デイリーアーカイブ Jan 11, 2025

トイファクトリー、ランドクルーザー”250″/”70″専用の車中泊ベッドキットを発売

キャンピングカー製造台数が国内首位の株式会社トイファクトリーは、4月18日からトヨタ/ランドクルーザー"250"の公式カスタマイズパーツとして「車中泊ベッドキット」を開発し、一部のトヨタ車両販売店限定で発売を開始すると発表した。また、プレミアムスエード生地を使用したトイファクトリーオリジナルモデルも同日から販売される。 トイファクトリーは、長年のキャンピングカー開発で積み重ねてきた知識と経験を活かし、ランドクルーザー"250"/"70"専用設計のベッドキットを開発。快適な就寝環境を提供し、世界中のどこでも安心して走れるランドクルーザーを夜は居心地の良いベッドルームへとトランスフォームさせる。 ラインナップは、トヨタ車両販売店限定モデルとトイファクトリーオリジナルモデルの2種類。限定モデルは、ランドクルーザーのロゴ刺繍や純正シートと調和するカラーリングが特徴で、"250"および"70"それぞれに合わせた専用設計となっている。一方、オリジナルモデルには、キャンピングカーのシートマット生地としても人気のプレミアムスエード生地を採用し、選べる3色を用意した。 トヨタ車両販売店限定モデルのランドクルーザー"250"専用(GXを除く)は、価格が305,800円(税込)+取付工賃で、マット4枚、フレーム、フェイクレザー製(ブラック、ブラウン)が含まれる。一方、ランドクルーザー"70"専用(AXグレード/3DA-DA-GDJ76Wのみ)は、価格が217,800円(税込)+取付工賃で、マット2枚、フレーム、フェイクレザー製(ブラック)が含まれる。 トイファクトリーオリジナルモデルのランドクルーザー"250"専用(GXを除く)は、価格が272,000円(税込)+取付工賃で、マット4枚、フレーム、プレミアムスエード製(ブラック、グレー、グリーン)が含まれる。一方、ランドクルーザー"70"専用(AXグレード/3DA-DA-GDJ76Wのみ)は、価格が195,800円(税込)+取付工賃で、マット2枚、フレーム、プレミアムスエード製(ブラック、グレー、グリーン)が含まれる。 いずれもマット厚み50mm、マット下スペースは"250"が120~200mm、"70"が345mmとなっている。重量はフレームが3.5~4kg、マットが21~24kgだ。 トヨタ車両販売店限定モデルは一部のトヨタ販売店で、トイファクトリーオリジナルモデルはトイファクトリーオンラインショップや契約トヨタ販売店で購入可能だ。 キャンピングカー&トラベルトレーラー専門店のトイファクトリー (toy-factory.jp)

TREK、日本初のTQ HPR50搭載の軽量Eロードバイク「ドマーネ+SLR」を発表

トレック・ジャパンは、ロードバイクの走行感を損なわない自然なアシスト機能と、わずか11.8kgという超軽量設計を採用したEロードバイクの新モデル「ドマーネ+ SLR」を発売すると発表した。 ドマーネ+ SLRは、軽量カーボンフレームにコンパクトな電動システムを搭載し、パワフルでありながら静かなTQ HPR50を採用することで、ロードバイク本来の走行感を実現。 https://youtu.be/RLh5U3Ril94 TQ社は、航空宇宙、医療、インフラなど様々な産業分野で電気部品を専門に扱っており、近年はEバイク用モーターの製造にも注力している。TQ社のハーモニックピンリングドライブ技術は、航空宇宙、医療技術、ロボット工学の分野ですでに広く使用されている機構で、コンパクトで強力、かつ耐久性に優れていると謳っている。同社のモーターラインナップには、最大トルク120Nmを発揮するハイパワーモーター「HPR120S」と、2022年に登場した軽量・小型モーター「HPR50」の2種類がある。 ドマーネ+ SLRに採用されたHPR50は、定格出力250W、最大出力300W、最大トルク50Nmを発揮しながら、重量はわずか1.8キロに抑えられている。直径8センチのコンパクトなモーター内部には、ハーモニックギアシステムが採用され、小型化と高精度化を両立。バックラッシュの低減により、より自然なペダリング感覚を実現している。 参考として、トレックのE-MTB「Rail」に搭載されているBosch製モーター「Performance Line CX」は、定格出力250W、最大出力推定550W以上(日本仕様、欧州仕様は公称600W)、最大トルク85Nmを発揮するが、重量は2.9キロ台と、HPR50と比べるとやや重い。 HPR50のQファクターは135ミリと、通常のペダルバイク並みの数値に抑えられており、モーターノイズも非常に静かであることが特徴だ。 標準装備の360Whバッテリーにより、Ecoモードで約96kmの走行が可能だ。オプションの160Whレンジエクステンダーを併用すれば、最長約145kmの長距離走行にも対応する。 https://youtu.be/qImUGN198gc また、ドマーネ+ SLRは、一般的なロードバイクとほぼ同じQファクターを維持し、ブラケットのボタンでのモード切り替えやロード専用のチューンナップを施すことで、従来のロードバイクと変わらないフィット感と走行感を提供。路面からの振動を和らげるIsoSpeedや、最大40mm幅のタイヤを履ける十分なクリアランスにより、舗装路からグラベルまで幅広い路面に対応する。フレーム素材には、トレック最高かつ最軽量の800シリーズOCLVカーボンを採用し、軽量化と優れた走行性能を両立している。 ドマーネ+ SLRの価格は150万円(税込)から。トレック・ジャパンは、ドマーネ+ SLRを2024年6月頃に発売予定としているが、状況により出荷時期が前後する可能性があるとしている。 Trek Bikes (JP)

