デイリーアーカイブ Nov 19, 2024
SCOTTからフルサスE-MTB「Patron eRIDE」登場 内装リアサスペンションに最新Boschモーターを搭載したE-MTB
SCOTTは9月6日、フルサスE-MTB「Patron eRIDE」のYoutube動画を公開した。
https://youtu.be/KNefbwqzMKU
Patron eRIDEはSCOTTの新型フルサスE-MTB。リアサスペンションを内装化したSPARK RCと同じく、リアスポイラーの内装化を実施した。ドライブユニット「Bosch Performance Line CX」は46度傾けて搭載してクリアランスを確保。750Whの大容量バッテリー「Bosch PowerTube 750」もフレーム内に内臓している。
Scott Patron eRIDEの日本発売の予定は無い。SCOTT JAPANのFacebookページでは、Patron eRIDEのテクノロジーを進化させた日本仕様は企画中とのことだ。
Patron eRIDEのリアサスペンションはフレームに完全に組み込み、160mmのトラベルを実現していいる。デザイン的な要素だけでなく、ショックを一体化することで、モーターやバッテリー、ウォーターボトルなどの他の要素を収納するスペースが確保されていると謳っている。また、ハンドルバーから直接サスペンションをロックできるTwinLocテクノロジーを採用し、ペダリング効率を最適化した。
搭載されているバッテリーは新型の750Whバッテリー「Bosch PowerTube 750」。20パーセントの容量が増加しているが、SからXLまですべてのサイズで750Whのバッテリーを搭載している。エコモードでは最大100キロメートル、標高2000メートルまで、ターボモードを選択すればその半分の距離を走行できると謳っている。バッテリーは、メインのカーボンフレームに組み込まれたチューブに装着され、バッテリーを簡単にスライドインさせて脱着することができる。
搭載されているドライブユニットは「Bosch Performance Line CX」定格出力250W、最大トルク85Nmを発揮。モーターは垂直に配置され、下から支えられている構造となっており、フレームが巣のように支えられている。モーター上部は外気に触れており、煙突のように空気が外に出ているとのこと。また、カバーには穴が開いているので、走行中は通気性がさらに向上する。
電動マウンテンバイクのハンドルバーには、ブレーキ、ドロッパーポスト、ギア、ドライブユニットのケーブル、リモート、サスペンションのロックアウトなど、多くのケーブルがある。Syncros EngineeringチームとSCOTTチームは、ハンドルバーに直接ケーブルを通すことで、スマートなハンドルを実現。レース部門からインスピレーションを得て、Patronにはカーボン1ピースステム/ハンドルバーのコンボが付属している。
SCOTT独自のツインロックレバーはドロッパーポストレバーと一体化。ツインロック・サスペンション・システムは、リモコンを使うことで、ユーザーは3つのライドモード、デサント、トラクションコントロール、ロックアウトを選択することができ、バイクのジオメトリー、サスペンションのダンピング、スプリングカーブを同時に効果的に変更することができる。
バイクにはフロントフェンダーとリアフェンダーが付属し、どちらのフェンダーもPatron eRIDEの専用品となっている。リアフェンダーにはモーターのバッテリーから直接電力を供給するLEDライトが内蔵され、ケーブルはすでに配線を行い、ハンドルバーにはフロントライト用のプラグが取り付けられている。また、Patron eRIDEには、キックスタンド、リアフェンダー、リアラック、アクションカメラマウントなど、さまざまなSyncrosのアクセサリーが用意されている。
Patron eRIDEは、アルミフレームのPatron eRIDE920が5999ユーロ(約78万3000円)から。カーボン/アルミフレームのPatron eRIDE900が7699ユーロ(約100万5600円)から。
関連リンク
SCOTT SPORTS:https://www.scott-sports.com/
Bosch Performance Line CXに「Smart System」登場 スマホと接続することでアシストの設定や盗難防止機能が強化
Boschは8月31日、E-Bikeユニット「Performance Line CX」の2022年モデルを発表した。
Performance Line CXは、Bosch製E-Bikeユニットの中でも最高峰のモデルとして知られている。2020年モデルで登場した第4世代Performance Line CXは、日本国内にも導入された。
2022年モデルでは750Whバッテリーや、新型スイッチなどが注目されているが、一番の特徴がスマートフォンと接続を行い、アシストの調整を行うSmart Systemが登場した。海外ではBosch E-Bike Systemの欠点の1つが、スマートフォンと接続してアシストレベルを調節する機構と言われていた中、Smart Systemの登場は待望の機能と言えるだろう。
https://youtu.be/iDPhVUr0hoc
Bosch Performance Line CX Smart Systemの日本導入に関して伺った所、未定とのことだ。
Bosch E-Bikeシステムズのスマートシステムは、eBike Flowアプリ、コントロールユニット、ディスプレイ、バッテリー、ドライブユニットで構成されており、個々のE-Bike体験を保証すると謳っている。
eBike Flowアプリは、まったく新しいライディング体験を提供する、コネクテッドE-Bikeの世界を切り開くとのこと。無線によるアップデートでE-Bikeの強化や、個人のライディングデータやフィットネスデータなどのアクティビティを記録したり、ライディングモードをカスタマイズしたり、バッテリーの充電状態から次回のサービス予約まで、すべての重要な情報をホーム画面で確認したりすることができる。また、将来的には、eBike Flowアプリでさらなる機能を追加していく予定。現時点では、このアプリは英語、ドイツ語、フランス語で利用でき、今後も言語を増やしていくとのこと。
