デイリーアーカイブ Nov 7, 2024
ドイツADAC 電動アシストカーゴバイクの評価を公開 どのモデルが優秀か?
ドイツ自動車連盟は、2022年夏に電動アシストカーゴバイクのテストを実施。評価を公開しています。
https://youtu.be/c5HPDUNzoFw
欧州市場では電動アシストカーゴバイクが、日常的な作業やお出かけの際のクルマの代替手段として人気が高まっており、ドイツでは2020年には8万台が販売されていると言われています。
セカンドカーの代替としての可能性はある電動アシストカーゴバイクですが、積載時の安定性、大きな荷物を運ぶ際の実用性、子供を運ぶ際の安全性などに懸念が残されています。ADACは2022年に、電動アシストカーゴバイクの適性を評価するためテストを実施。2輪の「ロングジョン」タイプ6台と3輪の電動アシストカーゴバイク5台の性能を評価しています。
総合得点で1位を獲得したモデル「e-Muli」は、全長が短く小回りが利くため、普通の自転車と変わらないハンドリングでテスト参加者に好印象を与えました。また、子供の運搬に適した折りたたみ式バスケットや、有害物質を含まない部品の採用も高く評価されました。ただし、センタースタンドの取り回しは改善すべき点として指摘されています。
一方、Bullittモデルは、シートベルトに有害な可塑剤が含まれており、子供が触れる可能性のある緩い端が見つかったため、テスターから唯一の「悪い」評価を受けました。その後、メーカーは汚染されたベルトを無償で交換すると発表しています。
3輪タイプの電動アシストカーゴバイクに関しては、テスト参加者による走行テストにおいて、ハンドリングに関して当初は否定的な評価だったとのことです。今回テストで使われたモデルは、ダブルピボットステアリングなど様々な機構を搭載しているにもかかわらず、ハンドリングは自転車と同等ではなく、最初の旋回操作は困難であり、運転には練習が必要とのこと。
3輪タイプのテストでの勝者はChike e-kidsで、ハンドリングや子供乗せバックルなど、子供乗せの機能が充実していることが評価されました。
一方でテストに負けたのはヴォーグ・キャリー3で、ブレーキテストの結果、ADAC評定で「不十分」に格下げされました。ディスクブレーキを装備しているにもかかわらず、DIN 79010に基づく必要最小限の遅れを満たしていなかったのです。また、照明や重量情報、サドルに発がん性の疑いがあるナフタリンが含まれているなど、汚染物質についてもメーカー側の改善が必要とのことでした。
ADACは子供を乗せる前に、コーナリング時の姿勢や速度、ブレーキのかけ方など、正しい運転方法を練習しておく必要があると述べています。また、カーゴバイクで輸送するためには、原則として生後9ヶ月から一人で安定して座ることができるようにしなければならず、3点式ベルトで固定し、さらにラップベルトで固定することで、子供をしっかりとカーゴバイクに固定する必要があるとのことです。
テスト内容や結果はADAC公式サイトで公開されています。
関連リンク
E-Lastenräder im Test (2022) | ADAC
earthcarカーシェアに初のキャブコンキャンピングカーが登場 キャンプ用品をセットで貸出
株式会社アース・カーは2月3日、株式会社バンテックの「CORDE Bunks」2台を導入し、カーシェアリングサービスを開始しました。
CORDE Bunksは、トヨタ自動車の「カムロード」をベースに、5人分の就寝スペースとキッチン、エアコンを装備したコンパクトなキャンピングカーです。カーシェアで使用するモデルは、4WDでスタッドレスタイヤを装着しており、キャンプやスキーなど冬のレジャーに適しています。
バンテックは、日本のキャンピングカー市場におけるトップブランドの一つであるキャンピングカーメーカー。光の使い方を考慮した専用設計の室内空間が特徴で、最大6人(就寝時は5人)が快適に過ごすことができます。車体には、高速走行やカーブでの安定性を高めるために、独自の「ソリッドスクエアフレーム」を搭載していることで知られています。主な特徴としては、初心者でも取り回しやすい5×2mのコンパクトなボディ、ベッドにもなるリビングスペース、2口コンロ、シンク、冷蔵庫、電子レンジを備えたフルキッチン、発電機を使わずにエンジンとバッテリーで駆動するデュアルソースエアコン、スマートフォンを充電できるUSBポート、HDMI接続のテレビモニターなどが装備されています。
また、室内にはテントや焚き火台、椅子やテーブル、寝袋などのキャンプ用品が用意されており、これらはすべて無料で使用することができ、カーシェアリングサービスを利用することで、重いキャンプ道具を持参することなく、いつでもどこでもキャンプを楽しむことができます。
会員登録から車両予約、クレジットカード決済まで、すべてオンラインで完結する使い勝手の良いサービスです。ドアロックの解錠・施錠は、専用のスマートフォンアプリで行うことができます。
