ミリ相当の比較的細いタイヤを装着しているのを差っ引くにしても、長距離走行用のエンデュランスロードバイクに近いと思うが、Diverge E5は砂利道も走れるグラベルロード。汎用性が高いグラベルロードは、河川敷の砂利道だけでなく、林道も走ることができる。Diverge E5を購入した自転車店の人によれば「タイヤを太くすれば富士見パノラマMTBコースのCコースなら、楽しいかどうかは別として下れることができる。」と話しているので、従来のエンデュランスロードバイクにはないパフォーマンスを持っているのではないか思う。(詳細なインプレッションは後日掲載予定)
グラベルロード/ディスクロードのスルーアクスル規格まとめ
殆どのスポーツサイクルは、工具無しで車輪の着脱を行うことができるクイックリリースレバーを採用しているのが一般的。しかし、最近ではディスクブレーキを採用した車種を中心に、クイックリリースレバーではなくスルーアクスル方式を採用したスポーツサイクルが登場している。
砂利道も走ることができるグラベルロードでは、クイックリリースレバーやスルーアクスル規格が乱立している状況となっている。今回は、グラベルロードに採用されているスルーアクスル規格についてまとめてみた。
クイックリリースレバーについて簡単に解説
スポーツサイクルの車輪を簡単に着脱できるクイックリリースレバーは、スルーアクスル規格と比較すると、オフロード走行の剛性不足や、ディスクブレーキのローターのクリアランス調節がやりにくい欠点がある。マウンテンバイクの世界では、高価格帯のモデルを中心にスルーアクスル方式に変わっている。ただ、サイクルツーリングなど公道使用では容易に車輪が着脱でき、クイックリリース用のアクセサリーやノウハウが多くある利点がある。
スルーアクスルについて簡単に解説
クイックリリース方式よりもシャフトの直径を大きくしたスルーアクスル方式の利点は、オフラード走行時の剛性や強度が確保されていること。現在、レース用マウンテンバイクや、ディスクブレーキ搭載ロードバイクなどはスルーアクスル規格を採用しているのが殆ど。欠点は、クイックリリース仕様で作られたアクセサリーや車載用キャリアなどの互換性がないためアダプターが必要になるのと、シャフトの直径とオーバーロックナット寸法(OLDやエンド幅とも言われている)の規格が統一されていない問題がある。
多くのグラベルロードに採用されているスルーアクスル規格は、オーバーロックナット寸法が前100ミリ/後ろ142ミリ。シャフト直径は前後とも12ミリが、2018年では現在の主流となっている。
グラベルロードには、どのような規格が採用されているのか
グラベルロードに採用されているクイックリリース/スルーアクスル規格は、様々な物がある。前後ともクイックリリースや直径12ミリスルーアクスル規格を採用している車種があれば、前は直径12ミリスルーアクスルを採用し、後ろはクイックリリース規格を採用している車種もあったり、前は直径15ミリのスルーアクスル規格、後ろは12ミリのスルーアクスル規格を採用したモデルまで、様々な物がある。
クイックリリース仕様のグラベルロード
出典:http://www.breezerbikes.jp/2018/product/radar.html
競技用マウンテンバイクやディスクロードの世界では衰退傾向にあるクイックリリース方式だが、クイックリリース方式は汎用性が高い利点がある。クイックリリース方式を採用したアクセサリーや車載キャリアなどを使うことができる。一番の利点はマウンテンバイク用ホイールを簡単に流用できること。今でも、シマノからクイックリリース仕様のマウンテンバイク用ホイールが売られており、フレームの隙間が大きい場合、27.5インチホイールを購入し、650B×47Cタイヤを装着すれば、流行のロードプラス規格を容易に楽しむことができる。
2018年度のクイックリリース仕様のグラベルロードの一例は以下の通り。
Jamis Renegade Exile
GT GRADE ALLOYシリーズ
FELT VR50/60
GIANT ANYROAD(アルミフレーム)
BREEZER RADAR
この中で、Jamis Renegade ExileとBREEZER RADARは、WTB社のROAD PLUS COMPATIBLE FRAMESに記載されているため、ロードプラス規格に対応しているようだ。
前後12ミリスルーアクスルのグラベルロード
出典:https://www.specialized.com/jp/ja/mens-diverge-e5/p/129184?color=239515-129184
現在のグラベルロードで主流なのが前後12ミリのスルーアクスル。クイックリリース方式よりも剛性が高く、前輪スルーアクスルの直径がマウンテンバイクの直径15ミリよりも細い12ミリ規格を採用している。現在のグラベルロードでは主流となっているため、今後の部品供給に期待を持つことができる。欠点は、ロードプラス規格(650B×47C)に容易に変更が出来ないこと。
現在のマウンテンバイクで採用されているスルーアクスル規格の中で、グラベルロードに合わせやすいのは、前は直径15ミリ:エンド幅100ミリ、後ろは直径12ミリ/エンド幅142ミリのマウンテンバイクホイールだ。この場合、後輪は装着可能だが、前輪に関してはスルーアクスルの直径が違うため装着できない。650B化を行う場合、手組みホイールにするのが一般的という意見もある。
2018年度の前後12ミリスルーアクスルのグラベルロードの一例は以下の通り。
MERIDA SILEX
Specialized DIVERGE
FELT VR1~6
TREK Crockett 5 Disc
Jamis RENEGADE EXPLOIT
前12ミリスルーアクスル方式、後ろクイックリリース
一部モデルでは前12ミリスルーアクスル方式、後ろクイックリリース方式を採用しているモデルがある。後輪クイックリリース仕様の利点は、アダプター等を購入しなくてもサイクルトレーナーなどで使用することができる利点がある。後輪スルーアクスル仕様のグラベルロードでも、クイックリリース仕様に変更できる車種もあり、FUJI JARIは前後とも12ミリスルーアクスル対応フレームだが、部品交換で後輪はクイックリリース仕様に変更できる。
2018年度の前12ミリスルーアクスル方式、後ろクイックリリースのグラベルロードの一例は以下の通り。
Jamis Renegade EXPAT/EXPLORE
Fuji JARI一部モデル(前後とも12ミリスルーアクスル対応フレームだが、部品交換で後輪はクイックリリース仕様に変更できる。)
https://www.cyclorider.com/archives/22933
前15ミリスルーアクスル 後ろ12ミリスルーアクスル
Overlooking Lake Tahoe, August 2017. #gorillamonsoonbike @christinakpeck
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