松尾産業、米国スタートアップEV「TELO」に投資 – 高密度バッテリー技術の活用を提案

松尾産業は4月25日、世界最小の長距離クラス全電動ピックアップトラック「TELO Trucks」の開発を進める米国スタートアップTELO Trucks Inc.へ投資を実施したと発表した。 TELO社は、TELO Trucksの極めてコンパクトなボディを実現するために、米国市場で普及する電気自動車(EV車)と比較してスペース使用率が最大50%縮小可能となる独自のバッテリーを開発するなど、高いバッテリー技術を有している。松尾産業はTELO社のバッテリー技術に着目し、Tier1として80年以上自動車業界に伴走してきた実績とネットワークを活かし、日本の自動車業界との架け橋としてTELO社のバッテリー技術の活用や連携の提案を進める。 TELO社が開発中の全電動ピックアップトラック「TELO Trucks」は、従来のアメリカ車とは異なり、小型で環境に優しい車を目指している。大型化したピックアップトラックが引き起こす様々な課題を解決するため、ピックアップトラックのサイズと機能をゼロから再設計に挑戦した。EV車ならではの柔軟な車両デザインやモジュール式の設計を採用することで、最もコンパクトで実用的な電動ピックアップトラックが誕生した。 TELO Trucksの大幅に短縮された外観は全長約3.86メートルとミニクーパーと同程度のサイズで、街中でも駐車しやすく、二酸化炭素を排出しない環境に優しいEV車だ。106キロワットのバッテリーを搭載し、充電残量20%から80%に回復させるのに20分程と急速充電にも対応している。加速性においても4秒で時速96キロメートルに達し、最高速度は時速約200キロメートルとEV車ならではの車両性能に加え、航続距離は約550キロメートルと市場で普及するEV車と遜色ないスペックを有する。 TELO社は、初期のテスラ・ロードスターのバッテリーパックの開発を手掛けるなど、EV車のバッテリーに関して15を超える特許を取得した経験豊富なCTOのフォレスト・ノース氏、「ローバー・グループ」「日産」「アストンマーティン」など、自動車メーカーの重職を歴任したアンディ・パーマー氏、自動運転車両の最初のLiDARとレーダーシステムを開発し、市場に最初の高容量商用EVを出荷したCEOのジェイソン・マークス氏など自動車業界の先駆者が創業したチームだ。さらに、ハーマンミラー、サムスン、プーマといった企業デザインを多数手がける世界的なデザインファーム「fuseproject」の創業者イヴ・ベアール氏がCCOとして参画し、コンセプトをデザインとして体現させている。 TELO社は2024年後半の発売に向けて生産開始を予定しており、実機はプロトタイプのみにも関わらず、消費者ニーズを反映させたプロダクトとコンセプトに2,000件近くの予約が入るなど注目が集まっている。生産開始に向けて540万米ドル(約8億円)の資金調達に成功し、テスラの共同創業者であるマーク・ターペニング氏が取締役として加わるなど、最先端の電動化と先進の安全技術を融合させた高機能かつ強力なEV車の誕生が期待されている。 松尾産業は、近年のオープンイノベーションの重要性の高まりを受け、スタートアップが持つ柔軟な発想やテクノロジーに着目、ハードテックや製造分野に特化した特徴ある国内外の隠れた技術や素材を探索し、取引先への提案や協業を行うなどインキュベーションへの取り組みを加速させている。TELO社への出資では、投資と並行した協業を通じ、同社が自動車業界でTier1として80年以上伴走してきた実績とネットワークを活かし、日本の自動車業界との架け橋となり高密度バッテリー技術の活用と連携の提案を進める方針だ。 松尾産業株式会社 (matsuo-sangyo.co.jp)