デイリーアーカイブ Jan 12, 2025
座間市とOpenStreet、江ノ島電鉄が協定を締結し、「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルの実証実験を開始
OpenStreet株式会社は、神奈川県座間市と江ノ島電鉄株式会社と「シェアサイクル実証実験協定書」を締結し、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルの実証実験を2024年3月15日から座間市内で開始した。
この取り組みは、ICTを活用した全ての交通手段による最適な移動を一元的なサービスとして提供するMaaSの一環であり、公共交通の機能の補完・代替、地域の活性化や観光振興などに資する新たな都市の交通システムとしてのシェアサイクルの有効性および課題の検証を目的としている。
実証実験では、座間市役所や小田急相模原駅踏切付近、東原なかよし小道など9カ所にステーションを設置。利用者は「HELLO CYCLING」アプリを使って、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができる。また、座間市近隣市の相模原市、海老名市、大和市、町田市などにも「HELLO CYCLING」のステーションがあるため、市を跨いでの相互利用も可能だ。
座間市の佐藤市長は、「自転車は、車では感じられない周りの風景や香りなどを感じることができ、健康にも良い乗り物」とコメント。OpenStreet代表取締役の工藤智彰氏は、「多くの方が自走できるシェアサイクルのサービスを少しずつエリアを広げていければ」と意気込みを述べた。
OpenStreetは今後も、安全にご利用いただけるマルチモビリティのシェアリングサービスの提供を通じて、移動の利便性向上や暮らしやすいまちづくりの促進を目指すとしている。
関連リンク
HELLO CYCLING - 好きな場所で返せるシェアサイクル
ソーラーパネルを装着して、駐輪時も充電する電動カーゴバイク「Infinite」
ノルウェーの電動自転車メーカーInfiniteは、強力なソーラーパネルを搭載した2つの電動カーゴバイク「LØKKA」と「INGA」を発表しています。
Infiniteは、太陽光発電パネルで完全に充電できるモデルを提供する初の電動カーゴバイクメーカー。自動車は重く、速度が速く、モーターのみに依存しているため、エネルギー消費量が多いため、太陽光パネルを搭載することが無い一方、電動カーゴバイクはエネルギー消費量が少なく、太陽光パネルを設置するのに十分な広い表面積を持っています。
Infiniteの「Inga」は前部にボックスを備えた二輪車で、「Løkka」は後部にボックスを備えた三輪車です。どちらも荷台にソーラーパネルを使用しており、1日あたり約50kmの無料走行が可能な163Wh(Inga)と550Wh(Løkka)の発電容量を備えています。屋外に駐車すれば、太陽光だけで充電できます。
ソーラーパネルは、十分な電力を生み出すために広い表面積を必要です。電動カーゴバイクは通常の電動アシスト自転車(Eバイク)よりも広い面積を持っているため、プラグを差し込まずに充電できることは画期的で、航続距離への不安や充電の難しさを解消が期待できます。また、ソーラー充電により、冷蔵コンテナを使用した飲料、アイスクリーム、生鮮食品の配達など幅広い使い方ができるでしょう。
LØKKAとINGAの主な仕様は、スチールフレーム、Promovecモーター、リチウムイオンバッテリー、Enviolo重負荷用ドライブトレイン、油圧式ディスクブレーキなどで、価格は6,950ユーロ(日本円で約113万円)から11,810ユーロ(約198万円)となっています。日本での導入は不明です。
関連リンク
Solar Mobility | Infinite Mobility (gotoinfinite.com)
JR東日本スタートアップとYADOKARI、可動産を活用した新たな観光体験の創出に向け資本業務提携
JR東日本の子会社でベンチャー企業への出資や協業を推進するJR東日本スタートアップ株式会社と、可動産に特化した事業プロデュース会社であるYADOKARI株式会社は3月19日、可動産を活用した自由な旅のスタイルを体験できる「動く旅」の世界観を構築し、シームレスな新しい観光体験の創出による地域活性化を目指すために、資本業務提携に合意した。
両社はこれまでにも、JR根府川駅で可動産による無人駅滞在と地域移動の実証実験を4回実施。好意的な反響を受け、現在は真鶴町で「DOSAN MANAZURU」という、駅から始まる可動産による地域を巡る旅を展開している。
今後は、可動産の移動性を活かして、絶景スポットに滞在しながら地域を巡る旅「DOSAN」事業を展開。未活用地の活用や観光資源の発信を行うことで、新しい観光体験の創出による地域活性化を目指す。
現在の取り組み事例である「DOSAN MANAZURU」では、カスタムバンのレンタル、地元案内人によるチェックイン案内やローカル体験プログラムの提供、みかん農園でのタイニーハウス滞在などを提供している。
YADOKARI株式会社は、暮らしの原点を問い直し、これからを考えるソーシャルデザインカンパニーとして、可動産を活用した様々な事業を手がけている。
関連リンク
DOSAN(旧名 動く○△□)公式ブランドサイト|YADOKARI