デイリーアーカイブ Jan 26, 2025

KCNCからスルーアクスル対応ディレーラーガードキットが登場

ライトウェイプロダクツジャパンは3月24日、KCNC(ケーシーエヌシー)製のディレーラーガードキットの発売を開始した。 「KCNC(ケーシーエヌシー)」は軽量パーツの精密加工を得意とするサイクルパーツメーカー。軽量を追及し優れたデザインのスモールパーツを多種類に渡って生産しており、カスタム用のパーツはブレーキやプーリーなどのレーシングパーツから、ドレスアップ用のカラー豊富なボルトやエンドキャップなど用意している。 ディレーラーガードキットは、接触や転倒の際に、破損しやすいディレーラーをしっかりとガードできる部品だ。スポーツサイクルのデザインに合うアダプターとガードプレートは、クイックリリースだけでなく、六角穴付きスルーアクスルにも対応し、多様なバイクに使用できる。 取り付け方法は、スルーアクスルの場合は、アダプター先端のピンが緩んだ状態でアクスルの穴に差し込み、アダプターを時計回りに締め付ける。締め付けトルク目安は2.0Nmで、締め付けに注意する。取り外す場合は、反時計回りに少し回して、まっすぐに引き抜く。 クイックリリースの場合、アダプター先端のねじピンを取り外し(このねじピンは利用しない)、クイックリリースシャフトのナットに変えて取り付ける。 シフトを操作してディレーラーをトップギアに合わせ、ディレーラーに触れないようにガードプレートの穴をアダプターに入れて、ネジで固定を行う。(ネジの締め付けトルク目安は最大1.0Nm)   KCNC ディレーラーガードキットのカラーはブラック、シルバーの2色。価格は2,450円(税抜)。 公式サイト:KCNC

しまなみ海道の自転車通行無料 2022年3月末までに延長

JB本四高速(本州四国連絡高速道路)は、西瀬戸自動車道、通称「瀬戸内しまなみ海道」の自転車通行料金が期間限定で無料となる企画割引「しまなみサイクリングフリー」を2022年3月末まで延長すると発表した。 「瀬戸内しまなみ海道」は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmのサイクリングコース。地元の取組により「サイクリストの聖地」として国内だけでなく海外から高い評価を得ており、2019年11月には、国土交通省から第一次ナショナルサイクルルートの指定を受けた。 しまなみ海道自転車通行料無料化は、広島県、愛媛県及びしまなみ海道自転車道利用促進協議会と協力し、2014年から行っている企画割引。対象となる橋は、因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方・大島大橋、来島海峡大橋。通常50円から200円かかる通行料金が無料になる。 「しまなみサイクリングフリー」の対象は、西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)を利用する自転車(但し原動機付自転車は対象外)。実施期間は2022年3月31日(木)まで。利用にあたって必要な手続はない。 リンク:しまなみサイクリングフリー(JB本四高速)