利用料金は時間帯別に決まっており、0:00から03:45までは2,500円、04:00から07:45までは5,000円、08:00から11:45までも5,000円、12:00から15:45までも5,000円、16:00から19:45までも5,000円、20:00から23:45までは2,500円となっています。料金は連続して利用できますが、料金は曜日や予告なく変更する場合があります。ガソリン満タン返しでの返却で、入会金や月会費は無料となっています。
関連リンク
カーシェア・カーシェアリング|earthcar (earth-car.com)
TOYOTA トヨタ スタッドレス装着車:コルドバンクス(144)をレンタル【4時間でも2500円】幸手市上高野ステーション(幸手市)|earthcar (earth-car.com)
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サイクリスト向け1棟貸しヴィラ「スイートヴィラ No.3 Tsuchiura CYCLE/HOME/HOTEL」が『いばらきデザインセレクション2022』ソーシャルデザイン部門受賞
リソルホールディングス株式会社は1月31日、リソルグループのリソル不動産株式会社が運営する「スイートヴィラ No.3 Tsuchiura CYCLE/HOME/HOTEL」が、茨城県の「いばらきデザインセレクション2022」ソーシャルデザイン部門に選定されたと発表しました。
いばらきデザインセレクションとは茨城県の地域や産業を元気にする優れたデザインの選定を通じて、茨城県の地域イメージを高め、産業振興につなげていく取り組み。今回、受賞した施設は、株式会社Isoeが企画・設計したもので、企画・デザインにより空き家が一棟貸別荘として再生され、リソル不動産が運営する宿泊施設です。
同施設は、JR土浦駅から車で5分の場所にあり、サイクリストに最適な「サイクルヴィラ」です。都心から1時間圏内にあり、「近場のリゾート」をコンセプトにしており、施設内は、オーダーメイドの家具やこだわりの照明・家電、海外製のようなタイル張りの床など、細部にまでこだわった設計になっています。上質できめ細かな設計の「スイートヴィラ第3土浦CYCLE/HOME/HOTEL」は、ご家族やご友人と一緒に過ごすのに最適な場所です。
受賞にあたってのデザイナーの鎌田将太さんは、以下のコメントをしています。
「今年IBARAKI DESIGN SELECTIONにてを受賞したNo.3 Tsuchiura(ナンバースリーツチウラ)は、デザインによって空き家を観光起爆剤に繋げる事ができないか挑戦した自社企画の貸別荘プロジェクトです。
私たちIsoe(イソエ)は飲食店の設計を主に行っている店舗設計事務所です。『なぜ?店舗設計事務所が?』と思われるかもしれませんが、今回知人の紹介で、この土地で宿泊事業をやろうという事になった訳ですがそれには複数の理由があります。
・自然+地方の良さ+デザインを組み合わせて、空き家問題への提起や価値の再構築を行いたい。
・こんないいところが沢山ある。という知られていない土地の魅力の発信をしたい。
・設計の枠に捉われず、もっと自分たちの職能を生かした活動を行いたい。
・Isoeは食とデザインについて熟考を重ね、飲食店設計のノウハウを生かし宿泊業態を行うとどのような施設になるのか、立地条件にデザインは勝てるのか、集客はできるのかへの挑戦。
建物名は、訪れた方々が3つ以上来てよかったと思えるような魅力を発信できたらとの想いからNo.3 Tsuchiuraと名付けています。それくらい地元の方でもあまりこの場所を知られておらず、ひっそりと佇んでいました。まるでここだけ月日が止まっているかのように。
初めてこの地を訪れた際、景色が開けている高台の立地と昔ながらの情景にとても好感を持ち、田舎の良さと自然の景色、そしてデザインが組み合さった時、どのようなものが出来上がるのかとドキドキワクワクしながら、観光地でもなく貸別荘も1軒もない住宅地での貸別荘事業に、不安と期待が入り混じり、非常に悩みに悩んで企画・設計したのを覚えています。
都内から1時間以内で訪れる事ができるこの立地を《近場リゾート》という名前をつけ、旅行以上、旅行未満の気軽に訪れられるセカンドハウスのような位置合いの場所を作ろうと考えました。12名まで宿泊可能なので、大人数で家族や友人達でワイワイするのも良し、車が無くても上野駅から特急電車に乗れば45分で土浦駅に到着。駅からはタクシーで5分なので、気軽に訪れる事ができます。都内の喧騒から離れて、ちょっと落ち着いてホッとする時間を過ごすのもオススメです。
土浦市は霞ヶ浦を中心とした自然の情景が美しい街であり、サイクリングのメッカであり、土日はロードバイクが多く走っている地でもあります。
日帰りで帰ってしまうのではなく、泊まって、街でご飯を食べて存分に土浦を味わって帰っていただきたい。そんな循環が生まれていくようになれば本当に嬉しいと思っています」
関連リンク
【公式】 リソルステイ ー 貸別荘で、暮らすように泊まる。 (resolstay.jp)
リソルホールディングス オフィシャルサイト (resol.jp)