デイリーアーカイブ Apr 7, 2025
スマホを使い、兵庫・但馬の山陰海岸ジオパークをサイクルツーリズムで巡る「コウノトリチャレンジin但馬」誕生
DIIIGは11月11日、同社が提供するミッションアプリ「DIIIG」で、2021年10月21日に、新ワールド「コウノトリチャレンジin但馬」がスタートしたと発表。2010年10月「世界ジオパーク」に認定され、但馬地域の大きな観光資源となった「山陰海岸ジオパーク」を巡るサイクリングコースを提供する。アプリ「DIIIG」のGPSチェックインでミッションをクリアするとポイントがたまり、ご当地グルメなどの報酬を交換できる。
兵庫・但馬地域では、2011年より「山陰海岸ジオパーク」を但馬地域の観光資源として全国にPRするための活動として、タイムを競うレースではなく地域住民との交流と観光振興を目的とした1DAYサイクリングイベント「コウノトリチャレンジライド」を開催している。このイベントでは、毎年850人から900人のサイクリストが1日に集まるが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、1DAYイベントは中止になった。
今回、密を避けながら、コウノトリチャレンジライドのコースを楽しめる新たなイベントとして「コウノトリチャレンジサイクリング」が誕生。さらに、ユーザーが自身のスマホを使って好きな時に参加できるモバイルスタンプラリー型のイベントに進化した「コウノトリチャレンジin但馬」が2021年10月からスタートし、アプリ「DIIIG」が採用された。
コウノトリチャレンジライドin但馬 実行委員長 田岡 聖司氏は「兵庫県の但馬地方は、青い海、緑の高原、温泉の癒し、最高のグルメなど、都会の喧騒からはなれ自然に恵まれた豊かな地域です。「コウノトリチャレンジライド」は、これまで1日のイベントとして開催して来た大会ですが、コロナ禍で開催ができない状況が続きました。「今年は大会をやらないのですか?楽しみにしています!」と多くのお声を頂く中で、アプリ「DIIIG」と出会い、魅力あふれるコウノトリチャレンジライドのコースをアプリでいつでも楽しめるように考えました。魅力あふれる但馬の土地をDIIIGのアプリと一緒に巡っていただきたいです」とコメントしている。
コースは4種類あり、その中でも注目なのが、コウノトリチャレンジライドロングコース120キロ。毎年開催されているコウノトリチャレンジライドのロングコース120キロで、山、海、高原、平地などたっぷり楽しみながら、獲得標高は約1500mと少しハードな中・上級者コース。参加すると、参加賞として城崎温泉で使える商品券1000円分や記念タオル、Tシャツ、ファンライド参加クーポンがもらえる。参加費は3000円(税込、以下同)。別途DIIIG利用料10%が必要。
他にも、豊岡をぐるり1周する「トヨイチ」コースや、神鍋高原ヒルクライムコース、城崎出石平坦コースを用意。料金は500円で、別途DIIIG利用料10%が必要。また、コウノトリチャレンジサイクリングロングコース120キロに参加した人には、参加賞のクーポンコードを利用すれば無料でファンライドコースに参加が可能。
各コースのミッションをクリアすると豪華賞品が当たる抽選に参加可能。
また、各スポットでミッションをクリアすると獲得できるポイントで交換できる報酬も追加予定。
開催期間は1回目が2021年10月24日から12月31日まで。2回目が2022年1月1日から3月31日まで。3回目が2022年4月1日から5月31日まで。
関連リンク
コウノトリチャレンジin但馬 https://www.geo-ride.com
135万円の究極の折りたたみE-Bike「Forestal ARYON」とは?
