デイリーアーカイブ Apr 27, 2025
前モデルより1.0kg軽量化したクロスバイク「プレシジョン スポーツ」が登場
サイクルベースあさひのロードバイク/クロスバイクで有名な「プレシジョン」シリーズから、新型プレシジョンスポーツが登場した。2019年10月下旬より全国のサイクルベースあさひ各店ならびにあさひ公式オンラインショップにて販売を行う。
今回のプレジションスポーツの特徴は重量。スポーク数の少ないフロントホイールにタイヤなど軽量パーツを採用し、車体重量11.4kg(※フレームサイズ470mm。サイドスタンド約0.4kgを含めている)と、従来モデルより約1.0kgの軽量化を実現した。
またホイールの装着は、従来のクイックリリース式からスキュワーナット式を採用している。クイックリリースレバーは工具無しで脱着できる一方、レバーの固定力不足やいたずら対策が必要なこともある。そのため、一部の自転車ブランドは、六角レンチで脱着を行うスキュワーナットを採用しつつある。スペック表は以下の通り。
カラーリングはライムグリーン、ピーコックブルー、ホワイト、マットブラック、コーラルオレンジの5色。ただしコーラルオレンジは510mmサイズの設定が無い。販売価格は44,980円(税込)。
www.cb-asahi.co.jp
注目のグラベルロードの1つ NESTO GAVELをチェック
マルキン自転車で有名なホダカ株式会社のスポーツ自転車ブランドの1つが「NESTO」だ。2020年モデルから、マウンテンバイクの拡充やグラベルロードをラインナップを増やすなど、グラベルを重視したラインナップとなった。2020年モデルの中でも注目のモデルがグラベルロードの「GAVEL」シリーズだ。Shimano SoraコンポーネントにTEKTRO 機械式ディスクブレーキを採用した「GAVEL」と、Shimano Acera MシリーズコンポーネントにShimano MT400油圧ディスクブレーキを採用した「GAVEL FLAT」の2種類を用意。今回はドロップバージョンのNESTO GAVELをチェックした。
グラベルロードバイクには、アップライトな姿勢で長距離サイクリングを行うツーリングタイプや、マウンテンバイクにドロップハンドルを装着したオフロード中心のモデルなど、様々なタイプがある。GAVELは前傾姿勢で舗装路・グラベルを両立する一般的なスポーツタイプだ。ボトルケージ台座は、フロントフォーク左右、トップチューブ、ダウンチューブ×2、シートチューブと沢山用意している。
シートステーとチェーンステーを縦方向にしならせる振動吸収機構FLEXOR(フレクサー)を搭載していることをアピールしているが、実はプレスフィットボトムブラケットも搭載している。従来のねじ切り式のボトムブラケットよりも高い剛性が出るのが特徴で105,000円(税抜き)のグラベルロードバイクに採用されるのは珍しい。
ブレーキは、TEKTRO MD-C510。ワイヤー引きの片押しタイプの機械式ディスクブレーキ。ハンドルバーはハの字タイプのフレアドロップハンドルを装備。ハンドル幅が一般的なロードバイクよりも広いため、グラベルでも抑えが利き、舗装路でも低速走行は安定して走れる。
GAVELを購入するときの注意点は、フレームは650B×47c”ロードプラス”規格に非対応だと言うことだ。伺った所、ロードプラス規格を採用しなかった理由は、「コスト」「実際にロードプラスタイヤを履いて楽しむ人が少ない」「マウンテンバイク風味の直進安定性の増加を嫌い、自然なハンドリングを重視した」とのこと。FELT VR、GT 初代GRADE等ロードプラス規格非対応のグラベルロードバイクに乗ったことがあるが、これらグラベルロードバイクは自然なハンドリングだったので、理論的には合っている。今回、試乗したGAVELはフレームサイズが一回り小さいため、評価しない。
GAVELがFELT VRやGT 初代GRADEと違うのは、対応タイヤサイズだ。一般的にロードプラス規格非対応モデルでは700×35cまでのクリアランスしか無いのが多いが、GAVELは700×40Cまで対応している。40cまで対応できれば、ジープロード程度のグラベルライドや荷物を積んだサイクリングまで幅広い楽しみ方ができるだろう。
nestobikes.com
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ヤマハの次世代のフルサスペンションE-MTB「YPJ-YZ」がTMS2019で登場
第46回東京モーターショー2019で注目を浴びたE-bikeが「YPJ-YZ」だろう。YPJ-YZはヤマハ発動機が出展したフルサスタイプのE-MTBの参考出展車。レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシンを表現したデザインは、モトクロス競技専用車「YZ」を彷彿とさせる形状となっている。ドライブユニットはヤマハ・PW-X2と思われる。ヤマハのハイエンドE-Bike用ドライブユニット「PW」シリーズのハイエンド版で、海外のヤマハ発動機のWebサイトではすでに紹介されている。
YPJ-YZの一番の特徴と言えるのが、2本のチューブでバッテリーで挟んでおり、オートバイのセミダブルクレードルフレームを意識している。一般的な内蔵バッテリーではなく、セミダブルクレードル風の方式を採用したのは、どうやらデザインだけでなく軽量化と剛性の両立も考えて採用したようだ。従来の内蔵式バッテリーは、フレームがコの字構造になるため、剛性を確保するとフレームが重くなるが、バッテリーを挟み込むことで、この問題を解決したようだ。
ダウンチューブが分かれているのに目が行くが、トップチューブも同じように分かれている。E-MTBとしてポテンシャルがどのくらいあるか気になる所だ。
スペックは以下の通り
車両寸法(全長×全幅×全高):1,939mm×790mm×960mm
車両重量:NA
乗車定員:1
原動機形式:センターモーター
バッテリー種類:リチウムイオン電池
バッテリー容量:500Wh
定格出力:250W
最大トルク:80N・m
global.yamaha-motor.com
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