デイリーアーカイブ Apr 20, 2025

自転車の安全利用促進委員会 自転車通勤5つのチェックポイントを紹介

自転車の安全利用促進委員会ならびに一般社団法人自転車協会は 1月14日、冬季に気を付けたい自転車の安全利用について5つのポイントを紹介した。 一般社団法人自転車協会は、自転車の製造・輸入事業者並びに販売事業者により構成され、自転車の安全性と耐久性の向上を図り、利用者に“安全で長持ちする自転車”を提供すること、そして循環型社会に対応できる製品を提供することを目指した活動や事業を行っている。他にも、メンテナンスの重要性、交通ルールやマナーの遵守、更には自転車走行空間の確保等を広く訴え、自転車が持つ本源的な価値が十分に発揮されることを目指しているとのこと。警視庁の「令和3年秋の交通功労者等表彰」において特別優良団体として警視庁交通部長より表彰を受けていることでも知られている。以下、リリースから。 ■自転車は「軽車両」の認識を 自転車の安全利用 5つのチェックポイント 自転車は日常の足として溶け込みすぎているあまり、「自転車は軽車両」としての意識が希薄です。その結果、危ない乗り方をする人を多く見受けられます。傘をさす、スマホを見るなどの片手運転は5万円以下の罰金、車道の左側走行を行わない違反は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金(自治体により異なる)となります。また、冬季は早めにライトを点灯し、事故を起こさないためにもルールを見直しましょう。 遠藤 まさ子(自転車ジャーナリスト) 自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材・寄稿。自転車の中でも子供乗せ自転車、幼児車、電動アシスト自転車を得意とし、安全・快適な自転車ライフを推進している。 1. 自転車利用時の服装をチェック 自転車通勤向けのファッションブランドが登場しています。軽快さはありながらルーズに見えないなど、走行時だけでなく、ビジネスでも町中でも快適に過ごすことができる服装がおすすめです。パンツやスカートの裾が巻き込まれないようにする、ヒールのないフラットで滑りにくい靴底のシューズを履く、ストレッチが効いていることなどをポイントに選びましょう。夕暮れ時には明るめの色もおすすめです。 【参考】自転車ファッションインブランド「Blintw(ブリンツゥ)」 https://globalwork.jp/blintw_2021fall/ 2. 自転車通勤の会社規定をチェック 自転車活用推進法が制定され、2019年5月には事業者が自転車通勤や業務利用を拡大する支援策の一つとして、「自転車通勤導入に関する手引き」が策定されました。各企業によって導入内容、制度が異なるため、労働災害、通勤災害の認定や自転車通勤可能距離、ルールなどを事前に確認するようにしましょう。 【参考】自転車活用推進官民連携協議会 https://www.jitensha-kyogikai.jp/assets/pdf/jitensha_tsukin_manual.pdf 3. 駐輪場をチェック 会社で駐輪場を提供していない場合には、GoogleMapの機能を活用するほか、駐輪場シェアサービスの「みんちゅう」や、株式会社シマノが提供する全国の駐輪場検索ページなど、自転車駐輪場の調べ方も格段に増えています。駐輪場の予約が可能なサービスなど上手に利用しましょう。 【参考】駐輪場シェアサービス「みんちゅう」 https://www.min-chu.jp/ 【参考】株式会社シマノ「全国の駐輪場検索」 https://bike.shimano.com/ja-jp/mindswitch/cycling/search/ 4. 保険加入をチェック 自転車事故における被害者救済の観点から、条例により自転車損害賠償責任保険等への加入を義務化する動きが広がっています。自転車損害賠償責任保険等への加入義務化の条例改正は平成27年10月に初めて兵庫県で導入され、その後も多くの地方自治体で義務化や努力義務とする条例が制定されています。令和3年10月1日現在、34都道府県・2政令指定都市において、条例により自転車損害賠償責任保険等への加入を義務づける条例が制定されています。 【参考】国土交通省自転車損害賠償責任保険等への加入促進 https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/promotion/index.html 5. 車両の安全性をチェック 自転車は「車両」として安全に乗ることができなければなりません。安価に購入できる自転車の中には、フレームが折れる・ブレーキが利かない、電動アシスト自転車では法定を上回るアシスト比率などの不具合が出た例もあります。約90項目の検査や安全基準をクリアし、国が認めた安全マーク(BAAマーク)を目印に選ぶことが大切です。安全な自転車を取り扱い、販売前の整備点検・修理・メンテナンスを相談しやすい最寄りの自転車店を選ぶことも重要です。 【参考】BAAマーク: http://www.baa-bicycle.com/about/point/index.html 関連リンク 一般社団法人自転車協会 http://www.jitensha-kyokai.jp/