アンドラのE-Bikeブランド「Forestal」は、軽量でハイパワー、ハイトルクのモーターを搭載したフルサスE-MTB「Siryon」を発表し、世界で一躍有名となったE-Bikeブランドだ。
Forestal製E-Bikeと言えば、Siryon、Cyon、HydraなどのフルサスペンションタイプのE-MTBが有名だが、20インチのミニベロタイプのE-Bike「Aryon SC」、折りたたみタイプのE-Bike「Aryon」もラインナップに用意している。今回は折りたたみタイプのForestal Aryonを紹介する。
ラグジュアリーとパフォーマンスの融合。初のクロスオーバーバイクにして、アーバンモビリティの精鋭たち。
Forestal Aryonのフレームは、カーボンモノコック「Alpha Box」を採用した。フレームは工具を使わず、ボタンをクリックするだけで簡単に折りたためるようになっている。
また、Aryonは、チューニングされたリアサスペンション「Rockshox SidLuxe Select+ Trunnion 145x35mm」を搭載し、優れたダンピングとペダリング効率を実現。フラッグシップのマウンテンバイクの性能を、20インチの折りたたみ式アーバンバイクで体験できると謳っている。
Forestalカスタムフェンダーを内蔵した倒立フォーク「DNM USD-6 80mm」は、ライディング体験を向上させると同時に、美しい外観を実現した。
進化したライディング体験と、新たな快適性の追求
Forestal Aryonには採用されている駆動方式はベルトドライブ。潤滑油を使用していないので、油で衣服を汚すこともなく、安全なだけでなく、従来のチェーンに比べて2倍の寿命がある。スムーズで静かな、メンテナンスフリーを売りにしている。
シートポストはワイヤレスドロッパーポスト。ハンドルバーにあるリモートコントロールを作動させることで、サドルの高さを下げることができ、街中で遭遇する自転車の乗り降りや信号での停止時も安心だ。
ブレーキは、油圧式4ピストンディスクブレーキでブレーキライト内蔵式。ライトはSupernova M99 Mini PRO25(ヘッドライト)/M99 PRO Tail light(テールライト)。変速機はシマノ・アルフィーネ 内装8段変速。
Forestal Aryonに搭載されているドライブユニットは「EonDrive」。スペックは、公称出力250ワットで最大出力800ワット、60rpmでの最適なパフォーマンス。最大トルク出力は60Nmとなっている。
EonDriveの主要部品にはチタン、モーターカバーにマグネシウムなどの先進的な素材を使用。IP67認証を取得し、高いレベルの耐水性と防塵性を備えている。ユニットはフレームと完全に統合されているため、整備も簡単とのこと。
搭載されているAuroraバッテリーは、完全に統合された取り外しのできないバッテリー。容量は360Whで、1時間24分でフル充電を行う。
トップチューブには、「Forestal Smart Dashboard」を搭載。高精細3.2インチのトランスフレクティブタッチスクリーンには、Wi-Fi、Bluetooth、ANT+、GPS、4Gに完全対応し、加速度計、ジャイロスコープ、地磁気計、環境光センサー、パワーメーターなどを搭載。
Smart Dashboardではバッテリーの状態やモーターモードなどの重要な基本情報から、地図やジオロケーション機能を備えた完全なナビゲーションシステムや、ライディングに関するすべてのデータを記録、表示、共有などが可能。ForestalのE-Bikeには、Forstalアプリを介してユーザーのスマートフォンと常時接続し、データ分析やサードパーティ製アプリケーションとの同期が可能となっている。
ForestalのEonDriveとAuroraの開発は、ForestalとBAFANGの技術パートナーシップで行われている。
Forestal Aryonの販売価格は1万399ユーロ(日本円で約135万円)。日本市場での発売は不明だ。
関連リンク
Forestal Aryon https://forestal.com/en/products/aryon
国内最大級の⼀般無料開放マウンテンバイクパーク「南アルプス立沼マウンテンバイクパーク」が2021年11月22日オープン
