デイリーアーカイブ Apr 10, 2025

日本交通の観光タクシーに「サイクリングタクシー」のサービス開始

日本交通は11月13日、自宅からサイクリングスポットまで、自転車を搭載して運行する観光タクシー「サイクリングタクシー」を運行開始した。 「サイクリングタクシー」は、一日タクシーを貸し切り、自宅と郊外のサイクリングスポットとを往復するサービス。ワゴンタイプの車両を使用するため、自転車も一緒に搭載して、目的地までゆっくりくつろいで移動できる。 「サイクリングタクシー」を担当する乗務員は、東京観光の専門資格を持つ日本交通のEDS(エキスパート・ドライバー・サービス)観光担当乗務員の中から、さらに自転車整備士の資格を保有するものが選抜され乗務する。サイクリング中のサポート、簡単な修理メンテナンスから、サイクリングコースの提案、観光の相談まで対応可能。   運行は土曜・日曜のみで1日あたり1台限定で、霞ケ浦一周サイクリングコース、富士4湖サイクリングコースを用意。また、コース設定はアレンジ可能で、好みや予定に合わせてサイクリングや観光が楽しめるのを売りにしている。 車種はトヨタ・アルファード。自転車搭載のため、客の乗車は1台につき3名までで、搭載する自転車は3台までとなる。積載可能な自転車は、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク等、車両に積載可能なものに限る。 出発地または最終到着地は東京23区・武蔵野市・三鷹市に限る。コースと料金は、富士4湖サイクリングコースで7万5000円から。霞ケ浦一周サイクリングコースが6万6000円から。 各コースとも10時間の所要時間を想定。時間超過の場合は30分毎に2470円の加算が発生する。また、有料道路料金、駐車料金、入館料、食事代等は客の負担となる。EDSホームページまたは電話にて申し込みが必要。ホームページからの申し込む場合、申し込みフォーム「その他」欄に、「サイクリングタクシー希望」と記入が必要となる。 関連リンク EDS申し込みページ http://www.nikkotaxi.jp/sightseeing/request

インターマックス、ドイツのアウトドアブランド 「Schoffel(ショッフェル)」のサイクルウェアを取扱い開始

インターマックスは11月10日、ドイツのアウトドアブランド「Schoffel(ショッフェル)」のバイクカテゴリーの取扱いを2021年秋冬モデルより開始すると発表した。 Schoffelは、「Ich bin Raus.(イッヒビンラウス)-外へ出よう、自然の中へ」をブランドメッセージに持つドイツのアウトドアブランド。創業から200年以上の歴史の中で培った技術をもとに自然を自転車で楽しむためGravel・Trail・Travelの3つのバイクカテゴリーを展開している。 インターマックス代表の今中大介は「Schoffelはサイクルウェアへの参入が2021年とまだ新しいブランドですが、長年、競技スキーウェアなどで培った、身体の動きに合わせた素材選択やパターンデザインの理解はバイクカテゴリーでも如何なく発揮されています。是非Schoffelを着て自転車で自然の中を満喫してみてください」と語った。 https://www.youtube.com/watch?v=CPFMtiz-Tck Schoffelバイクカテゴリーの展開を記念して、Shoffel 中目黒店で期間限定のBIKEカテゴリー STOREが登場した。開催期間は11月12日から28日までとなる。 関連リンク インターマックス http://www.intermax.co.jp/

