デイリーアーカイブ Nov 19, 2024

オージーケー 子ども乗せ自転車でもけん引できるサイクルトレーラー「Camily(キャミリー)」に乗ってみた

2021年7月24日、7月25日に開催されたCYCLE MODE RIDE OSAKA 2021。オージーケーからは、子供乗せ自転車でも装着可能なサイクルトレーラー「Camily(キャリミー)」の展示、試乗を行っていた。 Camilyは通園や買い物など、子どもを乗せながら大荷物を載せて自転車で移動する場面に使うのを想定したサイクルトレーラー。今までのサイクルトレーラーと言うと、スポーツ自転車に装着するタイプや、業務用自転車に装着するタイプが一般的だが、チャイルドシート搭載自転車にも取り付け可能なサイクルトレーラーはCamilyが初めてだろう。 Camilyの装着に関しては、車体に装着されているリアキャリアに、アタッチメントを装着する方法を採用した。この方法により、今まではサイクルトレーラーを装着することができなかった子供乗せ自転車でも装着することができる用になった。 子供乗せ自転車に装着できるようになった一方で、アタッチメントの形状からして、スポーツサイクルに装着することはできない。ただ、スポーツサイクルに装着するキットの製作は前向きに検討しているようなので、気になる人がいたら要望のメールを送るのをおすすめする。 Camilyは脱着を行うのも簡単で、キャリーカートのように使うことができる。サイクルトレーラー部分は、コンパクトに折り畳むことができるため、集合住宅でも場所を取らず置くことが可能。Camily専用のバッグの容量は約95Lで、通園時に困るお昼寝布団2組が入るほどの容量。お昼寝布団だけでなく、これだけの大容量の荷物を引くことができれば他にも使い道はあるだろう。 今回、Camilyを装着した電動アシスト子供乗せ自転車に試乗することができた。筆者は様々なスポーツ自転車を経験し、メインの自転車はE-Bike「Specialized Turbo Vado SL」を愛用しているが、サイクルトレーラーは初体験だ。 今回の試乗コースは平地の周回コースのため、実際のリアルな公道とは条件は違うが、運転した限りではサイクルトレーラーを引いているという違和感がなく運転することができた。カーブを曲がる際、ハンドルを切る場面は一般的な自転車とほぼ同じ位置で曲がっていた。Camilyを購入して実際に使う場合、ハンドルにバックミラーを装着して、曲がる際は時々ミラーを見た方が良いが、扱いやすいサイクルトレーラーだと思う。 Camilyサイクルトレーラーの仕様は、カラーはブラックで、製品重量は4.8キログラム。本体幅は540ミリ、本体高さは850ミリから970ミリ。タイヤは12インチエアータイヤ(米式)。最大積載重量は18キログラム(※チャイルドシートにお子さまを乗せて使用するときは、サイクルトレーラーの積載可能重量はお子さまの体重とリヤチャイルドシートの製品重量、リヤキャリヤの積載可能重量により変わります。) 適用車種はリヤキャリヤの幅が120ミリ以上175ミリ以下の20から27 型シティ車(婦人車、軽快車)。クラス18キロのリヤキャリヤ装着車。(注意:クラス18キロのリヤキャリヤにはチャイルドシートを取付けないでください。)クラス25キロ以上のリヤキャリヤ装着車。(※リヤキャリヤにチャイルドシートを取付けている場合。) 価格は2万9700円(税込)。 Camilyコンテナバッグの仕様は、カラーはブラック、グレーの2色で、製品重量は1キログラム。容量は95L。サイズは幅400mm×奥行340mm×高さ700mm。価格は1万1000円(税込)。 販売は9月上旬オープン予定のオンラインストアか、取扱店で、販売については、日本においてサイクルトレーラーに該当する商品の認知度は低く、道路交通法においても知られていない現状があるため、オージーケーが用意する販売確認書を通して、販売店と購入者にて、購入前に交通ルールや交通マナーを確認する仕組みを設け、安心して使用できるように進めていくとのことだ。 関連リンク 特設サイト:https://ogk.co.jp/camily/ 公式インスタグラム:https://www.instagram.com/camily_by_ogk/ クラウドファンディングページ:https://www.makuake.com/project/camily_cycletrailer/  

