デイリーアーカイブ Nov 20, 2024

E-Bikeの試乗では何を確認したら良い? 購入前に確認したい所&注意点【E-Bike初心者向け記事】

電動アシスト自転車やE-Bikeを購入する際、実施しておきたいのが試乗だ。E-Bikeはブランドやジャンルによって、乗り心地が大きく違う。また、実際にE-Bikeを所有している人が少ないため、気軽に友達から借りて試すのも難しい状況だ。 そのため、E-Bikeを試すには試乗会やイベントに出向いたり、レンタルを行う必要があるが、どのように車体をチェックすれば良いかわからない人も多いだろう。そこで、今回は試乗コースや短時間のレンタルで、自分に合ったE-Bikeを探すヒントを紹介しよう。 バッテリーの充電方法をチェックする E-Bikeを購入する際、最初にチェックしたい所がバッテリーの充電方法。E-Bikeのバッテリーはブランドによって、さまざまな脱着方法がある。バッテリーの脱着方法を考えないでE-Bikeを購入すると、最悪、自分のライフスタイルに合わず売却することもあるだろう。 バッテリーの充電方法で調べたい部分は、バッテリーが脱着可能か、バッテリーの固定方法、バッテリーを外した際カバーがあるかの3つ。 バッテリーが脱着可能かに関しては、ブランドによってはバッテリーを車体に固定して充電する際は充電器を差し込む方法があるため。バッテリー脱着ができないと車体をガレージや室内に入れたまま充電する必要がある。 バッテリーの固定方法は、バッテリーを外す際に工具か鍵を使うかを覚えておく必要がある。バッテリーを工具で外す場合は、鍵を忘れても簡単に外すことができるが、駐輪場に自転車から離れた場合、簡単にバッテリーを外される可能性がある。一方、鍵の場合は鍵を無くすとバッテリーを外すことはできないが、駐輪時にバッテリーを簡単に取られる可能性は少ない。 押し歩き時の取り回し、持ち上げをチェックする E-Bikeがオートバイと違うのは、E-Bikeは積極的に車体を押し歩きしたり、持ち上げることだろう。そのため、押し歩きや持ち上げた時の重さをしっておくことをお勧めする。重いE-Bikeだと、自動車の荷室や家の玄関に入れる場合、入れるのが難しい場合があるため注意しよう。 アシストモードは一通り試してみる E-Bikeには、様々なアシストモードが用意されているが、試乗を行う際は全部のアシストモードを試そう。これはアシストの強弱を調整することで、そのE-Bikeがどれだけ快適に走れるか判断するため。また、Bosch Performance Line CXの「eMTBモード」や、BESV(一部車種)の「スマートモード」のように、アシスト力を可変するタイプもあり、どのような”味付け”なのか確認するのもある。因みに、アシストモードは一番強いモードから一番弱いモード、アシストしない”アシストオフ”のモードまで全部チェックしよう。また、平地だけでなく上り坂でも確認するのをお勧めする 平地ではアシストが弱い高速域での感覚をチェックする 平地を走る時にチェックしたいのが、時速20キロ以上で走行する際の感覚を知っておこう。日本の法律では速度が高くなるほど、アシスト比率が小さくなる。そのため、車種によってスピードが出やすいモデルと出にくいモデルが存在する。また、アシストが切れる時速24キロ以上では、車体設計で加速が違う。 参考として時速20キロ以上で走行する際の感覚が良いE-Bikeは、車体が軽い、比較的抵抗が少ない細いタイヤを装着している、車体に折りたたみ用ヒンジが入っていない、駆動力をきちんと伝えることができる車体設計となっているのが重要だ。 上り坂ではアシストの強弱を使い、どのくらい上れるのか検証する 上り坂を上る時にチェックしたいのが、アシストの強弱を使い、どのくらい上れるのか検証したい。E-Bikeには、何種類かのアシストモードがあり、一番弱いアシストモードは電池の消耗を抑えて走ることができる。しかし、そのような一番弱いアシストモードは上り坂を走るのが厳しいのが殆どだ。そこで、上り坂ではアシストの強弱を使い、どのアシストモードで上れるのか見てみよう。 カーブを曲がる際、安心して曲がることができるか E-Bikeは車体にバッテリーやモーターを搭載しているため、従来の人力自転車よりも車体が重い。そのため、カーブを曲がる時、安心して曲がることができるかが重要となる。 簡単な見分け方は、カーブを曲がる時に乗り手が曲げようと車体を倒そうとしても、どんどん外に膨らんだり、曲がらないE-Bikeは駄目なE-Bikeだ。逆に、コーナリングできちんと曲がり、できるだけ力を入れずに曲がるのが良いE-Bikeだ。このコーナリング評価は、周りの迷惑をかけて、思いっきりスピードを出さなくても、自然に普通に走行しているスピードで曲がるだけでわかる。 走行中のモーター音をチェックする E-Bikeは車種にもよるが、アシストが作動している時にノイズが発生する。これはギアが噛み合うなど様々な理由があるが、E-Bikeではアシストが作動している時に発するノイズは、無音が頂点だと言われている。これは、自転車は大きな音を出さないで走るため、自転車の1つであるE-Bikeも静音性が要求される。 静音性を確かめるには、実際に試乗するのが一番。基本的に聞き耳を立てなくてもノイズの大小は簡単にわかる。ノイズが大きい、または高音の場合は長時間走行していると喧しく感じるだろう。 試乗は大手ブランド、高価格帯から先に行うのがお勧め E-Bikeの試乗を行う際、予算が無くてもできるだけ大手ブランド、高価格帯のE-Bikeから試乗するのをお勧めする。基本的にE-Bikeは自動車やオートバイと同じく、技術力は大手編重傾向にある。E-Bikeは資金力が少ない新興企業が参入している事例が多いが、本場である欧州市場ではE-Bikeは人力自転車や125CCクラスのオートバイよりも可処分所得が高い人が乗る乗り物なので、市場的には美味しいため、多額のお金をかけて世界トップクラスの自転車部品会社(シマノ、SRサンツアー)、世界トップクラスのオートバイ会社(ヤマハ発動機)、世界トップクラスの自動車部品サプライヤー(ボッシュ、マーレ、ブローゼ、ザックス、ヴァレオ)、世界的な電気メーカー(パナソニック、日本電産、ダーフォン、TQ、MAXON)が参入している。そのため、E-Bikeに興味がある人は、見聞を広めるために先に大手ブランド、高価格帯から試乗してみよう。

