デイリーアーカイブ Nov 6, 2024

アメリカの新興Eバイクブランド「SONDERS」IPOの価格帯を2度目の下方修正 株式公開で最大2400万ドル調達へ

投資信託の格付け評価などを行う「モーニングスター」によると、電動バイクとモーターサイクルメーカーのSonders Inc.は、2回目の下方修正となる株式公開(IPO)の価格帯を、1株当たり4ドルから6ドルに引き下げたと発表しました。 https://youtu.be/ez9hW-mOttw Electric bike and motorcycle maker Sonders cuts IPO price range for second time this week | Morningstar 本来の価格帯は、12月に8ドルから10ドルに設定されていたが、すでに一度6ドルから8ドルに引き下げられました。 SONDORSは2015年に500ドルの電動自転車を発売したことで知られているブランド。同社は、IPO申請書において、「デザインに特化したカリフォルニア発の電動モビリティ企業であり、プレミアムな電動自転車と電動バイクを製造・販売している」と述べています。 https://youtu.be/-ZClaBhyYeo 海外の電動モビリティメディア「electrek」によると、同社は2022年9月30日までの9か月間の純損失は423万ドルで、前年同期の178万ドルの損失よりも拡大。一方で、売上高は1120万ドルから1680万ドルに上昇しているとのことです。また、新たに立ち上げる電動オートバイ「Metacycle」の開発と生産に多額の投資をしており、これが会社の負債に影響を与えているようです。 Electric bike maker SONDORS lowers IPO price... again (electrek.co) ここ近年、新興ブランドが、割安な価格でEバイクを販売して注目を集めて、投資ファンドから多額の資金を集めるのをよく見かけます。SONDERSは、このIPOにおいて400万株を公開し、価格帯の最高値で2400万ドルを調達を予定しています。 関連リンク SONDORS Electric Bikes | The Most Affordable and Loved E-Bikes Ever!

ヤマハ「THE GAME CHANGER」シリーズに、E-MTB「YPJ-MT Pro」が登場

ヤマハ発動機の公式Youtubeで動画「THE GAME CHANGER:YPJ-MT Pro」が公開されています。 https://youtu.be/DbawHCb3XoA 「YPJ-MT Pro」は、スポーツ電動アシスト自転車「YPJシリーズ」のフラッグシップモデルとして登場したフルサスE-MTB。メインフレームの上下がそれぞれ2本に分かれた構造で、車体剛性と最適な重量バランスを実現する「YAMAHA Dual Twin® Frame(ヤマハ デュアル ツイン フレーム)」を採用していることで知られています。 THE GAME CHANGERは、ヤマハ発動機のエンジニアのドキュメンタリームービー。今回の動画では、「YPJ-MT Pro」の開発を担当した江口宗光氏が登場しています。 関連リンク 電動アシスト自転車 PAS/YPJ | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)

欧州系キャンピングカーで注目「フィアット デュカト」に注目

近年注目されているキャンピングカー。キャンピングカーのベース車と言えば、軽ワンボックスカーから、マイクロバスまで様々な物があります。今年注目されているキャンピングカーのベース車両がフィアット・デュカトでしょう。フィアット デュカトは、ステランティスの商用車部門であるフィアット プロフェッショナルが生産するバンタイプの商用車。欧州では小型商用車のベストセラーとして知られているデュカトは、日本市場では、マニアックな存在ながらキャンピングカーのベース車両として並行輸入されていたことで知られている。2022年に正規輸入が発表され、キャンピングカー市場への供給を目指し、キャンピングカーの製造・販売を手掛けてきた企業を中心に展開します。 「ジャパンキャンピングカーショー2023」(2月3日~6日、幕張メッセ)では、フィアット・デュカトをベースとしたキャンピングカーが多数展示されていただけでなく、ベース車両のデュカトが展示されていました。 日本のキャンピングカーベース車で有名なのがトヨタ・ハイエーススーパーロング(写真右)。キャンピングカーに限らず、配送やトランポなど様々な場面で活躍している車ですが、エンジンが床下にあるキャブオーバータイプのため、エンジンの熱や騒音が車内に入りやすい、前席に乗降する際、よじ登る感覚に近いため乗降性が悪い、ボンネットがほとんど無いため衝突安全性能は低いと言った欠点があります。 デュカトはハイエーススーパーロングよりも一回り大きい車体が特徴です。これは、デュカトのような欧州向け商用バンは、荷物を運搬するための小型バンやキャンピングカーとして使うだけでなく、ボディを変更してトラックやマイクロバスとして使うのもあるため、トヨタ・ハイエーススーパーロングというよりは、トヨタ・コースターや三菱・ローザといったマイクロバスサイズなどのライバルと言えます。 ハイエーススーパーロングと比較した場合、デュカトの利点はエンジンが車内になく、ボンネット前にあるため衝突安全性能、騒音、振動面で有利な所。デザインもフロントガラスを斜めにしてフロントボンネットを飛び出さないようにしたワンモーションフォルムにすることで、スマートなイメージを演出しています。 フロントのボンネットに搭載されており、前輪を駆動するフロントエンジン・フロントドライブ方式を採用。前席に乗車する際の段差は大きいですが、ハイエースなどのキャブオーバー車と比較すると乗りやすくなっているのは利点です。また、エンジンをボンネット前端に入れたことで、前席が回転対座シートとなっています。 ハイエースなどの後輪駆動仕様の商用車とは違い、前輪駆動により荷室はステップが無く平らなのが特徴。荷室高は全高2525ミリのL2H2の場合、1970ミリと、平均的な日本人なら立つことができるスペースを実現しています。 ハイエーススーパーロングよりも大きい車体サイズなどを考えると、日本国内ではハイエーススーパーロングの代替になるというより、新たな客層をつかむことができるモデルと言えるでしょう。 文:松本健多朗 関連リンク FIAT DUCATO (デュカト)|FIAT PROFESSIONAL (fiat-auto.co.jp)