欧州仕様フルサスE-MTB FANTIC XTF1.5 CARBONをインプレッション

2021年11月6日(土)~7日(日)に、神奈川県のトレイルアドベンチャーよこはまで行われたE-MTB WORLD 2021。今回のイベントで初出展したのがFANTICだ。 モータリストが取り扱いを行っているFANTICのE-MTBシリーズは日本国内での公道走行不可の欧州仕様のみの展開となる。日本国内の公道走行不可ながら、有名MTBショップが取り扱うなど予想以上に売れ、2021年~2022年モデルのFANTIC E-MTBシリーズは欧州仕様フルラインナップに踏み切った。 今回紹介するのは、FANTIC XTF1.5 CARBON。FANTIC E-MTBシリーズの中でも、日本国内に在庫している標準在庫モデルの中で、一番高価なモデルとなる。 XTF1.5 CARBONは、大容量の720Whバッテリーを搭載している。700Whオーバーのバッテリーになると、バッテリーサイズが大きくなる。FANTIC XTF1.5 CARBONの場合、バッテリーデザインを上に膨らまし、短くさせることで、前輪荷重を少なくさせようと努力している。 バッテリーの脱着はダウンチューブ上から脱着する方法を採用。700Wh超えのE-Bike用バッテリーは、サイズが非常に大きくなるため、バッテリーの脱着方法が容易ではないモデルがあるが、簡単に脱着できるXTF1.5 CARBONの方法は大きな利点。その一方で、ボトルケージ台座は無いため注意が必要だ。 ドライブユニットは、Brose Drive S Mag。定格出力推定250W、最大出力不明、最大トルク90Nmを発揮する。カタログの最大出力250Wは恐らく誤植。参考として、Brose Drive S MagをSpecializedが独自にチューニングを行った「Specilized Turbo Full Power2.2」が565Wなので、おおよそそのぐらいの最大出力はあるだろう。 モーターノイズは静かで、YAMAHA PW-X2と同等かそれ以上だろう。パワフルなE-MTB用ドライブユニットで、ここまで静かなのは大きな利点だ。 アシストの味付けに関しては、2021年モデルのFANTIC E-MTBシリーズでは変更が加えられているとのこと。旧モデルのXF1 INTEGRAシリーズは、ピーキーな特性で応答遅れを感じることがあった。担当営業によると「内嶋亮氏曰く、ピーキーな特性を活かせば速く走ることができる」とのこと。ただ、2021年モデルのほうが扱いやすくなっている。 欧州仕様のため、アシストの減退が無いため、パワーバンドとトルクバンドが日本仕様よりも非常に太く、変速がズボラでも走れるが、ズボラで走ると唯の楽なマウンテンバイクで、E-MTBらしく走れない。 アシストモードに関しては、4つのモードが有るが、Bosch Performance Line CXのeMTBモードや、Yamaha PW-X2のオートマチックサポートモードなどのように可変アシストモードは搭載されていない。今の時代で可変アシストモードが無いのは古いだろう。アシストは専用スマートフォンアプリを使用すると、調整可能とのこと。 XTFシリーズの一番の特徴は前後29インチホイールを採用している事。前後異径ホイールを売りにしたFANTIC E-MTBシリーズの中でも例外と言えるが、これは日本未発売のフルサスE-MTB「Specialized ”第2世代”Turbo Levo(動画)」に影響を受けて採用した。 今回、トレイルアドベンチャーよこはまのコースで試乗できたが、前後29インチホイールはコーナーリングが鷹揚でFANTICらしくない挙動だと感じた。 FANTIC XTF1.5 CARBONのバッテリーは720Whと非常に大きい。Specialized Turbo Levo SLやYamaha YPJ-MT Proのようなコーナリングマシンには及ばないが、400Whを超える外付けバッテリーを搭載した旧世代E-MTBよりもよく曲がり、2021年主流の500Wh以上の内臓バッテリー搭載のE-MTBと同等クラスには入っていると感じた。 タイトコーナーのような場所だと、可変アシストが無いためか曲がりにくい。同じ29インチE-MTBのTREK RAILシリーズだと、可変アシストのEMTBモードだと、意のままにアシストを可変してくれるので曲がりやすい。可変アシストモードは欲しい所だ。 今回のイベントでは、XTF1.5 CARBONだけでなく、オールマウンテンモデルのXMF 1.7もあった。XMF1.7は、XTF1.5 CARBONと同じく720Whバッテリーを搭載しているが、前輪29インチ、後輪27.5インチのマレット仕様となっている。 マレット仕様のXMF1.7は、XTF1.5 CARBON のような鷹揚な感覚が無くなり、単純な車体性能ならXMF1.7はコーナリングはTREK RAIL(500Wh、625Whバッテリー搭載車)シリーズよりも期待できるだろう。ただ、RAILはEMTBモードを使って可変アシストで曲がる走りができるが、FANTIC E-MTBシリーズでは可変アシストが無いため、可変アシストを搭載すれば走行性能は向上するだろう。 因みに、XTFシリーズは前後29インチホイールだが、前輪29インチ、後輪27.5インチのマレット仕様にすることも可能。XTFで本格的にオフロードを走るのならマレット仕様を考えるのをお勧めする。 FANTIC XTF1.5 CARBONの価格は78万5000円(税込、以下同)。XMF1.7は94万7100円。XMF1.7は受注発注モデルのため、購入までに数ヶ月かかることがある。 関連リンク Fantic E-MTB...