スペシャライズド、元ダイソンCOO「スコット・マグワイア」を最高経営責任者に任命

スペシャライズドは2022年3月16日、同社の創立者兼CEOのマイク・シンヤードが、スコット・マグワイアをCEOに任命したことを発表した。 スペシャライズドは、アメリカのカルフォルニア州に本社を置くスポーツ自転車ブランド。ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、E-Bikeなどのスポーツ自転車に力を入れており、2013年には業界で初めて自社内に自転車専用の風洞実験施設Win Tunnel(ウィントンネル)を建設し、エアロダイナミクスを追求したことでも知られている。 1974年の創業から48年間リーダーを務めているマイク・シンヤードは、創立者、会長、そしてチーフ・ライダー・アドボケートとして、引き続きブランドのビジョナリーリーダーとして経営に全面的に関与する。 スコット・マグワイアは電気機器メーカーのダイソンに入社し、18年間さまざまなリーダーポジションを務めまた。ダイソンでは、エンジニアリング&オペレーション部門のSVPをはじめ、18年にわたりさまざまな役職を歴任し、最終的にこの二年間は最高執行責任者(COO)を務めてきた。また、グラスゴー大学およびグラスゴー美術学校でプロダクトデザインエンジニアリングの修士号を取得している。 スコット・マグワイアのコメント 「マイクと私は、最初から意気投合していました。私たち2人は勤勉な家庭で育ったので、努力と創意工夫と協力があれば夢は実現するという信念を持っていました。 この尊敬されるブランドを未来に導く機会を得たことに、大きな喜びを感じています。自転車業界でこれほど強力なチームはありません。スペシャライズドのイノベーション・エンジン、製品、流通網は他に類を見ません。私たちは、世界中のライダーにとって重要な製品、体験、サービスを提供し、世界にポジティブな影響を与えるために必要なすべてを備えています。」 マイク・シンヤードのコメント 「私たちの夢は常に「Specialized Forever」を実現することです。つまり、スペシャライズドを私、マイク・シンヤードを含むどの個人よりも長く、永遠に存続させることです。その夢を追求するために、私は自分自身を「創立者、会長、およびチーフ・ライダー・アドボケート」の役割に昇格させ、スコット・マグワイアという理想的なリーダーを採用し、CEOの役割を任せることにしました。私はビジョナリーリーダーであり続け、スコットは私に報告しながらビジネスを運営する責任を負います。」 「私は今、かつてないほどエネルギーに満ちています。スコットが経営に参画してくれたことで、私はライダーにより良いサービスを提供し、彼らが夢にも思わなかったような製品、サービス、体験を提供することに集中できるのです。」 「スペシャライズドが今日あるのは、ライダー、社員、そしてリテーラーの皆様のおかげです。そして学び続けることは、とても重要です。それは常にSPECIALIZED WAY(スペシャライズドの流儀)の一部なのです。私は、スペシャライズドの理想的なリーダーを何年も探してきました。スコットは、デザイン思考、エンジニアリング能力、サプライチェーンの専門知識、オペレーショナルエクセレンスを統合し、顧客と従業員に意味のあるイノベーションを推進することができる完璧な人物です。さらに、スコットは、複雑さの中からシンプルさを作りあげ、多様な人々と文化の強みを結集し活用すると信じています。」 関連リンク スペシャライズド https://www.specialized.com/jp/ja/

Web『NAVITIME』、区間ごとの移動手段変更機能を提供

ナビタイムジャパンは、2022年3月17日(木)から、『NAVITIME』のWebサービス(PCブラウザ)で、区間ごとの移動手段変更機能を提供すると発表した。 今回の機能拡充では、「トータルナビ」でルート検索後、出発地および目的地から最寄り駅(バス停・空港を含む)までのルート結果に、移動手段の変更オプションが表示される。徒歩、自転車、タクシー(車)の区間を、それぞれ徒歩、自転車、タクシー(車)に変更でき、ユーザーが実際に利用する移動手段を指定して再度検索し、ルート全体の所要時間と料金(電車運賃、タクシー料金など)を確認することが可能となった。 ナビタイムジャパンは、複数交通手段を組み合わせた最適なルートを検索できる独自の経路探索エンジンの開発を行っている。移動ニーズが多様化する昨今、この経路探索エンジンのチューニングを行い、移動手段の設定を区間ごとに設ける改修を実施した。 従来のルートでは、出発地から目的地までの移動手段の設定を同一にしていたため「徒歩+公共交通+徒歩」「徒歩+タクシー+徒歩」といったルートが表示されていたが、今回の更新により、「自転車+公共交通+徒歩」「タクシー+公共交通+自転車」など区間ごとに異なる組み合わせのルートを表示できるようになった。 今後、スマートフォンブラウザやアプリ版の『NAVITIME』で提供することや、公共交通機関を移動手段として指定できるようにする対応も検討している。本機能の利用には、プレミアムコースの登録が必要。 関連リンク NAVITIME https://www.navitime.co.jp/