デイリーアーカイブ Oct 25, 2024

Bike Friday、Bosch SXモーターを搭載した軽量折りたたみEバイク『All-Day』を発表

米国オレゴン州を拠点とする自転車メーカーのBike Fridayは、Boschとの協力のもと、世界最軽量のBosch製モーターを搭載したEバイク「All-Day」を発表した。この製品は、2025年2月に正式リリースされる予定。 Bike Fridayは、1992年にアラン・ショルツとハンズ・ショルツ兄弟によって設立された。彼らは、自らの週末のレースや旅行の際に、手軽に持ち運べる高性能な自転車が求められていると感じ、自転車旅行の課題に取り組むことを決意。その結果、世界初の「スーツケースに収まる自転車」というコンセプトのもと、軽量でコンパクトに折りたたむことができる性能を備えた自転車を開発した。設立当初からの目標である「Performance That Packs(性能をそのままにパックできる自転車)」は、今日に至るまでBike Fridayの製品哲学の基盤となっている。現在、同社はアランの娘であるハンナ・ショルツが率いている。 「All-Day」の開発は、顧客からのニーズに応えた結果とのこと。Bike Fridayは以前から電動アシスト自転車の開発に取り組んでおり、当初はBionxという独自のブランドを採用していたが、その企業が廃業した際には、顧客に修理やメンテナンスの選択肢がなくなってしまう問題が発生した。この経験を踏まえ、長期間にわたり修理可能で、メンテナンスが容易な自転車を目指し、オープンソースの電動アシストシステムに切り替えた。しかしながら、顧客は依然として信頼性が高く、UL認証を受けた大手ブランドによる電動アシスト自転車を求めていた。 こうした声に応え、Bike FridayはBoschと提携することを決定。Boschは、高い信頼性とアフターサポートが充実したブランドであり、UL認証を取得していることも大きな要因となった。Boschは長年にわたるサポート体制と、米国内における優れた部品供給網を持っており、信頼できる電動アシストシステムを提供できるパートナーとして選ばれた。 「All-Day」は世界最軽量のBosch製モーター搭載のEバイクで、SRAM Apex AXSコンポーネントを搭載したモデルは、わずか33ポンド(約15kg)という軽量設計を実現しており、標準的な9速Microshiftモデルでも37ポンド(約17kg)と、競合製品と比較しても圧倒的な軽さを実現。 そして、Boschの電動システムを搭載しながら、航空機の受託手荷物としてチェックインできる最初の自転車であり、わずか20秒で折りたたむことができる。これにより、車のトランクや電車、バスに簡単に積み込むことができ、マルチモーダルな移動にも対応する。バッテリーは飛行機に持ち込むことができないが、Boschの広範な販売ネットワークを活用し、現地でバッテリーをレンタルできるという利点もある。 さらに、この自転車は、世界初の偏心ボトムブラケット/モーター設計を採用しており、ベルトドライブやシングルスピード駆動をインストールする際に必要な調整が可能だ。この設計により、さらなるドライブトレインのカスタマイズが可能となっている。 「All-Day」は、Bike Friday製品の伝統に則り、個々のライダーに合わせて完全にカスタマイズできるのが特徴。ドライブトレインは、ベルトドライブやシングルスピード、Rohloffといったさまざまなオプションから選択でき、色やその他の仕様も顧客の希望に応じて調整可能である。 モーターはBoschの最新のPerformance Line SXモーターで定格出力250W、最大出力600W、最大トルク55Nmを実現バッテリーは、400Whおよび545Whのものに加え、さらなる航続距離を提供する250WhのPowerMoreバッテリーとも互換性がある。また、全地形対応の設計がされており、20x2.2インチのタイヤ(フェンダー付き)にも対応可能で、通勤やツーリング、舗装されていない道路でも優れた走行性能を発揮する。 この自転車のフレームには、190ポンド(約86kg)まで対応する軽量バージョンと、260ポンド(約118kg)まで対応可能なスタンダードバージョンの2種類が用意されている。 「All-Day」は、ライダーのニーズに合わせた3つのモデルで提供される。ベースモデルは、1×9速のチェーンドライブ、フラットバー、ディスクブレーキを装備し、価格は5,200ドルから。一方、ベルトドライブモデルは、Gatesベルトドライブと8速Alfineハブを搭載し、価格は5,650ドルとなっている。さらに、ウルトラライトモデルは、SRAM Apex AXSのワイヤレスドライブとHバーを装備し、33ポンドという驚異的な軽さを実現しており、価格は7,300ドルとなる。日本での発売は不明だ。 Bike Friday | High Performance Folding Bikes Handmade in the USA

