デイリーアーカイブ Nov 19, 2024
ヤマハ発動機から新型E-Bike用ドライブユニット「PW-X3」登場 最大トルク85Nmでコンパクトになったドライブユニット
ヤマハ発動機は9月1日(水)、E-Bike用ドライブユニット「PW-X3」を発表した。
https://youtu.be/dhX5VE2WfvA
ヤマハ発動機のE-Bike用ドライブユニットのPW-Xシリーズは、E-MTB用ドライブユニットとして知られている。日本市場では9月2日(木)現在、PW-XシリーズはハードテールE-MTBのヤマハ・YPJ-XCにPW-Xが、フルサスペンションE-MTBのヤマハ・YPJ-MT ProにPW-X2が搭載されている。
今回、登場したPW-X3は、PW-X2に比べて約20パーセントの小型化と約10パーセントの軽量化を実現。最大トルクも85Nmとアップした。PW-X3の日本での展開は不明だ。
PW-X3は、ドライブユニットの設計を一新し、広いケイデンス範囲で85Nmのモータートルクを実現した。PW-X3はモーターの性能にこだわり、大幅な小型・軽量化にもかかわらず、高いトルク出力を維持していると謳っている。
PW-Xシリーズのドライブユニットは、当初からE-Bikeシステムの中で最高のQ値を実現する128mm ISISインターフェースボトムブラケットアクスルが採用されている。今回のPW-X3は、この理想的なレイアウトを踏襲しており、上級者にとっても魅力的なモデルとなっているとのこと。
また、ラチェット機構のバックラッシュを抑え、アクスルシャフトやリダクションギアなどの主要可動部を軽量化することで、ペダリングに対する素早い反応を実現した。クランクを回した後ではなく、ペダルを踏んだ瞬間にフルトルクでサポートするという、ヤマハならではの基本設計を採用している。
PW-X3はPW-X2に比べて約20%の小型化と約10%の軽量化を実現。非常にコンパクトなサイズは、理想的なフレームジオメトリーとサスペンションキネマティクス、そしてグランドクリアランスの向上を目指し、E- Bikeメーカーがより自由にデザイン性の高いバイクを開発することを可能にする。
PW-X3は、独自のチューニングを施した「オートマチックサポートモード」を搭載し、トレイルライドからレースまで、状況に応じて「Eco」「Standard」「High」の3つのライディングモードから最適なアシストを行う。平坦な道ではアシストを弱め、急な坂道ではアシストを強めるなど、きめ細かなアシストフィールを実現している。
PW-X3の重量は2.75キログラム。定格出力は250Wで、最大トルクは85Nm。最大アシストスピードはEU仕様のため時速25キロメートル。アシストモードはEXPW、HIGH、STD、ECO、+ECO、オートマチックサポートモードの5つのモードを用意している。
関連リンク
YAMAHA PW-X3:https://global.yamaha-motor.com/business/e-bike-systems/products/pw-x3/
GIANT、E-Bike用パーツを発表 E-Bike用ヘッドライトやE-MTB用大容量バッテリーを発売
GIANT JAPANは9月1日、2022年モデルの自転車、パーツ・アクセサリーを公開した。2022年モデルのE-Bikeに関しては、2021年モデルと変わらず継続モデルを販売する一方、E-Bike用パーツを拡充した。今回はGIANT製E-Bike用パーツの中で注目のパーツを紹介する。
RIDE CONTROL DASH (2 IN 1)
ディスプレイとコントローラーが一体となった、グリップ部に装着可能なスイッチ。一般的なE-Bikeではディスプレイ一体型スイッチは、低価格品というイメージがあるが、こちらは、コンパクトなフルカラーディスプレイに、速度、距離、時間、ケイデンス、バッテリー残量などのライディングデータを見やすく表示する機能や充電に便利なUSB充電ポートを搭載した多機能ディスプレイとなる。適合製品はSMART GATEWAY システムを採用したGIANT E-BIKE専用。価格は2万2000円(税込、以下同)。
RECON E HL 1000
GIANTをはじめ主要E-Bikeユニットに適合し、1000ルーメンかつ最適化されたビームレンジにより周囲を適切に照らすと謳うハイエンドE-Bike用ヘッドライト。手元で簡単に操作できるコントロールボタンや周囲の明るさによってモードを自動切換えする「スマートモード」を搭載。
LEDには、信頼性が高く高品質で有名なCREE社製LEDを採用。レンズは、LEDライトビームを効率的かつ高精度に制御できる全反射(TIR)レンズを採用。グレアや影を発生することなく目標のエリアを最大限のルーメンで照射するとのこと。手元のコントロールボタンではAUTO MODE、MANUAL MODEとライトのモードを切り替えることが可能だ。GIANT製E-Bikeだけでなく、主要なE-Bikeユニットに対応する。価格は1万1000円。その他にも、RECON E HLをフォーククラウンに取付するためのアダプターや、ハンドルバーのセンターに取り付けするためのアダプター、ハンドルバーに取り付けするためのアダプターを用意している。
ENERGYPAK SMART INTEGRATED 625 BATTERY
GIANT製E-MTB「TRANCE E+ PRO」「FATHOM E+ PRO」用の大容量バッテリー。標準仕様のバッテリーの容量は500whのため、大容量化が可能となった。バッテリーカバーは付属しない。価格は13万2000円。
関連リンク
GIANT:https://www.giant.co.jp/giant22/
シェアサイクル「HELLO CYCLING」が、MaaS向けサービスの複合経路検索「mixway」と連携開始
ヴァル研究所は9月1日、MaaS構築を支える複合経路検索サービス「mixway」で、OpenStreetが全国約200の市区町村で展開するシェアサイクル「HELLO CYCLING」と連携し、mixway APIおよびWebサイトにて全国6100以上のポート情報が利用可能になったと発表した。
「HELLO CYCLING」は、OpenStreet株式会社が提供するシェアサイクルプラットフォーム。
HELLO CYCLINGを活用したシェアサイクルサービスの利用者は、ステーション(貸出・返却拠点)の検索から自転車の利用予約、決済までの一連の手続きをスマートフォンやパソコンで簡単に行うことができる。また、HELLO CYCLINGのステーションであれば、地域をまたいでどこでも自転車を返却することが可能だ。
シェアサイクルは、駅から目的地・目的地から駅までのラスト/ファーストワンマイルを補完でき、コロナ禍においては密を回避した移動手段として注目されている。
mixway(ミクスウェイ)は、公共交通とシェアサイクル、デマンド交通などの新しい交通サービスを組み合わせた経路検索や駅・ポート情報を利用できる、MaaSアプリ開発者向けのAPIサービスとWebサイトの2つの形で提供を実施。
今回、全国に4,000強のポートを展開するHELLO CYCLINGと連携することで、mixwayのWebサイトやmixway APIを導入しているアプリにて、他シェアサイクルとあわせて全国6100以上のポートを含めた経路検索や情報提供が可能となった。
現在、Mixwayが連携しているシェアサイクルは、HELLO CYCLING以外にも、ドコモ・バイクシェア(「ポロクル」「まちのり」など含む)、PiPPA、ecobike(実証実験に合わせて山口市内のecobikeと連携中)となる。
関連リンク
Mixway:https://mixway.ekispert.net