⼀般社団法人南アルプス山守人は、国内最大級の一般無料開放マウンテンバイクパーク「南アルプス立沼マウンテンバイクパーク」のプレオープニングイベントを2021年11月21日に開催すると発表した。
南アルプス山守人は、日本におけるMTBの普及を目的に2012年から活動をしている団体。当団体はMTBの普及を妨げている最大の要因の一つとして、日本における山道やMTBを取り巻く制度面の不完全さであると考えており、その背景には、日本の森林や山道がレジャーやスポーツの場として捉えられていなかったことが一つとして挙げている。これにより、レジャーやスポーツ利用をする際の明確なルールが不在で、利用しようとするとその都度一つ一つ許認可を獲得していく必要があるのが現状とのことだ。
その許認可を取得するにあたり、MTBの活動は地域コミュニティと切っても切り離せないものとなっている。南アルプス山守人「これまで地域の方々が関わりを持たれてきた森林・山道を使用させてもらっているという感謝の意識と実際の行動が必須であり、その実績により、結果的に地域社会や行政が動き、正式にマウンテンバイク推進の動きが起きます。」と語っている。
南アルプス山守人は、地域の夜祭りの手伝いや清掃活動、耕作放棄地を活用したワインづくり、高齢者コミュニティ支援など様々な形で地域との交流、信頼関係構築を続けることで、2019年には山梨県の自転車活用推進計画にMTBが組み入れられるとともに、山梨県有林で初のMTB走行許可を得た。2021年5月には国土交通省の自転車活用推進計画にMTB推進について記載され、6月には観光庁の「令和3年度アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」の実証事業者として採択。8月には地元南アルプス市長と山梨県知事がMTBを活用した観光推進の方針について正式合意するなど、本法人の活動が地域社会や行政に認められつつある。
MTBの普及を妨げているもう一つの要因は、日本のMTBマーケットにはピラミッドの最下層を構成する初心者ファミリー層の存在が欠落していることであると当団体は考えている。誰もが気軽にMTBを楽しめる環境があってこそ、MTBが県民スポーツ、国民スポーツとなり、結果として社会的に受け入れられた状態となり制度化が実現すると語っている。
今回オープンする立沼MTBパークは、地域や行政に認められた、初心者やファミリー層など誰もが気兼ねなく楽しめるトレイルとして、上記二つの課題を解決する場所。日本国内の先進事例となる取組みであり、今後の日本のMTBの普及に大きく貢献するものと考えている。
本法人は、山梨県レベルでの制度化を実現し、その事例を全国横展開できるよう、初心者やファミリーなどのライトなマウンテンバイカーを増やし、山林や中山間地の魅力を多くの方々に知っていただくための様々な活動を展開し、最終的には、世界からのマウンテンバイカーの受け皿にもなる世界有数の巨大なトレイル網を築くことを目指す。
立沼MTBパーク 概要
◆名称:南アルプス立沼マウンテンバイクパーク
◆所在地:山梨県南アルプス市
◆利用可能日:常時開放
◆利用可能人数:同時利用最大50名程度
◆利用対象者:初心者・ファミリーから中級者
◆特徴
『無料・⼀般開放MTBトレイルでは国内最⼤級規模 』
・合計8本・総延⻑約3kmの長さ、面積は約7ha
『パブリックトレイルとしての管理体制を整備』
・管理⼈を置かず看板でルールを⾒える化 &看板に従って利⽤者登録
『維持管理財源確保の試⾏実施』
・トレイル維持管理財源を確保する国内初の試みとして利⽤者が⾃ら⾦額を決めて課⾦する任意課⾦制を導⼊
『利⽤者もこれから のMTBパークを構築していく仲間』
・オンライン掲⽰板を設置し毎⽉のトレイル整備Day情報などを共有
・利⽤者も⼀緒になってMTBパークのメンテナンスを実施
・南アルプスマウンテンバイク愛好会への⼊会促進
⾃分たちの遊ぶ環境は⾃分たちで維持するという持続可能な仕組みでの運営を⽬指します。 本パークは、通常であれば造成に1,000万円ほどの費⽤を要しますが、本法⼈が運営する「南アルプスマウンテンバイク 愛好会」の会員みんなの⼒で造成し、完成させたものです。
関連リンク
南アルプス山守人 https://www.minamialpsmtb.com/main