デイリーアーカイブ Oct 30, 2024
軽量・利便性を重視したポータブルチェア「Campster 2」日本初上陸 クラウドファンディングを実施
デンマークSitpack社は7月7日、アウトドアチェア「Campster 2」が日本に初上陸したと発表した。
一ヶ月で約2億円を調達したCampster 2は、SitpackブランドのDNAを引き継ぎつつ、さらに快適な座り心地、上質なデザイン、耐久性、そして5秒での設営可能性という、アウトドアチェアとして理想的な要素を兼ね備えた製品とのこと。
Sitpack社はCampster 2の開発において、市場に存在する多種多様なチェアの調査を行い、最高の座り心地と携行性を追求した。結果、座面がわずかに後傾するシート角度を採用。これにより、背もたれにもたれつつ周囲のアクセスも容易な設計が実現された。これは長時間のくつろぎに最適で、また、荒れた地形においても安定した座面を提供する。それでいて、荷物が限られるキャンプや登山などの場面でもコンパクトに収納可能で、持ち運びや収納が容易な、最高のバランスを実現している。
また、「Campster 2」は一体型デザインにより、設営と撤収がたったの5秒で可能だ。シートポールを4本の脚から開くだけで、カチッと音がするまで軽く引っ張れば設営完了である。
Sitpack社は「Campster 2」において、細部までこだわりを持って製品を開発した。シート部分には高品質な600Dリップストップ軽量ナイロン生地を採用し、背もたれと座席部分は通気性の良いメッシュ素材を使用した。脚部には耐荷重が高いアルミニウムを使用し、持ち運びに便利なキャリーバッグとカラナビを付属している。
加えて、「Campster 2」は着脱可能なシートウォーマー(キルティング/フリースカバー)や、チェアが砂に沈みにくいグラウンドシートなどの追加オプションを提供し、オールシーズンでの利用が可能だ。
なお、「Campster 2」は国内最大級のクラウドファンディングCAMPFIREで、8月31日(木)までの期間、割引特別価格で購入可能だ。シートウォーマーやグラウンドシート付きの“デラックスセット”など、多数の魅力的なオプションを揃えている。詳細はCAMPFIREのページで確認できる。また、7月8日までの期間、クーポンコードURLから支援を行うと、さらに5%OFFとなる。
関連リンク
Campster2:かつてない軽量・利便性を実現した快適ポータブルチェア - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
JR西日本、’臨時くろしおサイクルツアー’発売開始 和歌山のサイクリングとフィッシングを楽しむ
JR西日本は7月7日、臨時くろしおサイクルツアーの発売が開始すると発表しました。和歌山県中部、紀中エリア(御坊市、由良町、日高町、美浜町、日高川町、印南町、みなべ町)を舞台に行われるサイクルイベント「HUB23」は昨年からスタートし、JR西日本はこのイベントに合わせて、自転車を分解せずに乗車可能な「臨時くろしおサイクル」を運行しています。
「特急くろしおサイクル」は、2022年10月からきのくに線白浜~新宮間の特急くろしおで実施しているサービスです。自転車を分解せずに専用カバーに収納し、車内に持ち込むことが可能です。昨年初めて天王寺~御坊間で臨時くろしおサイクルを運行し、今年は天王寺~印南間を夜行で運行します。
今年は「HUB23」に参加する客様に加え、新たに「SHIMANO SQUARE」プロデュースのRide&Fishが楽しめるプランも提供します。両方のツアーはそれぞれ日本旅行専用サイトで発売中です。
ツアーの第一弾は、貸切特急「くろしおサイクル」で和歌山・紀中サイクリングの旅です。大阪方面からの「HUB23」参加者には最適のツアーとなります。特急くろしおサイクルは夜行運転を実施し、自転車は専用カバーに収納するだけで分解不要です。1名で2席を使用する快適な特急車内で朝まで過ごし、紀中のサイクリングを満喫できます。
ツアーの第二弾は、貸切特急「くろしおサイクル」で行く和歌山・RIDE&FISHの旅です。「SHIMANO SQUARE」とのコラボレーション企画として、自然を五感で楽しむ新たなライフスタイルを提案します。早朝から船釣り、釣った魚でランチを楽しんだ後、昼からはサイクリングと岸釣りが楽しめます。シマノのインストラクターも同行するので、初心者でも気軽に参加できます。
関連リンク