スマートシステムを搭載したE-Bikeは、将来的に「ConnectModule」を後付けすることができ、盗難防止のための新たな機能を実現する。例えば、盗難防止のために音響アラームを鳴らすことができ、万が一盗難に遭った場合はスマートフォンで追跡することが可能だ。
「eBike Flow」アプリで一番の特徴が、E-Bikeの機能強化。eBike Flowアプリを使って、バッテリーやモーターなどのコンポーネントの新機能やアップデートをダウンロードし、Bluetooth経由でE-Bikeに送信し、常に最新の状態に保つことができる。
また、ライドとフィットネスのデータを記録することも可能。必要に応じて、iPhoneユーザー向けのアクティビティ・トラッキングを使うことで、すべてのデータをApple Healthと自動的に同期することもできる。また、休憩時には自動的に記録が停止する。
ライディングモードのカスタマイズは、ニーズに合わせてライディングモードを調整できる。Eco、Tour、Sport、Turboの各ライディングモードは、サポート力や消費電力を細かく調整することが可能となっている。
ホーム画面では、バッテリー残量、走行距離、次回のサービス予約など、ホーム画面には常に更新されるeBikeのデータが表示され、必要な情報が表示されるようになっている。
新しく登場した、容量750WhのPowerTube750バッテリーは、容量625WhのPowerTube625よりも約20パーセント大きい航続距離を可能にし、長時間のチャレンジングなライドを実現。
また、他のBosch PowerTubeと同じようにE-Bikeのフレームに完全に統合されたデザインを実現し、バッテリーセルを過負荷から保護するバッテリーマネージメントシステム(BMS)が搭載されている。
ハンドルスイッチには新たに「LEDリモート」が登場。シンプルなデザインで飛び出ていないデザインにすることで、オフロードライドを楽しむE-MTB向けデザインとなった。
重要な情報は、LEDリモコンを使って素早く簡単に把握することができ流だけでなく、LEDは太陽光の下でも視認性が高く、ディスプレイの明るさは周囲の明るさに応じて柔軟に変化する。また、LEDリモートは、eBike Flowアプリを接続することができる。また、スマートフォンを使って、走行時間や走行距離などの重要なライディングデータを呼び出し、他のユーザーとの共有や、ソフトウェアのアップデートを単独で行うことも可能だ。
スポーツライド用コンピューター「Kiox」シリーズにも、新たに「Kiox 300」が登場した。Kiox300は、ディスプレイをハンドル近くに装着することができ、従来のLioxよりも突起を少なくすることで、転倒時にディスプレイがヒットしにくくなった。また、ディスプレイの角度も好みに応じて調整することが可能だ。そして、Kiox 300は無線による定期的なアップデートにより常に最新の状態を保ち、eBike Flowアプリを介して新機能を最適に提供するとのこと。
ドライブユニット「Performance Line CX SmartSystem搭載モデル」のスペックは、定格出力250W、最大トルク85Nm。テクニカルセクションを自信を持って制覇でき、エクステンドブーストでペダルを踏み込むことで、根っこやロックガーデンなどの障害物を克服できる「eMTBモード」を搭載。
そしてeBike Flowアプリを使うことで、サポートレベル、ダイナミクス、最高速度、ドライブの最大トルクなど、個人のニーズや好みに合わせて柔軟に調整することができる。
充電器は新たに登場した4Aタイプの充電器。小型・軽量で、外出先での充電に最適なだけでなく、PowerTube750のフル充電を6時間、ハーフ充電は2時間強の時間で充電を行う。
関連リンク
Bosch E-Bike System:https://www.bosch-ebike.com/en/
ハンズフリーに通話や音楽再生ができるスマートグラス「Solos smartglasses AirGo2」グラスファクトリーから発売
グラスファクトリーは9月6日、スマートグラス「Solos smartglasses AirGo2」を、同社オンラインストアと店舗で発売を開始すると発表した。
スマートグラス「Solos smartglasses AirGo2」は、本体内に指向性スピーカーとマイクを搭載したスマートグラス。テンプルをタッチやスワイプするかボタンを押すことで、簡単操作でストレスフリーに通話や音楽再生が可能で、自転車移動中に音楽を聞いたり、電話に出たりすることもできる。
また、電源ボタンを長押しするだけでPCやスマホ、スマートウォッチなど様々なデバイスに簡単に接続できる。
内蔵スピーカーは、ある一方向にだけに音を飛ばすことができ、周囲の音と混ざることなく、耳に音を届けることができる指向性スピーカーに、Solos独自のノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲の環境音を最大45dB軽減していると謳っている。防水性はIP54を搭載し、雨の水飛沫やホコリ等の侵入を防ぎ、悪天候やスポーツレジャーなどに対応している。
接続アプリは、普段の運動の補助をしてくれる「AIコーチ」、姿勢が悪くなった時に音声通知してくれるなど普段の習慣のサポートをしてくれる「AIケア」、リマインド設定、音質設定(イコライザー機能)
デバイスを探す機能を搭載した。
「Solos smartglasses AirGo2」は4つのデザインを用意。レンズは33%ブルーライトカット、99%UVカットのレンズを標準搭載し、度入りレンズにも対応。価格は4万4000円(税込)。
関連リンク
グラスファクトリー:https://glassfactory-shop.jp/