キャノンデール、エンデュランスロードバイク「Synapse」登場 ライト、レーダーを一体にした「スマートセンス」を搭載

キャノンデール・ジャパンは1月19日、エンデュランスロードバイク「Synapse」の新型モデルを発売した。 キャノンデールは1971年にアメリカで創業した自転車ブランド。アルミの製造技術やリアサスペンション、ヘッドショック、レフティ、BB30などの機構で有名となった総合スポーツ自転車ブランドとして知られている。 新型Synapseは、キャノンデールブランドで史上初めて、エンデュランスモデルにエアロチューブをフレーム、フォークに採用。また、急なトラブルにすぐに対応できるBSAボトムブラケットと、外付けのシートバインダーを採用することで、メンテナンス性を向上している。 他にも、ストレージバッグを装着できるトップチューブマウントや、インドアトレーナーで使用できるアダプターを標準装備。タイヤクリアランスは35ミリとなる。 今回の新型Synapseで注目されているのが、スマートセンスシステム。これは、キャノンデールが独自に開発を行い、ライトとレーダーを統合させたシステムで、1つのバッテリーが前後ライト、レーダー、レーダーユニットの各デバイスをつなぎ、複数のデバイスを充電することから解放されるのが特徴だ。他にも、ライダーはキャノンデールアプリを介してバイクに触れることなくスマートセンスの起動ができ、好みに合わせて前後ライトの光量、パターンを指一本で簡単にカスタマイズすることが可能となっている。 レーダーは、Garmin Varia Radar(ガーミンバリアレーダー)。ガーミン社と共同開発を行い、新型シナプスに適合する形状に改良。後方に接近する車を常にスキャンし、キャノンデールアプリ、またはディスプレイユニットへ音声と視覚的アラートを発し、車の速度、距離、車の台数を知らせる。 ライトは、Lezyne Front and Rear Daytime Running Lights(レザインフロント/リアデイタイムランニングライト)。フロントライトは、対向車の視認性を向上させ、ライダーの存在を知らせるのが特徴。ブレーキアラート機能を備えたリアライトは、背後の安全性を高め、車両感知モードでは接近する車に照射モードを変え、より認識されやすくなるとのこと。 バッテリーは、Garmin Varia Core Battery(ガーミンバリアコアバッテリー)を搭載。ひとつの電源により、複数のバッテリーを充電する必要がなくなり、装備が不十分な状態で乗るリスクを回避できるのを売りにしている。バッテリーはバイクのクレードルから取り外しができ、必要に応じてUSB-Cポートを介してモバイルバッテリーとして使用することも可能だ。 他にも、Cannondale Wheel Sensor(キャノンデールホイールセンサー)を搭載。シナプスをキャノンデールアプリとペアリングし、前輪を回転させるとスマートセンスを自動的に起動することができ、センサー内には最大900時間分のライドデータを記録できる。 新型Synapseの価格は、37万4000円から。 関連リンク キャノンデール https://www.cannondale.com

レインボーから、ファットタイヤE-Bike「BRONX TRX EVO」「Rainbow EL LOCO」登場

2022年1月18日、1月19日に、東京の浅草で開催されていたサイクルパーツ合同展示会。レインボープロダクツジャパンブースでは2台のE-Bikeが展示されていた。 最初に紹介するのはBRONX TRX EVO。街乗りファットバイクブランド「BRONX」のE-Bikeモデル第2弾と言えるモデルで、BRONX TRXの電動アシストバージョンだ。 具体的なスペックは公開されていなかったが、モーターはBAFANG製のインホイールモーターをフロントに配置。本格的なE-MTBでは車体中央付近にモーターを搭載したミッドドライブが主流で、インホイールモーターは本格的なオフロードライドを行うには、ホイール交換によるアップグレードが不可、モーターサイズが小さいため、ミッドドライブと出力やトルクを上げるのが難しいなどの欠点があるが、BRONXブランドの特性からしてインホイールモーターの採用は問題ないだろう。 バッテリーはダウンチューブに搭載されている。価格に関しては詳細は不明だがBRONX BUGGYと同価格を目指すとのこと。参考としてBRONX BUGGYの価格は19万5000円(税込)。 もう一台展示されていたのが、Rainbow EL LOCO。ビーチクルーザータイプのE-Bikeで、26×4インチのファットタイヤが特徴だ。 具体的な内容は公開されていないが、モーターはBAFANG製リアインホイールモーターで、日本の電動アシスト自転車のようにシートチューブにバッテリーを搭載している。価格は不明。BRONX TRX EVO、Rainbow EL LOCO共に、2022年春発売予定。 関連リンク レインボープロダクツジャパン https://www.rainbow-bike.com/index.html