JR大糸線でサイクルトレインの運行が決定! 自転車とともに楽しむ電車旅

JR大糸線の糸魚川駅(新潟県)と南小谷駅(長野県)間で、サイクリング愛好家に向けた特別な電車の運行が発表されました。この「サイクルトレイン」は、自転車を折りたたんで輪行袋に入れる手間なく、そのまま列車に乗せて移動できる便利なサービスです。運行日は2024年9月28日(土)と10月19日(土)の2日間で、各回15名の定員が設けられています。 利用者は、糸魚川市の日本海沿いや長野県の小谷村、白馬村周辺でサイクリングを楽しむことができ、鉄道と自転車を組み合わせた新しい旅のスタイルを体験できます。運行区間は糸魚川駅から南小谷駅までで、途中の駅での乗降はできません。 サイクルトレインの運行スケジュールは2つのコースが用意されており、糸魚川駅発と南小谷駅発のいずれかを選べます。糸魚川駅発は午前8時54分に出発し、南小谷駅に9時56分に到着。復路は南小谷駅を16時22分に発車し、17時21分に糸魚川駅に戻ります。南小谷駅発のコースは10時04分に南小谷駅を出発し、糸魚川駅に11時03分に到着。復路は15時13分に糸魚川駅を出発し、16時15分に南小谷駅に到着します。 利用料金は大人1名あたり1,360円、こども1名680円で、手回り品きっぷは不要です。申し込みは糸魚川市の公式ウェブサイトから行うことができ、9月分は9月18日(水)、10月分は10月9日(水)までの締め切りとなっています。 大糸線サイクルトレイン/糸魚川市 (itoigawa.lg.jp)

コネクテッドモデルも用意 ヤマハ、軽量化と高性能アシストを実現した新型eBike『YPJシリーズ』2024年モデルを発表

ヤマハ発動機株式会社は、2024年10月9日にスポーツ自転車の高い走行性能と電動アシスト機能を融合させたスポーツ電動アシスト自転車(eBike)「YPJシリーズ」の新モデル「WABASH RT(ワバッシュ アールティー)」および「CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)」を発売すると発表しました。 「WABASH RT」は、「いろいろ使えそう。ONもOFFも。」をコンセプトに、オンロードでの快適性とオフロード(林道・砂利道などの未舗装路)での走破性を求めるユーザーを対象に開発されたグラベルバイクです。本モデルは、オフロードでも高い走行性を発揮し、バイクパッキングなどのアクセサリー装着が可能な設計となっており、移動を楽しく快適にすることに重点を置いています。 一方、「CROSSCORE RC」は、「365days,1bike」をコンセプトに、通勤から仲間とのレジャーライドまで1台で多様な用途に対応したクロスバイクとして開発されました。街中でのコミューティングから郊外でのロングライドまで、幅広いシーンで快適に走行できる点に注力しています。 新モデルには、軽量化とコンパクトさを追求した新型ドライブユニット「PWseries S2」が搭載されています。このユニットは従来モデルより550g軽く、約20%小型化されており、最大トルクが75Nmに向上しました。これにより、急な坂道やオフロード走行時でも強力なアシストが得られ、よりスムーズな加速が可能となっています。 また、オートマチックアシストモードがアップデートされ、走行状況に応じて「ハイモード」「スタンダードモード」「エコモード」の間を自動で切り替える機能が強化されました。これにより、ライダーはアシストの切り替えをほとんど意識せず、より自然なフィーリングで走行できるようになっています。 さらに、2024年モデルではファッション性にも配慮し、ライフスタイルに溶け込むカラーリングを採用。「WABASH RT」では、オフロード向けの「マットショールグレー」と、都会的な印象の「マットストーングレー」の2色が展開されます。「CROSSCORE RC」は「スペースグラファイト」「マットブロンズ」「カーキジェイド」の3色で、日常からレジャーまで幅広いシーンに対応します。 「CROSSCORE Connected」は、YPJシリーズ初のコネクテッド機能を搭載したモデルで、専用アプリを通じてリアルタイムでメンテナンスやバッテリー残量の管理、走行データの記録など、4つの主な機能を提供します。特に、初心者や自転車知識が浅いユーザーでも安心して利用できるよう、バッテリーリマインド機能や安全運転サポート機能が特徴です。 価格はWABASH RTが463,100円(税込、以下同)、CROSSCORE CONNECTEDが366,000円、CROSSCORE RCが341,000円です。 YPJ - スポーツ電動自転車 | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)