わずか500gで強靭な自転車用ロック「TiGr Lock BLUE」を先行レビュー

サイクリングで持っていく時に問題になるのが鍵だ。軽量で持ち運びやすいワイヤーロックは、ボルトクリッパーで切れやすい。頑丈なU字ロックは、ボルトクリッパーで壊しにくい一方、重いため持ち運びしにくい問題がある。軽量で頑丈な鍵を作るブランドは僅かなのが実情だ。 軽量で頑丈な鍵を作る貴重なブランドがTiGr Lock(タイガーロック)だ。TiGr Lockはチタン製の軽量で頑丈な自転車用ロックで有名だが、新たにカーボンスチール素材を採用したTiGR Lock BLUEが登場する。今回、正規販売代理店「アドベンチャーエイド」の協力で、開発中のベータバージョンを紹介することができた。 TiGR Lock Blueは、従来のTiGR Lockに使われていたチタンでは無く、カーボンスチール素材を採用。交渉重量は約500gで、実際に持ち上げた感覚も嘘偽り無しの500gだと感じた。この軽さなら自転車に装着するだけでなく、バックパックなどに入れても問題ないだろう。因みに、ロックにある黒丸は剥がす事ができる。 シリンダーは、シンプルながら強固な構造となっている。ボルトクリッパー等の工具でシリンダーを破壊するのは非常に厳しいだろう。 自転車に鍵をかける場合、シャックルを広げる必要があるが、ヘナヘナで壊れそうな不安は全く無い。 自転車にTiGR Lock Blueを装着してみたが、鍵の装着は一般的なU字ロックよりも素早く鍵をかけることができた。理由は3つあり、1つ目は鍵のスペースが大きい事。TiGr Lock BLUEの取り付け可能な大きさは約10x20cmと、その気になれば、ポールに地球ロックできるほどの大きさだ。 2つ目は構造。TiGr Lock BLUEは、1個のシリンダーを鍵を差し込みロックさせる方法のため、U字ロックのように2箇所の穴に差し込む必要が無い。U字ロックに慣れている人にとっては普通に感じるかもしれないが、ワイヤーロックやダイアルロックに慣れている人にとっては、U字ロックのように2箇所の穴に差し込むのが面倒な事もあるため、TiGr Lock BLUEのほうが便利だろう。 最後の3つ目が重量だ。工具で壊しにくい頑丈なU字ロックは800g以上の物が多い。重量が重いとバッグから出して自転車に装着するまでの一連の動作がスムーズでなくなる。また、重いU字ロックだと、スポークに過大な負荷がかかる不安もある。しかし、軽量なTiGr Lockはスムーズに自転車に鍵をかける事ができ、スポークへの負担が少なく安心して使う事が可能だ。 TiGr Lock BLUEの欠点と解決方法 TiGr Lock BLUEの欠点は自転車に装着できる場所が少ない事。なぜ贅沢な問題なのかと言うと、頑丈なU字ロックは重すぎてフレームに装着したく無い場合もあるため、それらのU字ロックよりは実用性があるが、装着場所は少ない。 TiGr Lock BLUEには、ボトルケージに取り付け可能な専用ホルダーが用意されている。今回、Specialized Diverge E5(フレームサイズ560ミリ、適応身長175~185cm)のシートチューブに装着した。ダウンチューブにAlterLock+Topeak モジュラーケージEXを装着し、干渉するか実験した。 モジュラーケージEXは、ボトルの大きさに応じてサイズを変更する事ができる(ボトル外径:φ53~74mmボトル対応)。この組み合わせの場合、ボトル外径を最大サイズにすると、TiGr Lockと干渉してしまう。 この問題を解決するには、様々な方法がある。1つ目がスペーサー等を使い、ボトルケージ台座の位置をずらすか、ボトルケージアダプター等を使用して、ボトルケージを増設し、専用ホルダーを装着する方法がある。 また、バイクパッキングで使われるフレームバッグや大型サドルバッグにTiGr Lock BLUEを入れる方法もある。頑丈なU字ロックだと大きすぎて入らなかったり、仮に入ってもバッグが垂れ下がる等の問題がある。しかし、軽量なTiGr Lock BLUEなら、フレームバッグや大型サドルバッグに入れて走ることも可能だ。筆者の場合、フレームバッグにTiGr Lock BLUEを入れて走行している。 街乗りからサイクリングまで365日使用できる頑丈な自転車用ロック 軽くて使いやすいが盗難防止には不安な自転車用ロックや、盗難防止になるが重くて使いにくい自転車用ロックはよくあるが、軽くて使いやすく盗難防止に効果がある自転車用ロックは非常に少ない。TiGr Lock BLUEは、軽くて使いやすく盗難防止に効果がある自転車用ロックと言えるだろう。予定販売価格は13,980円(税抜)と、同形状のチタン製モデル「TiGr Lock mini+」よりも割安な価格なのも良い。通勤、通学などの日常利用から、趣味のサイクリングまで365日使える鍵だと思えば高くないだろう。 2020年2月29日から3月27日まで、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売キャンペーンを実施している。先行販売キャンペーンでは先着順で最大25%OFF割引が適用となるため、興味がある人は要チェックだ。 先行キャンペーンURL:https://www.makuake.com/project/adventure2/ 協力:アドベンチャーエイド