~貸切特急「くろしおサイクル」で行く~和歌山サイクリングの旅2023/西日本23-122 (nta.co.jp)
~貸切特急「くろしおサイクル」で行く~RIDE&FISHの旅/西日本23-145 (nta.co.jp)
オランダのハイテクEバイクメーカー「Vanmoof」経営危機に 資金調達の失敗で破産する可能性も
オランダのメディア「NRC」は2023年7月12日、アムステルダムの地方裁判所は自転車ブランド「Vanmoof」が支払停止になったのを認め、2名の管財人を任命したとの記事を公開しました。
支払停止とは、企業が倒産を回避するために債権者から一時的に保護しようとするのを助けるように設計された特定のシステムです。オランダのHet Financieele Dagblad(FD)によると、同社はKOGAやHAIBIKE、Lapierreなどの自転車ブランドを保有しているアクセルグループや、GAZELLE、GT、SANTA CRUZ、Cannondaleなどのブランドを保有しているPonグループにアプローチを行いましたが失敗したとのことです。
Vanmoofは、新規の資本注入が決裂した結果、火曜日夕方にアムステルダムの裁判所に支払い猶予を申請して認められました。
水曜日にアムステルダムのVanmoof本社を含むヨーロッパの数十の店舗を全て閉鎖し、インターネット上では、修理のために持ち込んだ自転車を受け取ることができない顧客がドアの前で待っている写真を見ることができます。
Uitstel van betaling voor fietsenmerk VanMoof - NRC
VanMoof vroeg concurrenten Accell en Pon vergeefs om miljoeneninvestering (fd.nl)
VanMoof enters Chapter 11 status after months of rumors (bike-eu.com)
裁判所は管理者を任命し、今後、新規の注文や新たな融資等、重要な決定について管理者の許可が必要となるとのことです。
2009年に設立されたVanmoofは、当初は洒落たデザインを採用した人力自転車を製造。その後、2016年に、アプリと連動し、盗難防止装置などが搭載したハイテクEバイク(電動アシスト自転車)を発売しヒット。ここ数年、同社はEバイクのみの製造に専念しています。
Vanmoofは新型コロナウイルス感染症が大流行した時に大きく成長し、2021年の売上高は前年比29%増の8300万ユーロに達しました。生産能力を拡大するため、同社は継続的に多額の投資を行いこれまでに数回のラウンドで約2億ユーロの資金を調達しています。
売上は急増し、2020年から2021年にかけて、売上高は29%増の8300万ユーロに達したとのことですが、金利上昇により資金調達が難しくなっているとのことです。
また、Vanmoofは、Eバイクの部品に関してほとんど自社で設計していますが、この方針により故障が頻発しています。2021年までに同社は修理と保証で800万ユーロの損失を出しただけでなく、アフターサービスが十分に対応できなかったため、修理のために数カ月待つなどのトラブルがありました。
このような問題により、2019年には約600万ユーロ、2020年には3500万ユーロ、2021年には約8000万ユーロの純損失を計上していますが、Vanmoofは投資家からの新たな資本注入によって運営を続けてきましが、このような事態になったとのことです。
Vanmoofは同社の経営陣と管財人が活動を継続できるような解決策を見つけるために動いているとのこと。現在、VanmoofブランドのEバイクを購入することはできません。仮に、Vanmoofが経営危機から脱しても、現在は様々なブランドから、Vanmoofと同等かそれ以上のハイテクEバイクが販売されており、非常に辛い戦いとなるでしょう。
仮に同社が倒産した場合は様々な問題が待っています。Vanmoofに使われている部品は、ブレーキやハンドルなどVanmoof専用の部品が装着されているため、維持し続けるには他社が生産を引き継がなければなりません。また、Vanmoofの鍵はスマートフォンアプリなどを使う必要があるため、同社が倒産して会社を引き継ぐ所がいない場合は、スマートフォンアプリが消滅し、VanmoofブランドのEバイクは動かすことができなくなります。今後の動向に注視する必要があるでしょう。