パナソニックから新型E-Bike「XU1」登場 東京2020オリンピック公式の電動アシスト自転車

パナソニック サイクルテックは7月30日、クロスバイクタイプのE-Bike「新型XU1」を発表、8月5日に発売する。 パナソニックのE-Bike「Xシリーズ」の中でも、XU1はXシリーズ唯一のクロスバイクでエントリーモデルと言えるモデル。車体設計は、東京2020オリンピックで使われるケイリン先導車の開発で培ったデータをフィードバックし、フレームやフロントフォークの寸法や角度などを見直した。これにより、従来車種より低重心化を実現し、安定感のあるハンドリングと走行フィーリングが向上したと謳っている。 ドライブユニットはペダルを踏み込んだ力を直接駆動部に伝えるダイレクトドライブ機構(クランク合力式)で、バッテリーはフレームと一体化したセミインテグレーテッドバッテリーを採用した。 タイヤは幅50ミリの700×50Cで、路面の凹凸の影響を受けにくいのが特徴。また、アルミ製リヤキャリヤやフェンダーを装備しているため、通勤などの日常から、休日のサイクリングなどで楽しむことが可能だ。価格は25万1000円(税込)。 パナソニック XU1のスペック フレーム:フォーミングアルミ(ワイヤ内蔵タイプ)エンド幅:135mm 樹脂製モーターアンダーガード付 フロントフォーク:アルミリジットフォーク 1-1/8~1-1/2ステム ディスク台座付 エンド幅:100mm ノーマルQRタイプ 重量:24.5kg ブレーキ:シマノ BR-MT200油圧式 ディスクブレーキ ギア(前):アルミクランク L=170mm / スチールチェーンリング 41T 樹脂ガード付 ギア(後):シマノ CS-HG400-9 12×14×16×18×21×24×28×32×36T 9段変速 フロントホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+HB-RM35 OLD:100mm QR 32H リアホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+FH-RM35 OLD:135mm QR 32H タイヤ:700×50C 仏式バルブ ドライブユニット:パナソニック スポーツドライブユニット(定格出力 250W) アシスト方式:ミッドドライブ バッテリー:セミインテグレーテッドバッテリー 36V、8Ah 288Wh 充電時間:3時間 アシストモード:3段階(ECO/AUTO/HIGH) 航続距離:(82/57/44km) 関連リンク パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com/ 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/48819

パナソニック 東京2020オリンピック ケイリン先導用E-Bikeを納入 

パナソニック サイクルテックは7月30日、東京2020オリンピックの自転車競技トラック「ケイリン」で使用される先導車を開発、納入したと発表した。 ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニック。パナソニックの中でも、パナソニック サイクルテックは、東京2020オリンピック 自転車競技で、従来使用されるオートバイではなく、環境に配慮した電動アシスト自転車によるケイリン先導車を開発。 オリンピックの自転車競技のケイリンは日本発祥で、7人までの選手によってトラック6周で競われる種目。ペースメーカーである先導車が選手たちへの風よけになり段階的に速度を上げ、選手たちはその後ろでポジション争いをくりひろげる。先導車が時速50キロメートルまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあと選手だけのレースとなり、勝敗を決する種目となる。 パナソニック サイクルテックは、ケイリン競技で高速走行にも対応できるスポーツドライブユニットや高剛性のフレームを持つE-Bike「XU1(BE-EXU44)」をベースに先導車を開発。ケイリンが行われる「伊豆ベロドローム」で試験を重ねて完成し、東京2020オリンピックに納入した。 納入するケイリン先導車は、最高速度時速50キロメートルを発揮する高出力モーター、選手が追従しやすい非常に滑らかで安定した加速を可能にするアシスト制御、あらゆる速度域でも正確にラインをトレースし直進安定性を確保するフレーム設計を採用したと謳っている。 今回製作されたケイリン先導車は自転車競技用特別仕様となる。また、ケイリン先導車の開発を通じて設計された市販E-Bike「新型XU1」が同日に発表された。 関連リンク パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com/